見知らぬ娘 2013-10-19 00:44:25 |
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見た目に寄らず良いとこあんだな、っと失礼、思わず本音が…あ、そうそう。其の渡なんだがもう此処には来ねぇのか?
お、もしかして嬉しかったり?(相手の言動が一致してないことに気付いては面白い物を見つけた、とばかりに尻尾触ってみたり
なんだ、あの娘に気があるのか。アレは止めておけ、ロクな女ではな....ッ!!(相手の本音に一瞬顔を顰めるも、何処か口元を歪めてそう相手に言葉を返し。が、尾に違和感を感じ視線を落とすと触られている事に気づき、不快感を露にした顔ですぐに離れさせようとしたが、悪知恵を思いついたのだろう。....カクリと項垂れたかと思えば、すぐに頭をあげ)−やだ....そんなトコ、触っちゃ、駄目....おニイサンってば、″イケナイ人″、だネ(濡れた声に熱をおびた瞳、露出した両脚を気だるげに擦り合わせ、肩で息をする姿は、獣独特の角ばった耳とフサリとした尾を除けば此処に居た娘そっくりで。続けるように己の唇を舌で濡らすと、カカカカと何処か可笑しそうに笑いをこぼすのだった)
ま…っまだ興味が湧いた段階で…そんなんじゃねェよ…ッ!!!(見事に言い当てられたので気が動転しているのだろう、低音ボイスが崩れ普段の少年に戻っては慌てた様に云い返し。仕返しとばかりに軽く力を込めて尻尾をぎゅっと握るも、直ぐ相手が項垂れたので如何したんだと眉を潜めて尾から手を離し。其の直後、急に顔を上げたかと思えば妖艶に変貌した彼女(にしか見えない彼)に目は釘付け。己のまるで少女の様に白い頬が見る間に赤くなっていっては「もう止めてくれ――!!!」と耳を塞いでブンブン首を振るも、其処は矢張り男の子、眼はしっかりと大人の雰囲気で唇を舐める相手を捕えた侭で。かと思えばすっと普段通りの人をからかった様な笑みに戻った相手。そんな様子を見ると「ふ、ふん…中々似ていたんじゃないか?」と低音に声を戻し、足を組んでは必死で落ち着いている風をで装い。
カカカカ、この手の冗談には慣れておらぬのか?声をひっくり返しおって.....愛い奴よのう。安心しろ我輩は既に性別の概念から解き放たれておる。といっても、この娘の身体はセイショウネンの目には毒にしかなりかねんからな。ウヌが動揺するのも無理はない、よって恥ずべき事ではないぞ(そう言いカカカと笑いをこぼすが、ふと何かを思い出したように視線を宙にむけ).......そういえば、あの娘。写真を取るだのなんだの言っておいて結局取っていなかったな。......客を喜ばせるのも、仕事の一つか。よし、我輩の念写の術をウヌに見せてしんぜよう。−ありがたく思うのだぞ(足を組んだ相手の前に立つと、目を閉じ何かを念じはじめ)
………う、うるせ-よ!!、ふんッ…って、性別も超越してて念写も出来るって…ふぅん?、御前にも興味が湧いてきちゃったな、ハカバ?……解剖とかしてみたらきっと面白いだろうな_あ、此れは気にしなくて良いぞ、独り言が癖なん……。(からかわれた事が余程悔しかったのか相手にそっぽ向けると、頬杖をつきブツブツと呟いて。思いが形となり言葉として己の口から出ていることに途中で気付けば相手の方向き軽い風で“気にするな”と笑って見せようとするも、念写中だったのを思い出しては云いかけたものを飲み込み作業をじっと見つめ。
......終わったぞ、ほれ。現在の我輩の姿だ【http://blog-imgs-59.fc2.com/h/z/m/hzmski/wtrnk.jpg】媒体はあの娘の資料経由を拝借した。何を言ってるかわからなかったら深く考えず、また気にするでないぞ。
念写やあの娘が居た時は写真等を増やしていくはずだったが、我輩の念写でも十分やっていけそうだな。......視覚的余興の一つのつもりだが、このように視覚的情報を得れれば、今我輩が前に居るのは事実だが更に現実味を帯びれるのではないか?........何を言ってるかわからなかったら聞き流すがよい(どこか疲労した様子で、そう話すとその場に丸まり)
…おう、さんきゅ。上手いもんだな、(相手と念写した紙に写る相手を見比べては感心した様に唸り暫く眺めていて。
