【K】

美咲と一緒にいたい。‥けど、ずっと一緒に居るってのは無理なんだろうな。
（横目で相手の様子を見るとフッと笑みをこぼし、自分より遠い方の肩に手を伸ばし引き寄せ。）

子供だろ。
（凭れられると倒れそうになったがこらえ、ぎゅっと抱き締め。）

っ…そ、それはねえよ！猿比古と俺はずっと一緒なんだよ！高校になっても一緒なんだよ！！
(相手の方に引き寄せられるとプイっと視線そらすが無理という相手の言葉に異常に反応すれば胸倉掴み強い口調で上記言いきると肩を上下に揺らしながら呼吸して、

…子供で、悪いかよ。
(とうとう諦め 開き直るように呟き相手の温もりに包まれれば大人しくなって、

！‥美咲。本当にさ、ずっと俺と一緒にいてくれるの？
（胸ぐらを掴まれると目を見開き、両肩に手を置くとそのまま背中に移動させ抱き寄せ、弱々しい声で尋ねてきて。）
　
美咲、子供だから暖かい。
（ギュッと強めに抱き締めるとほほえみを浮かべて。）

当たり前だろ。卒業しても俺達はずっと一緒だ。…どうしたんだよ、猿比古らしくねえよ？
(抱き寄せられて弱々しく問う相手に眉潜めてそっと手を頭に乗せると不器用ながらもぎこちなく撫でて上記言い 色々と不安になってきたのか珍しく焦っていて、

っ、猿比古、近い…
(強く抱き締められ心地よさそうに笑み浮かべるも 改めて今の状況を把握すると急に恥ずかしくなってきたのか若干頬赤くすると服の袖を握ったまま見上げて、

久々にあげとくな。

ずっと、ずっと一緒？
‥俺だけをずっと見てくれるのか‥‥？
（どこかに行ってしまいそうだと思っており、背中に回していた腕に力を入れギュッと抱きしめ。）

気のせいだろ。‥顔も赤いし風邪でも引いた？
（近いのは気のせいだと言い少し離れて顔を見ると赤くなっていたので、ニヤァと笑いからかってみて。）


美咲、なかなか顔を出せなくてごめんな‥？

お、おう…ずっと一緒だ！だからよ…そんな顔すんなよ？
(抱き締められる力が強くなれば撫でるのをやめて ぐいっと顔近付けたかと思いきやコツンと額くっつけてニッと笑い 、

か、風邪なんて引いてねえよ！赤くもねえ！この、バカ猿ーっ！
(相手の顔見ると更に赤くするも犬が吠えるようにギャンギャンと否定して そばにあったクッション手に取れば相手の顔面に向かって投げて、

