如月伸太郎 2013-10-17 18:28:53 |
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っ、(相手の悲しそうな声に顔を上げる。違う。違うんだよ。お願いだ、アヤノの事は思い出させないでくれっ。思わず頭を抱えてしまう。すると急に抱き締められる。嬉しいはずなのに…悲しい。俺、泣いてるんだ。気付いた瞬間、涙が溢れ出し、止まる事をしない。自分も相手をギュッと抱き締めると、「ごめ、ん、」とだけ言い、相手に体を預ける。…どれだけ泣き続けただろうか。目を赤くしながら相手を見つめると、「ごめん、服濡らしたな。」と弱々しく呟く。…沈黙に耐え切れず、俯いてしまうと、「その、さっきの事だけど…嬉しかったから、」と鼻声ながらに相手に伝える。…ここまできたらもう後戻りできない。だけどお願いだ。…俺の前から居なくなったりはしないでくれ。)
(なにをおっしゃっておられますかぁぁ‼‼全然わかりますよっ!)
(泣き止まない相手に、罪悪感が募る。これだけ泣かせたのは自分なんだ。傷つけたくない。なんて言っておいて結局泣かせてしまった。___あぁ、ダメだな…こんなんじゃ隣に居る権利なんてない___悔しさ混じりに強く抱き締めた。それから数十分経った。相手が目を赤くして謝ってくる。「いや…大丈夫っすよ。泣かせちまったの俺っすし」苦笑いをして相手の頭をポンポンと撫でた。相手の言葉に、今までの言い合いとは想像出来ないようなぐらい、ボンっと顔を真っ赤にして「そ、そうっすか…」と目を泳がせて。少し気まずそうに相手と距離を置けば、「シンタローさんは、俺の事好きっすか?」なんて目を合わせずに俯いてそう問い掛けてみて
((本当ですか?!!…というか、なんかこんな展開に持っていってしまってすみません;;
嫌じゃなかったですか?なんか展開進み過ぎたしw))
え、えっと…それは(急な問いかけに緊張が走る。このまま言葉を濁していたいところだが、俯いてしまう相手をみれば、そういうわけにもいかず。「す、す…、」…好き。…その一言がなかなか出ない。顔が暑い。湯気がでてきそうだ。其れくらい緊張してるし、胸がドキドキしてる。「ごめん、無理。」そう呟くと、相手に抱き付く。「これで分かって。…その、そう言う事だから。」本当に情けない。こんなダメダメな俺だけど…相手にちゃんと伝える事は出来ただろうか。)
(全然大丈夫ですよ‼セトくん、カッコよすぎます!)
あ、良いっすよ?言えそうになかったら……って、わぁっ!!(慌てて手を左右に振ってそう言う。無理矢理言わせてもあれだし、と思っていると、案の定「無理」と告げる相手。やっぱりか…なんて苦笑いをすると同時に相手が自分に抱きついてきた。急で驚いたが、「これで分かって」なんて言う相手。___これは良い方向で受け取って良いんすよね?___嬉しさに頬が緩む。自分もギュっと相手を抱き締めた。先程とは違う、優しくふわりと相手を思う気持ちで。「シンタローさん……好きっす」なんて、恥ずかしい事をへへっと笑いながら言う。愛しいな。なんて相手を見つめれば頭を右手で抑え、大事に抱えるようにして
((本当ですかぁぁぁぁあああああ!!!!!!
貴方様のシンタローも可愛くて…もう大好k((殴
っ…あぁ、俺も(相手の言葉に驚いた顔をする。正直信じられない気持ちの方が大きい。叶わなかった恋しかした事のない自分にとっては本当に嬉しい事で。自分からもギュッと抱き付くと、俺も、なんて言ってみる。いつかは好きだ、とちゃんと相手に伝えたい。今は相手に甘えよう。…ふと思う。て事は相当相手を傷つける様なことを言ってしまったではないか。もう一度相手を見つめると、「セトの気持ちも知らずにあんな事言ってごめんな。」と言えば、お詫び、とばかりに背伸びして頬にキスをする。…今思えば我ながら勇気ある事したな、うん。←)
(いやぁ、女々し過ぎて困ってr←/うぉらぁぁぁ‼これからラブラブするんじゃぁぁぁぁ‼/黙れ)
っ…!!(相手のとった行動に驚きが隠せない。あのシンタローさんがこんな事するなんて。一気に頬を赤くさせれば、「あ、えと…大丈夫です」とビシッと気をつけをしてそう相手に照れ臭そうに頬を指でカリカリと掻きながら微笑む。というか、何この可愛すぎる行動。何背伸びとかしちゃってるんすかぁぁあああ!!!!ないっすよ!!反則っすよ…!!!なんて、表にはあまり出さないようにしているが心の中でそう悶えている。何か、ずるいな。と相手をじぃっと見つめれば、お返し。と言わんばかりに此方も少し膝を曲げて相手の頬にキスをして。「……うぅっ」なんて変な唸り声を出せば、もう死にそうっす。と付け足して
((いやいや、其処が可愛らしi((←うぉっしゃぁぁあああ!!!!
