主 2013-11-23 22:51:07 |
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聞いておいて何ですか
(多分聞いてくれてはいるのだろうが短い返事に少々むっとしては何やら考える様に見える相手を首を傾げて不思議そうに見て。「わ、ちょっと!俺は立たせて欲しかっただけです!」相手が近付いて来れば求める様に更に腕を伸ばしたが予想外の相手の行動に驚き相手の首に腕を回し自分の求めていた事と違うと慌てて述べ。
聞いてるし理解してるから安心しろ。
( 案の定疑って来る相手に小さく笑っては顔を上げ、不思議そうに此方を伺う相手にわしゃわしゃと髪を撫で回して。「知ってる。…なんとなくな。」自分と10cm近くも身長差があるからか此方にしがみついて来る相手に腕を回して抱き上げても十分に支えられるくらいには相手は軽くて。_ちゃんと食べているのだろうか、とありきたり乍不安になってしまうものの抱き上げた侭リビングへと歩き出して )
…何を考えてたんですか?
(相手の言葉に機嫌を直せば大人しく頭を撫でられ乍相手を上目で見ては尋ねて。「なんとなくって何ですか!下ろして下さい!」信用はしているが落とされては敵わないと回した腕はそのままにリビングへと歩き始める相手自分で歩けると強気で訴えかけ。
御前と同じく内緒。
( 機嫌の直った様子の相手に手を下ろせば上目遣いに可愛らしいと思うものの先程の仕返しのつもりなのか、したり顔で上記を述べて。「暴れると落とすからな…。」実際は相手を怪我させる様な事等しないつもりではいるものの余り騒がない様にと言う意味でボソッと呟き乍もリビング迄の道程はもうすぐで )
真似しましたね、一体何を考えてたんですか?気になります!
(自分の真似をする相手に僅かに口角を上げては、何を考えていたのか気になり相手に詰め寄りじっと見詰めて。「っ!…またそうやって脅すんですから」落さないと分かっているが唇を尖らせむすっとしてはボソッと呟き、回した腕の力を少々強め。ふと相手の顔が近くにある事に気が付けば気付かないだろうと静かに相手のこめ髪にそっと口付けをして。
…御前が白状するなら考える。
( 自分ばかり言うのはどうも気が引けるのか詰め寄られてもけろりとした表情で言って退けてはどうする、と言わんばかりに緩く首を傾け。「別に少しの間だろ。」寝室から居間迄の短い距離であるのもあってか何とも思わずにいうも、流石に自分の肌に相手の唇が触れた事位は分かるのかくすぐったそうに小さく笑って。そうこうしている内にあっさりと居間迄辿り着いてしまえばひょい、と相手を床に下ろして )
…俺はただ今後の参考に…
(相川の問い掛けに躊躇う様に視線を逸らし間を空けては諦めて打ち明けようかとも思ったがやはり此処で全てを話して仕舞うのは勿体なく思い、今の時点で話せる事のみをボソボソと告げて。「とは言っても、恥ずかしいんですってば!」唇を離した瞬間に笑う声が聞こえバレてしまったかとドキッとしたが何も言ってこない相手にたまたまかとそっと胸を撫で下ろし。リビングへ辿り着き下ろして貰えばもう、と相手を見上げてはむすっとした表情で。
今後、ねぇ…。
( 視線を逸らす相手に此方は只鸚鵡返しをするだけでじっと相手を見詰めては気まずそうな相手へ視線を注いで。「はいはい…。御前が背高かったらこんな風に行かないんだから、俺は此れで良いんだけどな。」自分としては相手を抱きかかえたりするのは苦じゃなく寧ろ相手とくっついて居られるから嬉しい為に、未だ拗ねた様な表情で此方を見る相手にクツクツと低く笑い乍返せば少し屈み、宥める様にして相手の唇に軽く口付けて )
…俺は言いましたよ、次は司さんの番です。
(視線を逸らした侭相手の視線をひしひしと感じては自分は答えたと言う様にチラリと相手を見遣っては答えを促す様に述べて。「っ…キスすれば何でも解決すると思って…!」此方としては体格差や力量を思い知らされる様で又、密着する気恥しさもあり何か腑に落ちなくて。宥める様に口付けられては薄らと頬を染め手の甲を唇に当てて変わらない拗ねた様な表情で軽く睨み付けて。
此の先何か利用価値があると思って?
( 先を促されて気がつくものの相手が明確な答えを返して来ないなら、と言った意図もあってか緩りと笑みを浮かべては相手の視線を躱す様に述べ。「解決、と迄は行かないけど…宥める方法の一種としてな。」自分が言葉に不器用なのもあってか行動で示すしかないと考えている事もあり、睨みつける相手に仕方なさそうに微笑んで )
…一緒じゃないですか。じゃあ、今欲しい物はありますか?
(自分も何を考えているのかめいかくに言わなかったのだが相手から聞き出せなかった事に少々不満を抱いておりそれをあからさまに顔に出してはどちらも結論は同じではないかと納得いかなかったが、唯単に本当にそれだけなのかもしれないとこれ以上聞くのはよそうと不満げな表情を辞めて話題を変えて。「…このキス魔。」宥める方法なら他にもあるだろうに、と思い乍もこの方法で機嫌を直してしまう自分に返す言葉がなく睨むのを辞めればボソッと悪態をついて。
…御前が考えている事、当ててやろうか?
