999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽ/非募集]

‥っ､何でもないです!早く行きましょう!(小走りになりつつではあるが足を必死に動かし付いていき。何とか告げた言葉に歩きつつではあるが此方に相手の視線が向けられれば僅かに安堵の表情浮かべ乍繋がれた手に視線を投げたも､その際ふと気が付いたのは何時もの己ではありえない数の此方に向けられる視線｡初めて向けられた其れに思わず一瞬硬直したも直ぐに此処で立ち止まり注目を浴びるぐらいなら､と思い直しては相手の手を此方から握り直し子供の手を引く様に早足で歩き始め｡

？うん、
(一瞬硬直したり早足で歩いたりと相手の行動にまたもや首を傾げるがなんでもないと答えた相手にならばいいか、と大人しく頷き、最初はこちらが引いていた手もいつの間にか相手に引かれていて、握られた手に朝のような、ふわふわと浮いた気持ちになりながら相手の隣に並んで歩き。＿＿昼にも関わらず屋上へと続く薄暗い階段を上がって行けば古びた扉があり、そこを躊躇い無く開けると少しだけひんやりとした風が頬を撫で、ぶつからないよう頭を下げつつ屋上へでれば晴れた空を見上げて「今日あったかいねー」と目を細めて)

本当ですね、心地いい‥(自然な動作で頭を下げつつ扉をくぐるその後ろ姿を何と無くぼう、と見つめていたも直ぐ相手に続いて屋上へと足を踏み入れれば相手の視線の先追い掛ける様に空へと視線投げ。先程小走りになりつつ相手を引っ張ったからか軽く火照る体に吹き付ける風に僅かに目尻柔らかく下げては同意を示しつつ屋上のフェンス前の段差指させば「あの辺でお昼にしますか」と御弁当掲げて。

、そーだねー
(心地よい風に暫くぼんやりと当たり、ちらりと横目で相手を見遣れば微笑んでいるように見え思わず見惚れるが、弁当を掲げてフェンス前の段差を指さす相手に直ぐ頷き。段差のところまで行きふう、と一息つきながら座れば、相手に隣に来るよう己の隣をぽんぽんと叩いて、それから膝の上に弁当を広げ、相変わらず色とりどりのおかずに目を輝かせ箸を持ち、「いただきまーす」と手を合わせてから食べ始め)

隣失礼します｡いただきます‥それにしても相変わらず綺麗な御弁当ですね(相手の仕草の意味を理解しては一つ頷き前者述べつつ弁当片手に隣に腰を降ろして｡近い距離だからこそ何時もより尚はっきりと感じる相手の存在に独り占めだ､と一人小さく目尻下げ｡しかし直ぐにそんな考えを払う様に緩く頭横に振れば手を軽く合わせては食事開始の挨拶を呟きつつ御弁当の蓋開ければ食べ始めたも､ふと視界に捉えた相手の御弁当の中身が色鮮やかなのをみればつい隣から覗きこんで｡

うん、いいでしょー
(一言述べて隣に座る相手を確認すれば満足そうにはにかみ、今朝の登校してきた時と同様に2人きりという状況を実感しながらもご飯を食べ進め。己の弁当を見ては褒めてくる相手に子供のように自慢気な笑みを浮かべ、その時視界に入った相手の弁当に視線をやると「テツヤの弁当も美味しそうだね〜」と己ほどではないにしろバランスがとれてある弁当に目を輝かせ)

叔母さん料理上手ですもんね｡(相手の笑みに此方も小さく微笑み返せば最近は顔を見ていない相手の母親の事が頭を過ぎり｡御隣の好みで良くして貰っていたことを思い出せばつい頬が更に緩み｡久し振りに相手の家に御邪魔したい､なんて感情が湧いてくるも相手の声が降ってくれば｢‥何か食べますか?｣元々少食な己､御弁当を褒められた事が素直に嬉しかったらしく緩んだ笑みで首傾げ｡_もし相手が己の御弁当に手を付けたら代わりに家に行ってもいいか強請ってみようか､なんて｡

んー、まぁね〜
(己自身が作ったわけではないが、自慢でもある弁当を褒められてしまえば恥ずかしさも多少はあるものの嬉しくないわけがなく、顔を綻ばせながら返事をし。願ってもいない相手の言葉に目を丸くするが直ぐに嬉しそうな笑顔を見せ「やった〜！じゃあ玉子焼き貰っていいー？」とどのおかずも美味しそうではあったが躊躇うことなく綺麗な形をした黄色の玉子焼きに目をつけ、伺うようにちらりと相手を見て

