主 2013-11-23 22:51:07 |
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…食後の薬だから今じゃなくても良いぞ?
( お碗に残った分の粥を装い流し台に奥ともう片手にグラスに注いだ水と粉薬を持つと相手の元へと戻り、ふと相手の方を見ると苦々しげな表情で呟いている相手へ苦笑しては相手の目の前に薬と水を置いてやり、自分の席にお碗を持って座って。「…いただきます。」と手合わせて呟いては口にお粥を運ぶと病人用に僅かに味を薄めた為に少々味気なくも感じ。相手の様子を時折ちらちらと眺め見ては食べようとしている相手をうかがっている様子で )
…薬、飲まなくても大丈夫です。此れ位、直ぐ治ります。
(相手が手に取り持って来たのは薬の中でも一番苦手な粉薬で更に眉の皺を濃くしては目の前に置かれた其れを見詰め乍"薬を飲む程でもない"とあからさまに拒否をして。「…いただきます。…ん、美味しい。」食べ始めた相手を見て自分もと同じ様に両手を合わせて呟き、一口食べればふわりと卵の落ち着く味がしふっと表情を緩めては思わず呟いてしまい。一口食べれば食欲も増進され食べ進めて。
…子供か…。…錠剤あったか…。
( あからさまな拒絶に思わず呟いてしまっては粉ではなく錠剤なら未だ大丈夫だろうか、と後で探そうと決めつつ自分の口の中にも粥を入れて行き。美味しそうに微笑んでいる相手にほっと一安心し、「…よかった。…無理しなくていいからな。」どんどん食べ進めるのは良いものの気持ち悪くならない様に、と気を回しつつ自分も着々と椀の中の粥を食べ進めて行き )
…苦手な物くらい誰にでもあるでしょう。
(相手の呟きにむ、とするも早く治す事に専念するべきかと思い直しては錠剤がある事を祈るが無かった時は腹を括るしかないと小さな事に一大決心する覚悟を決めて。体と同時に心も多少弱っているのか相手の優しさが身に染みれば食べ進めていた手を止めて、控え目にチラリと相手を見ては「…あの、…ありがとう、ございます。」と途切れ気味になり乍も告げては柔らかい笑みを浮かべて。
それはそうだが、…薬くらい飲めた方が良いんじゃ…、
( 苦手な物はあるとは思うが風邪の時に薬を拒否する姿はやっぱり子供の様で、其れでも相手の事を考え探してやらなければと決めつつ仕方なさそうに呟いて。唐突に此方を見たかと思えばふわりと微笑んで告げられ、熱によりいつもより紅潮した頬と力の抜けた笑みにぐっと来てしまっては一度食べる手を止めつつ「…どういたしまして。御前が治ってくれさえすれば其れで良い。」と困った様に眉下げつつ微笑んで )
…飲めます、飲めますよ。苦手なだけで飲もうと思えば飲めます。
(仕方なさそうにする相手にこんな時でさえ負けず嫌いが顔を出し、更にむっとしてはいざとなれば飲めると意地を張り。相手の一言にドキッとしては「…司さんの為に早く治します。治ったら、いっぱい構って下さいね。」と相手に心配掛けないように早く完治させようと思い、今は移るかもしれないという警戒から口付けもお預けと決めており相手からされると照れてしまうが出来ないと思うと何処か寂しく余計にしたいと思ってしまうもので"構う"と遠回しの表現に変えて告げて。
…はいはい、了解しました。
