零零機工斗 2013-11-15 09:41:13 |
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蓑虫さんがSSを完成させてくれましたよ!
「はー……だるい。面倒だな」
とある学校のとある教室、そこで登頂部が少々怪しい事になっている白髪の化学教師が、淡々と黒板にブタンの構造式を書いている時。一人の生徒が小さく、誰も聞こえない位の声で呟いた。
その生徒の名は宮野和樹。彼もまた、教師と同じように淡々とノートに番書を写しながら、教師の言葉を意識的にシャットアウトして、前の席の生徒の背中に隠してスマートフォンを左手で操っていた。
(ここら辺はもう教科書読んで理解してっからなー。つかあの教師教えんのめっちゃ下手だし、聞く価値無い。教科書読み込む方が効率が良い。
──『少女の慟哭が、空に響いた』っと)
彼が今行っているのはスマホのゲームでも、友人に送るメールやLINEでもない。彼は、小説を書いていた。
彼はとある小説投稿サイトに小説を投稿している、しがない作家だった。まったく読者が居ない訳でもないが、凄く人気がある訳でもない、非常に中途半端なユーザーだ。たった今更新分を書き終え、日曜の零時に更新されるよう予約投稿をする。そして一仕事終わった、とでもいうように軽く首を回した。
そしてこの後このまま次話を書くか、それとも寝るか、という学生としてあるまじき二択で悩む。
「──じゃあここの問題を……宮野!前に出て答えろ」
「ゲ」
そんな事を考えていた罰か、いきなり教師に指された。だが、話を無視していた彼は当然の事ながらその問題が分からない。チラリと右隣の席の友人に視線を送ると、その友人は苦笑しながら、いつも通りシャーペンの先で問題を示した。『エタノールの構造式を答えろ』
「サンキュ、達也」
「ちゃんと話聞いとけよ、和樹」
教えてくれた友人──上峰達也に小さくお礼を言いながら席を立ち、いつも通りの小言をスルーして黒板に向かう。スマホはさりげなくポケットに入れた為、教師にはバレていない。
白いチョークを手に取り、やや汚い字で素早く答えを書く。カカッという音が静かな教室に響き、あっという間に答えを書き終えた彼は軽く叩きつけるようにチョークを置いて一番後ろにある自らの席に戻る。
後ろから聞こえてくる丸をつける音と解説を聞き流しながら再びスマホを取り出して、お気に入り登録してある小説が更新されているのを見つけた為今度はそれを読み始めた。
そんな日常。それが、右隣の友人の影響で崩れ去る事になるなど、この時の彼は想像もしていなかった。
グロリゲスさんの書いたSS
1人の男が居た。
男は猫に心酔し、猫こそこの世を支配するべき存在として崇め始める。
その熱意は彼を突き動かし、猫を神とする猫教の教祖となる。
しかし、彼は道に飛び出した猫を助けるために不運の死を遂げる。
教祖を失った猫教は内輪もめを起こし、瓦解する。
彼が命を救った猫は実は神バステトの使いであった。
バステトはこれほどまでに猫を愛していた男を死なせるには惜しいと彼を甦らせた。
(うぐぐ、俺は生きているのか)
体を起こす。彼は2足歩行が出来なかった。
不思議と気怠さだけで痛みはない。
「あ、猫だ」
(まぢで!?)
周囲を見渡すがどこにもいない。いや、居る。猫毛がふわふわしている。
この毛質は子猫だ!
「ど、どこに」
子猫のモフモフは世界一いいいいい!!
