零零機工斗 2013-11-15 09:41:13 |
通報 |
それとも、煌太さんが巻き込まれるのを一話丸ごと書いた方がいいのでしょうか?
カナチ保護と一緒の回にまとめたら混乱を招くような気が....
あ.....そうだ、短編通りだとショタあるいはロリキャラといるということになりますよね....←ど忘れ
カナチさんがショタならよし、ショタではないのなら煌太さんの登場は先延ばしですね。←←
カナチは18歳ですけど150cmならショタでしょうか....?←←
他にロリ・ショタキャラがいるとしたら....レンさんあるいは臨さんでしょうか.....?
多分、ショタ判定します。年聞いて驚くとは思いますが((((
もしアレならうちのサラリーマンの部屋に異世界人泊めておいても良いですよ?本人も歓迎するでしょうし((((((
――上峰達がアリスと遭遇する数日前――
「ん? ……にんげ…………ん?」
宵星煌太は、地面の上で倒れている人物を見て、驚かざるを得なかった。
まず、服装が変わっている。
大抵のホームレスすらTシャツとジーンズを着ているこのご時世、布を纏っただけの質素な服装はそうそう見ない。
どこかの国の古代から伝わる族の服だろうか。
短いが杖も握っているため、その可能性が高いと宵星は見た。
顔は、見たところ少年の様だ。
歳は中学生くらいだろうか、中性的な顔立ちをしている。
何より目を引くのは、その白い髪だ。
アルビノというやつなのだろうか。
それなら日本人の可能性もあるだろうが、やはり服装が日本人にしてはおかしい。
問題は、何故アスファルトなんかの上で倒れているのか。
そして何者なのか。
「うっ、つぅ……ここは……?」
少年が起きた。
それを見て宵星はハッとした。
少年が倒れている位置、それは道路の上だ。
車が来なかったから良かったものの、今来たら大変なことになる。
道路
そこ
にいたら危ない、と声をかけようと、宵星は走った。
少年はアスファルトをペタペタ触って何やら首を傾げていたが、宵星に気づく様子はない。
しかし、背後から近づくトラックには気づいた様だ。
「おい、危ないぞ!早くそこからどくんだ!」
これじゃあ走っても間に合うかわからない。
不安から少し速度が弱まったが、すぐに全速力に戻して宵星は走った。
しかし、少年が自分から動くことはない。
(もう駄目だ……!)
急ブレーキがかかっても、その慣性で少年の方向にトラックが吸い寄せられていた。
やはり、とても間に合いそうにない。
――ブォンッ!
突如、少年の姿が揺れた。
「あっぶねえええ!」
声のする方向を見ると、真横だった。
少年がこちらの歩道に飛んでいたのだ。
「え?」
飛んだこと自体は不思議じゃない。
生存本能が働いたのだろう。
ただ、あの距離で間に合うことはほぼ不可能だった。
少なくとも、それなりに運動してる宵星でもあれは無理だと確信していた。
「なんだったんだ今の!すっげえ速ぇええ!」
目をキラキラさせながら急ブレーキでやっと止まったトラックを見つめる少年。
数秒前に命の危険に晒されていた者の表情ではない。
「お、おい!大丈夫か!」
トラックの運転手であろう男性が降りてきて、声をかけてきた。
その視線の先には少年と、宵星がいる。
「け、怪我はないか?一応救急車呼んでおくぞ」
悪いのは明らかに道路の真ん中で座っていた少年の方なのに、随分とお人良しな運転手なのだろう。
その目に怒りはなく、純粋に心配だということが伝わった。
「なあ!今のなんだ!?馬車か!?でも馬がいないな、新種の魔物か!?」
「はあ?」
宵星は運転手の奇声と混乱に納得できた。
とても引き殺されそうになった人のものとは思えない、満面の笑みで引きそうになった自分に尋ねてくるからだ。
「……車を知らないのか?」
宵星が、気づいた様に呟いた。
それならその態度に納得……はできない。
死にかけたのだから。