嗚呼、話すのみと此れが有るのじゃ全然違うな、リアリティが。…念写か-…俺も覚えようかな、便利そうだし。形だけの習得でも一週間はかかりそうだが覚える価値は有りそうだ。……ん、お疲れ。(丸まった相手の肩をポンポンと軽く叩き
フン、念写は普通の写真とは違い偶像イメージを映し出すからな。
下手をすると、赤っ恥をかくことになるぞ.....例えばそうだな、ふむ(肩を叩かれ、顔をあげると暫くなにか考えこみ)......オニイサンが、ちょっとでもワタシを見てやらしい事考えてると.....ワタシの″そうゆう姿″が念写されちゃうから、ムッツリスケベだったりするなら訓練が必要かもネ。そうならないように、此処で念写の練習するのもいいかもしれないよ。まず自分の姿の念写から、かなぁ。....まあ精々頑張るがよい。カカカ(首を気だるげに傾げ、己の尾で相手の足下をくすぐるように撫で上げると、すぐに声音を戻してそう楽しげに笑い)
大分遅くなった、すまねェ…久々にやり甲斐の有る仕事が来たもんでな、気が付いたらこんな日付で__とはいえ遅れたのは俺の所為だし、手ぶらで来るのも気が引けるし…つ-事で、ほらよ。(右の手を軽く上げるとマカロン3つ入った袋が左右に小さく揺れ)…もしかしたら彼奴が居るかも、と思ってな。居なければ御前が食っちゃって構わねェから。まぁ、取り敢えず渡しとくわ(照れた様にそっぽ向きつつ内2つを差し出して)
やっ…やらしい事なんて考えね-し!!誰がムッツリスケベだ!!、そそそれに女に興味なんて無いしな!(目を泳がせ乍らも一応の反論を試みようと)自分の姿、な…何度か練習_っ、ひゃ…くすぐったいっつの!!(足元を相手の尾で掬われ一瞬ビク、と肩を揺らすも直ぐにむっとした様な声音で前記←)
.....ン、誰だ。....ああ、ウヌか、最近になって寒くなってきたからな、少し眠っていたようだ。
土産、か。あの娘が居れば喜んだだろうがな、まあ有り難くうけとっておこう。.....フン、礼くらいは言ってやる、苦しゅうないぞ(ぐぐぐ、と寝転んだままその場で伸びをして)
ああ、しかしあの娘に化けているからとはいえ....あの娘の着ている衣類は、ちと寒い。肩やら脚やらを隠さねばこれからの季節身体が冷えて仕方ない....(ブツブツと文句をいいつつ、その場に丸くなり。どうやら元の姿に戻るという考えはない様子)
…そ、そうだ!、もう冬に入りかけてるってのに、そんな…は、肌出てたら寒いだろ、何か上に着ないのか?…つか着ろよ、風邪引くぞ。(ちらっちらっと相手を見たり目を逸らしたり、を繰り返しては罰の悪そうな声で、)
........何故あの娘はこのように露出しているのか。露出癖の可能性も高いが、あの娘は体術を操る者だ。多分理由はソレだろう...(猫がするようにコロンと仰向けに寝そべり、己の二股の尾をユラリと動かすと周囲に青白い炎が現れる。その事によって隠れ家内は青白く照らされ、その様子を気だるげに見やりながら「これで体感温度はマシになるだろう」と呟き)
−思えば随分とあの娘と連絡を取り合っておらんな。御上に捕まってるか、あのお方の所で厄介になっているかのどちらかだろうが....ウヌも御上に厄介なるような事はするでないぞ。豚に好かれても、あの娘のように御上に好かれてはならん(全身を伸ばすようにくねらせると、カカカと小さく笑いをこぼし、相手を見上げ)
渡、ハカバ、殿
久しいな。
もう世間は正月らしい。
此処に匿って貰いに来なくなって大体2か月か。
..一度、"豚"に捕まったが、色々あって今は元気だ。
縁があったらまた逢おうな。
來
(中々の達筆で記されている真黒な手紙を、同色の封筒に納めた物を手に、一人の青年_正確に言うと少年が隠れ家に近付いていく。まるで人の目を気にするかの様に左右確認し、窓を素早く開ける手際は慣れた様に素早く一瞬の物で。封筒投げ入れると、やはり周りの目を気にするかの如く辺り見回し、何も無いと判れば少し気を緩め、ふう、と溜息落とすも警戒は依然怠っておらず。懐かしいな、なんて暫し窓の淵やガラスの質感等を見、つうっと指でなぞってみるもはっと我に返れば、己は犯罪者か、とふっと頬を緩めて。まあ、否定もできないか、と笑みを苦々しい物に変え、頭を小さく左右に振ると、名残惜しそうに窓枠から手を離し、やがて漆黒の闇へと姿を消して)
....ンっ
.....んん、なんだ、誰だ!!
