神永優月 2013-10-27 15:20:14 |
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じゃあ待ってるから(家の前で相手を降ろせば車をUターンさせ)
…ラーメンくらいなら、奢ってやれるか(財布の中を確認すれば、小さく呟き)
気にするな(上着を脱ぎネクタイを取り眼鏡を外し、髪をクシャクシャと弄ると雰囲気を変えて)
これで幾らか誤魔化せる(フンと鼻で笑い)
で、何が食べたい?(車を走らせ)
お前、ワックス置いてねえの?(車の中を無遠慮に車の中を探り一つのワックスを見つけるとくしゃくしゃとセットしてやり)んで、ボタン外して…っと、よしこれでいいだろ
んー、恭介は何食いたい?お前に任せる
わざわざすまないな(セットされた髪型をバックミラーで確認すると)
ボタンはやめておこうか…(とめなおしながら)
ラーメンで良ければ奢るぞ?(アクセルをゆっくり押して)
ま、こんくらい余裕だろ(ふん、と鼻を鳴らし)
ボタン留めてねえ方が雰囲気変わると思ったんだけどなあ…お、ラーメンいいな!行こ!(ニッと笑いながらシートベルトをつけ
これじゃあ優月の方が先に恋人できそうだな…(前を見て運転したまま述べ)
狼に化けても知らないぞ?(フッと鼻で笑い)
よし、じゃあ美味い店に案内する(チラッと隣のお馴染みを見つめて微笑み)
優月も昨日までは泣き虫の小学生だったのになぁ(昔を思い出しては成長したお馴染みを一瞥し)
あと10年したら俺みたいな孤独なオジサンになるぞ?(クスクスと苦笑しては夜の高速道路を走り)
お前の中の俺はなんで小学生で成長止まってんだよ、つか泣き虫じゃねえ!(一瞥してきた相手にでこぴんし
うわあ、孤独なおっさんにはなりたくねえー可愛い子捕まえてやる(小馬鹿にしたようにケラケラ笑い
あの頃が一番可愛かったからなぁ(デコピンされながらも呑気そうに笑って述べ)
そうかそうか…恋人できたら教えろよ?(運転士ながら片手で相手の頭をクシャクシャ撫でて)
俺はいつだってかっこいいっつの!(かわいい、の一言に膨れ
んー、つか俺恋人なんてできねえよー昔っから男しかいなかったからなー(お前も含めてな、と付け足し
はいはい(相手の顔を見ては笑いを堪え)
世の中、必ずしも恋人が異性って訳でも無いだろ?(高速を降り)
それに、可愛い女の子のいる高校を選ぶ選択肢を蹴ったのは優月だぞ?(暫く走ればラーメン屋が見えてきて)
まー、相手が男ってのもたまーにいるっちゃいるけどよー…
だって、スポーツしか俺取り柄ねえもん!他に選択肢なかったんだよばぁか!(むすっと頬を膨らませると「あれか?」とラーメン屋を指差し
スポーツ馬鹿だもんなぁ…怪我し過ぎて保健室通いにはなるなよ?(可笑しそうに笑うと車を駐車場に停め)
ここのラーメンは美味いぞぉ(車から降りれば微笑んで)
そのうち優月、ミイラ男みたいに包帯グルグルだったりしてな(店に入るとテーブル席に移動し、相手の向かいに座り)
ラーメンは財布にも優しいからなぁ、安月給の教員の見方だ(何にしようかとメニューを見ながら)
うへー、ミイラは勘弁ー!
安いしボリュームあるし育ち盛りの俺にはピッタシ!つーことで、俺これとこれとこれー!(ラーメン、炒飯に加えぎょうざを指差し
まぁ、たまに遊びに来い…構ってやる(自分の食べる物を決めると、慣れたように注文をして)
明日から本格的に高校生活が始まるんだな…何部に入るか決まっているのか?(水を飲みながら、向かいに座る相手に問い掛け)
たまにじゃなくて毎日行く羽目になる気がする、主に怪我
あ、あー…とりあえず、バスケはもう勘弁だな…(中学を思い出しわずかに顔をしかめ
俺の仕事の邪魔はするなよ?…さて、食べるかっ!(冗談混じりに述べれば、運ばれてきた料理を相手に勧め)
ん?優月、バスケ得意だっただろ?(自分の注文した味噌ラーメンを口にしては、相手の言葉に疑問を感じ)
邪魔なんかしねぇし!(「お、いっただきまーす!」と両手を合わせ
んむ…いや、ちょっと色々あってよ…(言葉を濁すように苦笑いをし
それが本当ならなぁ(ラーメンを食べながら)
優月のいろいろは怪しいが?(手を止め)
無理には聞かないが、吐き口にはなってやるからな(相手の頭をポンと叩くと、また食べ始め)
本当だし!(麺を啜りながら言い返し
あ、あー…まあ、自慢じゃねえけど…他の人よりも才能あるからって、試合の時に味方にさえイジメされてなぁ…(「ほら、一時期怪我して部活休んでたろ?」と思い出したかのようにいい
取り込み中の時は廊下に居てくれよな?(マイペースにラーメンを口に運び)
…そんなこともあったな(理由は聞いていなかったが、まさか嫌がらせの類だったとは知らず)
勿体ない気もするが…なら、陸上とかどうだ?(バスケの次に人気のある部活を上げてみて)
うーい、死にそうな怪我以外はそうしますー、篠田センセ(ちぇっ、と麺を啜り)
びっくりしたよなぁ、まさか味方に膝狙われると思わなかった(わざと明るく振る舞い)
球技からは、離れなくねえな…(暫く考え込み
死にそうになったら救急車を呼んであげますよ、神永クン(気がつけば食べ終え)
……(一瞬眉間に皺を寄せるが、直ぐ普段の表情に戻り)
うちのバスケ部、あまり仲良くないぞ?(一日一回は必ず怪我人来るからな、と呟き)
えー、救急車とか恥ずかしいから勘弁!(残りのチャーハンと餃子を食べ終え
ま、今は治ったしいいけどよ。
サッカー部とか…は?(覗き込むように相手を見つめ
なら怪我には気を付けろよ(立ち上がり会計を済ませると店を出て)
サッカー部?そうだなぁ…格好いい奴と強い奴が多いと女子高生やら女性教師からはチヤホヤされているが(あまり興味無さそうに話せば相手を見て)
サッカー部、入るのか?
