日吉若 2013-11-08 02:52:31 |
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こっちみんなて…心配したんにそれは無いやろ(コート上とは違いわずかに動揺を示しながらもそれを隠すように読みかけの本に手を伸ばし)
誰が心配してくれなんて頼んだよ。
(尊大に微かに顔を上げ相手見下せば上記言い。読書を再開しようとする相手に「いつまでここにいるつもりだ」と問うて)
あー、はいはい。どうせ俺の勝手な心配や、心配して損したわ(ふん、と鼻を鳴らしそうな勢いで読書を始めるとすっかり見入ってしまい相手の声など届いていないらしく)
だから聞いてんだろって…あー、もう構いやしねえよ。
(呆れたように読書に入り込んでしまった相手を見て、どうせ聞こえていないのだろうと思いつつ独りごち。しかし相手と過ごす時間に案外な心地よさを感じながら胡坐をかいた膝に頬杖をついて目を閉じ)
くあ…すっかり読みふけってもうたなぁ…(ググッと伸びをし目を擦ると眠たそうに欠伸をし目を閉じるとそのまま隣にいた相手に寄りかかってしまったのも気付かぬほど眠りこけ)
(突如肩にかかった重みに驚いて隣を見れば既に寝息をたてた相手がおり。「…マジかよ」と呆然と呟くも退かす事はせず、困惑した表情でしばらく寝顔を眺め。自分でも理由は分からずに反対側の手で静かに相手の髪を撫でると、自らの行動の異常性に気が付いたらしく素早く引っ込めた手をじっと見つめ複雑な顔をし)
んっ…(複雑そうな相手の心情等知る筈も無くほぼ初対面と言ってもいいような相手の手前だと言うのに心地よさそうな寝顔を浮かべ小さく寝言らしきものを言い相手に寒さ故、身を寄せて)
…変な奴。
(先刻までの飄々とした様子からは想像も出来ない程のあどけない寝顔に図らずも頬を緩めて上記ぽつりと。突然体を擦り寄せてきた相手に再度目を見開くが深いため息共に「面倒くせーな」と吐き出し、若干日が傾いてきた空を見上げて)
くちんっ!…は、さっむ…て、亜久津クンホンマすまん!(自らのくしゃみで目が覚めてしまい僅かな違和感を覚えてその方向を見ると予想外の相手に一瞬頭が混乱するも即座に離れて謝ると「それにしても、むっちゃ心地よかったわぁ…」と洩らし)
――え、あ、いや…起きたのか。
(またもや余所見をしていたところに起きた事態にすぐさま言葉が出ずに、やっと一言告げて。肩から離れた相手の体温をどこか名残惜しく思いながらも「…気紛れだ、二度目はねえかんな」と座り直し)
…くしゃみで起きてもうたわ(苦笑気味に答えると「肩の二度目無いんやったら、背中くらいならええやろ?本読むのにええ背もたれなりそやし」と無遠慮に背中にもたれかかると、また読書に耽りながらもこの時期の寒さには抗えずに僅かに震え)
調子に乗んな。
(普段の悪人面に戻って返すがもたれかかって来た相手を避ける事もせずに、相手の体重で前のめった身体を押し戻すだけに留め。寒そうな様子の相手を横目で認めれば「…家帰って読んだらいいじゃねえか」と口にしつつ上着を脱ぎ、相手の方は見ずにそれを渡す矛盾した行動に出て)
…あ、えと…おおきに…?(状況が飲み込めずに上着を受け取ると「いや、それやったらいつでも出来るやん。亜久津クンとは滅多に会う事も出来ひんからな。」と笑うと上着を借りたまま何処かへ消え)
…おい、帰んなら持ってくんじゃねーよ!
(貸した手前追いかけて回収する事はしなかったが、去って行く相手の背中に声かけ舌打ち一つし。そう高い物ではないがなくなると困るなどと考えつつ、相手の学校に出向いて返してもらうのも情けない…と思考を巡らせてはまた頬杖ついて)
…お待たせやな、何がええかわからへんかったからとりあえず暖かいカフェオレ買うて来たで(両手に缶を持ち相手の隣に腰掛けると「上着のお礼と、肩貸してくれたお礼と、さっきカフェオレ飲んでもうたお詫びや」と相手に押し付け)
何だ、帰ったんじゃねーのかよ。――…別に、礼は言わねえぞ。
(頬杖を解いて戻ってきた相手を見上げ反射的に呟いて、座るまでの様子を黙って目で追い。押し付けられたカフェオレを受け取ると僅かに戸惑った態度で)
お礼くらいは欲しいわ、身体冷さんようにって思うて買うて来たんに…て、どうせお前はまた余計なお世話や思うとるんやろうけど(苦笑しながら返答すると自らはココアの缶を開けるも飲むことはなく何と無く相手に視線を向け)
そうだよ、オレは要らねえって言っただろうが。
(ふてぶてしく返すもプルタブを開けて一口飲んではぁ、と息を吐き。ココアを持ったまま飲む気配もなく此方を見ている相手に気付いたようで、「…何だよ」と微妙に狼狽えつつ声かけて)
要らねえとは聞いとらへんなぁ、やって聞く前に俺買いに行ってもうたし(ケラケラと笑うと悪びれずに答え「何でもあらへんけど、亜久津クン、存外カッコええなぁ」と彼にしてみれば普通なのか冷えた指先で頬に触れ)
テメーがオレの話を聞いてねえだけだっつうの。…ッ、触んな。
(声を上げて笑う相手から拗ねるように視線を逸らすも、頬に冷たい指先で触れられればびくりと肩を震わせ再度顔を向け、相手の手を自分のそれで下げて。喧嘩の腕と同じ程己の容姿には自信があるのか「存外ィ?見りゃ分かんだろ」と尊大に返し)
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