....悪戯か?我輩の眠りを妨げとは命知らずにも程があると見....(時期的に冬眠していたのか、寒く冷え込んでいる室内に投げ入れられた封筒は、丸くなって眠っていた所に見事に命中し。以前此処に居た彼女の姿を借りているまま、眉間に皺寄せると、傍に落ちている封筒を拾い上げ、暫く眺めていたが元は猫の為に開け方すらもコレが何なのかもわからなかった様で。...ふんふん、と鼻をならすと何かわかったように「ああ、彼奴か」と一言呟くと、大きく伸びして再び丸まり、暫く封筒を眺めながらウトウトし始め)
よーし、終わったかな。
本当何処に行っちゃったんだろう。あのあんぽんたん猫....って。あれ、誰か居た形跡がある....誰だろう。
外って事はハカバじゃないだろうし、お客様かなー(生き物の反応が感じられなかった隠れ家を不審に思いこっそり帰ってきていたのか。静まり返った家の中を清掃し終わり、パンパンと己の手を払うと、数ヶ月前までは其処に何かが丸まり寝転がっていたであろう場所を見下ろし。換気を終えようと窓をあけ、ふと窓下へと視線を降ろすと、微かだが何者かの足跡を発見して)
..すまない。少し、少しでいいから...(三角割りで窓の必要な箇所幾つかに穴を開け、するりと室内に侵入。数分、窓の外に鋭く視線を。それと耳をそばだてていたが、やがて何事もないと判断すると、ぼそぼそと何事か呟きながら、部屋の隅目指して這いずりだし。目的地に着くと、丸まった体制を取り、直ぐ様寝息をたて始め)
あー暑い暑い.....久しぶりにこっちの様子見に来たらびっくりした。
ごめんなさいネ、お待たせしすぎたかな。
やっぱり此処にも誰か来たら携帯端末に連絡がくるようにしておかないとなあ.....
オニイサン生きてる?栄養足りてないならいれてあげないと.....ええと、栄養剤、栄養剤....(夜目がきくのか薄暗く少し暑さがこもっている部屋の隅に相手を見つけるとそう呟きながら自分の胸元から一本の注射器をとりだすと、相手にゆっくりと近づいて行き)−暫く様子見てようかな。
しかし暑いなあ、お屋敷のあの微妙に涼しい感じが惜しまれるネ。
飲み物はー....すでになくなってるし、盗まれたんだろうなぁ....
とりあえず生命維持の為にも栄養剤だけいれておこうかな...埋葬の仕事なんて勘弁だからネ、オニイサン。
さて、ちょこっとちくっとするけど ごめんなさいネ(そう言うと動かない相手の首元に注射器を突き立て。数秒たってから空になった注射器を近くの机上に置くと、再び同じ箇所から取り出した扇子で相手を扇ぎ始め)
………嗚呼、邪魔して…っハカバ、御前 何かしたか?(仄かに風を感じると漸くのろのろと上体起こして、彼方此方を見回し己の居場所を確認。窓の外を見、だいぶ寝ていた事に自分で驚きながら、目を覚ますべく頭を軽く左右に振って。視覚の範囲に相手を写すと、寝惚けているのか見慣れた猫の方かと思っている様で、首元に小さくぴりっとした違和感感じつつ眉根寄せるとそう問い掛けて)
···お目覚めみたいネ、お久しぶりオニイサン。ほおらその目でちゃんと確認してネ、覚えてるかな···渡さんだよ(扇子で相手を扇ぎながらそう答えるとにっこりとその瞳を細めて)-首痛むのはねぇ、ごめんネ。近代の医療器具だったら針が細いんだけど渡さんのは即席のだから未だに針が太めなの···まあ栄養をいれただけだからすぐに楽になってくるよ、安心してネ(そう説明すると机上で鈍く反射して光っている注射器を片手で持ちあげて見せ)
? ああ、渡か。確かに、よく見れば尻尾なんかもねぇな(じっと相手の容姿を見、耳や尻尾の有無を確認するとやっと判別がついたようで。流れで気になったのか「さっきから見ねぇが…猫は?」と)いや、大丈夫だ。そこまでの痛みじゃねぇ…ありがとな(見せられた注射針の先端を見ると、僅かに顔顰めるも、太さの割には平気なもんだななんて注射痕を触りながら、栄養剤に対しての礼を述べ)
