主なのです 2013-10-20 01:21:17 |
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私はなにもできない。
だから、今日もあなたをみつめるだけ。
話せもしない。挨拶も出来ない。
甘くて切ない、中学2年生の恋の話。
ぼーっと窓の外を見つめる。スーッと入ってくる風が気持ちいい。
でも少し温かくて、眠くなる。
「みーゆっ。」
んー。眠い。あっ、そうだ。今日は帰ったら何しよう?まず手洗いうがいでしょー、それから着替えて、それからそれからんーっと・・・
「みゆ、おい。未由。返事しろ、殴んぞコノヤロー」
あっ、今日テレビ何やるかな?久しぶりにNHKでも見て勉強したり・・・
「ってぐはぁっ!!!!」
突如背中をたたかれてびっくりして変な声でた。なんだよぐはぁって!うち女子だろ!もっと可愛い声を・・て、誰だよっ、たたいたの!
叩いた人のかをおみると亜衣だった。うちの一番の親友。
「あ、亜衣?なにーっ、イキナリ叩くなんてー?」
「いや、私みゆの名前何回かよんだし!!ってかまた妄想してたの?きもちわるいなぁ?」
「妄想?してないよ!?うちをなんだと思ってんのっ!これからの予定を考えてたの」
思わず赤面しちゃった・・。なんだよっ!うちがずーっと妄想してるわけないもんね!//
「へー。予定ねぇ。まぁどうでもいいや、ほら授業始まるよ。次6時間目なんだからね?」
「えっ!?帰りだと思ってたわ・・。」
「バカじゃんっwwwとりあえず私は席戻るから」
亜衣は自分の席に戻るとちょうど先生がはいってきた。
相変わらずカービィの体(?)とジャガイモみたいな顔だな・・・。
そんなことを考えながら授業を無駄に過ごした。
「んー。やっと授業終わった・・」
立ち上がり後ろの席の方をちらっと見る。ふとあの人が見えた。
席がまえなうちは授業中あの人を見れない。だから今が見るチャンス。
後ろをちらみしつづける。
「おい、みゆ。ばれてる。きもちわるいなぁもう」
「え?うちなにもみてませんが(棒読み)」
「棒読みすぎるから、バカ」
そういうと亜衣は私の耳元で
「どうせ伊藤君、みてたんでしょう?」
そういって笑った。
「なっ・・・み、見てないもん!!」
顔を真っ赤にさせて腕をぎゅっとつかみそういった
「ふーん。そうなんだ。まぁいいけどね」
「それより、伊藤君とはどうなったの?」
「いや、まだ気になるってだけだから、メアドとかも知らないし・・・。」
「え?しらないの?あげようか?」
「ええええ!?亜衣もってるの!?でもいらないっ自分から・・も、もらいたいし?//」
「あらそう。まぁ帰りの会おわったらまたはなそ」
亜衣は自分の席に戻った。ふぅ・・・
「帰りの会はじめんぞー。」
帰りの会がはじまった。
が、今日は先生の話が長く先生の話だけで8分つかい、帰りの会がおわった。
さようならのあいさつをして、支度をすると亜衣がうちのところに来た。
「一緒にかえろうぜっ」
子供みたいな笑顔でそういった。いや子供だけどね。
うん、可愛い。
「うん、かえろ」
こんな感じでうちの長い一日が終わる。
この時はきずかなかった。
日に日に伊東君に引かれていく自分を・・。
長い長い一日が終わったと思ったらすぐに長い長い一日が始まる。
人生はこんな毎日の繰り返しだ。
もうずっとふとんのなかにくるまってたいよぉ・・・
朝目が覚めると考えるのは「また学校かぁ、でも伊東君がいるからいいか^^」
毎日こんなんで朝が始まる。
「さぁーって!今日も一日頑張るか!」
布団をでると寒い。でも一日頑張るんだ。
「でも頑張る前にあったまろう」
もう一回布団に入ろうとしたがやめた。一生出たくなくなりそうだもんね。
とりあえず着替えなきゃ・・。肌寒いから着替えたくないな。
「うしっ!気合じゃ気合!」
叫んで気合で着替えたうぅさむ。
「さぁさぁごはん~♪」
スキップして台所に行った。今日はパンだぁぁぁ!!やった^^
パンにジャムをぬってたべた。
「ん~。うまっ!でも時間ヤバい!倍速食いだ!!」
倍速でパンを平らげて歯を磨いて髪をくしでとかした。
