アッシュ 2013-11-17 22:59:30 |
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まぁ…それは確かに。…お前はこの森から出たいと思った事はあるか?
(最近物騒だと言われれば頷いて肯定し、ふと疑問に思った事を口にしてみて)
私が…?ええ…たまーに、ね…外の世界が見てみたいだなんて…思うの…ここの妖精なのに…おかしいわよね…(遠くを見るように目を細めて自嘲気味に呟いて)
わっ…(馬上からの景色など、それこそ見飽きるくらい見てきたのに今はなぜか不思議と違って見え)
どんな世界が…待ってるんでしょう…
城は見た事あるか?無駄にデカい建物だ。
(不思議そうに周囲を見渡す相手に問い掛ければ、皮肉っぽく笑いながら一言付け足し。馬を走らせていれば森を抜け次第に城下町が見えてきて)
ここの城に住んでるのは人狼ばかりだがな。っと、着いたぞ。
(瞳を輝かせて城を見上げる相手を見て口角を上げれば、城門をくぐり抜け厩へと向かい、馬を止めると自分がまず降りてから相手を降ろして)
人狼…?あなたも…人狼…?(相手に顔を向けて問いかけると「あ、ありがとう…」と微笑み馬上から降り、意外と紳士…なんですね…と付け加え)
ああ、そうだ。さっきも言ったろう?人狼の国の王だと。
(礼を言われば口元に笑みを浮かべ、意外と紳士だと言われてしまえば「そんな事は無い」と言いながら手を引いて城の内部へと歩き出し)
思い出しました…(ゆっくりと頷いて「王様の…あ、じゃなくて…アッシュ様の…部屋、ですか…ならもっと、綺麗にしてくればよかった…」と自分の身なりを見て)
ん、それで良い。
(満足そうに頷けば、自信なさげな相手に「そんなに気にする必要は無い」と苦笑し、部屋の前まで辿り着けば扉を開けて中へ入るよう促して)
しかしお前は此処の国民でもないだろう?だから気にせず呼び捨てで呼べ。
(相手に続いて部屋に入れば「そんなに珍しいか?」と驚いている相手の顔を横から覗き込み)
だとしても…一国の王を、と考えるとやはり…(はにかむように頬を掻くと「はい…!森の中にはないものがたくさん…ところで、これはなんですか…?」と一つの書物を指差して)
様を付けられるのはあまり好きではない。
(考え込む相手に上記言えば、書物を指差して尋ねる相手に「これは本だ。中身は…歴史だな」とその書物をぱらぱらと捲りながら答え)
でも王様…偉い人は、様とつけられるのが好きと…聞いたことが…そんな人ばかりじゃないんですね…(森の中で聞いていた狩人たちの話とは裏腹な答えに驚きながら「歴史…この国の歴史ですか…?」と尚も興味深そうに見つめ)
俺は権威を振りかざしたい訳ではないからな。
(一部の貴族達などを頭に浮かべながら答えれば、「そうだ。歴代の国王やら建国由来、特徴などが書かれている」と言い本を閉じて。ふと疑問が浮かんでこれば「お前は字が読めるか?」と問い掛け)
…そうでもないさ。
(思う所があれば相手から視線を逸らして呟き、字が読めると聞けば「興味があるなら読んでみるといい」と手に持っていた歴史書を渡し)
ふふ、褒め言葉として…素直に受け取ってくださいな…(否定する相手に柔らかく微笑みかけると歴史書を受け取りそれを1ページ1ページきらきらとした瞳で読んで行き)
…分かった。そうしておく。
(照れくさそうに頬を掻きながら相手と視線を合わせれば、興味深そうに本を捲る相手に「…面白いか?」と問い掛けて)
はい…!とても…!こんな歴史があったなんて、知りませんでした…!(相手の問いかけに興奮気味に大きく頷いて満面の笑みを浮かべ「あ、ところで…どうしてアッシュはここへ私を…?」と不思議そうに聞き)
そうか、それは良かった。
(満面の笑みを浮かべる相手につられるようにして微笑めば「お前に外の世界を見せてみたくなったのと…お前が気に入ったからだ」と後半は若干言いにくそうに理由を述べて)
こんな素敵な本を読ませていただいて…すごく嬉しいです…!(深々とお辞儀をして微笑みを浮かべ「私に…外の世界を見せてくれてありがとうございます…ふふ、私もアッシュとても気に入っていますよ…?」とさらりと述べ)
他にも読みたければその辺にあるから好きなだけ読むといい。
(相手の姿を微笑ましく思い自然と笑みを浮かべれば「気に入られるような事をしたと言えば外の世界を見せに連れ出した事くらいだが」と頬掻きながら視線を逸らし)
わああっ…!沢山の書物を…お持ちなんですね…!(書物を見ると嬉しそうに頷き「あとは、沢山の書物で私の世界を広げてくれましたから…アッシュには、とても感謝しています…」と微笑み)
書庫に行けばまだまだ沢山あるぞ。
(自分にとっては何とも思わない事でも相手にとっては喜ばしい事のようで、「なんだったら泊まっていけば良い。部屋なら腐るほど空いているからな」と笑って)
是非…書庫にお泊まりさせてください…!(今まで知らなかった世界を知ることに楽しさを覚えたのか"本“というものにすっかり虜になったらしく)
書庫に泊まるのではなく部屋に本を持ち帰って読め。
(書庫に泊まりたいと言い出した相手に苦笑いを浮かべながら上記を言えば、「部屋に案内する」と書庫に近い客室まで案内し)
書庫は…ダメですか…?ならば、アッシュのお部屋がいいです…!(「暖かいので、読むのには最適ですから…」と言いつつも書庫に近いこの部屋も気になるらしく一人うろうろし)
俺の部屋!?…待て、お前自分が何言ってるのか分かってるのか?
(相手の言い出した事に驚けば額に手を当てて呆れたように言い、「ここでは不満か?」と溜息を吐きながら尋ね)
ええと…何か、おかしな事でも…?(首を捻りながら考え込むも別段変なことを言ったつもりもなく「んー…迷ってるんです…」と眉を下げて苦笑し)
おかしな事って…お前何も分かっていないのか。
(相手の発言に眉間に皺を寄せながら呆れて溜息を吐けば「他の部屋が良ければ遠慮なく言え」と言い「ただし俺の部屋以外でな」と付け足して)
いや、そういう事ではなく…。
(少々焦り気味にそう言っては「書庫だと風邪を引くだろう」と譲らず「せめてこの部屋にしておけ」と今居る書庫近くの部屋を示して)
…俺は男でお前は女だろう。
(深い溜め息を吐きつつ答えれば、落胆の色を浮かべる相手に申し訳無く思いつつも「わかった。寒ければ暖房をつけろ」と暖房を指差し)
成る程…!性別が違うとダメなんですね…!(森の中では暖を取るのに、性別関係なく寝転がっていたのを思い出し「暖炉…?使い方、わかりません…」と不思議そうに首を傾げ)
…まあ、そういう事だ。
(どうにか納得して貰えば溜め息を吐き、暖炉の使い方が分からないと首を傾げる相手見やれば「これは…こうやって使うんだ」と実際にやりながら教えて)
火が怖い?…慣れていないからか?
(相手の過去に何があったかなど知らないため慣れてないからだろうかと思い腕を組みながら問い掛けてみて)
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