【BL】°Lykke°

…どうした？（己の離婚を覚えていないと答える顔が何故だか一瞬歪んだように見えたが、直ぐに元の表情に戻ったのを見て、もしかして事故の事でも思い出したか？と少し心配になり。此方の言葉にも曖昧に答えて料理をする相手に、気が気では無くなり。読んでいた本をテーブルに置き、キッチンへと向かい―冷蔵庫にもたれて腕を組み、料理をする相手の後ろ姿をただただ眺めて）…或、なんか手伝おうか？
（と気を使い聞いて見るも、手伝うつもりなど更々無く。）まぁ…無いなら、いいからな？

…どうしたって、何がですか？(調理する手を止めずちらりとソファに座る相手を見てはすぐ視線を手元に戻し。調理に集中していると何故かキッチンへきて冷蔵庫にもたれかかる相手、その行動に疑問を覚えながらも気にせずいれば手伝おうか、とのことで、それに答えようと手を止めると顔だけそちらに向け)
いや、俺だけで大丈夫です、叔父さんは仕事で疲れてると思うので休んでていいですよ(言い終われば相手の返答を待たずに手を動かし)

そうか？なら、頼むな…（先程一瞬歪んだように見えた顔は気のせいだったか？と考えながら、料理をする後ろ姿を眺めていれば、手伝うと言う己に顔だけ向け大丈夫だと答える相手に、更々手伝うつもりは無かったが少し申し訳無くもなり。と言うものの己は役には立たなそうだと心の中で納得し、またリビングに戻り。）




（/メンテで来れなくてすみません…焦りましたw）

はい(相手がリビングに戻ったことを確認すると小さく息を吐き再び調理に集中し。＿＿数十分経って漸くできたのかパスタの匂いが香り、皿を取り出そうとするも自分の家ではないためどれを使って良いのかわからず、「あの、お皿はどれを使ってもいいんですか？」とキッチンから顔を覗かせ相手に尋ね)

(/全然大丈夫です！私もメンテびっくりしました（笑）)

（リビングに戻り本を読み直して暫くすると、何やら旨そうな匂いがして来て―良い具合に空腹になったなと思っているとキッチンから皿は何処だと尋ねる声がし「ん？えっと、皿…な。確か…」とソファーに座ったまま説明しようとするも、普段余り使わない食器が何処にあったかと頭の中で整理するのが面倒臭くなり。立ち上がりキッチンへと向かい、シンクの真後ろにある備え付けの棚を開け始め）ああ、ここか。皿なんかあんまり使わないからな
（苦笑いしてカチャカチャと棚から皿を出し、ついでに新しいフォークも出すか…と結婚していた頃から自分は余り開ける事の無かった目線下にある引き出しを開けると、薄いピンク色の綺麗な封筒が目に入り暫く停止してしまい、我に返り）……ああ、すまない…皿何処に置けばいい？あ！このフォークお前使えよ？新しいやつだからな

(めんどくさそうにキッチンへ来て、滅多に使っていないのか何回かいくつかの棚を開け閉めして確認してるのを見て、この人は普段何を食べてるんだろうか、と少し心配になり。考えてるうちに苦笑いしながら皿を出していて)
あ、ありがとうございます。(皿を出したところを覚えて、相手にお辞儀するように頷き、下の引き出しを開けて一瞬硬まるのを見てきょとんとするが、すぐに皿のことやらフォークのことやらを言い始めるのを聞いて)
俺が盛り付けますからそこに置いといてください。…はい、わかりました(まな板の横を指差して、新しいフォークを使えと言われこくりと頷き)


(/遅れてしまい申し訳ありませんんん…っ！！/土下座
まだいらっしゃるでしょうか…？)

此処か？…ああ、悪いな或、なら頼むな（指定されたまな板の上に皿を置き、もう一度先程閉めた下の引き出しを開け―薄いピンク色の封筒をゆっくりと取り出し。暫し立ち竦み封筒を見詰めて居たが、或が居るんだった…と我に返り「悪いがリビングに戻ってるな…」と少しばかりか元気の無い声で伝え。リビングへ戻るとソファーに静かに座り、スゥっと深呼吸して持ち出した封筒を開けて中に入っていた手紙と写真を眺め乍、眉間に皺を作れば険しい顔になり）




