主 2013-10-19 19:30:13 |
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何や、勿体ないな-、( 何て自分では言いながらも少しホッとした様子。小さい頃からずっと好きだった相手が他の誰かと付き合うなんて考えるだけでも嫌になる。紅葉が見え始めるとそんな気持ちも何処かへと。「蘭ちゃん達も連れてきたら良かったわ」と呟けば親友の姿を思い浮かべ、)
せやな、勿体無い言うんなら返事書いてみよか?
(勿体無いと言う彼女の言葉に少し悩みながら答え、軽く首を傾げるも 全然興味無さげに話し「工藤はこんなん興味ないやろけどな」と、ぽつり呟き やっと三千院に付けばバイクを駐輪場に止め「行くで和葉」と、バイクに股がる彼女に手を伸ばし
...馬鹿平次、( ポツリ、と相手に聞こえない様に呟くとバイクから降り。一瞬相手の手を取るのを躊躇ってしまうが意識し過ぎても変だと思われてしまうだろう。表情には出さない様に気をつけながら相手の手を取ると「..まぁ工藤君は推理してる時が一番楽しいんやろ」と推測して。親友も同じ様な感じなのだろうか、と考えれば苦笑して、)
ん..何か言うたか?
まぁええわ、こんなんの何処がええんやろなぁ
(彼女の小さな声が聞こえた様な気がして軽く首を傾げて見詰めるも、素直に手を取りバイクから降りたのを確認すれば 辺りに見える紅葉を眺め、自分は特に興味が無いのか「これからどうするんや?」と、彼女に合わせ様と問い掛けて
せやな-、..平次はどっか行きたい所無いん?、( 周りを見渡しながら少し考える様に腕を組み。周りを見渡す限り、家族連れの者や友達と来ている者、カップルらしき者も見える。羨ましいなぁ、なんて考えを消す為に上記を述べるときょとり、と首を傾げ。自分の要求ばかり言うのも何だか悪い気がするし、少し相手の意見でも聞いてみて、)
んー、せっかく来たんやから和葉に付き合うたるさかいどこでもええで?
(何処か行きたい場所はあるか と、彼女に問い掛けられ 知り合いが周りに居ない時くらい彼女と言い争いたくないのか、軽く微笑みながら答え「ゆっくり紅葉見物しよか」と、優しく彼女の手を握り 照れ臭そうに頬を掻いて
...、何か今日の平次変や、( 悪い意味では無く良い意味で。何時もなら興味無いとか言いそうなのに。相手に手を握られると驚いた様に顔を真っ赤に染め。慌てて顔を逸らすと相手に顔を見られない様にグイグイと腕を引っ張っていき、)
お、おい和葉 そんな急いだら紅葉見れへんぞ
(優しく彼女の手を握って見れば、顔を逸らした彼女にグイグイと腕を引っ張られながら連れられ、彼女が何かを見付けたのかと思い「何かあったんか?」と、後ろから声を掛けるも 引っ張られているお陰で照れ臭い気持ちは飛んでいて
な、何もあらへん!、ただこっちの方が綺麗やと思っただけや!!、( 適当な言い訳を付けると未だ顔は逸らした侭で。真っ赤な顔を相手に見せる訳にもいかず、紅葉を見る振りをして相手の方を向かない様にして。すると目に入ったのは恋人同士と思われる人達。仲良さそうに話している。相手と自分は周りからどんな風に見えてるのだろうか、と密かに考え。)
さよか、同じにしか見えへんぞ?
(彼女に手を引かれ連れてこられた場所をぐるっと一回りして紅葉を眺めるも、自分には同じ様にしか見えず さっきから顔を逸らし続けている彼女を不思議に感じたのか「具合でも悪いんか?」と、心配し 彼女の肩を掴んで振り向かせ、真っ赤な表情を見れば 周りには恋人同士と思われる人達ばかりなのに気付き、自身も軽く顔を逸らして
あ、阿保!、そんなんちゃうわ、( だから顔を見られるのは嫌だったのだ。するとナイスタイミングなのか蘭から電話が。「へ、平次。ちょっと待っててな」と相手から手を離すと少し離れた場所へと行き電話に出て。内容は彼..つまり平次とは最近どうなのかと問われ。勿論、今は後ろに相手居る訳だし大きい声で話す訳にもいかない。さり気なく徐々に相手から離れていき、)
何なんやいったい..おい和葉どこ行くねん!
(手を離して少し離れた彼女を、軽く首を傾げながら見詰めていると、徐々に離れられ このまま何処かへ行ってしまうんじゃないか と、心配し 大きな声で声を掛ける それは勿論電話相手にも聞こえ
...ご、御免な、蘭ちゃん。また後で電話するわ。ほな、( 気付かれない様に離れていたと言うのに結局は気付かれてしまう。...幼馴染み恐るべしだ。携帯を鞄にしまうと「何処にも行かへんし、蘭ちゃんとガールズトークしとっただけや!」と適当に口実を付け。流石に相手のことを話していた、なんて言える訳が無いだろう、)
そうやったんか..そらすまんな
てか和葉..せっかく二人で来たのに電話優先するんか?(後ろから大きな声で声を掛けると、慌てた様に電話を切ってしまった彼女に軽く頭を下げるも ふと今の状況に間違ってはいないか?と、自身の中で悩むも 自然と思いを告、何言っとるんや自分 と顔を逸らして
へ、平次やって事件の電話掛かってくるとすぐそっちの方行くやろ?、それと同じや、( 何故彼はそんなことを聞いてきたのだろう、と疑問に思うがそれは彼も同じの筈。上記で述べた通り、彼は事件優先だし。それは当たり前だと分かっている..のだが「アタシは悪うない」と内心呟けば腕を組み、)
そらそうやな、お互い様ちゅうこっちゃ
(彼女の正論な答えに普段は途中直ぐ居なくなってまうな自分 と、軽く苦笑い浮かべて頷けば「きい取り直して行くで和葉」と、腕組みしている彼女に声を掛け 再び手を差し伸べ、今日は何処も行かへんで と、囁いて
事件起こったらどないするつもりやの?、( 苦笑混じりに述べると相手の手を取り小さく首を傾げ。まぁ彼のことだし事件優先かもしれない。その時は怒ったりはしない...筈。断定が出来ないことが己の悪いところ、なのかも。)
今回は工藤に譲っちゃるわ、約束は守らなあかんしな
(苦笑いしながら首を傾げる彼女を見れば 少し悩むも、「今日一日くらい約束守れないでどうする」と、自身に言い聞かせ 優しく彼女の口から握り歩き出そうとするも、これから何処に行くか決めておらず、それでも彼女の手を引いたまま紅葉眺めながら歩き出し
工藤君ならすぐに犯人とか分かってしまうんやろな-、( 何となく会話に出てきた彼、新一を話題にして上記を述べ。勿論、幼馴染みの平次も凄いが男は誉めると調子に乗るから、と何とも理不尽な理由で言わない。たまに冷静さを失う時もあったし、気を付けて欲しいものだ、)
せやから行かへんで大丈夫やねん
(工藤新一の凄さは自分が一番ようわかっとる と、彼女の言葉に軽く頷き、二人で紅葉を眺めていれば 依然あった事件を思い出したのか、「和葉、毬(まり)つき出来るんか?」と、首を傾げ 桜の木の下で毬つきしていたのは彼女だったんだよな、と 再確認する様に見詰め
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