ー*ﾐｶｻとｴﾚﾝ【非募】

嫌だじゃねぇぞミカサ…こら！苦しいからちょっとだけ力抜けって。離れなくていいからよ。な？（強く抱き締めて弱めようとしない相手の頭を撫でて、言い聞かせるように）
ん？…どうだろなー…お前がアルミンに好きとか言うのは苛々するけど、確かにクリスタとかアニがアルミンを好きとか言うのは別に何とも思わねぇなー…
アニか…憲兵団に行ったもんな。元気なのか、あいつ。あいつと訓練同じになるのなかなか楽しかったなぁ（と言い思い出したように懐かしんで）

わかった…痛くして、悪かった(申し訳なさそうに力を緩め)そう…私が、もし…ジャンのことを好きだと言ったら…？
…！(楽しかった、という言葉にピクリと反応し、ムッとした顔をして)心配ない、またあの時みたいに訓練がしたいのなら私が付き合おう。私は、アニよりも強い。

はぁ…お前、本当力凄いよな（力が緩まりホッとするが、ジャンを好きだと言うとどうすると言われ、何となくムカッとして不機嫌な顔になり）
はぁ！？なんだよ、お前ジャンの事好きなのか？なら俺に抱き付いてないで、ジャンに行けばいいだろーが！（グイッと相手を放して離れて）
…別にお前に付き合って貰わなくてもいいよ。そんな意味じゃねぇし！

エレン…(控えめに相手へ手を伸ばし)ごめんなさい、ジャンのことは全く好きではない。もしもの話…だった…。私は、あなたに捨てられたら居場所がない…帰る所が、ない…(思わず泣きそうになり、伸ばしていた手を引っ込めると俯いて顔を隠し

…（暫く黙ってジッと話を聞いていたが、今にも泣きそうな顔をする相手をみて、何故か胸が痛み）泣くなよ…悪かった、ごめんな？ミカサ。なんかよ、お前が俺以外の奴の事好きだの言ったら苛々するんだよなー…何でか分かんねーけど（ソッと手を引いて此方に引き寄せて）

ごめんなさい…。私は、エレンしか好きじゃない(相手の肩へ顔を埋め)今は、それでもいい。いつか、私と同じ気持ちになってもらえたら、嬉しい…

…ミカサの言う好きってのが、俺にはあんまり良く分かんねぇけど…でもお前の事は普通に好きだぞ？アニやクリスタも好きだけど、ミカサはちょっと違うかもな。他の奴には苛々しないしな（眉を下げて優しい顔で相手の背中に両腕を回して抱き寄せて）

…ありがとう。今はそれで十分、嬉しい(安心して表情を緩め)エレンは、私の家族。そして、一番大切な人…。エレンの側に、居たい…

俺もミカサは大切な人だぞ？(相手の頬をペチペチしながら)当たり前だろ！ずっと側に居たらいいからな？

……(無言で何度も頷き)エレンが何処に行っても、着いて行く。私は、エレンを一生守る(グッと拳を握り

付いて来るのはいいけどよミカサ…守らなくていいって言ってるだろ？（ハァと溜め息を吐いて、相手の頬をつねって）俺はお前に守られなくてもなぁ、大丈夫なんだって何度も言ってるだろ

エレン、痛い…(相手の手を軽くつねり)じゃあ、誰がエレンを守るの？私はエレンが好き。だから、守らなければならない。

（痛いと言われるも、引っ張られる顔が可愛らしく思い。だが口には出さず、離さずにそのまま力を緩め頬を持ったまま、己の手をつねる指を反対の手でペシッと払って）あのなぁ、誰にも守られなくても俺は大丈夫だっつってんだろ？心配いらねぇよ！それより、マフラー暑くないのか？

っ⁉(離してくれると思っていたが、相手の予想外の行動に驚き目を見開く)…それでは、私はエレンに何をしたらいい…私はエレンが心配で堪らない(難しい顔をして悩み始め)
暑くない。これがないと、落ち着かない…

はは！なんだよその顔（目を見開く顔につい笑ってしまい、やはり離すのは止めようと思い離さないまま）別になんもしなくていいけどな…なら、ただ側に居ろよ。それなら悩まないだろ？（マフラーを引っ張って）そんな気に入ったのか？これ

(仕返しに自分も目をジッと見ながら相手の頬を無言でつねり)…確かに悩まない…けど、それだけでいいの？(不安そうな表情になり)これはエレンと家族になった証…

！…やったなーミカサ！（頬をつねり返され、此方もジッと見つめて今度は両手で相手の両頬をギュッとつねり）それだけで充分だけどなー…不満なのか？って、そんな事思ってそのマフラー巻いてたのかよ。（一度マフラーに目をやって、真面目な目で見つめ直し）有り難うな…

何だか、昔を思い出す…(自分も、もう片方の手を相手の頬へ伸ばし)不満、じゃない…。お礼を言うのは私の方。あなたがこれを巻いてくれた時の気持ち、一生忘れない…ありがとう(微かに笑みを浮かべると下へと視線を落とし

(あなた様に会えてよかったです^^*こんなミカサを拾ってくださって、ありがとうございます！

突然すみません…
言いたくなったので…スルーしてください。笑

昔…そうだな、こんな風にいつも馬鹿ばっかやってたよな（相手が此方の両頬をつねるのを見ながら己も離さず。何となく切ない顔をして）…ミカサ、俺がまた絶対に昔みたいな時間が来るように、何が何でも巨人を駆逐してやるからな！（頬をつねる手を離し、相手の両肩に手をポンと勢い良く置いて）下向くなよ。こっち見ろ、ミカサ！