（/土下座なんて！/頭を起こして←。居ますので安心して下さい^_-）

いえ、大丈夫です(フライパンを持ち皿に盛り付けながら答え、ちらりと相手を見ると何かを見ているのに気付き、声をかけようとしたが先にリビングに戻ると言われ)
……わかりました(少し不思議そうな表情で頷き、戻っていく姿を見た後ささっと盛り付けてフォークも準備してしまい、2人分の皿をリビングへ持って行くと、険しい顔をして何かを見つめていることに気付き、なんとなく声をかけられずにいて)

(/あああありがとうございますっ…！！これからはなるべくこれるようにしますので…！！)

（封筒の中の手紙と写真を暫く眺めた後ﾌｰっと深い溜め息を尽き、脳裏に色々過ぎり。ふと横を見ると二人分の料理を両手に抱えた相手が立っていて。全く気配すら感じれ無い程考え事をしていたのか…とハッとして「すまない…少し考え事をしていてな」申し訳無さそうに立ち上がっては料理を二つ共持ち、テーブルに並べ。またソファーに座り）悪かったな或。ぼーっとしていてお前に気づかなかった…（料理を並べたテーブルには、封筒の上に先程迄見ていた手紙と写真が置いてあり。サッと退けようとして封筒を落とすと中からコロンとダイヤが入ったサイズが小さめのシルバーの指輪が落ち―そのままｺﾛｺﾛと或の足元迄転がってしまい。）あっ…




（/そんなそんな！！！！忙しいのはお互い様ですので^^ ）

あ、いえ、大丈夫です……考え事、ですか…(考え事をしていたと言う相手に自分が持っていた料理をテーブルに置かれ、自分がいるのにも気づかれない程に考えていたとは…、と少し驚き。並べられた料理を見て食べようと椅子に座ろうとすると足元に何か転がってきたことに気付き、それを拾いあげるとダイヤが入った小さなシルバーの指輪で、瞬時に相手の物だと気付けば相手に指輪を差し出し)
……奥さんの、ですか？(じっと相手を見つめながら問いかけ)


(/な、なんとお優しい…！！ありがとうございます！！)

…ああ、まぁもう元奥さんだけどな（拾い上げて貰った指輪を手渡され、離婚した妻の物だと悟られると少し眉間に皺が寄るも、直ぐに柔らかい表情に戻し。受け取った指輪をテーブルに置いてある手紙の上に置き―作って貰った料理に目をやり「…旨そうだな、悪かったな或。」そう言うと、いただきますも言わず食べ始め）…離婚する時にな、ご丁寧に指輪と結婚式で撮った写真まで返されてな
（食べ乍聞かれても居ないのに淡々と話し出し）



（/此方こそいつもお相手有り難うございます！では本体消えますね）

……すみません…(一瞬眉がひそめられるのを見れば聞いてしまったことに申し訳ない気持ちがこみ上げてきて、眉を八の字にしながら目線を下げ謝り。料理を食べ始めるのを見て自分も食べようと椅子に座り食べ始め。すると離婚した時の話をし始め、それを無言で聞いていて)

(/こちらのセリフです！ありがとうございます！ではこちらもドロンいたします！)

いや、謝るな…すまなかったな（己が険しい顔をしたからだろう…と思うと悪い事をしたなと相手の方をﾁﾗﾘと見て。淡々と語る己に黙って耳を傾けてくれる相手に何故だか居心地が良いなと感じ、聞かれなくては絶対に話さない結婚生活を珍しく己から話し出し）…仕事ばかりしていてな、構ってやらなかった。その結果がこれだ（シンプルで生活感のない部屋を見渡し、相手の作ってくれたパスタに視線を戻し）久し振りに手料理喰ったな…旨いな


