無実な少女と幽閉王女

やっぱり！　ねえ、なんで悪いことしようと思ったの？（相手の答えに予想と当たったため嬉しかったのか小さく飛び跳ねると、響かない程度に手をたたいてはさっきの控えめな態度はどこに行ったのやら、目を輝かせながら相手に近づくと首をかしげながら前から思っていた疑問を聞いてみて「え？　あはは、なんか面白そうだったから。」と笑いながら頭をかくとそう答えて）

さぁ？たぶん王宮では跡取りとか金とかそういうの独り占めしたいとかそんな理由になってるとおもうけど（視線を外し、冷めた瞳でそう返す。しかしその瞳が一瞬だけ憂いを帯び、「…してないっつーの」と悲しげに呟く。そして顔をあげ、「あんたここにいていいの？みてわかるとおもうけど、ここ凶悪犯詰めこんどくとこだからばれたらまずいんじゃない？」と尋ねて）

なるほどね～･･･そんなこと思う人がいるんだ。（腕を組みながらいまいち納得していない、というような顔をするが、一応わかったのか頷いてはため息をついて「え？　してないってどうゆうこと？」と相手のつぶやきを、耳は普通に良いので聞き逃さず、キョトンとした顔をすれば檻に顔を押し付けながら聞いて「あ、そうだった！　まあ、いいんじゃない？」と適当な返事をすればバレない程度に笑って）