主なのです 2013-10-20 01:21:17 |
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「きょーつけー。れーい」「さよーなら。」
やる気のない挨拶。これで今日も終わりだ。解放された。
まぁとりあえず変える支度して…っと。
教科書を全部出してバックの中に入れ、支度が終わったら亜衣のとこにいった。
「かーえろっ」
「あ、うん。まってー」
少し待ってると亜衣もしたくが終わった。
「よし、いこっか。」「うんっ!」
「あ、そういえば亜衣が前言おうとしてたことって・・・?」
「えっ?あぁ、あれね・・・。」
「う、うん?」
「私気になる先輩出来たかも・・・。」
「うわっちゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「なっ、なんだよっ!」
「ふふ・・・とうとう亜衣も・・。あ、名前は?」
「九ノ瀬先輩。」
「あぁー!!あの先輩かぁ!頑張れ!!!」
えへへっ、とうとう亜衣も気になる先輩が・・・^^
「ねぇねぇ?未由はさ、アイツのどこ好きなの?」
「へ?」
「だから、どこが好きなの?」
「・・・・うむ。」
考えたこともない。だって入学式であった時にかっこいいな、って思って・・。
それから・・。
「なんで好きになってなにがすきなんだろ・・。」
「えええええええっ!?」
ホントになんですきなんだろ・・?一目ぼれ?
「スキ」って何?なにが「スキ」でなにが「好きじゃない」なの?
考えたこともなかった。
入学式。ここからは、ちょっと前のお話。
中学1年生。初めての制服に新品の体操服に、バッグ。なにもかも新しい。
昇降口にはってあるクラス分けの紙を見た。
知らない名前があった。でもほとんどは小学校と同じメンバー。
「あ、2組・・。だ」
「みゆー!同じクラスジャンかぁ!!!」
「あ、ほんとだ!やった!亜衣と同じ!!^^」
2人で喜んでると校長先生らしき人がこっちむいてー。とカメラを持ってた。
とりあえずピースしてみた。
「はいチーズ」
かしゃっと音が鳴った。
・・・今日から中学生。新たな出会いが待ってる、よね?きっと。
ほら、この人とか知らない人だ。きっとイケメンかなぁ?いやいや、妄想はよそう。
「お、涼太。」
うちの知らない人が、うちの後ろで誰かの名前を呼び、手を振っている。
きっと、この人ほかの学校から来たんだな~。と考えながら
涼太と呼ばれる人がいるらしい方向をみた。
多分、一目ぼれだったかな。さわやかそうな顔。整ってる顔立ち。優しそうな声。
少しの間見入ってたかもしれない。
しばらくして、うちはあの人の名前が多分涼太なんだと理解すると、昇降口にはってある紙を見た。
苗字は
「伊東・・・くん。」
ありがとうございます!
コメント全く来なくて書くのやめようと思ってたんですが、描き続けることにします!
これからも読んでもらえたらうれしいです^^
「未由?おい?」
「あぅ?あっ、ごめん、入学式の事思い出してた・・。」
「ふーん。」
亜衣がうちに話しかけてた。でも入学式の事思い出してて、ぼーっとしてて気づかなかった。
「まぁ取りあえず帰ろう?どうせみゆ、明日の服決めるの時間かかるんでしょ。」
「ん、まぁ・・。それにしても楽しみだな・・ふふ」
「にやけんな、きもちわるい」
「いたぁっ」
あたまを軽くバシッと叩かれた。むぅ・・。
「ほら、早く家帰ろう」
「うんっ!」
うちは亜衣と帰った。
恋バナとか、今日の先生の「えー」って言った数とか、いろんなこといっぱい話ながら。
亜衣、うちの親友でいてくれてありがとう。大好きだよ。
こんな言葉があたまによぎる。亜衣にはホント感謝してる。
ずっと、ずっと。
大切な友達。
「よしっ!明日の服・・。」
家について部屋着にきがえると、服をあさった。
これもだめ、これはハデかなぁ?
