主 2013-10-19 19:30:13 |
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さぁ?あの電話の感じだと、しばらく帰って来れなそうだったから、泊まりかもね。
(相手が心配してくれていると分かっているのかいないのか、自分の予想を話してみて。とはいえ本人は泊まりであってもさほど気にしている様子はなく。それから話題を変えた相手に合わせ「ええ、博士が居るなら勿論薄味だけど、今日は貴方と私だけだから普通にしたの」と調節していたことを平然と答えて。)
はは..博士もたまんねぇな
(博士が居れば勿論薄味にすると言う彼女の言葉に 博士のたじたじした姿が目に浮かび軽く苦笑いを浮かべ、彼女の作ってくれた鍋の味付けが気に入ったのか、パクパクと箸で食べ進め「でも灰原がこんなに料理出来る何て知らなかったよ」と、笑みを浮かべ
あら、名探偵さんにそんなに褒めてもらえるなんて光栄だわ。
(相手の笑みと言葉が嬉しく、自分も笑顔を浮かべながら上記を話し。自分も食べ進めながらふと相手のことが気になり、「そういえばいいの?ここでこんなにゆっくりしてて。貴方の帰り待ってるんじゃない?探偵事務所の彼女。」と本当は勿論帰ってほしくないのだが、そんな我儘も言えるはずもなくちらりと相手と時計に視線やり。)
あぁ..今日は此処に泊まる事にしたから大丈夫。
博士帰って来ないんじゃ一人にさせとく訳にいかないからよ。(時計を見ながらまだ帰らなくて大丈夫なのか?と、彼女に問い掛けられるも 博士が帰らないと言う時点で此処に泊まる事を決めていたのか、自分は時計に目もくれず 彼女が作ってくれた鍋をパクパクと食べ進め「後で蘭には電話しとくよ」と、彼女に伝え
あら、心配してくれてるの?
優しいのね。
(博士が帰って来ないために泊まると言う相手。それが自分を案じてのことだと理解すれば、素直にはなれないため「ありがとう」とは言えないまでもふっと笑みを浮かべて上記を話し。「なんだか悪いわね、探偵事務所の彼女から貴方を取っちゃったみたいで」と冗談ぽく話しながら自分も鍋を食べ進め。)
そりゃ何かあった時お前一人だと無茶しそうだからな。
(当然心配しているのか彼女の言葉に特に否定する事無く、今日は良く笑う彼女の表情に自然と引き込まれ、自身も自然と笑顔になり「ばーろー、蘭は関係ねぇよ それにこのまま元に戻れなかったら何時までも世話になってらんねぇしな」と、呟いて
そう?
無茶っていう点では貴方の方が上な気もするけど?
(自分を心配し話す相手に、いつもヒヤヒヤしているのは此方な気もすると考えては上記を返し。結局お互い自分のことは棚に上げ心配し合っているのだと妙に実感して。相手の呟きに反応しては少し考え込む。そしてなぜだか重くなった口を開き「…ねぇ?工藤くん?貴方はやっぱり、その…彼女のこと…」と話すも”好きなの?”までは言えず黙ってしまい。)
まぁお互い様って事か?
(彼女に無茶するのは自分の方だと言われれば、心当たりが多々あるせいか反論出来ず軽く苦笑い浮かべ、「そうなだなぁ..今は別に何とも思ってねぇよ それに灰原..お前の事の方が気になるよ」何て、呟けば パクパクと鍋を食べ終えれば、ばつが悪そうな表情で顔を背け
…え?気になるって…、
(予想外の相手の言葉に目を丸くして暫し固まり。”気になる”の意味が単に心配からくるものなのか、自分と同じような恋愛感情によるものなのか、確かめたいが確かめることが怖くも感じ、上記を呟くように話すも上手く言葉を繋げずにいて。)
まぁこの話しはまた今度、灰原最後はおじやでも作ってくんねぇか?(顔を背け頬を掻きながらチラッと彼女を見れば、暫く固まる彼女が目に入り、せっかく彼女が作ってくれた鍋を美味しく食べたのに空気が重くなるとマズイと話題を変える様に更に彼女に注文し「灰原はうどんとどっちが良い?」なんて、問い掛けて
あ、え、えぇ。
私はどっちでも。
でも炊飯器にご飯もあるし、おじやにしましょうか。
(話題を変えた相手に此方も上辺だけでも漸く平常に戻れば椅子から立ち上がり、再びキッチンに向かう。話しながら炊飯器の中を確認すればまだ結構残っており、おじやにしようと判断しては早速作り始め。)
あぁ..それじゃ頼むよ。
(椅子から立ち上がり、キッチンに向かう彼女を目で追い 炊飯器を確認してからおじやに決めたのを見れば、意外と家庭的何だな と、思いながら調理をする彼女を見詰め、ふと思い出したのか慌てて携帯を取り出し「もしもし蘭ねーちゃん、今日は阿笠博士の家に泊まるから心配しないでね」と、連絡を入れるが 何で気を使って電話しなきゃいけないんだと思いながら小さな溜め息を吐き
(それじゃ今日はこの辺で失礼します。お休みなさい。
ふふっ、名探偵さんも大変なのね。
でも、溜息つくと幸せが逃げちゃうらしいけど?