（/遅くなりました…（申し訳なさそうに壁から見て）

(謝るなと言われ大人しく従うが申し訳なさがまだ残っているのか相手の視線に気づかず、視線を下げたままでいて。淡々と話すのを黙って聞き、何と言っていいのかわからず無言で料理を見ていると料理のことを褒められ、そこでようやく相手の方をちらりと見て)
…あの、奥さんと、別れた後、何を食べてたんですか？(結婚生活のことを話していたのにも関わらず、気になっていたことを問いかけ)

(/いえいえ、お気になさらず！壁から出てきてくださいな^^)

（久し振りの手料理を堪能していると、其れまで黙っていた相手から質問され。パスタを食べながら「…そうだな、殆どﾃﾞﾘﾊﾞﾘｰか、外で済ますかだな。冷蔵庫何も無かったらだろ？」と言い終わると横目で相手を見て）ーなぁ、或。たまに作ってくれるか？



（/あ、有り難い！！）

…そうなんですか…確かに何も入ってませんでしたね(デリバリー、と聞くと一瞬眉をひそめ、相手の問い掛けに冷蔵庫の中身を思い出しては納得し、それと同時に今までそんな生活をしていて大丈夫だったのか…、と不安になり。そんなことを考えていると相手に声をかけられ、それにこくり、と頷き)
はい、たまにと言わず毎日作ります、暇なので。(学校に行くのも週に2日程度で特に出かけたいとも思っていないためか、暇つぶしに料理くらいはいいだろう、と思い、何よりこの人の健康もかかっている、とも考え小さく笑みを浮かべながら上記を述べ)

(/いやいや、返信はゆっくりで大丈夫ですので無理はなさらないでくださいね！)

だろ？買い物にすら行かないからな…或、お前よくあんな食材でこんな旨いモン作ったな（関心するように相手を見ては、味わい乍料理を食べ。たまには作ってくれと頼む己の返事に、毎日作ると答える相手を微笑ましくも有り難く思い。ふと相手の「暇」との言葉に聞き止まり）或…お前暇って、学校どうした？
（まさか行ってないのか？と心配になり、食べるのを中断し）



（/これから少し返事遅れるかもですが、必ず来るので待ってて貰えると有り難くいです(x_x)）

買い物くらいは行った方がいいですよ、…まぁ、ありがとうございます…(買い物にすら行かないのか、とますます相手に不安を感じ、眉をひそめながら上記のことを提案してみて。またもや料理のことを褒められ、恥ずかしいのか少し目線を泳がせながら礼を述べ。相手の問い掛けにきょとん、と目を丸くしながらこちらもつい手を止め)
え、言ってませんでしたっけ、…俺通信高校に行ってるんですよ(言い終わると最後の一口をパクリと食べてしまい、小さく、ごちそうさま、と言うとそのまま食器を持ってキッチンへ行き)

(/わかりました！いつまでも待っておりますので！)

（学校はとの己の問いに、キョトンとさせ此方を見乍答える水色の綺麗な瞳に一瞬目が離せなくなり。通信制だと言われれば「いや悪いな…覚えてない」と吸い込まれそうな瞳から目を反らし。食べ終わりキッチンへと向かう姿を見て己も急いで食べ終わらせ）或、御馳走様。旨かった（礼をし、皿を持ち立ち上がり己もキッチンへと向かい）なぁ、暇なら買い出しもしてくれないか？生活費を渡すから、お前の好きなように使ってくれ



（/有り難うございます。では本体失礼します！）

…お粗末様でした、あまり作ったことなかったので自信なかったんですが、美味しいならよかったです(皿を洗おうと水を出すと相手にお礼を言われ、視線は手元に移したままではにかむように笑みを零し皿を洗い始め。相手もキッチンへ入ってきたのを見て、相手の皿も洗おうと声をかけようとするが先に、買い出しもしないか、と問い掛けられ、それに少し考えるような仕草をすると小さく頷き)
はい、いいですよ、ご飯だけじゃなくて家事全般も頑張ろうと思ってたので(言いながら自分の皿を洗い終わると相手に手を差し出し「皿、洗うので貸してください」と言い)

(/こちらもドロンします！)