なんて、いっぱい考えた。
「伊東君ってどんな子が好きなのかなぁ・・・?」
伊東君のために、伊東君のために。っていっぱい考えたけど
伊東君、うちなんか見てくれてないかも、な。
皆伊東君のメアド持ってるけど、うちだけ持ってない。
もはや勝ち目なし、って感じかなぁ・・・。
でも、これからアピールするんだから、すこしでもうちを見てくれるよね…?
そんなことを考えながら服を選んだ。
最終的に選んだのは、ふわふわした感じのこーで。白いふわっとした服に、ショーパン。
「これで、いいよね・・・。」
今日は服選びに1時間ちょい使った。
今日はもう疲れた・・。
きょうは明日のためにご飯を食べてお風呂に入ってすぐにねた。
明日は楽しい日になりますように・・。
ぴぴぴぴぴぴっ。
「ん・・・目覚ましどこぉ・・・。」
目をこすり目覚ましを探し音を止める。と同時に
「よしっ!お風呂入ってご飯食べて歯磨いて髪ととのえてアズサんちいくぞ!!」
と叫んだ。すっごい楽しみ。伊東君と一緒に。花火を。
「ふはははぁっ!ついにこの日がやってきたぞぉ!!」
バカみたいに叫んでお風呂場に行ってシャワーを浴びた。ずっとずーっと。伊東君を考えてた。
いつのまにか、こんなに気になる存在になってたんだな、と思った。
お風呂から出ると服を着て髪を乾かし、ご飯を食べ歯を磨いた。
そして、髪を整え・・・・。
「結んだり、してみようかな・・。」
うちは髪が短い。ギリギリ方につくくらいの長さ。結べないことはない。
「でも、このまんまでいっかぁ・・。」
結局結ばないで髪をとかして服をチェックしてアズサの家へと向かった。
「花火花火花火花火花火花火花火・・・ふふ」
と不気味に笑ってたらアズサの家の前についた。
「ピンポーン」
チャイムををすと林檎とアズサがでてきて、
「おぉっ、みゆ!ほらはいってー」
と家に入れてくれた。
「おじゃまします!」
ふふ、これから楽しい女子会が始まる・・。
「さぁて・・・。では会議をはじめましょぉか・・。」
「林檎。深刻なむーどつくらないの。」
ふかふかのベットにアズサがすわりながら林檎に指摘した。
「まぁ、花火まではまだまだ時間あるし。なにする?林檎とみゆはなにしたい?」
「アズサさん?林檎は、一つ提案があるのだよ。」
「ふむ、なんだね?林檎さん。」
「な、なによ・・。」
アズサが引き気味に聞いた。
「ここはやっぱり、みゆさんの恋バナでも・・・。」
「ふぇぁぁっ!?///」
「あ、言い提案だねぇ(にやにや)」
なにこの二人・・。怖いってば。
「ななっ!?何を話させるっていうんだぁ!?話すことは何なくてないぞよ!?」
あれ?今、日本語おかしくなったかも。
「てかさぁ?林檎、なんでみゆが伊東君好きなのか知らないんだけどぉ・・」
「あっ、あたしもしらない。みゆ、なんですきなの?」
っつ・・。質問攻め・・・?
「えっ、ええと。一目ぼれってやつ?なのかな。」
あぁ、顔が熱いよ。きっと真っ赤なんだろうなぁ。うち、すぐ顔に出るから恥ずかしいよ。
「へぇ~っ」とアズサがいう。
「林檎はぁ、みゆ本当に伊東君好きなのかな?っておもうのぉ!だから、好きって証明して?」
「ちょ、林檎。証明ってどうすんのよ。みゆこまってるじゃない。」
2人がごちゃごちゃいってる。
好きな証明・・・?そんなの、伊東君のいいところ 語ればいいんじゃないかなぁ・・。
「うち・・照明できるよ。伊東君を好きっていう照明」
だって、好きだもん。好きに照明も何もないもんね・・?