どうせならお前が送ってくれよ病院まで(先に払われ自分の分の金額を相手に渡し
んー、球技なら何でも…恭介的には、どこが一番良さそうなんだよ?(相手の質問にポーッとしつつ答えると「あ、今日泊まってくんだろ?」と当然のように聞き
その時に手が空いてればなぁ(苦笑しながら代金を相手のポケットに戻し「奢りだから」)
いいんじゃないか?サッカー…(車に乗るとラジオをかけ)
悪いな、今夜は人と会うんだ(「だから泊まらない」と言えばシートベルトをして)
じゃあなるだけ恭介が手が空いてる時に怪我しよー(「いいから受け取れ」と無理やり握らせ
サッカー部、入るかな…
えー、何かそれなのに無理やり飯に付き合わせて悪いな(申し訳なさに眉を下げ
いらない(また相手のポケットに戻せば溜息して)
優月との飯を優先させたのは俺だから、気にするな(相手の頭を撫で「いいから乗れ」相手がシートベルトをしたのを確認してはアクセルを踏み)
サッカー部の顧問は、確か優月のクラスの担任だぞ?(ふと思い出したように)
遠慮しなくていーのに…つか、俺が財布持ってきた意味ねぇじゃんかよー
んー、でもなーんかな…相手方に申し訳ねぇなーって(撫でられると「だーかーらー!子供扱いすんな!」と睨みつけ)…え?あいつが?うっわー…さいっっあく…俺あいつ嫌い…
俺が奢りたかったんだよ、素直に奢られろ。(相手の頭をポンとして)
俺からすれば、お前はまだまだ子どもだよ(「俺の相手の事は気にするな」と前を見て運転し)
仕方ないだろ…でも、あの先生サッカー上手いんだぞ?
う…大人ぶらせろ…(もごもごつぶやき
あーあ、ひっさしぶりあった幼馴染と一緒にいてくれると思ったのになー。少しさみしいんだぜ?…なーんてな!(にしし、と子供の頃と同じように笑い
え⁉︎あいつが⁉︎本当かよ⁉︎
そうだなぁ…あと10年したら、俺にラーメン奢ってくれ(高速を走りながら隣の幼なじみに話しかけ)
すまないが、今夜会う人は特別でな…優月の相手なら今度してやるから(前を見たまま笑みを浮かべ)
あの先生、片足引き摺ってたろ?あの怪我が無きゃ今頃プロだったかもなぁ…
10年⁉︎お前もういいおっさんになっちまって胃もたれ起こすんじゃねえの⁉︎お粥にしとけ、爺さんや(小馬鹿にしたように笑いながら窓に視線を移し「特別な人」という単語に反応し)…って、お前やっぱり彼女いんのかよ!さみしいおっさんとか言って!どんな人だよ紹介しろよなー!(運転の邪魔にならない程度に肘でどつき
そこまで爺さんにはなってないさ(ハハハと適当に笑えば高速を降り)
彼女じゃないって。紹介も何も、うちの英語科の教師だよ(ど突かれながらもスルーして)
たまに相談にのってるんだ…
…その約束、忘れんなよ?(急に真面目な声になれば「あ、そろそろ着くな」と思いながら)
ふーん、なんだよー彼女さんじゃねえのか(「つまんねーの」と口では言いつつどこか安心している自分に驚きつつ)
へーえ?つか、なんか運動でもしてたっけ?(過去を思い出すも運動をしていた彼を思い出すことができず)
おう、また明日な篠田センセ(ひらりと手を振り
ジムと水泳に通ってるのと、自宅で筋トレ…忙しい教員は、それくらいしか出来ないしな(苦笑しては相手を見送ると、待たせている人の元へと車を走らせ)
ふーん…あ、おやすみ…ありがとう(部屋に戻ると「んだよ、知らねえことばっかじゃねえか…」と小さく呟きそのまま眠りに落ち、次に目が覚めた時には次の日の夕方になっていて)
やっべぇ…入学早々やっちまった…(頭をくしゃくしゃと掻き「ま、明日行って謝りゃいいか」と呟くと恭介に「起きたらこの時間だった、悪い」とだけメールを入れると電源を落とし)
やはり未だ子どもだな(メールを読めば小さく溜息をして。「篠田先生…」と声がすれば、振り向くとドアに生徒が立っていて)
はい、どうしました?(笑顔で出迎えれば、生徒も微笑みを返し)
…(優月には明日会うからいいかと返信はせず)
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