勿論ですよ､どうぞ｡(伺う様に投げられた視線に小さくくすりと笑みも漏らしては己の箸で玉子焼き摘めば相手の御弁当に乗せようと思ったも其の綺麗に飾り付けられた御弁当の上に置いて良いのか､と相手に困った様に視線投げ｡しかし其処で不意に思い至った悪戯に楽し気に口角上げれば｢あｰん､しましょうか?｣恋人ごっこを何時まで続けるかなんて期限は設けなかった｡一人心の中そんな事を呟けば首傾げてみせ｡

ありがとー
(快く了承してくれた相手、それに嬉しそうな表情は変わらず礼を述べ、相手が玉子焼きをくれるのを待っていたが何かを悩んでいるような視線を投げられ、己には何を悩んでいるのかさっぱり検討がつかなかったため首を捻るほかなく、相手に問いかけようと口を開いたと同時に、まるで恋人同士がやるようなことを恥ずかしがることもなく逆に楽し気に笑いながら問いかけられ「……あー、」暫し悩んだ後断ることはせず口を開いて)

あｰ､ん｡よし食べましたね､ﾎﾞｸの玉子焼きの代わりに今日敦先輩の家にお邪魔しますね｡(大人しく開けられた口に効果音を付けつつ中に玉子焼きを放り込めたのを確認すればにんまりと口に笑み浮かべ､楽し気な口調で後者告げ｡予定とは違い強請ると云うより只の一方的な取り引きな様な小さな脅迫染みた事となったが此れは此れで悪くないんじゃないだろうか､なんて考えに小さく苦笑にも似た笑み浮かべ乍も一応相手に伺う様な視線投げて｡

ん、おいしー。…え、うちくんの？…まぁ、別にいーけど
(放り込まれた玉子焼きに頬を綻ばせれば味わうように食べ、己の弁当に箸をつけようと目線を下にむけるも相手の口から出てきた言葉に思わず目を丸くし相手を見て、まるで取引のような口調で告げられた言葉だが少し考えるように空を見上げては返事をし、まさか学校が終わってからも相手と居れるとは、と今朝といいこの昼といい今日は意外とツイている日なのかもしれない、なんて考えながら弁当の中身を食べていき)

あ､良いんですね｡ﾗｯｷｰです｡(あっさりと返ってきた了承の返事に少々毒気を抜かれつつもやはり嬉しいのには変わりないらしく更に頬をだらしなく緩ませていき｡其れにしても今日は朝からずっと今も隣に居る己より一回りも二回りも大きい幼馴染と過ごしている､何と無くで始めてしまった“恋人ごっこ”の影響か行き慣れた筈の相手の家に御邪魔するのすら気を抜けば羞恥心が表に出そうで｡｢‥そう云えば恋人ごっこの期限って何時まで何でしょうか?｣何とか平静を保とうと口を開けば何故か咄嗟に出てきたのは今より更に動揺してしまうのが目に見えている質問､しかし先程のｱｰﾝなども己が勝手に今も続いていると決めて行った事､遅かれ早かれ此れも必ず聞かなければならなかった事だと自分に言い聞かせては首を小さく傾げて｡

うん、どーせ帰っても暇だし
(言葉ではどこか素っ気なく言いながらも小さく微笑み、相手が己の家に来るのはいつぶりだっただろうか、と今から楽しみな気持ちを抱きつつ頬を緩めて。話しながらでも食べている手を止めていなかったためか弁当の中身はもう既に残りが三分の一程までに減っており、勿論この弁当だけでは充分に腹は満たされず鞄から菓子を持ってくればよかった、と軽い後悔の念を抱きながら弁当を見つめていると忘れかけていた質問をされ、「…ん〜、俺はやめたくない、テツヤはやめたいの？」何時まで、というのは正直考えていなく言葉の通りこのままずっと続けばいいと考えていて、それを隠すことなく相手に伝えれば今度は己から相手に質問し、己のわがままということはわかっているのかいないのか、断られたら嫌だという気持ちがふつふつと湧いてきては不安気な表情で相手を見つめ)

(/上げておきますね！)

( / 遅れてしまい申し訳ありません‥っ!
上げ有難う御座いました!