-尻尾ぉ?なあに、にゃんこのコスプレしてお出迎えの方が良かったとかじゃないよネ(口元に笑みを浮かべて小さく笑った彼女は、猫の所在を聞かれると肩をすくめて「渡さんが此処に来た時は居なかったケド」と伝え)···人を叩き出しておいてお客様の相手もせず行方眩ますなんてねぇ、ごめんなさいネ。といっても此処を無法地帯にするつもりはないし、携帯端末に連絡が入るようにしておいたのでご安心を。といっても君主様がお帰りになったらすぐに屋敷に戻らないといけないので····そこはご了承下さいネ。
あ。····あれから随分たつけど、オニイサン調子はどう?(「"豚さん"は仕留められた?」続け様にそう言うと、相手を扇ぐのを一旦止め立ち上がり、いつの間に持ち込んでいたのか少し小さめの黒光りするボックスの中から一缶取りだし。缶事凍りついているソレを相手に差し出すと「今飲むと舌に缶がひっつくかもしれないから気をつけてネ」と一言添えて)
…(相手の冗談には否定も肯定もせずにおいて。猫の話を聞くと微かに眉下げるも「…そうか、まあふらっとどっか行きそうな奴だったもんな」とさして驚かず納得した様子。)おうよ、そのへんは心得てる。つーか、勝手に入って勝手に出てくような奴を客扱いしてるだけで十分よ。なんか、わりいな。
豚は…仕留めたには仕留めたんだが……そいつにも二匹仲間がいたらしくてな。今は、そいつらに追われてる…(歯切れ悪くそこまで言うと、差し出された缶を「さんきゅ」と受け取って。付け加えるように「完全に俺が情報収集し忘れただけなんだが…いつも、大事などこで抜けるというか…」と段々と尻すぼみになりつつも、前記言い終えるとバツの悪そうな顔になって)
__渡は?"お上"とは仲良くしてんのか?(少しの間の後、ぱっと顔上げ相手を見遣り質問を返すと、手袋越しでも缶が自身の冷たさを主張してきた為、傍らの床にそれを置いて)
時間差で今晩は!ごめんね、ちょっとお屋敷の方に顔出してきたの。
....情報収集ネ、あまり得意じゃない場合は情報屋でも雇ったらどう?お命大事、背に腹はかえられないものネ。渡さんの知り合いにも密偵さん、もとい情報屋が居てね。今は生きてるのか行方を眩ましてるからわからないから、オニイサンに勧める事も出来ないかなぁ。(いつの間に姿を眩ましたのか扉から入ってくると、先程居た定位置に座りなおし)
....お上ねぇ、なんでかしらないケド目つけられてて....失礼な話だよネ。
オニイサンも気をつけて。−まあ目をつけられたら匿ってあげるからご安心を、ネ。
よい、しょ。っと。
····土台はこんな感じかな。火、着火·····っと(何者かの形跡を見つけた彼女は一人そうごちると、隠れ家の中に焼き物の土台をセットし終え。窓を開け黄色い染みが目立つズタ袋から串刺し状になった肉を、土台の上に置き「いただきます」と呟くと炙り始め)さて、どうしようかな。名前はー····炙り串肉屋でいっか。ふふ。メニューはどうしようかな····(手に持てるサイズの四角い木の板を見ながら、何かを考えていた彼女は思いついたものがあったのか、ペンで何かをかきはじめ。ー数分後には肉のやける香ばしく煙たい匂いと少し荒んだモクが窓から溢れ、夜の空目掛けて細く揺らめき昇り始めた)
……?おかしいな、渡んとこに来たはずなんだが…(隠れ家に向かう際、前方から漂う香ばしい匂いと煙、それと立てかけられた板に不審がりながらも近付いて行く少年。少年は背格好は勿論のこと低く、肩にヘッドフォンを乗せ、パーカーにサルエルといったラフな出で立ち。さらに近付いていくと、店に立っているのは知った人間なような気が。何となく状況を察した彼は「すみませぇん、ここは何のお店なんですかー?」と相手から見て可愛らしく見えるように小さく小首を傾げてみせつつ、微笑み浮かべ)
あら、いらっしゃい、珍しいお客サン。お店というより気まぐれで始めた今晩限りの炙り串肉屋といった方が正しいかも。ああ。...ご注文は聞かずにこちらが炙ったものをお出ししていく感じでネ。