うん、完璧未由ちゃんの出来上がり。
「よし!学校いくべ!いってきまーす!」
バックをチャリに結び付けて学校に向かった。チャリ通学楽ちん♪
その途中。
学校に行くまでの道300メートル地点位にある、右の曲がり角を見た。
「・・・・・・あ・・・・・・」
伊東君。伊東君がいる。本物の模様。うち朝からついてる。神。うん、神こうりん。
てか家近いのかも、もしかして。
いろいろ考えてるうちに歩いてる伊東君の横を通り過ぎる。うん、気分がいい。にやけるのぅ、ぐひひ(殴
あれこれ考えてると学校についた。時刻は7時40分。いつもより5分早い。
なるほど、この時間帯だと伊東君が登校中なんだ、ふふ。伊東君について一個知識が増えたな・・^^
やばいヤンデレ気味だ、危ない危ない
そんなことを考えながら教室、2-2組に向かった。ちなみにクラスは2クラスしかない。
人数少ないから・・。
ガラッと教室のドアを開けて自分の席に向かって歩く。
「おっはよーぅ」
「あっ、みゆ、はよー」
うちの前の席にすわっている、あずさ。それと、後ろの席の林檎が挨拶をして手を振ってきた。
亜衣はまだきてないみたい。
「おはよ、二人とも」
手をブンブン振って笑ってそういった。
ちなみにこの二人もうちの好きな人を知ってる。亜衣とあずさと林檎。この三人しか知らない。
「んしょ・・。」
バックを机の上においてきょうかしょをだして机の中にしまう。それが終わって、着替える。
「セクシーっwww」
「何言ってんの、林檎。ただきがえてるだけでしょう?」
クスリとアズサが笑ってそういう。
「そっ、そうだよ~w着替えてるだけなのにセクシーだなんてそんな・・・//」
「ほら、みゆも照れるんじゃないのw」
「そうそう、アズサの言う通りっ」
てっ、てれてない・・・よね?うち・・。
「う~む・・・。」
ガラっ
教室に誰かはいってきた。
ドアの方を見ると、亜衣だった。
「あ、亜衣!おはよ^^」
「みゆ、おはようさーん」
おはようさーん。といいながらかるくあたまをぺちっと叩かれた。そして自分の席の方へ行ってしまった。
んもー・・・。亜衣ってばいつもこんな感じなんだよねぇww
クラスの男子にも暴力的で男子っぽいんだよなぁ。でも、そんな亜衣が大好き。
「あ、そうだ!」
そこで林檎が口を開いた。
「ん?なぁに?」
「へ?なに~?」
アズサとうちが林檎に聞いた。
「明日さぁ、土曜日じゃん?あそびいかないー?」
「あたしはいいけど?みゆは?」
「あっ、うん!うちもいいよっ」
ちょうど明日は亜衣とも遊べなかったし、ちょうどいいや。
「そんでさ~、夜花火やんない?季節外れだけど、私の家に花火あまってんのあんだよねぇ」
「やりたーいっ!!」
うちは即答で答えた。花火花火♪
うちが浮かれているとき、あずさがふとくちをひらいた。
「伊東君もさそえば??」
と。
当然うちはびっくりする。冗談だってわかってたってテンパる。
「なっ、ぬぁぁ・・・ばっふぁwwwwww/////」
上手く発言できない。
「男子も後2人さそえばいいんじゃね」
アズサは冷静だ。さすが。
「林檎もそれさんせいだなぁ。男子のメンバー林檎決めちゃっていい?」
「いいよ、よろしくね」
2人とも何ってんだっ!?
「ちょっ、ちょ・・・。い、イキナリだし無理かもじゃない・・・?うん、きっとそうだよ」
「大丈夫だよぉ。男子2人はいつも夜遊びしてる鹿野と新井でいいよね。」
いや、たしかにその2人なら絶対OKだろうけど・・。
「って、うち男子苦手なんだって・・・」
そう。うちは本気で男子苦手。話しかけられても頷くことしかできない。
「まぁまぁ。だいじょうぶだってぇ♪林檎がフォローするから^^」
「そうね。じゃあ林檎フォローよろしくね」
「えぇっ・・。ま、まぁ話さなければいい、もんね・・・」
そんな感じで明日の予定が決まった。
暗くなるまでは普通に女子会みたいな感じで遊ぶ。
それで暗くなったら花火。
男子はよるからだ。
「ふぅ・・・・。」
授業中は当然上の空。だって、明日伊東君と花火…だぞ?
死ぬほどはずかしい・・・・よ。
なんて話せばいかなぁ?いや、話しかけないほうがいいか…?
