主 2013-11-23 22:51:07 |
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それなら、よかった。
( 何処か照れ臭そうに、其れでも美味しかったと聞くと此方としても相手の事考えて作った為に嬉しくない筈も無く、喜んでくれた相手に此方も緩りと表情緩ませては「…何時もの御礼だと思ってくれれば良い。」と何時もなんだかんだと自分に甘い相手へのお返しとして受け取ってもらえれば、と。「…風邪の時だが、口寂しいものもあるからな?」と押し付けられる人差し指軽く躱すと反論返す相手に少しばかりにやつき乍何を怒っているんだろう、と態とらしく不思議そうに首を傾げつつ挑発的な目で相手の事見詰め )
そうですね、偶にはお返しして貰わないと。
(自分が好きでやっている事で御礼を言われる様な事はしていないのにと思うもなんとなく其れを伝えるのは辞めて、何時もしてやってるんだと言うかの様に揶揄い混じりにニッと笑って。躱された人差し指を離し乍、何にやついてるんだと軽く顔を顰めて相手を見ては「子供じゃあるまいしそんな事ある訳な…っ…。」母乳離れした子供じゃあるまいしこの歳になってと否定しようとしたが、先程自分から無言ではあったが相手に口付けを強請る様な視線を送った事を思い出しては言葉も詰まらせ、目を見開き段々と顔を赤らめ。
ん、…してもらってる代わりに愛情で返してるつもりだったんだが、足りなかったか。
( 揶揄い混じりの言葉に敢えて乗っかると態と少しばかり残念そうに述べてみては隣で寝転んでいる相手に身寄せ、穏やかな手付きで相手の背中撫でつつ相手の頬に口付けては小さく口角上げて。先程の相手からの目線を自分で思い出している様子の相手にくつり、と喉奥で笑ってみせては「…ん?口寂しいなんて、ある訳なんじゃないか?」と先程の相手の言葉混ぜ返すと段々と赤く染まって行く相手の顔の輪郭指先でなぞって行っては相手の顔覗き込み )
…あの、司さんの愛情はちゃんと伝わってますから…その…愛してくれてありがとうございます…。
(揶揄ったつもりが相手は残念そうにしており自分の発言がそんな風にさせているのかと思えば内心狼狽え頬に口付けを受ければ、もぞもぞと布団を頭迄引っ張り上げて潜り、顔を隠してはぼそぼそと告げて。少し息苦しく思うものの此の発言は自分にとって物凄く恥ずかしいもので、鼓動の早さと熱の所為ではない熱さを体中に感じていて。「…人の揚げ足を取るな!」否定出来ない事が悔しくむすっと不貞腐れた表情をして輪郭をなぞる相手の手を掴んで。
…それは嬉しいな。…愛してる、怜士。
( ぼそぼそと聞こえて来る言葉は相手の顔が見えない乍も相手にとって恥ずかしかったであろうと用意に想像出来るもので簡単に自分の言葉に狼狽える相手に相手には見えていないと知り乍密かにほくそ笑み、布団の中で相手へと腕伸ばすと緩く抱き締め、自分は布団から顔出しつつも相手に聞こえる様に囁いて。「…じゃあ、風邪だからって理由でキスは要らないのか?」と否定して来ない相手に敢えて問い掛けてしまっては自分に取っては我慢ならないが其れを隠してみせるとそれでも構わない、と言った風を装い、曖昧に微笑んでみせ )
…俺も…愛してる、司。
(相手がほくそ笑んでいるなんて知らず、嬉しいと聞けばもう残念そうな顔はしていないだろうかと気に掛かかるも布団から出るタイミングが掴めず未だ潜っていて。不意に抱き締められ囁かれる言葉に落ち着きかけていた胸の鼓動が又少し速くなるのを感じつつ、ゆっくりと抱きしめ返してはもぞもぞと布団から目だけを覗かせて相手を見、自分もだと告げては何となく呼び捨てで呼んでみて。「…別に…。」要らない訳無いのだが相手の相手はそれでも構わないと言いたげな感じむ、としては"要る"なんて言い辛く意地を張ってしまい曖昧な言葉で返して。
…やっぱ熱あるよな、御前。
( 抱き締め返してくれるだろうという事は予め推測はついていたがまさか相手から呼び捨てで呼ばれるとは思っておらず思わず驚きに軽く目見開いては、普段なら滅多な事ではそんな事言わないのに、とばかりに失礼乍しみじみと上記呟くと何処か照れた様に目元赤らめて目細め、「…有り難う。」と小さく呟くと抱き締める力強めて。「…要らないのか?」間の空いた返事といじけた様な口調に其れが嘘だと察すると安心しつつ、相手の頬をなぞってみては親指で相手の唇軽く撫で )
…そうかもしれません。…でも、偶には呼び捨てもいいでしょう?
