一十一 2013-11-15 19:27:00 |
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もしもーし、ニノマエさーん?起きてますー?(漆黒の長いコートの裾を靡かせフードを目深に被り、ニノマエのアジトを訪れれば広い雑居ビルの一室に間の抜けた声が木霊し)
起きてたら返事してくださーい。…寝てたらそのままで居てくれた方が俺としては嬉しいかもですけど。
(代わり来たよ←
んー・・・
((布団にくるまり寝ていると相手の声。答えなくても良いだろう、と考えつつ寝返りをうつ。返事は上記の一言、自分で納得しもう一度寝始め。))
(部屋の奥の方から相手の呻く声が聞こえ、薄く笑った後両足で跳ねるようにしてニノマエの側に近付けば静かに眠っている顔を覗き込み)
学校は今日もサボりですか?教師たちの記憶を書きかえるのは面倒なんでちゃんと行って下さいよ。折角組織に用意させたんですから。
((近付いてくる足音に、半目を開けると相手が近く目を見開き。))
やだ。面倒くさい。
ていうか書き換える必要も無いでしょ?休みだって学校に連絡しておいてね、僕は忙しいんだ。
((相手に背を向け布団にくるまり、暫くすると寝息を立て寝始めて。))
はい。畏まりました。
(やれやれと呆れ気味に返事をすれば、再び床につく相手の枕元に腰掛け)
……全く世話の焼ける駒だこと。
(何の気無しに聞き手の左手で握りこぶしを作り、相手のこめかみ部分へ押し当て)
カエールカエール…俺のことを一目惚れした設定にでもすれば、少しは態度も改まるんでしょうかねー。
頭痛ですか?(無表情ながらも心配そうな声色で声をかけ、辺りを見渡してから相手の掛け布団を整えてやりつつ)
何か食べます?冷蔵庫のありものしかないですけど。
あ、うん...なんか。((痛みがやんでも頭を抑えており、何か食べるかと聞かれれば「焼き肉... なんて、嘘」記憶を書き換えられる前とはやはり何処か違い、冗談を言って))
(いつものような度を過ぎた我が儘を言わずハッキリしない態度を訝しむも、僅かに変わっている様子を楽しみ、頭を押さえている相手の手に己の手を重ねてみて)
今日は大人しいですね。あんまり気分が優れないなら、気分転換に外食デートでもいっすよ。焼肉でも餃子でもフレンチでも。
((重なった相手の手の温もりに思わず笑みが零れ。))
別に何時も同じだと思うよ?
え...良いの?じゃあお言葉に甘えちゃおうかな?
((滅多に見せない笑みを浮かべ「じゃあ全部行こうよ、僕そういう気分」と))
そう…ですね。
(相手の自然な笑顔に僅かに怯み返事に一瞬間があるが、ポーカーフェイスを装い直して手を離せば立ち上がり、コートの内ポケットから取り出した財布の中身を確認し)
ディアブロからニノマエさん用に貰ったカードあるんでいくら食べてもいいですけど、
全部回るとなるとめちゃめちゃ大食いの俺の彼女と違って俺は食べきれる自信ないんで、余したらニノマエさんが食べてくださいね。
うんまぁ...姉ちゃんはアンタを彼氏と認めてないみたいだけど。
((彼女という言葉に一瞬言葉を詰まらせれば嫉妬したのか、上記を言い聞かせて。))
えー...僕が残したらアンタが食べるんでしょ?
まぁ、アンタがそう言うなら、んー...焼き肉だけで良いけど。
((相手の頼みを聞こうと思ったが、少し考えれば上記を述べ))
(どこか上の空げに甘ったるい声で「紗綾…」と呟けば一応血縁の弟の前だということを思い出し、咳ばらいを一つ。)
…じゃあ決定で。焼肉行きましょうか!
さっさと着替えて下さいね。車手配しとくんで。
(素直な相手に気をよくしたのか表情を崩して笑顔を見せ)
(相手が着替えに向かうのを確認すると携帯電話で玄関まで組織の車を呼び出す。焼肉チェーン店へ向かうよう指示し電話を切れば壁にもたれるようにして相手がやって来るのを待ち侘び)
これは、効果…ありって奴か。
(ぽつりと独り言のように言葉を発すると、満足げに口角が緩み。"彼女"と称された相手からは間違いなく最大級の嫌悪の言葉を投げ掛けられるような顔つきになっていて)
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