僕のご主人様は何処……？<nl,gl>

……
(コクンと頷き「ご主人様の名前知りたい…」とうつむきながら問い

俺か？俺は片桐　和人
(相手がうつむきながら問いかけると上記のように自己紹介をして、「お前は？」と名前を聞いて

(１０時あたりまでオチますね

僕…？僕には名前なんてないんだ
(相手に作り笑いを向けて上記を述べ「ご主人様って呼べばいい……？」

(/了解です

え…それじゃあ、前のご主人にはなんて呼ばれてたんだ？
(相手が作り笑いとひと目でわかる笑いをこちらに向けると上記を述べて「お前の勝手でいいよ」と言って

『椿』って呼ばれてた…
(小さな声で上記を述べて「わかった…」と言い

じゃあ、これからも「椿」だ
(相手が小さな声で自分の名前を言うと微笑みながら上記を述べて、しばらくすると家に着いたようで「着いた、さ、入って」と玄関の鍵を開けて手招きして

うん…
(家に着くとよそよそしく「お邪魔します」と言い家に入り玄関でウロウロして

何してんだよ
(家に入るが玄関でウロウロする相手に、上記のように問いかけて「早く上がんな」とリビングの方に親指を指して

あ、はい。
(相手が指す方を向けば靴を脱ぎその方向にむかい「僕はどこにいればいいんですか…？」と聞き

あげます

う～ん…そこらへんに座っといて
(と学校用のバッグを置きながらリビングを指差して「腹減ってないか？」ときいて

好いてます……
(と正直に言えばお腹を擦り「でも、僕が食べてもいいんですか…？」と不安そうに問い

んじゃあ、何か作るか…
(相手が腹減っているというと、上記を述べて、相手が不安そうに問いかけると、「当たり前だ」と何か準備しながら言って、すると頭の中で何かが引っかかっていて「お前、前のご主人様にどんな扱いされてたんだ？」と相手はどこか悲観的な感じなので気になって

今考えるとペット扱いだったのかな…
(作り笑いをしながら上記を述べれば「でも、たまに優しかったんだよ？」と前のご主人様との事を懐かしんでいて

そか…
(相手が作り笑いをしながら言うと、少しばかり静かにして、「俺は、お前を一人の人間として見るから」と言って、「はいよ、お上がり」と相手の前に料理を出して

雇われてるようなものだからしょうがないよ…
(と微笑みながら言い「いただきます」と言うと同時に両手を合わせて

雇われ？
(相手が微笑みながら言うと首をかしげて、「そうか…」と何か考え込んだような顔をして、「ま、ウチにはいつまでもいていいから」と相手の前に座って微笑みかけて言って

え、でもご主人様のお部屋片付け終わったらどうするの…？
(パクパクとご飯を食べながら「一生僕を雇うのは無理でしょ？」と不思議そうに問い

何もしなくていいよ、
(相手が不思議そうに問いかけると微笑みながらそう言って、「どうせ片付けてもまた散らかるし…」と言いかけると「それに、お前は雇うんじゃんない、ただここにいてもらうだけ、捨てもしないし、一生ここにいていいんだよ」と言って

ここにいるだけ……？
(聞きなれない言葉に首をかしげて「お仕事しなくてもギュッてしてくれるの…？」と不安そうに問い