だが、それほどの田舎なら服装も納得できる……かもしれない。
やはりおかしいことばかりの子供だ。
だが、何故か、宵星は咄嗟に対応ができた。
「あ、すいません、救急車は必要ないです、見た通りピンピンしてるので、この子」
「そ、そうか……俺もトラックも中に荷物はないし、無事だから何の問題もねぇな……よし、帰るか。すまねぇな坊主、怖がって……はなさそうだが」
「?」
状況が飲みこめずにいるのか、首を傾げる少年。
その後去っていくトラックを見送り、宵星は行動に出た。
宵星は事情を聞いてみようと決意した。
理由は単純な好奇心ではあるが、放ってはおけないというのもある。
「君、どこから来たんだい?」
「どこって……あ、ここどこだ?さっきまで森にいたのに……確か……銀色の狐!あいつか!あいつ、幻影魔法使えるのか!」
話が明らかに噛み合ってない。
「も、森?この辺りに森なんてないぞ」
「うるさい幻、俺をあの狐の元に返せ!早くあれを売って儲けるんだよ俺は!」
……噛み合うどころかこっちの話を聞いてくれない。
「俺は幻じゃないし、この辺りで狐なんて出ない。 一旦落ち着いてくれ」
「幻じゃ、ないのか……?」
案外あっさりと信じてくれた。
「じゃあ、ここはどこなんだ?」
「ここは紅陽町だよ」
「クレナイチョウ、聞いたことないな……国の名前は?」
「日本」
「全然知らない……」
「……え?」
流石の宵星もこれはおかしいと気づいた。
今いる国の名前すら知らないのではただの田舎者では済まないからだ。
「……ひとまず、うちに来ないか?」
「……うん」
本人はまだ知らないが、異世界人というとんでもない迷子を引き取った宵星であった。
冒頭にしては長い気がするので、これをこのまま(修正した後ですが)投稿し、時間を現在に戻したのを冒頭として書いて金薙さんに渡すという案があるのですが、どうでしょうか?
一応これを冒頭として考えカナチさんに送りました。
スカイプでも少し話し合ったのですが、上峰達はアリスのにゃー探索に着いていってるところでカナチ達と遭遇することになりそうです。
プロローグで主人公は例外だけど、神様パワーで普通の人が干渉すると忘却するーっていう設定があったけど
宵星の場合それ、どうなんの?
原稿届きました!
――上峰達がアリスと遭遇する数日前――
「ん? ……にんげ…………ん?」
宵星煌太は、地面の上で倒れている人物を見て、驚かざるを得なかった。
まず、服装が変わっている。
大抵のホームレスすらTシャツとジーンズを着ているこのご時世、布を纏っただけの質素な服装はそうそう見ない。
どこかの国の古代から伝わる族の服だろうか。
短いが杖も握っているため、その可能性が高いと宵星は見た。
顔は、見たところ少年の様だ。
歳は中学生くらいだろうか、中性的な顔立ちをしている。
何より目を引くのは、その白い髪だ。
アルビノというやつなのだろうか。
それなら日本人の可能性もあるだろうが、やはり服装が日本人にしてはおかしい。
問題は、何故アスファルトなんかの上で倒れているのか。
そして何者なのか。
「うっ、つぅ……ここは……?」
少年が起きた。
それを見て宵星はハッとした。
少年が倒れている位置、それは道路の上だ。
車が来なかったから良かったものの、今来たら大変なことになる。
道路
そこ
にいたら危ない、と声をかけようと、宵星は走った。
少年はアスファルトをペタペタ触って何やら首を傾げていたが、宵星に気づく様子はない。
しかし、背後から近づくトラックには気づいた様だ。
「おい、危ないぞ!早くそこからどくんだ!」
これじゃあ走っても間に合うかわからない。
不安から少し速度が弱まったが、すぐに全速力に戻して宵星は走った。
しかし、少年が自分から動くことはない。
(もう駄目だ……!)
急ブレーキがかかっても、その慣性で少年の方向にトラックが吸い寄せられていた。
やはり、とても間に合いそうにない。
――ブォンッ!