( こうなると言っても聞かないという事を分かっている為に呆れ混じりに肩を落とすと後での事は考えず今は食べ切ってしまおうと。いつもなら照れて否定して来るのに相手から言ってきた”構って欲しい”という様な言葉に先程から鼓動が落ち着かない訳で、「…ん、…治ったら幾らでもな。」いつもの調子に戻ったらまた照れてしまいそうだが回復したら幾らでもくっついていられる、と考えては相手の体調を心配しつつ回復させようと考えて )
…此れ、飲みますから。
(自分の強がりから粉薬を飲むハメになりそうになり自分の発言に後悔するも一度言い出した事には責任を持たなければと食事を進め乍飲んでやると覚悟を決めて、目の前にある薬に視線を落とし述べ。自分でも珍しい発言をした自覚はあり、何時もなら照れる様な事も今はポロッと口に出してしまい風邪を引いた時に心細くなると言うのはこういう事なのだろうかと思考を巡らせ"幾らでも"との事に嬉しくなり「…はい。」と微笑み俯けば残りのお粥を食べ終えて。
…無理しなくても錠剤探してきてやるぞ?一番手元に合った奴ってだけだし。
( 強がりやら負けず嫌いはよく知っているが其の所為で飲もうとしている相手に最早呆れと感心が入り交じった様な表情で見つめては無理をせずとも一個くらいはあるだろう、と述べてはまじまじと薬眺めている相手に述べ。自分の分のお粥も食べ終え「ご馳走様。」と呟き目を上げると相手も食べ終わった様子で、残しても良いと言ったのに間食している相手に嬉しく思いつつ皿を重ねては「…何か飲むか?」と寒いであろう相手に何か飲むだろうかと問いかけ )
無理なんてしてません。粉薬の方が良く効くと聞いた事もありますし、大丈夫です。
("ご馳走様"と手を合わせ呟けば気を利かせて錠剤を探すと言ってくれる相手に決心が揺らぎそうになるが自分の性格上後に引く事は出来ず大丈夫と言って除けては、粉薬を手に取り封を開け薬を見詰めては覚悟を決めた様に薬を口の中に含み水と共に流し込みゴクンの飲み込んでは「…不味い。」と顔を顰めて。思ったよりも食欲も出て完食しほっと一息ついては何か飲むかと尋ねてくれる相手に珍しく甘い物が飲みたいと思い「ココアが飲みたい。」と告げて。
嗚呼、大丈夫か…?
( やたらさっきと言ってる事が矛盾している相手に何を言っても無駄だろう、と一種の諦めを覚えると其れ以上何も言わず、袋を開ける様子を見守っては大丈夫かと少しばかり心配し、案の定飲み込んだはいいが顔を顰めている相手の傍へと歩み寄ると気持ち悪そうにしている相手の背中をポンポンと撫でて。「…了解。」と珍しく甘い物の要求にふっ、と微笑んでは食器を流し台へと置き、其の侭マグカップを棚から取り出すとココアを作り始めて )
…ん、…。
(分かってはいたものの慣れない苦味に余計に気分が悪くなりそうだと顔を顰めていれば相手が背中を摩ってくれ、大人しくしていればふと、ある事を思い付き相手の首へと両腕を伸ばし弱々しく此方に引き寄せては口付けをして。此れで少しは口の中の苦味が薄れるだろうと思い付いた結果の行動で。今日の自分の気分は珍しいものだとココアを作ってくれている相手の背中を見詰めていて。
…ん、んっ…。
( 辛そうな顔をする相手に困った様に眉下げて見詰めていると何をするかと思えば両腕に手回され、弱い力に押し返すなんて事が出来ず其の侭相手の口付けを受け入れては驚きに僅かに目見開き、相手の意図を察すると相手の咥内へと舌を滑り込ませては僅かに薬の苦みが残る咥内を舐め取って行き。相手の分を作っては出来立ての温かいココアを相手の元に持っていき、「…ほら、出来上がり。」と柔らかく微笑んでは相手に差し出して )
…んん、…んっ…。…御免なさいっ!