もう、シンタローを攻めまくりますy((黙←すみませんw))
こ、こっちのセリフだっての、(お返しとばかりにキスをする相手にボッと顔を赤くしてしまう。なにカッコいい事してんだよっ。←つかこの身長差、凄く不便だ。地味に自分より高い相手に嫉妬してしまう。これでは自分に主導権持てないではないか。…こんな調子で暫く抱き合っているものの、「帰ったぞ。」と言う声にビクッと肩を震わせる。そのままバッと距離を開けると、一度切りをつける様に、「その、それからもよろしくな。…恋人、としてさ。」と呟く。どうも今日は様子がおかしいらしい。こんな言葉、普通恥ずかしくて言えないだろ。)
(いやいやいやいy/←/うおらぁぁぁぁ‼バチ来いぃぃぃ‼/黙れ)
いや、こっちのセリフっすよ(何故か、キランッと笑みを向ければ、玄関からキドの声。慌てて相手から離れため息をついた。すると、相手から掛けられた言葉。「…はい、よろしくっす!!」なんてにっと嬉しそうに笑って答えれば、「今日のシンタローさんは素直で可愛いっすね」なんて少しからかうような口調で告げ、手をひらひらと振って部屋から出た。「おかえりっす!!荷物持つっすよ」なんていつもの調子で皆のもとへと歩いて行き、キドやカノの持っている荷物を軽々と持ち上げれば運んで。その際に勘の鋭いキドが、「流石だな、セト。……というか、今日何か良い事あったか?」なんて尋ねられ。「なんもないっすよ」なんて笑えばまた自分の部屋へと戻っていき
((うぅぅぉぉぉおおおおおお!!!!!いってやるぜe((殴
ではでは、本体は失礼いたしまふ))
う、煩いっっ‼(からかう様に部屋を立ち去る相手思わず叫んでしまう。か、可愛いなんてっ…!…途端ハッとする。大声出してしまった。気付かれたか?と口を両手で抑える。いや、意味ないのだが。すぐに戻ってきた相手をバッと見れば、「い、今の声、気付かれてなかったか?」と聞いてみる。らしく無いことをしてしまった。少し落ち着こう。本当、こいつといると調子狂うっていうか…まぁ、これが俺なのかもしれないな。そうなると、相手に感謝するべきなのだろうな。)
ん?大丈夫っすよ(にっと微笑んでは親指突き立てるが、「あ、でもキドに『何か良い事あったか?』って聞かれたっす。流石キド。勘が鋭いっすね」と、危ない危ない。と言うように苦笑いをした。「ていうか、怒鳴らないでくださいよ、耳が痛いっす…」なんて己は耳を抑えて痛そうにする……フリをした。相手が騙されてくれるかな、なんて楽しみに待ってみる。その際に、相手の少し悩んだような表情が目に入った。少し黙っている相手を「?」と見つめてみる
よかった(ふぅ、と胸を撫で下ろす。どうやら大事には至らなかったらしい。←すると耳を抑える相手に、「わ、悪い…ちょっと余裕無かったと言うか…」と言い訳じみた事を言う。騙されてるなんて気付いていない。不思議そうに見つめてくる相手の視線に気付けば、「あ、いや…ありがとな、」とまたもやらしく無い事を言ってしまう。言葉を伝えるって本当に難しいな。)
(すっかりと騙されている相手に、クスクスと笑みが零れる。「嘘っすよっ。いや、一回やってみたかったんすよ、騙すの」なんて笑えばカノはこういうの毎日やってるんだなぁ、なんて頷いて。「…?なんでお礼言われてるんすか?俺…」相手は気づくなりそうお礼を述べてくる。___いや、それだけじゃわからなっすよ___なんて苦笑いをするも、何故だか嬉しくてふわりと微笑んで
なっ、やめろよな。お前がするとマジかと思うだろ(いつも嘘なんてつかない相手だ。あんな事して騙されない人はいないだろう。はぁ、とため息をつけば、じと、と相手を見つめて。途端、何故、と聞いてくる相手。あぁ、まぁそうだよな。「いや、その…俺、昔言えなくて後悔したからさ。今回はそんな思いしたくないからって。わけわかんないよな。」上手く言葉に出来ず、最後にわりぃ、と苦笑いしてみせる。)
ははっ、ごめんっす(睨むように見つめる相手。笑いながら謝罪の言葉を相手に向けて言った。というか、まんまと騙されたなぁ。そんなに自分は嘘をつかないっけ?なんてクスクスと笑いながら心の中で考える。すると、相手から自分なりの必死の言葉。上手くはないけど、頑張って伝えようとしてくれている。そんな相手に嬉しそうに笑顔を向けた。「そんな事ないっすよ。ちゃーんと、分かったっす」にぃっと笑いながら顔を近づけてそう言ってやる。こんなに頑張っているのだから、謝る事なんてないっすよ?と言うように相手を見つめ微笑んでみて
((きぃやゃゃゃややや!!←え、
昨日の寝落ちすんまへん!!!!