(相手が電話をしている間にほとんどできていたらしく、クスっと笑って上記を話しながら、おたまでお茶碗におじやを入れて相手の前に置き。続いて自分の分もよそって手元に置けば、「熱いから気を付けてね?」と念を押して。)
(/了解いたしました。おやすみなさい!)
しょうがねぇだろ..この年して家に連絡しなきゃならないなんてよ。
(溜め息は幸せが逃げると言う彼女の言葉に 軽く苦笑いを浮かべながら溜め息の理由を述べると、お茶碗に入れられたおじやを出されれば、箸で軽く掬い しっかり冷まして一口食べると「うん、旨い」と、笑顔を浮かべながら彼女に伝え
しょうがないでしょ?
見た目は小学生なんだもの。
(保護者に連絡するのは当然だと言わんばかりに上記話してはふふっと皮肉を込めて笑い。旨いと笑顔を浮かべてくれる相手に此方は嬉しくなり再び柔く笑んでは、「ご飯粒、ついてるけど?」と相手の頬についているのを指摘するために代わりに自分の頬を指差してみせ。)
こんな事しなきゃいけないと思うとお前が羨ましいよ。
(今までは自分一人で暮らしていて、今日は遅くなるだの 帰らないなど連絡する訳も無く、彼女が羨ましいと 愚痴を溢すも、頬にご飯粒が付いていると言う彼女の指摘に慌てて指で取り、パクリと口に放り込みながら軽く照れ笑いし「そう言えば灰原、意外と家庭的何だな」と、思わず口に出してしまい
そりゃ、博士と2人暮らしなのよ?
嫌でもいろいろするわ。
(”意外と”というのは多少引っかかりながらも食べ進めながら平然と答え。「その辺は探偵事務所の彼女の似たようなとこあるかもね」と、両親が別居して父親と二人暮らしな蘭を思い小さく笑い。)
あんまり嫌そうに見えねぇけど?
(普段の彼女が嫌そうに何かをしている姿が頭の中に浮かばずに軽く首を傾げ、再び蘭の事を口に出す彼女を見詰めると せっかく二人きりなのに面白く無いのか「蘭の事は良いから、今は灰原の色んな面を見てみたい」と、少し思い切って話し
あ、私…?
(自分のいろんな面を、と言う相手に微かに頬を染めながら目を丸くして聞き返し。その照れ臭さを隠すように軽く咳払いしては「べ、別にいいけど…貴方のいろんな面も見せてね?」と余裕な口ぶりとは裏腹に俯き加減で話し。)
まぁ博士や彼奴等(少年探偵団)も居ねぇし..こんな機会滅多にねぇんだから良いよ。
(自身の言葉に軽く頬を染めた彼女の表情が目に入り、やっちゃったかなと 思いながらゆっくり彼女から視線を外し、二人きりの時ぐらい我慢するのは無しにしようと、両手で軽く頬を叩き 冷めてしまう前におじやを食べつくし「ご馳走さま」と、手を合わせ 料理を作ってくれたお礼に、食べた食器を持ってキッチンに立つと「俺が洗うからゆっくりしてろよ」と、彼女に伝え
(それじゃ今日はこの辺で、お休みなさい!
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