平気だぞ？暇な時に来てくれるだけでいいから気にすんな(ニッ

…あげとくな。

ん。‥‥美咲は俺の隣でずっと笑っててくれたらいい。
（額をくっつけられたので驚くも顔が近くにあったので少し頬を赤くし、フッと笑みを浮かべ

っ‥美咲、暴力反対ー。
（クッションを投げられれば横に避け棒読みで言って、顔を赤くしてるのを見てニヤニヤと笑っていて

また返事が遅くなった‥
美咲ぃ、ごめんな？

おう、ずっと…な。
(そっと額離せば少し頬赤くしてる相手を愛おしく思い 再び抱き着けば鎖骨あたりに頭のせると 瞼重くなってきたのか 眠そうな顔して、

避けるな！バカ猿！アホ猿…っ、…。
(相手に避けられると更に怒りがこみ上がってきて 罵声浴びせるも ニヤつく相手を見れば急に大人しくなり俯いて、

ちゃんと返してくれるから大丈夫だ。

約束を守ったら‥友達止めるからな。
（再び抱きついてきたので少し驚き目を見開くも、背中を優しく撫でてやり「美咲、眠たいの？」と聞いてきて

ん？‥美咲、急に黙り込んでどうしたんだ？
（相手をからかい楽しんでいると急に大人しくなったので近寄り、顔を覗き込んできて

美咲は‥こんな俺、嫌じゃないの？

友達、やめる…っ？
(眉潜め 制服を強く握って嫌というように顔うずめて。相手の問いかけに小さく頷き 「今日猿比古の家泊まりたい…」と弱々しく呟き、

っ、ぐす……。
(顔覗かれると慌てて顔隠して 嗚咽しながら強く抱き着いて相手の声も何も聞かずただしがみつくようにくっついて、

嫌じゃねえよ！むしろ好きだし…

‥‥まぁ、冗談だけどな。
（顔を埋めたのを見るも背中を撫でる手は止めず、「別に良いけど。‥‥家族に言わなきゃいけねーな。」と言って

っ‥美咲、どうしたんだって言うんだ‥‥？
（急に変わった相手を見て動揺し、顔を隠してしまったので取りあえず頭を撫で

好きなんだ‥。
美咲ぃ、俺のこと好きってなら‥好きを行動で表せよ。

‥‥まぁ、冗談だけどな。
（顔を埋めたのを見るも背中を撫でる手は止めず、「別に良いけど。‥‥家族に言わなきゃいけねーな。」と言って

っ‥美咲、どうしたんだって言うんだ‥‥？
（急に変わった相手を見て動揺し、顔を隠してしまったので取りあえず頭を撫で

好きなんだ‥。
美咲ぃ、俺のこと好きってなら‥好きを行動で表せよ。

猿比古…眠い、もう寝る…あと頼んだ…っ
(背中撫でられると瞼閉じ 睡魔に襲われるのを感じれば相手に言いたいことだけ言い 服をきゅっと握り締めたままスヤスヤとそのまま静かに寝息たてて眠ってしまい、

なんでもねえよ、目にゴミが入っただけだっ
(頭撫でられるとまたじわりと涙浮かべて 何度も強く目を擦りながら口任せの言い訳して、

なっ、そんな恥ずかしいことできっかよっ！

はぁ？‥‥美咲、ふざけんな‥って、寝たか。
（後を頼んだと言ったのを聞き目を見開き溜め息を吐き反論しようとするも、眠ってしまったので止めて姫抱きをし家へ足を進め

‥もしかして、拗ねた？
（目を擦っているのを見てきょとんとし、たずねてきて

美咲なら出来るだろ？
それとも、俺のことが嫌いだから出来ないの？

…(微動だにせずスヤスヤと規則正しい寝息たてて全く起きることなく眠っていて、

拗ねてねえよ！別に、拗ねてなんか…っ兎に角、なんでもねえよ……
(相手の言葉にピクッと反応すれば思い切り否定しようと相手見るも言葉を飲み込んで そっぽ向けばポスッとソファに座り、

！…ど、どうしろってんだよ、バカ猿…っ
(包み込むように抱き締めて 耳まで真っ赤にしたまま頬に軽く口付けて、

気持ちよく寝やがって‥‥。
（規則正しい寝息をたてて寝ているのを見て舌打ちをするも歩みを止めず歩いていて

ホントは拗ねてるんだろ？美咲、素直になったらいいのに‥‥
（自分から目をそらしたのを見て溜め息を吐き近寄ると、隣に座りジーッと見つめ　

美咲ぃ、遅くなってごめんな‥。
っ！‥‥みさき‥。
（まさか相手が口付けをしてくるとは思っていなかったので驚き固まっていて

ん…っ……
(相手の舌打ちにも全く反応せず 少し丸くなって顔埋めるような体制になり、スヤスヤと寝ていて

別に拗ねてねえよ！…つか、こっち見るなよ。
(何度も拗ねてないと言い張り 相手が隣に座って見つめられると少し頬赤くしてそっぽ向こうとするが目をそらしたら負けると勝手な勝負を頭に浮かべると躊躇いながらもじっと見つめ返してみて、

本当に遅かったな…別に嫌いになったりとかしねえけど、その、少し不安っつうか寂しいっつうか…(視線泳がせて
……これで、満足か？(未だに頬真っ赤にしたまま見つめて、

‥‥幸い誰も居ないから良かったけど。
（暫く歩いているとようやく家に到着し誰も居ないのを確認し、鍵を開け自分の部屋へ足を進め。）

‥なに？美咲ぃ、もしかして目を逸らしたら負けるって思ってるの？
（負けじと自分の方を見つめていたのでフッと笑い、どうせこんな事しか考えていないだろうと思い頬に手を伸ばし。）

本当にごめんな‥？美咲を不安にさせて悪い‥‥。（頭を下げ謝って
ああ、満足だよ。（自分も頬を赤く染め