(無意識に呼び捨てをしたりする程重症ではないと言おうとするも、此の侭熱の所為にしてとことん甘えてみるのも悪くないと思う自分も居て。数秒迷えば後者を選び、全く熱の影響はないとは言えずこんな気分になるのは多少は影響しているのだろうと思いつつ、布団から顔を出しては小さく微笑んで上記を述べ。照れた様な表情を見せる相手を可愛く思い乍「此方こそ。」と同じく小さく呟き。「…貴方はどうなんですか。」要らない訳ない事くらい分かってる筈なのにと更にむすっとしては、あれだけ日頃からスキンシップの多い相手が口付けが無くても大丈夫な訳がないと分かっていつつも態と相手へと振って。
偶にじゃなく、いつもそれでも構わない。
( 漸く布団から顔出す相手に愛おし気に目細めては布団の中の腕其の侭僅かに力入れるも相手が風邪という事考慮し何時もよりは控えめで。何時も敬語で接する相手はクリスマス以降は普通に戻ってしまった為に相手から親し気に呼ばれるというのは此方としても嬉しいものがあって。滅多に呼ばれない下の名前に柄にも無く照れてしまうと相手の答えに頷いてみせ。「…御前が正直に話してくれたら、聞かせてやる。」珍しく相手の言葉先に要求してみせては此方へと話題振って来る相手の言葉躱し、相手が要らないと言わない迄自分の事言う気がないのかじぃっ、と相手見詰め )
こういうのは偶にだからいいんですよ。
(呼び捨てで呼べば相手は喜んでくれるのだろうが、自分としては特別な時に限定したく相手の頬へと触れてはふっと薄く微笑んで。クリスマスの時敬語を無くせと言われた事を思い出し、自分はとても親しくしているつもりであるが相手には余り伝わっていないのだろうかと少し不安になり。「…其の返し、ずるい。…要らない訳ないでしょう、馬鹿。」相手へと話題を振れたと思ったが見事に返されてしまえば不服そうに相手を見て伏せ目がちに暫く沈黙するも、正直に伝えて。
…其れもそうか。
( 何時もだと貴重さが無くなってしまうというのも理解出来ない訳ではなく、成る程と頷いてみせると相手から触れられる手の温かさに緩りと微笑み。風邪だから早く寝かせてやりたいのに、と思うが相手との戯れも楽しんでしまうのは何時もの事で。「…よく出来ました。正直でいい子だ。」悪態づかれるも素直に告げる相手に満足げに微笑んでは自分の答え示す様に再度相手の唇に軽く口付け、小さく微笑んだ侭相手から少し身を離して )
…ん、…そろそろ眠たくなってきました…。
(此方の言いたい事を分かってくれた相手に穏やかに目を細め、小さく欠伸を漏らしては片目を擦り乍やっと眠気が起こった事を告げてもぞもぞと擦り寄る様に相手の背中へと腕を回して。「…」口付けようと顔を近付けて来る相手を見て、やっぱり相手も同じ事を思っていたんじゃないかと思いつつ口付けを受け入れて。子供扱いする様な発言と結局自分が折れるハメになった事に、腑に落ちないという表情を浮かべて。
嗚呼、分かった。…良い夢を。
( 擦り寄る相手に自らもポンポンと子供あやす様に背中柔らかく叩いては、静かに相手に囁き掛け、自分も直に寝てしまいそうだと思うと相手抱きかかえる様に体勢変えて。「…俺だって御前が必要なんだ。…そんな不満げな顔するなよ。」自分が誘導したとは言え納得いかない、とでもあからさまに言っている表情に慰める様な言葉告げるが表情は何処か愉し気で、間近の距離の侭相手の後ろ髪を撫でて )
…司さんが居れば、いつも良い夢が見られます。