お相手失格やぁぁあああ…←いやいや))
いや、次はもう騙されないからなっ(ビシッと人差し指を相手に向けてやる。くっ、いい気になりやがって。いつか仕返ししてやるからなっ。そう心の中で誓うものの、口には出さず。「あぁ、よかったって、近い。近いよな、うん。」相手の言葉に安心するものの、近付く相手に思わず意識してしまう。そして改めて実感するのだ。…好きなんだな。…すると段々とまた顔が暑くなってきた。こんなんで今後みんなの前で普通にいれるのだろうか、心配なところだ。)
(全然大丈夫ですよー‼な、なにを⁉私のお相手は貴方しかいませんのよっっ‼‼/大袈裟)
じゃあまた少し経った頃にもう一度騙してみるっす!!(人差し指突きつけられれば、その手をギュっと握ってそう挑んでみようとする。相手の反応が面白かったために、クスクスと笑ってしまった。すると、相手から"近い"という声が。「あ、す、すまねぇす!!」と慌てて離れると、顔を赤くするシンタローの顔が目に入った。「…シンタローさん。顔赤いっすよ?」相手の頬に、両手で挟むようにして手を添えた。顔を赤くする相手が可愛くてこっちも赤くなってくる。ヤバイ、死にそう。でもこんな状態では此処から出られないな。もう少し落ち着いてから相手を部屋まで送るとしよう。うん、そうしよう。一緒にいたい気持ちは山々だが、このままでは耐えられないし、死んでしまいそうだ。なんて考えながら相手の頬を挟んだまま見つめる
((な、なんてお優しいお言葉…!!!!
私も、お相手は貴方様しかおりませんので、精一杯、お相手させていただきますぅぅぅうううう!!!!!))
おう。宣言してくれるとは随分優しいじゃないか。(受けて立つ、と言った表情で呟き。とか言って俺が騙したらきっと驚くんだろうな、なんて思えば、口元がニヤけてしまいそうだ。…やめろ、キモいから。「セ、セト?」顔が赤いと言って頬を挟まれたまま沈黙が流れる。…これはなんの我慢大会だ。なんて思いながら、相手の名前を呼んでみる。そんなに見つめないでくれ。顔が熱くて死んでしまいそうだ。…と言っても振り払えない自分は既に重症なのかもしれないな。)
(うはぁっ‼此方も頑張りますね‼…ではではドロンさせていただきますっ!)
ん?なんすか?(名前を呼ばれればニコッと微笑んで首を傾げる。勿論、余裕があるわけではない。むしろ今死にそうで、余裕なんて一欠片もないほどだ。相手の頬は真っ赤で、手のひらから熱いのが伝わってくる。___やっぱり、相手も恥ずかしいよなぁ___なんて心の中で苦笑いをしながら相手を見つめ続ける。相手はこれを振り払おうとはしない。「誘ってるんすかこれ!!!!」なんて叫びたくなってしまう。…落ち着こう。此処でそんな事を叫んだら外にいるキドやカノ、マリーとかに変な勘違いをされるに違いない。…いや、勘違いではないかもしれないが。とりあえず、此処は我慢しよう。叫ぶのは。そういう風に心の中で強く誓うと、顔を更に近づけて相手の頬にキスをした。「隙あり。っすね」なんて笑えばベッドにぽすっと座って
なっ⁉ぶ、武士かお前はっ‼(再び頬に唇が触れる感触。それに悪戯っぽく笑って見せる相手。上昇する体温。嬉しいのだが、未だ慣れない自分にとってはかなりの抵抗があって。受け止めるより先に口が出てしまう。駄目だ、このままこいつと一緒にいたらされるがままになってしまう。一度距離を開けなければっ‼と思い、「帰るっ」などと呟いてドアノブに手をかけるものの、この赤い顔のままでこの部屋を出た時の皆の反応が怖くてそのまま硬直してしまう。…でもいつかは分かる事なんだよな。いや、でも今は早すぎるだろっ。でも早くここを出ないとまたあいつにしてやられるぜ?などと頭の中では天使と悪魔が口論している。←)
すまないっす。シンタローさんが可愛かったから(顔を赤くして立ち去ろうとする相手。その様子を座ったまま眺めて、相手の背中にそう告げる。ニコリと微笑めば、___あんな事したんだし、帰りたくなるよなぁ___なんて苦笑い。だが、なかなか部屋から出ない相手に首を傾げる。「どうしたんすか?」と問いかければ立って相手に近づこうとする。が、今相手は恥ずかしくて帰ろうとしているのだ。近づいては意味ない。と立ったまま相手を見つめる。相手が、頭の中で口論をしている事など知るはずもなくて、腹痛いのかな。とか、やっぱり一緒にいたい。とか思ってくれているのかも。とか勘違いをしながら相手の背中を見つめ続ける
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