......前の年に、一度此処に迷い込んだ子だと認識してるケド。違ったらごめんなさいネ。あの時部屋の中が暗かったように思えるから。−自分は渡っていうの。ヨロシクね、僕(そう相手に伝えると目を細めて微笑み、氷が数個はいった鈍く光り汗をかいている冷や水のコップを相手の前に置き)
ああ、そうだ。僕、お腹すいてない?よかったらそこに座って一本どうぞ(「今日は試しで出してるからお勘定は勿論とらないからネ」そう付け加えると、己を冷やすように氷を唇にあてると少しだけ口内にふくみ)
せーいかいっ!…ふふ、あんまり素敵なところだったからね…今日はふと思い出して遊びに来たの(相手が出したお冷に手を伸ばし、口元に運んで喉を潤す程度の水分を取ると「…でも、僕のこと覚えててくれたんだぁ…お姉さんは記憶力が良いんだねっ」と嬉しそうに笑って)
わたり、お姉さん、ね。僕は……秘密。お姉さんが好きなように呼んでよ。"僕"でもいいし。よろしくね?わたりお姉さんっ
え、いいの…?(ひと串勧められればこれまた頬緩ませるも、直後、渋ったような顔見せ、「ええ、でもご馳走になるのに代価を出さないっていうのも…僕の家、そういうのに煩いからなあ…………あ、じゃあさ、子供だから半額っていうのは?」と代替案を提示して)
はぁい、宜しくネ。名乗りは強制じゃないからいいの、此処はそうゆうトコ、暇潰し場所だから。
·····お勘定は食べ終わってから僕が無事に立ち上がって喋れたら十分、それがお代。ふふ、別の言い方するなら身体でどうのってやつかな。···ま、このお肉は渡さんが仕留めてきたやつだけど、実際何円かはつけられないから、お代ならそうだなあ(そう言うと、暫く相手の顔を見つめ。何秒かすぎた頃に氷を小さく砕くと、目を細めて相手に微笑み)
-僕の持ってる情報をもらえる?お話の種類はなんでも大丈夫、作り話でも体験談でもネ。それを聞いてから何本出すかは渡さんが決めるから。
………うーん、何を話そうかって結構考えたけど、話、浮かばないや。
じゃあさ、お姉さんが僕に何か質問をする! それに僕が答える…っていうのじゃ、駄目かなぁ…?
了解したよ、質問ねえ
(言葉を濁した後に暫く考えるように宙へ視線を漂わせ。そこに何かを見つけたのか、目を少し揺らすと前方の相手に視線をうつして。見据えた相手の何かを探るようにうっすら目を細めてみせると「····ヴァンパイアハンターって知ってる?」と囁くように言葉を呟き)
……………(変わらず微笑みを絶やさないものの、相手に問いかけられた一瞬のみ薄く目を開き)…何で?(すぐさま、またやんわりとした笑みを浮かべなおすと、先程より静かな声色になって)
····ちょっとね、情報が必要なの。だから該当する情報なら出来るだけ集めたい····そんな感じカナ。
出来うる事なら連中さんの一人が欲しいくらい。けど中々居場所が見つからなくてネ(ふう、とため息一つついてみせるとどこか可笑しそうに微笑んでみせると、相手の一言を答えととったのか串を一本差し出して)
そっかあ。お姉さんはその人達と敵対関係にあるって訳かー(飴色に焼きあがった香ばしい匂いを放つ食材を差し出されれば、ぱっと顔を明るくさせ、受け取るや直ぐに一欠片囓って)………ねえ、お姉さんは、どっちなの?(串を持つ手を下げそう問いかけると、己の手元にある今にも地面へと垂れそうなタレを目で追いながら、無意識に片手で胸元を抑えていて)
·····どっちなんだろうネ。僕と同じ側だとは思っているケド、端から見たらそうじゃないかもしれないし···(今まさに垂れかけているものをイタズラに邪魔するように、人指し指と薬指ですくうように撫でるとそう言葉を漏らしてみせるが、相手を見やるとほんの少し眉を下げ気味に微笑んでみせ冷や水を注ぎながら)····何か辛い事でも思い出せちゃったかな