「木戸、次よんでくれ。」
「えっ!?あ、はい!」
そうだ。今授業中だった。
話聞いてなかったからどこ読めばいいのかわからない・・・。
「えっと・・。」
「授業聞いてなかったろ・・・。」
「き、きいてました・・・。」
やばぁぁぁ。ウソついちゃった・・w
「みゆっ、ここからよむんだよぉ!」
林檎がこっそり教えてくれた。感謝感謝・・。
「えっと、日本の領土は・・・」
取りあえず読んだ。
「よし、そこまででいい。」
私はほっとして座った。んー・・。はずかしっ・・
伊東君もきっとわらってるよね
「あああああああああああああああああっ!!!!!」
心の中で叫んだ。
この後の授業もずっとこんな感じだった。
もう散々だぁ・・・。
四時間目がおわって、きゅうしょくのじかんに林檎が二人の男子に明日の事を話していた。
しばらくすると、林檎が笑顔てOKのポーズをして帰ってきた。
伊東君にはあとでいうみたいだな・・・。
「じゃあ明日あたしの家に10時に集合して、可愛い服でもきめよっか」
アズサが家を提供してくれたおかげで、服も可愛いのが選べそうだ。
「うん、わかった。ありがとう」
「ありがとぉっ!^^」
林檎とうちはアズサにお礼を言った。
明日楽しみなのか楽しみじゃないのか…。
そんなことを考えて給食が終わった。
「みゆ?今日ずっと授業中うわのそらだったね・・・・?なんかあったの?」
昼休みに亜衣が心配してくれた。
「あっ、えとね。明日実はかくかくしかじか・・・」
「へーっ。よかったじゃん!」
あたまをぐしゃぐしゃ撫でてくれた。うれしい・・・。
「ありがとっ!でもなにはなしたらいいのかわかんなくてさ・・・」
「そんなのノリで話しとけよ!あんま考えんなよ!」
なんか今亜衣が天使に見えます。はい。
「そうだよね。うん、よし!がんばる!」
「うし。その気合いだ!頑張れよ!あ、そうだ。」
「ん?」
亜衣がなんか話そうとした見たいだけど、チャイムが鳴った。
「あ~・・・。後で話すね、じゃあまた。」
亜衣が自分の席に戻った。なんだったんだろ・・・?
まぁ、あとで聞けるしいいよね。
そう思いながら授業に入った。
ニックネーム:主なのです
本文:先生が意味わかんない授業をペラペラしゃべってる。
うちにはわけがわからない。きっと、日本語じゃないんだ、きっと。
多分先生宇宙人なんだ。
「ふ・・・ふふ・・・。」
そんなこと考えてたらしーんとしてる教室の中笑ってしまった。不気味に。
「あははははははっwwwwww」
皆が笑ってこっちを見る。
あぁ、皆の視線が怖い。穴があったら入りたいってこういうことなんだね。
伊東君もきっと笑ってるんだろうなぁ。恥ずかしい。///
もういいや、こうなったら知らん顔して妄想してよ。
しばらく下を向いてると授業が再開した。助かった。
取りあえず今日は目だたないようにと思い手を挙げることもなく、授業が終わった。
「はぁ・・・。」
恥ずかしかったな・・・。もう考えないようにしよっと。
「おい、みゆっ?だいじょぶか?」
亜衣が話しかけてくれる。
林檎も、「みゆ~。さっきの可愛かったよっ」って言ってくれてる。
アズサは「うん、みゆらしくてかわいかったよ」
皆はなしかけてくれる。嬉しいけど、男子は影で笑ってるんだろうな。
だから男子って苦手。
「ありがと、皆・・。でも大丈夫!うちきにしてないからっ!」
そういうと亜衣が、「よし、元気でよろしい!」とあたまを撫でてくれた。
林檎は、「わーいっ!林檎もみゆのあたまなでなでするっ♪」と撫でてくれた
アズサは、「じゃああたしも・・・。」と撫でてくれた
撫でられるの好きだなぁ。
「ねぇねぇ?そういえばなんで皆うちの頭わしゃわしゃすんの?撫でられんの好きだけど」
うちはいつも皆に頭わしゃわしゃされるから不思議に思ってた。
「え?未由が背低いからじゃないの?」と亜衣が
「背低いからだよぉ」と林檎が
「背低くて腕おきにちょうどいい」とアズサが
まぁ確かに皆150以上身長あるのにうちは144㎝しかないもんな。
「って、皆ハッキリ言いすぎでしょっ><」
うちがそういうと皆「ほんとのことだもん」といった。
「む・・。まぁそうだけど、って皆もう次の授業始まるよ!席戻らないと」
というと皆もどっていった。
ふぅ・・。さぁて、これで最後の授業だしがんばらなきゃねっ!
長い長い授業。
10分たったところで眠くなる。もう寝ちゃおうかな・・・?
「・・・ん。」
ヤバい。寝てた。時間は・・・あ、あと2分で授業終わる。ラッキー!!
2分前なんてラッキーだなぁ。
「キーンコーンカーンコーン」
よっしゃぁぁあぁぁぁっ!!!授業終わった!早く掃除終わって帰りたい!
明日の服選びしなきゃだし!
「ありがとうございましたー。」
「よっしゃ!早く掃除終わらせよっ!」
10分くらいの掃除。頑張って綺麗にしておわらそう。
「アズサっ!林檎!ぱっぱと掃除やっちゃお!あと、その・・男子もね。」
男子苦手だから言えない。班の男子ともしゃべれないうちって・・。
「今日掃除なしで帰りの会じゃなかったけ?」
「うん、たぶんそうだよぉ?」
え・・。今日ないのか・・・。
「やったぁぁぁ」
じゃあ帰りの会早くやって帰ろう。うん、そうだ帰ろう。
「帰りの会始めるんで座ってー。」
よし、早く終わらせよう。
そんなことを考えて席に座って帰りの会になった
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