確かにそうですね｡‥今日はお菓子持ってないんですか?(素っ気ない言葉も相手の表情みれば其れが態と作られた物だというのは直ぐにわかり｡緩んだ表情みれば胸を緩やかに締め付ける様な幸せ感じれば其の感情の儘小さくはにかみつつ相手の言葉に同意示したもふと相手の手元に御弁当しかないのをみれば不思議そうに後者零して｡常に何かしら食べているｲﾒｰｼﾞすらある相手がお菓子を持っていないのは何処か違和感があり相手に手伝って貰ったお陰で空になった弁当の蓋閉じれば首傾げ相手見上げて｡｢‥いえ､敦先輩と一緒に居るのは楽しいですし､やめるのが勿体無いと思える位です｡｣相手からの問い掛けに何と答えれば良いのかわからず閉じられた弁当に視線落としたも素直に自分の質問に答えてくれた相手に対して嘘を付くのも躊躇われれば､此方も此の恋人ごっこが始まってから思っていた事を其の儘伝える事にしてはやっと弁当から視線あげ不安気な相手と視線合わせ､｢‥本当の恋人が出来るまで､どうですか?｣少しの不安を抱えつつも小さく笑みを浮かべれば首傾げて｡

(/いえ、大丈夫です！
お忙しかったのならすみません！)

鞄に入ってるけど持ってくんの忘れた、弁当食べちゃったら取りに行くー
(常にお菓子を所持している己が今回に限って所持していないことに気づいた相手に問いかけられ、確かまだ残りのお菓子があったはず、と鞄の中身を思い出しながら答えては残り三分の一となった弁当のおかずを見て手を動かし始め。滅多なことが無い限り忘れることのないお菓子の存在だが今回は相手と一緒にご飯を食べるということしか頭になく、楽しみにしていた気持ちが大きかったためお菓子のことはすっかり忘れていて、取りに行くのは面倒だが弁当を食べ終わった後のことを考えるとそうも言ってられず上記を述べて。相手からの返答を聞くと無意識に力が入っていた肩から力を抜き、安堵からへらり、とゆるい笑みを浮かべ思わず「よかったー、」と呟くが次に相手の言った言葉にピシリと固まり。己は本当の恋人は作るつもりがなくこれからもおそらく作りはしないだろうが、相手は己とは違い普通に恋人ができてしまう可能性があり、そんなのを想像するだけで嫌な気分になる、と眉間にしわを寄せれば「…やだ、テツヤに恋人とかできるのやだ」と相手の質問には答えず駄々っ子のようなことを言い出し)

(/あげますね！)

( /遅れてしまい申し訳ありません!
ちょっとばたばたしてまして申し訳ないのですが落ち着くまであと少しこんな遅ﾚｽに付き合っていただけると幸いです。

敦先輩が御菓子忘れるなんて‥｡つい急かしてしまいましたね(相手の言葉に目を丸くしては小さく前者零して｡常に何かしら口にしたりしているｲﾒｰｼﾞが強いからか何だか御菓子を持たない相手に違和感を感じつつも其の原因が己が急かしてしまったからかとふと気が付けば申し訳なさげに眉下げ｡表情には出していなかったとは云え普段の己より幾分も此の昼休みに心踊らせていた自覚はある為少し気をつけようと一人心に誓って｡｢え､いや､あの‥例えですよ?其れにﾎﾞｸはまず存在を認識されるのが先なんですが‥｡｣へらりとした緩い笑みが一変し不機嫌になれば一瞬呆気にとられた表情浮かべ｡しかし其れが己の恋人ができる云々の話からだとわかれば悪いと思いつつもつい頬緩ませれば前者零し｡そして決して冗談でも何でもなく一つぽつりと溜息交じりに後者述べてつつ､｢‥ﾎﾞｸは敦先輩に恋人が出来るまではいりませんね｡｣もし己が存在を認識されて､もし己に好意を抱いてくれる人がいてもきっと己は此の大きくてのんびりとした幼馴染を優先してしまうのがはっきりと目に見えており、困った様に笑み浮かべれば隣の相手見上げて｡

(/そうだったのですか…！わかりました！では待ってますね！)

？別にテツヤのせいじゃねーし
(弁当を食べ終わり仕舞うとどうしてか眉下げて申し訳なさそうにする相手に首を傾げては、ゆっくりとした動作で頭をポンポン撫で。弁当も食べ終わり鞄の中に入っているであろうお菓子を取りに行こうと腰を上げれば何を思ったのか、思いついたように声をあげ「あ、テツヤも一緒にくるー？」とついでに弁当も片付けに行くのか相手を見下ろし弁当片手に問いかけてみて。相手の言葉を大人しく聞いていれば確かに、と小さく頷いてしまい。常日頃から影が薄い相手に気づける人間は限られているから何かしらのことがない限り大丈夫だろうと思い直しては安堵した様にホッと息を吐き。困ったような笑みを向けられながら言われた言葉に目を丸くしつつ言葉の意味を理解すればへらり、と頬を緩ませ「じゃあ俺たちずっと恋人同士でいれるね〜」恋人ごっこを続けられる、という意味なのだが相手に恋人が出来ないことを知るとずっとこの関係でいられる、と嬉しさが勝ってしまいなんとも誤解されそうな言い方で言ってしまえば満足そうな、それでいて嬉しそうに微笑んで)