匿名です 2013-12-10 00:03:55 |
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いや、でも……
(バツが悪そうに相手を見れば、“…お願いしてもいいですか“と申し訳なさそうに呟いて。扉の開く音がすると、鍵を閉め忘れた自分を恨み、“多分、もう来る…“と言えば相手の後ろに身を隠して
…取り敢えず知り合い?
(困った様な相手が後ろにまわるのを見つつ宥める様に出来るだけ優しい声で話しかけては此方にやってくる相手が相手の兄だとは知らず、何時もの態度とは違って何処か無愛想気味に「…どうも。」と目の前に居る人物に軽く会釈し)
……お兄ちゃん。
(小さな声で呟く。“似ていない“と数多くの場面で言われてきたが、確かに兄は身長が高く、どこかキリッとした顔立ち。“どーも“と、不機嫌そうに答えては2、3歩近付き
…あー、噂の。
(昨晩の話を思い出しては苦笑いを浮かべ少しばかり目線の高い相手を見上げては小さく微笑み「噂はかねがね伺ってます。…弟さんの恋人の真柴です。」ハッキリと自分が恋人であると認めては近づいて来る相手から相手を隠す様に立って)
ちょ、俊汰ッ…!?
(相手があまりにもはっきりと、オブラートに包まずに言うものだからびっくりすれば上記を述べて。噂、というはやはり昨晩のことだろうと思い返せば“杞憂の悪口じゃないよ?ただ、ほら、あはは…“と相手に隠れつつ顔だけ覗かせれば自分よりも威厳のありそうな兄を見つめて、“恋人ってどうゆうことだよ、裕男だろ“とびっくりしている様子
うん、そうっすね。
(目の前の兄も、後ろの相手も驚いているというのに割と冷静で、それどころか穏やかな笑みすら浮かべては顔だけ覗かせる相手の腕を掴んで引っ張ると自分の目の前に出し、相手を背中から抱き締める様な体勢になっては「俺、祐さんの事大好きなんで。」と穏やか乍真面目な目で兄を見て)
わっ…
(流れるような相手の行動に何かを言うような隙はなく、“大好きなんで“という素直な言葉み耳から胸に響き、唖然とする兄に向かい、“オレも、俊汰が大好きなんだよ。てか、杞憂だって、高校の時に同じ部活の後輩と付き合ってたじゃん“とさりげなく兄のことを指摘すれば唖然としていた兄がハッとして、“過去形じゃないし、まだ付き合ってるから。“とつまらないことでムキになり
お、一緒じゃないっすか。おにーさん。
(自分の腕の中で抱かれている相手と目の前の兄との会話にクスクスと小さく笑っては上記を述べ、唖然としているながらもそう言った事に寛容な様子で少しばかり安心。相手の髪を静かに撫でなでながら「…という訳でお泊まりしてただけなんで、気にしなくて良いですよ。」と恐らく弟を心配したのかもしれないと思ってはひらひらと片手を振って)
オレと杞憂を一緒にしないでよ、俊汰。
(兄と同じようにくくられるのは嫌なのか唇を尖らせてそう言うと、まさかのお泊まり告白。“お前、いつからそんな子になったんだよ“とケラケラと笑う兄を蹴れば高身長の癖に痩身だからせきこみ、“じゃあオレはお邪魔だろうから仕事に行くよ“と薄い笑みを浮かべて颯爽と立ち去り
ああ、ごめんごめん。
(謝りつつ目の前の兄に見せつける様に相手の髪にキスしては目の前で蹴られている相手に苦笑し。「そっすね、俺達も学校なんで。それでは。」と制服を見せる様にパタパタと服を見せては相手に明るい笑みを見せて)
謝って済む問題じゃ…
(“学校行こうか“と車の鍵を回せば、まだ着替えてないことに気付き、“ちょっと着替えてくるから待っててください“と相手に向かって言うと寝室に向かって
はーい、珈琲飲んで待ってる。
(相手から淹れてもらった珈琲をマグカップにいれ、手を付ければ相手が出て行くのを見つつ緩く微笑み相手を見送りのんびりと飲みながら相手が戻って来るのを待って)
……これでいっかな。
(クローゼットから黒と白のボーダーのロンTを取り出して上から黒のパーカーを着て、スラックスを履けばジャージをバックにしまい。外は寒そうなのでダッフルコートを持てばリビングに戻り、“お待たせー“と
ん…、もう行く?
(相手は珈琲を飲んでいない事に疑問を抱いては相手の格好を見つつ首傾げ、ふと珈琲を飲み乍ら思い出したのか「…あ、先生。家で下ろしてくれていいよ?此の鞄邪魔だし、此の儘学校行ったら…ねぇ?」自分の服を入れた鞄を家に置いて来る事を思い出しながら学校へ相手と共に学校に行ったら周りから察せられてしまう、と苦笑して)
はい、そろそろ行きましょうか。
(相手の提案に、確かにそうかもしれないと2、3回頷けば“わかりました。でも、寒いのでちゃんと温かい格好……“そこまで言うと寝室まで戻って急いで戻ってくる、その手には昨日相手から借りたマフラーがあり、相手に腕を伸ばしてマフラーを巻けば、“温かい格好してきてくださいね“とふわりと微笑み
…ありがと。
(相手にマフラーを掛けられれば一瞬驚くも直に穏やかな表情に戻り、嬉しそうに目元を少し赤らめては照れた様に呟き。飲んでいたマグカップを水へとつけて洗えばリビングに一度戻り荷物の入った鞄を持てば相手の元へと駆け寄り「…じゃあ行こっか。」と笑っては相手の手を掴み繋いでは玄関の方へと歩き出して)
風邪を引いたら困りますからね。
(自分は授業担任だけだが、クラス担任やクラスメートは困るだろうと思考すれば繋がれた手が嬉しくて頬を緩ませれば自分もリュックを背負って相手についていくように玄関に向かって。まるで同棲のごっこ遊びのようなこの瞬間が幸せで
引かない様にするって。
(へらりと笑っては玄関にて靴を履き、外への扉を開ければやはり早朝に寄る寒さが身にこたえた様で嫌そうに眉を顰め、外への一歩を踏み出しつつ腕にはめた腕時計を見ては未だ時間がある事を確認して。口元を緩めている相手の方を見ながら「早く早く。」と楽しげに手招きして)
誰よりも、オレが心配しますから。
(さりげなく言ってみるがその言葉にはそれなりの重みがあり、本当に心配している様子で。ドアから入り込む風が冷たく身の縮まる気を感じれば“さっむ…“と呟き、相手を見ると楽しげに自分を呼んでいる。“寒い~“と言いながら相手に抱きつき
…じゃあ俺が風邪引いたら看病してよ?
(心配している相手に心が温かくなれば照れくさそうにはにかみ、心配してくれる相手をからかう様に言って。「おっと。…寒いなー。」此方に抱き着く相手を抱きとめては其の心地よさに顔を緩ませ、相手に頬を擦り寄せ。玄関前でいちゃつくなんて本当は駄目なのかもしれないがついつい甘やかす様に髪をわしゃわしゃと撫でて)
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