「ねぇ。アズサと林檎?」
「んん~?なぁーにっ?」
「なに?」
「語ってもいい?伊東君を好きな証明するために。」
「「いいよ」」
よし、じゃあ今から証明するから。
しっかりきいてろよっ!うちがどれだけ好きか。
「ではっ、好きな事を証明します。まずどこが好きかというと。バッサリ言うと全部好きだけど細かいところから話していきます。まず顔から。口元のエクボ。笑ったときに右ほおにでる笑窪がっすごく可愛くて、ぎゅーって抱きしめたくなる。あと笑った時の優しそうな表情。漫画に出てきそうな笑顔でニコニコ笑ってる。それを見た瞬間、うちは「あぁ、この人の笑顔好きだな」って思った。あと勉強してるときの真剣な表情。授業中こっそりうらむけたとき、顔見たら問題が解けたときに明るい表情してた。あと手を挙げるとき。手を必死にあげてるの。可愛いな、って思う。あ、好きなところは顔だけじゃないよ?性格は少ししか知らないけど、男子と喋ってるのたまにみてこっそり話聞いちゃうときあるんだけど、ちょっとSなところもあるみたいなの。でも、すっごく優しい。もちろん女子にも。
女子にも優しいよ・・・?そう、女の子にも。でも・・うちっ、話した事全然ないから。っ・・・。はなしたぃぃっ・・・。伊東君ずるいよっ・・・なんでうちだけこんなドキドキしなきゃいけないの・・・っ。なんでこんなドキドキさせられるの・・・?っ。話したい、もっと。もっと、はなしてみたぃぃぃ・・・」
いろいろ長く語ってみたけどダメだ。泣ける。なんでこんな片思いなんだろう
少しもこっちみてくれない。考えたらすっごい辛いのかも。涙が止まらない。
「みゆ・・・」アズサが頭撫でてくる。
林檎は
「語るの長ぁっww」と笑ってる。
「そりゃぁ、ながかったですよぉ・・・!?でももっとっ、語るものあるもん・・・っ」
「ううん、もぉいいよ、みゆだけドキドキするの嫌だよね。伊東君にもドキドキしてほしいよね」
そういうと林檎はぎゅうっとうちをだきしめてくれた。
なんだよぉっ、さっきわらってたくせにぃっ・・・
「だから、今日頑張ろう?いっぱい話してアピールしようね」
アズサは頭をまだ撫でてくれる。
「グズッ・・うん・・っ」
「取りあえず、おちつこぉか。」
「チーーーーーーーーーーーーーンッ」
うちは鼻かんだ。なんか、ものすごい大きい音で。
「っ・・・・・・・・・・・・・。」
アズサと林檎は口を押えてる。どうしたんだろ?
と、次の瞬間。
「あははははあははははっっっっっっ!!!!!」
盛大に笑った。。。
「ん?なんで・・・笑ってるの・・?」
理解できなかった。するとアズサが
「鼻かむ音が大きくっておもしろくてwwww」
「っ・・・///////////」
うちは真っ赤になった。
なっ、恥ずかし!!!?///
なんかもう泣くのより恥ずかしいのでいっぱいでさっき泣いたのがバカみたい!あぁぁぁっ///
そうさなあ…
たとえば
すごい すごく めっちゃ
みたいな単語は口語表現だから
とても 等に置き換えるといいかもね。
例
×
「俺…君の事がすごく大切なんだ」
その言葉を聞いて、この人がすごく好きだと思った。
○
「俺…君の事がすごく大切なんだ」
その言葉を聞いて、この人がとても好きだと思った。
この例のように登場人物の感情、場面の状況を描写する際には文語で
登場人物の頭の中で思ってる内容、会話内容を口語体にしてみよう。
少し落ち着いてきたころにアズサがココアをつくってくれた。
「ふぅ・・・」
うちはため息をつきながらアズサが作ってくれたココアを飲む。
すごく落ち着く味でおいしい。
「ねぇ?皆。」
林檎が深刻そうに口を開いた。
「「ナニ・・?」」
アズサとうちの声がハモった。
アズサとうちは顔を見合わせてくすっと笑った。
「林檎ねぇ、ずっとおもってたんだけどぉ・・・。」
林檎はお腹を押さえながら口を開いてそういった。
なんか、深刻そうだけどどうかしたのかなぁ?