( 話題を変えた相手の表情を黙ってじっと見詰め、其の間も先程の相手の発言と今度の言葉で少し核心が見えて来たのか、其の核心が自分とほぼ一緒だという事に思わず出そうになる笑いを堪えては相手の質問に答えずピッと人差し指を相手の唇に添えては喰えない笑みで微笑んで。「良かったな、御前だけにだ。」否定はする気がないのか事実だと認めているのか、ポンッと相手の頭を撫でては楽しげに述べ )
何ですかいきなり…。…どうぞ。
(突如考えていた事を当ててやろうかと言われれば何を分かったと云うのか此方は疑問に思っており、自分にとっては貴重な情報収集になる話題に変えたと云うのにと面倒くさそうな表情をして相手をみては一応聞いておくか、と先を促す様に述べ。「別に喜んでいません。…朝食の用意して来ます。」相手の"自分だけ"という言葉に弱く内心照れ乍も嬉しく思っているが、ツンとした態度澄ました顔で述べては頭にある相手の手を軽く払い除けてはスタスタとキッチンへ向かって行って。
…クリスマスプレゼント。
( 相手の色を聞いたのも其の方が相手に分かり易い様にものが選べるから、と言った自分の思考もあってかそう呟いてみては正解は?と言わんばかりに緩く首を傾げ相手の様子を伺って。「…何か手伝うか?」ツンツンとした態度に仕方なさそうに肩竦め、曖昧な笑みを浮かべては払われてしまった手を下ろしゆっくりと相手が向かって行ったキッチンの方へと歩いて行き中を覗いては少しは何かしら手伝おうかと声を掛け )
…っ…何で俺が司さんにクリスマスプレゼントなんてあげなきゃならないんですか!
(あっさりと図星を当てられてしまえばピクッと表情が引き攣り、動揺を隠せず目を泳がせては当たってないと言う様に強気で否定し、普通は気付かないフリをするものだろうと内心むっとして。「うーん、そうですねぇ…じゃあ卵を使って一品作って貰えます?」冷蔵庫へと辿り着けば扉を開け卵を2つ取り出しては声を掛けてくれた相手の方を向き卵を差し出し、自分はその間トーストとサラダ、ヨーグルトの準備をしておこうと考えており。
…認めないなら、俺からのクリスマスプレゼントもいらないな。
( どう考えても慌てふためく相手の言葉を小さく笑っては上記を述べ、其の言葉の裏には自分も相手と同じ事を考えていたという妙な偶然を表していて。何処迄も考え方が似て来てしまっている事に困った乍らも満更でもなさそうに微笑みを浮かべて。「…了解。」目玉焼きだろうかスクランブルエッグだろうか、何も言われなかった為に暫し考えてはふと閃いた様に卵を受け取っては頷いて調理台へと向かい )
…っそうですよ!プレゼントしようと思ってたんです!何か文句ありますか!
(相手からのプレゼントを欲しくない訳が無く諦めた様に開き直って述べてはバレてしまった恥ずかしさから頬を染めむっとして相手を見詰め。驚かせようと思っていたのもあり少々残念に思いながらもバレてしまったものは仕方が無いと。「お願いしますね。」何も指定しなかったが大丈夫だろうかと自分も準備をし乍チラチラと相手を気にして視線を向け。
…ほんと、分かり易いから困るよな。お互いに。
( 似通った思考である事を再確認しては自分でも少しばかり考えてた為に少々残念にも思って。其れでも当日迄に何か喜びそうなものを用意すれば良い、といったポジティブ思考もあってか特にめげる様子も無くて。時折此方に投げ掛けられる視線に気付きそんなに不安か、と苦笑を浮かべ乍ボールに卵を割って掻き混ぜて。其の手つきは意外にも手際良く、暫くすればフライパンの上で熱したバターと共に卵を焼き始めキッチンには美味しそうな匂いが充満して )
…司さんも、考えてたんですか?
("お互い"の言葉にもしかして相手もそうだったのかと尋ね、同じ事を考えていたのなら嬉しいと思えば自分の思考に乙女かとツッコミたくなり。驚かす事は出来なくなってしまったがどっちにしろ相手なら喜んでくれるだろうと特に気に留めず。相手の様子を密かに伺っていたが意外と手際の良い事を知れば安心し又その一面に惹かれてしまいドキッとしては逞しい後ろ姿を愛しそうに見詰めて。
ま、好みの色を聞いた時に大体な。
( 相手なら薄々感づいていただろうと思っていたが気がつかないのはやはり相手が鈍いからだろうか、と勝手に分析しつつ自分も同じだと言わんばかりに口角を上げて。フライパンを動かす姿はどうやらオムレツを作っている様で、相手が見ているとは知らずに調理に集中し二人前を作り上げて。皿へと乗せて息をつけば漸く相手が此方を見ているのに気がついたのか「…どうかしたか?」と不思議そうに問い掛けて )
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