突如、少年の姿が揺れた。
「あっぶねえええ!」
声のする方向を見ると、真横だった。
少年がこちらの歩道に飛んでいたのだ。
「え?」
飛んだこと自体は不思議じゃない。
生存本能が働いたのだろう。
ただ、あの距離で間に合うことはほぼ不可能だった。
少なくとも、それなりに運動してる宵星でもあれは無理だと確信していた。
「なんだったんだ今の!すっげえ速ぇええ!」
目をキラキラさせながら急ブレーキでやっと止まったトラックを見つめる少年。
数秒前に命の危険に晒されていた者の表情ではない。
「お、おい!大丈夫か!」
トラックの運転手であろう男性が降りてきて、声をかけてきた。
その視線の先には少年と、宵星がいる。
「け、怪我はないか?一応救急車呼んでおくぞ」
悪いのは明らかに道路の真ん中で座っていた少年の方なのに、随分とお人良しな運転手なのだろう。
その目に怒りはなく、純粋に心配だということが伝わった。
「なあ!今のなんだ!?馬車か!?でも馬がいないな、新種の魔物か!?」
「はあ?」
宵星は運転手の奇声と混乱に納得できた。
とても引き殺されそうになった人のものとは思えない、満面の笑みで引きそうになった自分に尋ねてくるからだ。
「……車を知らないのか?」
宵星が、気づいた様に呟いた。
それならその態度に納得……はできない。
死にかけたのだから。
だが、それほどの田舎なら服装も納得できる……かもしれない。
やはりおかしいことばかりの子供だ。
だが、何故か、宵星は咄嗟に対応ができた。
「あ、すいません、救急車は必要ないです、見た通りピンピンしてるので、この子」
「そ、そうか……俺もトラックも中に荷物はないし、無事だから何の問題もねぇな……よし、帰るか。すまねぇな坊主、怖がって……はなさそうだが」
「?」
状況が飲みこめずにいるのか、首を傾げる少年。
その後去っていくトラックを見送り、宵星は行動に出た。
宵星は事情を聞いてみようと決意した。
理由は単純な好奇心ではあるが、放ってはおけないというのもある。
「君、どこから来たんだい?」
「どこって……あ、ここどこだ?さっきまで森にいたのに……確か……銀色の狐!あいつか!あいつ、幻影魔法使えるのか!」
話が明らかに噛み合ってない。
「も、森?この辺りに森なんてないぞ」
「うるさい幻、俺をあの狐の元に返せ!早くあれを売って儲けるんだよ俺は!」
……噛み合うどころかこっちの話を聞いてくれない。
「俺は幻じゃないし、この辺りで狐なんて出ない。 一旦落ち着いてくれ」
「幻じゃ、ないのか……?」
案外あっさりと信じてくれた。
「じゃあ、ここはどこなんだ?」
「ここは紅陽町だよ」
「クレナイチョウ、聞いたことないな……国の名前は?」
「日本」
「全然知らない……」
「……え?」
流石の宵星もこれはおかしいと気づいた。
今いる国の名前すら知らないのではただの田舎者では済まないからだ。
「……ひとまず、うちに来ないか?」
「……うん」
本人はまだ知らないが、異世界人というとんでもない迷子を引き取った宵星であった。
――数日後のとある公園――
「待て待て―!」
そこには自分の住んでいた世界と違うという認識をしながらも無邪気に猫を追いかけまわしている少年――カナチの姿があった。
「やっぱりすばしっこいな。だけど速さなら負けないぞ!」
トラック(本人は何かの魔物と勘違いしているが)に轢かれそうになった時に使った加速魔法を使い猫の逃げ道を封じたカナチは容赦なく抱き上げた。
「全くこっちに来てから魔力が回復してないのと同じくらいなのに魔法を使わせやがって、このこの」
言葉では叱っているようだが、実際には撫でまわしたり、モフモフしたりと怒っている様子は全くない。
「煌太もいないから暇なんだよなー。と、なんだあれ?」
|猫(モフモフ)を存分に楽しんでいるとこちらに飛んでくる人の姿を発見して佇んでいると目の前で急停止した。
