主 2013-10-19 19:30:13 |
通報 |
せやな-、ちっちゃい頃は結構やっとったで、( こくり、と頷くと小さい頃のことを密かに思い出し。あの時はもっと素直だったよな-、なんて思えば苦笑して。何でこんなに素直になれなくなったんやろ、と溜め息を吐いて、)
そうなんか、....まぁええわ そろそろ腹も減ってきよったから飯食いに行くで
(やっぱりあの時の女の子は和葉やったんやなと、再確認すれば まさか初恋の相手が彼女だったなんて口が割けても言える筈なく、話題を変えようと 溜め息を吐く彼女に「何か食いたいもんあるか?」と、問い掛け
あ、アタシあれ食べたい!、( 周りを見渡していると見えたのは屋台の様なもの。それはどうやらたこ焼き屋らしい。たこ焼きなんて地元でもいくらでも食べることは出来るのだが少し味比べをしてみようか、と考え、)
よっしゃ、おっちゃん たこ焼き2つ
(彼女が指差した先を見れば たこ焼き屋の屋台が目に入り、自分も食べ慣れている物の方が良かったのか さっさと屋台に向かい注文すると、慣れた手付きで焼き上げられたたこ焼きを受け取り「ほら和葉」と、彼女に手渡して
有難うな、平次!、( 何処か嬉しそうに笑みを浮かべると何時も言わない様なお礼の言葉を。たこ焼きを1つ食べてみると「ん、此処のも美味しいやん」と満足した様子。...でもやっぱり大阪のが一番、なんて思ったことは秘密だ、)
お、おう なんや知らんけどけったいなもん付けるんやな(嬉しそうに微笑みながらありがとう と、言う彼女に少し驚くも 京都のたこ焼きはソースが掛かっておらず、出汁をつけてパクリと口に放り込み 味わうも、やはり違和感があるのか「何か変やないか?」と、彼女に問い掛けて
...ん-、やっぱソースあらへんと違和感あるんよね-、( 何個か食べていくうちに少し飽きてきたのか屋台から離れた所で上記を述べ。最後の1個を食べ終えると「ご馳走さまでした」と一言。同じ関西でも味覚は全然違うんやな-、と改めて実感して。)
まぁこれはこれで旨いんやろうけど、やっぱり慣れとる方がええな
(自分も残さず食べ終えるも、最後の1個まで違和感は消えず 取り合えず腹は膨れたが、今度は喉が渇いたのか「和葉何か飲むか?」と、声を掛け 彼女は普段何飲むんやろ と、思いながら首を傾げて見詰め
アタシは..どないしよ。( 少し考える様な素振りをしては「アタシはお茶でええよ」と答え 。特にこれと言って飲みたい物もないし。相手ばかりに買わせるのも何だか悪い気がして鞄から財布を取り出し、)
お茶か..こうて来るからちょっと待っといてな
(お茶で良いと言われ 確かさっきの店にあったなと思い出すと、財布を取り出す彼女に「お茶くらいええわ」と、伝え 先の店戻り二人分のお茶を買うと、次は何処に行こうか考えながら彼女の待つ場所へ戻り
...、今日の平次優しすぎて怖いわ、( 相手が一人行ってしまうのを見ればポツリ、と呟き。頭でも打ってしもたんやろか、と不思議に思うが気にしないでおこう。戻ってくる相手に駆け寄ると「アタシも今度奢るからな!」と笑みを浮かべてみせ、)
お茶くらい別にええて それより和葉、次はどないしよ?
(今度は自分が奢ると言う彼女の言葉に 軽く口許を緩ませ、買ってきたお茶を一口飲めば 二人きりでジッとしているのは間がもたんな と、歩き出そうとするが 彼女はどう思っているんだろうと、問い掛けながら小さく首を傾げ
京都言うても流石に金閣寺は無理やろな-...、( う-ん、と首を傾げると「...大阪に戻ろか?」と尋ね。時間も結構過ぎてしまっているし。"遅くなってしもたら平次のおばちゃんも心配するやろ"等と考えれば相手の様子を伺い、)
何言うてんねん、まだ朱雀門も見てへんし、極楽院も行ってないんやで?
(確かに彼女の言う通りだらだら散歩していたお掛けで辺りは多少薄暗くなり、流石に遅くなるな と、諦めるも 「三千院まできて、ほんまに紅葉見ただけやんか」と、ぽつり呟き まぁ、あんまり遅くなるのも良くないだろうと 軽く頷き、一緒に駐輪場に向かい
今度、蘭ちゃん達も誘ってきたらええやん!、( 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。そのことを少し残念に思うがすぐに何か良いことを思い付いた様に顔を上げると上記を述べ。きっと蘭達が居たら楽しいに違いないだろう、なんて気楽に考え。)
せやな、眼鏡の坊主もくるやろうし 楽しくなるでほんま(彼女の言葉にふと頭に浮かんだのは、工藤と居て事件に巻き込まれ無かった事が無い、と 小さく口許を緩ませ、彼女と遊びに来ているにも拘らず そんな事を考えてしまう自分に 多少反省すると、乗ってきたバイクの場所へ辿り着き 彼女にヘルメットを手渡して
眼鏡の坊主ってコナン君のことやろ?、コナン君、久々に見たいわ-、( コナンは本当に小学生なのかと聞きたくなるほど推理力が良い。警察が気付けないところにも気付けるし。もしかしたら新一と互角かもしれない、と密かに思えば笑みを溢して、)
まぁ、そのうち会えるやろ 行くで和葉
(久しぶりにコナン君にも会いたい と、言う彼女に まさか工藤新一本人だとはとても言えず、彼から聞かされた黒の組織を思い出し 彼女を巻き込ませる訳にはいかんと、自身の中で頷き ヘルメットを被りバイクに跨がれば、彼女に後ろに乗るように伝え
うん!、( 何時会えるか分からないと言うのに既に楽しみの様だ。バイクに跨がりヘルメットを装着すると落ちない様にしっかりと掴まり。何か忘れていた様な気がしたが"あ"、と手紙のことを思い出し「手紙の返事、どないすんねん」と問い掛け。もし彼がその告白を了承したら己は身を引くべきだろう、)
今更何言うてんねん そんなん断るに決まっとるやろ
もう決めてる奴がおるさかいな
(バイクに跨がる彼女が思い出した様に問い掛けてくると、そんな話しすっかり忘れとったわ と、鼻で笑う様に答えれば しっかり掴まる彼女を確認してバイクを走らせ「和葉一人で手一杯や」と、聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いて
トピック検索 |