這いずって探すが見当たらない。
しかし、自分の声が嫌に高い気がする。
「にゃ?」
声を出してみるがやはり声が高い。
ふと、横を見れば壊れた鏡がある。
這いずって鏡に寄った。映ったのは愛らしい猫の姿。
猫種はロシアンブルーだろう。
ロシアンブルー
別名、フォーリンブルー、スパニッシュキャット、マルティーズキャット。
一般的に目の色はグリーン。
近年ではブラックやホワイトなどの毛色も見られるがスタンダードなのは名前にある通り、ブルー(猫の場合ブルー=グレー)である。
コラットやシャルトリューと並びブルーの御三家と称される。
御三家の中では細身でしなやかな体つきが特徴的。
ボイスレスキャットとも呼ばれ、あまり泣かない猫としても有名だ。本質は大人しいのだが、運動量は非常に多く、体臭や口臭もほとんどない。
また犬のような性格の猫として評されることもある程、主人に忠実な面もあるが、人見知りでシャイな部分があり、
見知らぬ人間には噛みつく、引っ掻く等や性的な面もあるが、近年ではブリーダーの努力により改善されつつある。
短毛種で毛等の手入れも手間が少なく、飼いやすい猫の代表格として挙げられる。
「きゃわわわ!!!」
あまりの可愛さに自分の顔を押さえる。自分の顔に肉球が当たる。
腕を見ると見事な銀灰色の毛が生えている。
「え?」
パニックになって体を見渡す。
「にゃあああああああ!!俺は、神になったあああああああ!!!」
そう彼は人の記憶と声を持って猫として転生したのだ。
こうして良くしゃべるボイスレスキャットが生まれた。
そして、猫の体を使い猫教の復興と不況を始めるのであった。
1年後、著書「飼い主の上手な飼い方」を使い市内の猫を掌握。
市外からもネコが参拝しにくる程、猫教が広まり始める。
我らがレンさんが書いてくれたSS!
ここは日本。だけど、街行く人の中に人間だけでなく、ロボットや、獣耳が生えた者までいる。
そう、ここは普通の日本とは違って、パラレルワールドと呼ばれるようなところなのだ。
普通の人間が能力のような力まで使えるようなところでもある。
そんな日本のとある東京の一ビル。その屋上に……大の大人たちに囲まれた少女が端に立って街並みを見下ろしていた。
その異様な光景に、下にいる一般人たちは気がつかない。
「さぁ! 武器を捨てて両手を上げて降伏しろ!!」
大勢の武装した大人たちを指揮する男が声をあげる。
その相手はやはりと言うべきか、屋上の端にまっすぐに立っている少女だ。
少女の服装はボロボロ。所どころ切れ目が入っており、素肌が見え隠れしている。着ている服はパーカーにホットパンツ。それだけの格好だ。
とても辺りに見えるビルなどの街並みとはかけ離れた格好だ。
そして中は未発達な胸は包帯で巻いており、下は着てすらいない。だけどこれは本人しか知らないことだ。
なぜなら、少女は脱がされる心配がない。――それだけ強いのだ。
屋上が埋まるほど大勢の武装した大人たちに囲まれているのがいい例だ。
「…………」
そんな少女の目の前にまるで等身大の鏡の様な大きさで穴が開いて浮いている。だけど向こう側には何も見えず、何が繋がっているかは分からない。
後ろに目をちらりと向けると、大人たちはまるでこの存在に気がついていない。
普通の人間ならばここらで一度は引くだろう。だけど、少女はそうではなかった。
「この先は、何?」
少女のか細く、きれいな声がはっきりと言うと、じっとその穴を見た。
そして、その内容を知った。そう、知れたのだ。
「神が……いる……? …………」
少女はゆっくりと手を伸ばす。体が斜めり、地上へと重力にしたがって落ちていく。
「なっ!? こんなところから落ちたら死は免れないのに!?」
「う、撃てぇ!! 撃てぇ!!」
指揮する大人が驚きながらも発砲を許可する。
隊員たちはその手に持つアサルトライフルを一斉に発射させた。
少女はその時、後ろを振り向いて一言だけ放った。
「|止まって《、、、、》」
銃弾がすべて空中で止まる。隊員たちの驚きの目が浮かぶ。
あり得ない。隊員たちの使った銃はすべて、対能力者専用バレットを仕様したのだ。
それすらも止めてしまった少女の手がその穴に入る。とたん、重力に逆らって落下が停止する。
そして……。
――穴が消えていく。少女の姿もまた、その中へと一緒に消えていく。
「なんだ!? えぇい逃がすな!! 撃てぇ!!」
だが、時すでに遅し。
少女の姿はどこにもなかった……。
「一体何が起こったんだ……」
「隊長!! 大変です!! 先程、このビル全体に爆弾が仕掛けられてるとのこと!!」
「何!?」
隊長と呼ばれた男が驚いた時だった。
――ドゴォォォォォンッ!!