「″にゃー″を発見。保護を開始する」
「ん?お姉さん誰?」
とりあえず猫を渡すカナチ。それを受け取るアリス。
「アリスは固有名称アリス=|M(ミュー)=カタグラフィ、個体識別コードRDG79J23M8JD。アリスは固有名称の開示を要請する」
「固有名称?名前ってことか?」
「|肯定(ポジティブ)」
「なんかよく分かんないけど、僕はカナチって言うんだ」
「対象の固有名称を″カナチ″で登録。続いて個体識別コードの開示を要請する」
「個体識別コード?んなもん無いぞ」
「アリスは″カナチ″を″上峰達也″と同じであると仮定」
「他にも居たのか」
「|肯定(ポジティブ)。対象までの距離200m。近づいてきている」
「やっと見つけたー。もうアリスったら自分の状況分かってるの?」
「理解不能。説明を要求する」
「つーまーり。私たちは今あのキクトっていう神様のところにいないといけない訳だよ」
「それなら|肯定(ポジティブ)。アリスは帰還場所として″上峰達也″の家をマークしてある」
「それならいいんだけどー?で、この子何?」
「それなら僕が説明できますよ。その子も異世界人です」
「あ、キクトお疲れ―」
「ん?何が起こってるんだ?」
「つまりですね。あなたは異世界からこの紅陽町に飛ばされたんですよ」
「ふーん。で、あんたらは何者?」
「アリスは先ほど名乗った」
「わたしは鳳楽ちゃん。なーんの変哲もない一般人だよー」
「嘘を言わないでください!あなたのような一般人はいません!僕はキクトという神様です」
「僕の住んでるところにあんたみたいな神様はいなかったと思うぞ」
「へぇ、神というのを疑わないんだね」
「ん?一流の召喚士で協会にいる人間なら普通に召喚してたぞ?」
「僕は少し違うんですよね。それで君の名前は?」
「僕はカナチっていうんだ。ここが異世界とするならギイルって世界に住んでいたぞ」
「ギイルですか」
「それってどんなとこー?」
「簡単に言えば剣と魔法の世界ですね」
「ここにいたのか。やっと見つけたぞ」
「おや、割と早かったですね達也さん」
早いの言葉に少し反応するカナチ。
「お前らがどっかに行くから迷っちまったじゃねぇか。それで、そいつもか?」
「はい。そのようですね」
「連れていかないといけないのか?」
「そうなりますね」
「連れて行くって?僕は煌太の所にいるんだけど」
「誰ですか?」
「んーと、営業マンとか言う宵星煌太っていう人のところだ」
「完璧に地球人ですね」
「ん?だったらもうそいつに任せちゃえばいいじゃんか」
「何もわかってませんね?あなたは例外ですがその煌太という人は一般人です。ですのでご都合主義的な神様の力で忘れるはずです」
「あぁ、そういえばそんなこと言ってたな」
「まぁ、強制的にこちらに巻き込むことにしますけど」
「おいこら駄神」
「いや、だってカナチ君を一時的とはいえ救って養っているのですよ?もう普通ではいられませんよ」
「ふ~ん、そんなもんなんだ~」
「あなた達は気楽でいいですね。とりあえずカナチ君」
「なに?」
「友人が出来たから数日後に遊ぶとでも言って、その宵星さんを連れてきてくれませんか?」
「それぐらいなら余裕だぞ!」
「それで?お前は何が出来るんだ?」
「魔法を使えるぞ!見せてやる!」
有無を言わせずに目を閉じて集中し始めるカナチ。
「行け!<スプリット>!」
杖から飛び出した白い弾丸状のエネルギーがポイ捨てされていた空き缶に命中する。
缶は凹みながら吹き飛び、近くのゴミ箱に入っていった。
「どんなもんだ!」
「何今の?」
「無属性魔法<スプリット>ですね。あんなに速いものでしたっけ?」
「僕は速い物が好きだからな!」
そろそろ時間という事でカナチは去っていき、一旦解散という事になった。
ひとまず、編集した方が良いという点を上げてってください
トピック検索 |