赤司征十郎(俺) 2013-11-07 02:03:40 |
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ありがとう、(相手の顎へ手を添えて半ば強制的に此方へ向かせると礼を述べた後に軽く触れるだけの口付けをして、「少し眠たいな、…」睡魔により重みの増した瞼を手の甲で擦り)
僕は眠くないよ、(相手の言葉に、なんだか子供らしさを感じたのか、一旦距離を離し、己の膝をぽんぽんと叩けば、『ここにねるかい?』と冗談交えて問うてみて。
何だ、一緒にベッドで寝ようと思ったのに。(流石に同じ人間でも眠くなるタイミングは違うらしく僅かに残念そうな表情作っては、ソファに身を倒し頭を相手の膝元に乗せて「でも、これも悪くないな」なんて。)
征がそっちがいいなら、行こうか?(いつのまにやらすぐそこに出現しているベットをみやれば相手の髪を愛しそうに撫でながら『どうする?』と首を傾けて問い、
……、…ベッドに行こう(撫でられると睡魔が助長され眠気と闘いながら酷く悩んでいる様子で相手の腹部に顔を押し付けては、決心がついたのか上体を起こして立ち上がり、のっそりとした歩調でベッドへ歩み出して)
そうしようか、(睡魔に負け気味の相手を見れば、心配そうにあとをついていき、『大丈夫かい?』と声をかけてみて、ベッドに腰を下ろし。
大丈夫、だから一緒に寝たい。(眠気が強まっても相手から離れたくないのか、徐ろに一度頷き、寝台の端に足を掛けるとベッドに腰掛ける相手の肩をやんわりと押して)
僕も、征を見てたら眠くなっちゃったよ、(やんわりと肩を押されればそれに答えるかの如く後ろに上体倒して、目を擦り欠伸を1つ洩らしながら上記述べ、
そうか。…勿論、手を出す気は無いから安心してくれ、(制服を全て身につけたまま寝るのは寝苦しい為ブレザーを脱いで適当に放り、ベルトとネクタイも手馴れた様子で引き抜いては、窮屈さも無くなり脱力気味にベッドへ横たわって)
ああ、わかった、(こく、と相手の言葉に頷いて見せれば、己も脱ごうとしたものの脱ぐのが余程眠くめんどくさかったのかネクタイを外しブレザーをはだけさせ、ブラウスの第2ボタンまで開けるだけで終わらせ、
誰かと同じベッドで寝るなんて、いつ振りかな。(服をはだけさせた相手が寒い思いをしないように布団を首元まで上げて掛けてやり、未だ暖まっていない布団の中で覚束無い記憶辿って。手探りで相手の腰へ腕を回すと自分側へ引き寄せ密着し)
僕も、何年ぶりだろうかな、(記憶を遡れば確か、幼稚園くらいだろうか、その頃からは一人で寝ていたような記憶が出てきて、『十年くらいか…』と呟き、引き寄せられれば驚いた表情をするものの抵抗するわけでもなく。
十年…確かに、その辺りかもしれない。(物心ついた頃には既に一人で寝ていた記憶がある。きっと同じ記憶を思い浮かべているであろう相手の体温に触れながら、微かに寂し気な表情零して。)
寂しい顔なんてしないで、(相手の頬へと手を遣れば、『これからは僕と寝ればいいじゃないか』とするりと撫でながら続けて、片手を相手の背中へと運べば、ぎゅ、と抱き締め、
寂しい顔をしていたつもりは無いんだが、(無意識の内に心情が顔に出てしまった事等本人は気付かず不思議そうに返答して、触れる箇所から伝わって来る体温の心地良さに目を伏せたなら「そうだな。頼りにしてるよ」なんて告げ、抱き返し)
ああ、僕も、征を頼ってもいいかな?(相手の言葉にこく、と頷きながら此方も問い、二人の体温が混ざって布団も暖まってきた、ということでだんだん眠そうに目を閉じていき。
勿論。寧ろ頼りにして貰わないと困るくらいだ。(好意を寄せる相手に頼られたら誰だって幸せだろう、控えめな問い掛けには眠気を感じさせない程に即答するものの、限界に近付く睡魔に小さく唸っては相手が目を瞑ったことに気付いて「お休み、征十郎」と挨拶を述べ瞼に口付け)
ん、(薄れゆく意識のなかでふと小さな感覚があり、目を開けようとするもやはり睡魔には負ける、いくら目を開けようとしても逆にずいずいと睡魔が襲ってくる、しょうがない、諦めてもう寝てしまおう、と意識を手放して。
…、…(聞こえてきた穏やかな寝息に耳を傾けて、相手が完全に寝入ったことを確認。第二釦まで開かれたシャツから覗く無防備な首筋へぴたりと唇を寄せては強く吸いつくも上手く力が入らずに。暫くして口を離し首許へ視線遣ると薄くとは言え確りと鬱血痕が残っていて、満足感に浸りつつ目を瞑り此方も意識手放して)
ん…、何時だろ…(ふと目をさまし、ずいぶん寝たような気がする。体が起きてないようで重いものの時計に目を遣れば、二時間ほど経っていた様子で、隣の相手にちらりと目をやって。
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