うちは「どうしたの、林檎」と心配そうに聞いた。
アズサも不思議そうにしてた。その時
「ぐうぅぅぅ~・・・」
と、お腹の鳴る音が聞こえた。
これは・・・林檎のお腹がなったのかな・・・?
「あ、林檎もしかしてお腹すいたんでしょう。」
アズサはくすくす笑いながらそう言っていた。
「だっ、だってぇ!もぉ1時ちょっとまえだよぉ!?お腹もすくよぉ!」
林檎が顔を赤くして言っていた。
そういえばうちもお腹すいたなぁ・・・。
「じゃあお昼にする?」
アズサがそういうと林檎はものすごい勢いで頷いていた。
かわいいなぁ、もう。
「食べに行くか、あたしの家で食べるかどっちがいい?」
アズサは立ちながらそう言った。
うちはすかさず「アズサんちでたべる!」といった。
林檎も「アズサ!アズサ!アズサんち!アズサ!」
と言っていた。
元気だなぁ。てかアズサアズサいいすぎ(笑)
「了解。焼きそばでもつくってくるか・・・。焼きそばでいいよね、うん」
アズサはそう言い残してキッチンに行った。
さすがあずさ。女子力ありすぎっ^^
「林檎、アズサの手料理たのしみぃ。」
林檎はにこにこしている。
「うちも楽しみ!えへ・・・」
思わずにやける。
えへへ・・焼きそばやきそばぁ・・・。
そういえば林檎と二人っきりって久しぶりだなぁ・・・
「ねぇ~。みゆ?」
林檎がじーっとこっちを見て話しかけてきた。
「うん?なーに?」
うちはちょっとビクッとしながら首をかしげた。
「林檎もさぁ…伊東君」
ちょっと顔を赤くして喋ってる。
どうかしたのかな・・?
「伊東君がどうかした?」
なんだろう。もしかして伊東君にコクられたとか!?いや、ないない(笑)いや、あるかも・・!?
1人でごにょごにょ考えてたら林檎が口を開いた。
「伊東君ね、すき」
「・・・・・・へ・・・・・」
どういう意味?
「どっ、どういう意・・・・」
言葉がうまく出ない。わかんないよ、なに?
「林檎、伊東君とメールしてたら好きになっちゃったんだ。だから、悪いけどみゆには協力できないの」
林檎は真剣な顔でうちをみつめた。そんな顔で見ないでよっ・・・・
どうしよう・・・
「あ・・・・なっ、なーんだ!!それならはやくいってよもう!うち全然きにしてないよ!?」
思わずそんなことを言ってしまった。
「そう?それならよかった・・。」
林檎は安心した顔でこっちをみつめてる。
やっ、やだなぁ・・・?もう・・・。やめてよ、怖いよ、応援した方がいいの?
でもあきらめたくなんてないよ、絶対。林檎、うち、わかんないよ。
「やきそばおまたせしましたああああああああああああああああああああああああああああああ」
いろいろ考えて泣きそうになってたらアズサの声とともにドアに何かがぶつかる音がした。
多分、アズサがドアにぶつかった音。
「あっ、アズサ!?」
林檎がびっくりしてドアを開けた。
案の定、アズサが立ってた。やっぱりドアにぶつかったんだ。
「もう・・・アズサのドジ。」
ぽつりとつぶやいた。でも今のおかけで雰囲気がやわらいだ。
もう、考えるのはよそう。
あとでじっくりかんがえればいいよね。
そう言い聞かせながらうちはアズサのところに近寄った。
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