…指、汚れちゃうよ?(串の代わりに相手の指先についたものに、己の人差し指をそこへ持っていくと、掬いとって口元に運び。相手の言葉に「…ふふ、辛いだなんて」と口元を歪ませると、胸元を握っていた手を少し緩めて。考えごとをするようにやや上に顔を向けると、脈絡なく下記を独り言のように紡いで)………僕さあ、最近は違うことに手を出してるんだけどね、本業の方もやっぱり疎かにしちゃいけないのかなあ…
こんな事言っちゃうと漠然としちゃうけどネ。本業なんてその生涯を終える時までわからないんじゃないかなってよく思うの。だから二つの事をしてもいいし三つの事をしてもいいと思う。-ひょっとしたら、僕の言う 違う事 が本業になるかもしれないし、いやいやならないかもしれない(片手を添え相手の人差し指を手拭き布で軽く拭き取りながらそう呟くように話して。ふと相手の胸元で握られていた手が緩んだのが見えたのか、添えていた片手で相手の緩まった手を、ポンポンと何かを押すように仕草をとってみせ付け加えるように「最後決断を下すのは僕自身だし、自分の中の可能性を見つけれるなら色んな事してもいいんじゃないカナ。欲張ってナンボナンボ」と言葉を続け)
……なんか、かっこいいねぇ。オトナって感じでさ。(押すように優しく叩かれると、それに合わせるように胸元からチャリ、と小さく鈍い金属音が響き。すると漸く手を下ろして「うん。じゃあ僕、どっちも頑張ることにするよぉ…違うことの方は失敗ばっかだけど」と口元とは反対に目尻を下げ、微笑して。串にもう一口齧り付くと、「あっれぇ…ひとつ、焦げそうだよ?」と眼前のグリルを指差し、話題逸らして)
(相手の胸元から聞こえた馴染みのある金属音に、目を細め何かを考える素振りを見せたがすぐに柔らかい笑みを浮かべると、今度は自分の胸元をノックするように叩き。その事により少し重ための金属音が響いたのを確認すると何かを告げるわけでもなく、相手に言われた串へと手を伸ばし).....さて。コレが焼けたら串焼き屋さんは閉店しようカナ、お肉の仕入れもあるしネ。.....ちょっと早いかもしれないケド、締めの飲み物はお冷やのままでいい?それともー....缶コーヒー?(一拍の間を置き、相手にそう告げると両肘をつき少し上半身を寝かせるように傾け)
(トントン、と胸元を叩く相手の行動が不可解で眉根寄せるも、次いで耳を擽るように響いた音に俯いて思案顔になり)
……んー。コーヒーがいいなあ(最後の言葉にハッとしたような顔で相手を見遣るも、直ぐにふっと口元を歪めて。その間に生まれた間を、悩むような素振りに置き換えようと上記を告げると「ふふー、大人ぶりたいお年頃、ってねー」なんてウインクも共に添えて)
(トントン、と胸元を叩く相手の行動が不可解で眉根寄せるも、次いで耳を擽るように響いた音に俯いて思案顔になり。だが、下記を言い始めるところっと表情を変え、如何にも残念そうに眉を下げたりして)えーもう閉店しちゃうのー? ちぇ、ざーんねん。お姉さんともっとお話したかったのにぃ……まあ、そういうことならしょうがないけどさぁー
って付け加えておいてくれると嬉しいなあ。
...串焼き屋は閉店したけど、たった今から此処は元の隠れ家になるんだ。おかえりなさい、暇つぶしの為の隠れ家に(焼けた串を黒く分厚い小皿にうつし相手の前へ置くと、そう言葉を告げて。パチパチと火が鳴くのを横目に、口元を歪めてみせた相手を見て何処か可笑しそうに笑いをこぼしてみせると足元から少し小さめの黒光りするボックスを取り出し、中から一缶取り出すと相手の前に置き)−ああ、そうそう。今飲むと舌に缶がひっつくかもしれないから気をつけてネ、僕。
…ただいま。僕が潜り込んで以来だねぇ(前に置かれた串に手を伸ばすべく、今ある串を胃の中へと片付けては、前に聞いたような言葉に思わず反射で「あー、知っ………」と答えてしまい、言葉を切って。)
…気付いてるんなら"僕"呼びはやめてくれ(薄目を開き、少し睨むように相手を見ると、不服そうに眉寄せ。どこから取り出したんだか黒い帽子を被ると「格好こそ幼いが、これで多少はマシだろ」と残ったお冷に手を伸ばし、一気に飲み干して)