派手な音が大反響し、急にビルが傾き始めた。
「に、逃げろぉぉぉおお!!」「うわぁぁぁあああ!!」「助けてくれぇぇぇえええ!!」
隊員が次々と滑り始め、そして屋上から外へとなげだされていく。
それはもちろん、隊長とて例外ではなかった。
「うわぁぁぁああ!!」
この日、東京のとあるビルが全壊。死者は警察特殊部隊を含め、一万人にも及んだ。
『Mission Complete』
そうプラカードを持った少女が空を落ちていく。
閉じていた目を開ける。
眩しい光が目に入り込んできて一瞬目を細める。
自分には過ぎた光だ。
『ここに、私が探し求めた神が居る』
プラカードにはそうかかれてあった。プラカードをしまい、少女は目の前まで来たその森に、落ちた。
がさがさ音をならして、地面へと落ちた時には人間でも死なない程度の速度。
その場に草だらけになりながらもしっかりと着地した。
少女は何事も無かったかのように歩きだした。
自分の目的を果たすために……。
Sky AviationさんのSS
―西暦20XX年 7月某日 PM12:30 房総半島太平洋側沖合35海里地点 DDG173こんごう艦橋―
「目標、全弾撃墜確認。教練対空戦闘配置解除」
すぐに俺『安佐山謙介』は副長からの報告を受ける。
とりあえず訓練での成績は上々だが、ダメコンの対応にまだ少し不安があるということで、そこは副長から各担当乗員に言っておくということになった。
この日は太平洋沖合いでの単艦の戦闘訓練だった。もちろん、哨戒もかねているが。
近年活発になり始めた近隣各国での動きもかんがみて、どうやら日本政府では例年以上に警戒態勢を強化するようだ。こうやって太平洋沖合いでも警戒態勢を万全にとっている。
俺たちもそうだ。そして、その乗艦であるこの、イージス護衛艦『こんごう』は、俺が艦長になって始めてのイージス艦だった。
自慢じゃないが俺はまだ若い。たったの35。こんな若造にまで艦長やらせないといけないとか、今の海自はそんなに人材がないのか。
とにもかくにも、俺の成績が認められたのかこうして高性能な主力護衛艦の艦長をやらせてもらっている。
といっても、艦長になったこと自体つい数ヶ月前の話なのだが、大分この艦にも慣れてきた。
俺自身いつも汎用護衛艦の乗員ばっかりやってたからなのだろうが、最初は特にこいつの戦闘能力には驚かされる。
少し年は経ったとはいえ、やはり腐ってもイージス艦か。
まあ、自己紹介もあんまり長くやると堅苦しい。
とにかく、今俺たちは近海哨戒を含めてこの太平洋沖合を航行している。
「了解。皆お疲れさん。とりあえず休憩に入ってくれ。哨戒担当は交代でやってくれよ」
そういいつつ俺は座っている艦長席の背もたれに思いっきり寄りかかると、軽くつぶやくように言った。
「……はぁ、ま、哨戒っつっても、あんまりここいら辺船舶通らないんだけどなぁ……」
俺がそんなことをつぶやくと、隣にいた副長がとがめるようにいった。
「しかし艦長、そういうときこそ何かが出てくるものです。ここは我慢を」
「それはわかってるんだけどなぁ……。まあ、そうはいっても、この哨戒任務ももう少しで終わりだ。今日の午後には帰れるんだろ?」
すると副長は「はい」と返事しつつ、ポケットから手帳を出して中身をペラペラとめくり始めた。
「……えっと、今日のの午後2時から3時ごろを頃合にして、近海哨戒任務を汎用護衛艦の『あきづき』に引き継ぎます。その後は、本艦は一路横須賀に向けて帰頭の予定です」
「よ~っし、じゃあさっさと終わらせて横須賀帰ろうぜ。もう疲れちまったよ」
そういって右肩を左手で軽くもんだ。
結構肩こってるわな。まったく、最近動きすぎたか。
「……しかし、艦長もお気楽ですね。もう少し緊張感もっても良いのでは?」
「ほう?」
そう隣にいた航海長が言ってきた。
俺は少しフッと笑うと、一言航海長に言う。
「まあまあ。こういうときこそリラックスだぜ航海長。なに、別に任務を怠るつもりはねえって」
「はぁ……、まあ、いつもどおりとはいえ、艦長も変わりませんね。いろんな意味で」
「深く考えちゃダメかな?」
「どっちでもどうぞ」
そういうと航海長は少し呆れ顔でふと、航海レーダーをのぞいていた。