(相手の温もりと腕に安心感を感じウトウトと瞬きを繰り返し乍珍しい事を告げたかと思えばすやすやと寝息を立てて。「…俺が…必要?」相手の一言にじん、と胸を打たれた様で相手との距離感すら気にせず愉しげなに何処か嬉しそうに相手をじっと見詰めて再び問い。
…そっか。…おやすみ、怜士。
( 何処か眠そうな声で嬉しい事呟く相手に僅かに驚きで目見開くも此方の反応意に返さず寝息立てる相手に愛おし気に囁いては眠っている相手の唇にそっと口付け落とすと緩く抱き締めた侭自分も瞳閉じて。「…必要だ、…既にかけがえの無い存在だと分かる位。」機嫌直した様に此方を見詰め嬉しそうな口調で問い掛ける相手に今度はするりと言葉紡いで見ては相手の目じっと見詰め返し相手からの言葉も待って )
……ん…。
(カーテンの隙間から差し込む光の眩しさで目が覚め少しぼんやりした後、額に感じる微温い感覚に気が付き額へと触れてはそう言えば風邪を引いたんだったと再認識しするも体の倦怠感は大分無くなっており、良かったと密かにほっとして。見詰められ紡がれた言葉にドキッとし込み上げてくる何かと鼓動の速さを感じつつ、照れた様に俯いた後其の侭片手で相手の腕を掴み「…俺も。」と小さく呟いて。
…んん…、…。
( 暫くして自分も朝の光感じて瞼薄ら開け、ぼんやりする思考の中既に起き始めている相手視認すると緩く抱き締めた侭の体勢だった為に相手の背中へ回す腕の力少しばかり強めると相手を抱き寄せ、寝惚けた振りで狸寝入りを続けて。小さく呟かれた言葉は自分の願った物でうまくいった事に思わず口角上げて、自分の事を必要としてくれる相手嬉しそうに目細めては、「…お互いに必要としてるんだから其れで良いだろ。」と宥める様に述べ )
…司さん?…寝顔…可愛いな…。
(明日からの仕事に支障は無さそうだと覚醒し出した頭でぼーっと考えていれば突如引き寄せられ、声は出さないものの驚き相手が起きたのだろうかと名前を呼び顔を上げてみるも狸寝入りには気が付かず、まだ眠っているもんだと思いじっと寝顔を見詰めてはふっと微笑み小さく呟き少しだけ、と相手の唇にそっと触れるだけの口付けをして。「…だからって、風邪の時に何度もキスをするのは良くありません。」宥める様に述べられては漸く顔を上げ、何処と無くまだ納得がいっていないという表情を浮かべて自分の言い分も分かってくれと言う様に告げて。
ん…、。
( 問い掛けられた名前に返事せずに居ると間近にいる為声も聞こえ緩みそうになる頬堪えていると唇に触れた柔らかい感触に耐え切れなくなり頬緩ませると自分からも相手の上唇に軽く吸い付いて唇舐めとると上機嫌に顔離して、「…目覚めの口付けが怜士からとは、随分と御褒美みたいな寝起きだな。」と愉快気に声掛け。「…分かった、極力我慢はする。御前に迷惑かけたくもないし。」此方を見詰め言いたい事伝えようとする相手に漸く此方も折れると肩竦め乍風邪の相手に苦労かけたくないのは自分も同じな訳で )
…んっ…お、起きてたんですか!?
(一瞬だけ触れて直ぐ離れるつもりだったのだが相手から口付け仕返された事に目を見開き驚いて相手を見れば愉快そうに此方を見ていて、寝ていると思ってやったのにと顔を赤らめ狼狽え口は開きっぱなしで自分の行動を恥じらい。「迷惑なんて、そんな…ただ移したくなくて…。」迷惑になんて思っていないと困った様に眉を下げ、移らないとは限らないのに危ない行動は控えたいと思っただけだと告げて。風邪なんて引いていなければ、幾らでもして欲しいなんて思うも素直に言える筈もなくて。
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