「今週は俺と付き合ってみない?」
――――高三の冬、俺はとある月曜の朝、同じバスケ部に所属する後輩のお前と偶然顔を合わせた。
もとはと言えばこの偶然が、全ての始まりだった。
学年を問わず女生徒に人気のお前は、「月曜日の一番初めに告白してきた相手と必ず恋人になり、週末には必ず別れる」と噂されている。
その綺麗な顔で月曜の朝を賑わせ、そして週末に「ごめん、君の事好きになれなかった」なんて台詞で七日間限りの恋人に別れを告げるらしい。
身勝手甚だしい幕の閉じ方をするわりにお前の人気が相変わらずなのは、先週まで付き合っていた相手とは一切関係を断ち、相手が望むスタンスで誠実に接するからなんだそう。
一週間限定の恋人―――。
お前はそこに、一体何を望んでいるんだろう。
たったの一週間で相手の何がわかるんだろう。
……なあ、
「今週は俺と付き合ってみない?」
たちの悪い、俺の軽い冗談が
とある月曜日からの人生の色を変えた。
>>1 ルール
>>2 主pf
>>3 ロルテスト用絡み文
原作:セブンデイズ
Tatibana Benio