(相手は此の行動の意味を悟ってくれたのか咥内に相手の舌が入って来たかと思えば苦味を舐め取る様にされ、苦味が薄れてくれば眉間の皺は無くなり此方からもぎこちなく舌を絡め出し。何故か口付けをとても待ち望んでいた気がすると上手く回りきらない頭でぼんやり考えていれば、相手に移さない為であった事を思い出しては目を見開き相手の胸に両手を当ててはぐっと押し返し唇を離せば、自分とした事がと申し訳なさげに謝って。「ありがとう、司さん。」出来立てのココアを差し出してくれれば応える様に微笑み返し乍受け取れば手の平に伝わる暖かさを感じ。
…ふ、……。謝んなくていいから、落ち着け。
( 相手と舌を絡ませ乍も本来の目的を果たす為ゆっくりと相手の咥内を愛撫する様に薬の苦みを舐め取って行っては薄目開くと表情が和らいでいる事が分かりほっとするが、唐突に押し返され唇を離してはきょとんとして。何故離されたのか、何故謝られたのかよく分かっていないものの不安げな相手の表情に困惑気味に眉下げると宥める様にぽんぽん、と相手の髪を軽く撫でて。「どういたしまして。此れ位お安い御用だ。」それで相手が笑顔になるのならどうってことない、とばかりに柔らかい笑みを浮かべては安堵した様な其の微笑みを眺めつつ自分も先程座っていた席に再び座って )
…でもっ、…司さんに移ったかもしれない…。
(移らない様にと心掛け口付けは治る迄しないつもりでいたのに思わず咥内の苦味を薄める為とはいえしてしまった事に後悔と自己嫌悪感を抱き、相手は落ち着けと宥めてくれるが相手に菌を移してしまったかもしれないと狼狽え不安げに相手を見上げて。相手の入れてくれたココアに口を付け咥内に広がる甘さに表情を緩めては「そうだ。俺、今日は自分の部屋で寝ますね。」思い付いた様に声を漏らし相手と視線を合わせれば移さない為にも自室で寝ると告げて。何時もは寝室で共に寝ているが今回は自分風邪を引いているし少しでも移る可能性を低くしようと考えての結論で。
…あのな、キスぐらいで移んないって。
( 自分の秘書乍恐らく自分の体調を気遣って不安げな表情なのだろうが其処迄自分が普段の体調に気を遣っていない訳ではなく、だらしない乍或る程度の注意をしている訳で。体調が弱ると精神も弱るのかいつにもまして心配そうな相手に苦笑を浮かべると髪を撫でていた手をするりと頬へ下ろして頬を撫で。「…一緒に寝なくて大丈夫か?」相手も疲れてるのだろうし体調が悪い時は一人で休息も必要だろう、と思うがいざという時に居なくて大丈夫だろうか、という不安もあり一人で寝ようとしている相手を見つめつつ何処と無く心配そうに告げて )
…本当ですか?
(自分が何処からか貰って来てしまった為に相手に迄風邪を引かせてしまうなんて嫌だと今更乍自分の行いを悔やんでいれば、そんな事位で移ったりしないと聞いて落ち着きはしたがやはり心配で未だ申し訳なさそうに相手を見詰めて。頬を撫でる相手の手にそっと触れ。「…やっぱり、マスクして…一緒に寝る。」自分の体調の急変を案じてはいなく、ただなんとなく心細さを先程から抱いており夜、何時もある相手の温もりや寝息が感じられないというのは寂しく思い、せめてもとマスクをして寝る事にしココアを視線を落として告げて。
…それに、もし俺が風邪引いても御前が看病してくれるだろ?
( 遠慮がちに此方を見る相手に何処か自信ありげに上述を述べると頬に添えた手を其の侭に相手の唇へと触れるだけの口付けを落とし、間近の距離でふ、と穏やかに微笑んでみて。自分が倒れるのは避けたいがそれでも相手が同じ様に看病してくれるならそれでも大丈夫だろう、と考えてしまって。「…マスクって息苦しいだろ、寝る時迄そんなものつけなくていい。」自分が傍に居ればいざという時動いてやれる安心感もあるがマスクは呼吸がし辛く、睡眠時にそれをつけては風邪なのも相まって寝れないのでは、と懸念すると緩く首を横に振って )
…そりゃ、勿論。俺が看病しますけど…。
(相手が風邪を引いたとなれば勿論自分が全力で看病するつもりだが、自信ありげな相手にだからと言って移してもいい訳ではないだろうと。触れるだけの口付けに移る可能性が上がるのにとむ、として。「でも…、…それ位はしておかないと不安ですし。」相手はマスクをしなくていいと言ってくれるも何も対策もなく一緒に寝るのは不安で腑に落ちないという表情をしてはココアから相手へと視線を移して。
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