……まったく、もう少し肩の力抜きなって。それじゃこういう集中力使う任務も長続きしな……、
「……ん? おい、これなんだ?」
「え? ……あ、ほんとだ。なんでしょう? ついさっきまでは……」
「おう? どうした航海長?」
すると、航海長がなにやら不審そうに艦橋内に備え付けられていた航海レーダーを覗き込み、その担当の乗員と話していた。
そしてそこにいた乗員をいったんどかせ、自らさらにその中身を見る。
少しして、航海長はいった。
「……航海レーダーに反応があります。大型のものが1」
「なに? こんなところにか?」
俺は艦長席から降りて航海長の隣に立ち、その航海レーダーの表示されている中身を見た。
副長も覗き込む。
みると、どうやらそれは本当らしく、本艦の真正面の方向数十km先に大型の反応が一つあった。
しかし、なんだってこんなところを。ここいら辺は大型艦どころか船舶1隻すらあまり通らないぞ? まさか今時遠洋漁業はありえまいて。
……さらに、俺たちを不審に思わせる点があった。
それが、
「……なんで表示が『UNKNOWN』なんだよ?」
その船舶の表示が不明を示す『UNKNOWN』だった。
これはさすがにおかしい。民間船舶ですら、反応が漁船だってわかるように表示が出るはずで、すぐに向こうの周波数に確認できるようになっている。
だが、それすら出ずに不明だと?
……なんだこれは?
「艦長、どうします?」
副長はこの航海レーダーを見つつ怪訝な顔で聞いてきたが、俺はすぐに指示を出した。
「ふむ、国籍不明となれば、もしかしたら大型の不審船の可能性もあるな。副長、日本政府にこのことを報告してくれ。あと、今こっちに向かっている『あきづき』にも連絡して、こっちとの合流を急いでくれと」
「了解」
副長はすぐに指示通りに動き出した。
俺はさらに航海長に対して指示を出す。
「とりあえず、こいつの動向はマークしておけ。何か動きがあったらすぐに報告を」
航海長も詳細を書き留めるための紙を取りに、少しどかせていたレーダー担当の乗員に軽く指示を出した後ここを離れた。
……俺はそのレーダーを凝視しつつつぶやいた。
「……う~ん、なんだってこんなところに船舶が……?」
不審に思ったが俺はすぐにCICにも方向をするためにこの場を離れる。
……しかしこれが、
後に、大きな驚愕の事実を持ち込んでいることを知ることになるとは、このとき誰も想像していなかった…………
わ、わかってますよ、忘れるわけないジャナイデスカー←
一応、プロローグだけ三人称にしてあとは一人称にしようと思うんですけど、どうでしょう?
つまり物語は作者参加者のキャラ達の主観で進みますね。
とりあえずレンくんのSSにツッコむとしたら、訓練された兵士は1ビルの屋上を埋め尽くすほどの人数では決して動かないということですね(・・`
特に特殊作戦行動中は目立つこと自体が厳禁、少数精鋭は鉄則です(・・`
一万の死者が出るほどの規模のビルなら、全員がアサルトライフルなんて撃ったら、フレンドリーファイア確実ですよ(--`
あ、ここで言っても本人には見えませんね(・・`←
た、たしかにそうですね;...
本人にメッセージで伝えて、修正させてもらうか、こちらの都合で勝手に変えるか、あるいは「パラレルワールドだからOK」と言い張るか......←←←
読者参加の人にもここのURLを教えるべきだと思いますね。
キャラ提供だけの読者参加=投げっ放しだから楽 なんてことになると、作者参加の負担大きくなる一方ですし。
読んで意見を出すことぐらいできるはずですし、他のキャラクターの様子を見て、自分のキャラを作り直すことも出来るはずです(・・`
そうですね.....
忙しい場合は仕方がないと思うので、(そのための読者参加なので)もし可能ならばとURLを送ってみます。
機工斗ちゃん、キャラ変更大丈夫かな~?
詩歌さんから話聞いたけど殺人キャラ結構無理っぽいじゃん?
変更OKならメッセ送って~。私またキャラ設定を送るのと、登場シーンも書くからさ~。
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