お客様だもの、ちゃんと一言言わないと舌がひっついちゃうと思って。だから故意はないヨ、ふふ(どこか不服そうな相手の顔を見ると先程同様笑いをこぼすが、今度はどこか嬉しそうに見受けられ、口元に手をあて肩を揺らすと)....ごめんネ、渡さんどうしても皮って剥きたくなっちゃうから....人も吸血鬼も皆そう。けどズル剥けにしたからにはちゃんと優しくケアしてあげるからご安心を(口元にあてた手指の隙間から見えた彼女の舌が動き、言葉通り優しく微笑みを浮かべてみせると「....今日の分のお代は結構だから」と一言。改めて相手の顔を、額から口元まで覚えるように視線を寄越し始め)
………どうだか。……いつからだ?(ふん、と鼻を鳴らすと一息吐き、わしゃわしゃと頭を掻いて。後の問いかけは少年時の自分がそうだといつ確信したのかを指したものであり)
…あんまりじろじろ見ないでよぉ、お姉さん。僕、照れちゃうってばー(じっくり己を観察する相手に、声のトーンだけ高く戻し、からかいつつ止めてもらおうとしてみるも、却って己が気恥ずかしく思え、頬をほんのり赤くして。それを隠すかのように背を向ければ「お代が結構どころか、お釣りがくるんじゃねぇの?」と、己のミスなのを棚に上げて)
うーん、只普通の男の子じゃないなとは勘ぐってただけ、だけどネ。まあこんなトコに来た上に、質問に対してこちらはどっちの立場なのかって聞いてきた辺りで迷い込んだ男の子ではないかなって考えがまとまったような感じ、カナ(頭を掻いた相手の髪を抑えるように、手グシでついついと撫でながらそう言うと「情報の駆け引きとまではいかないケド、楽しかったネ」と呟き)
お釣りはその缶コーヒーで、かな?ふふ、そういえばよく顔見てなかったなあって。お客様なのにそれは失礼かなと思ってネ(不意に相手の髪を撫でていた指で帽子を軽く上に弾くように上げ、相手の顔がよく見えるように仕向け)
………んん……いつの間にか眠ってたらしいな…
(癖なのか手首についた腕時計に目をやると、先程から半日足らずの時の経過にため息を。その後、ぼんやりと薄く開かれた目で左右見回し、話し相手の姿が無いことを確認すれば、又、それをいいことにうつらうつらとし出し)
っといけねえ…(少しは頭が冴えてきたのか、辛うじて考える頭は有ったよう。眠気と戦いながら俯いた姿勢で何事かを行った刹那、次に顔を上げた時には顔の造形は変わらないものの、少年の姿はなく)…ふん、これであいつもじろじろ、見ないだろ。
そういや……渡は…まあ、どこぞの館か仕事か…どちらにせよまだ寝足りねえな……あと、最低でも、7時間は……欲し………と…こ…………………(かくん、と上体を揺らしながらぶつぶつと呟くと頭を垂れて。どうやら眠りに落ちたらしい。一度寝ると中々起きない寝ぼすけが目を覚ますのは何時になるやら)
一応扉と窓あけておいて。
....屋敷の窓付近にあったナマコは此処で出せばいいよネ。
ナマコは何で出そう。やっぱり酢の物...かなぁ
(少年が歩いてくる。少年は、今や誰も寄り付かないかつて隠れ家であった寂れた家へと向かっているようである。本人の体躯よりやや大きい帽子の鍔に隠され、顔は窺えない。彼は迷いなく玄関口ではなく窓のそばへと歩みを進めると、そのままその場にそっとしゃがみこみ、コートの隙間から何かを取り出す。やがて彼が立ち上がると、そこには小さな薄紅色の花とそれに添えられた小さなメッセージカードが新たに置かれていた。少年はそれを置くと、すぐに立ち上がって、また元の道へと戻っていく。しっかりとした足取りで振り返る様子もなく、どんどん少年の姿は小さくなっていく。やがて彼が黒い塵に見える頃、?──チリン。どこからか鈴の音が聞こえたような気がした。)
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