主 2013-10-16 16:10:38 |
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…ルフィのくせに説得力があるのは何故かしら…。(妙に納得の出来る台詞廻しに押し黙ってしまうと歩き出す相手を追いかける様に慌てて一歩踏み出しては、次は何処に行こうか考えるも思い浮かぶのは本屋や服屋等相手が楽しめる場所ではなく、悩ましげに腕を組めば「…10分でいいから服屋に付き合って!」と目の前で両手を合わせ懇願し)
ん..じゃ行くか、俺のも買ってくれよな
(首を傾げながら次はどこ行くんだと、と 問い掛ければ、彼女の口から服屋へ行きたいと言われ 先の戦いでぼろぼろになってしまい、少なくなってきた服を思い出し 何の反論無しに頷き 勿論服屋の場所わかる筈もなく、彼女が歩き出すのを待ちながらジッと見詰めて
…勿論買ってあげるわよ!(思いもしなかったまさかの返答に喜び隠せず相手の服も買ってあげる事を即答しては何度も頷いてみせると、どんな服を着させてやろうか内心楽しみで、今度は逆に此方から彼の手を取り店がある方向へと歩き出して)
(今日はこれで失礼します。おやすみなさいっ。)
格好いいやつ頼むぞ、ロボみてーなのも良いなー
(嬉しそうに何度も頷く彼女を見れば 自然と自身の表情も和らぎ、彼女に手を引かれ歩いていると、頭の中にはフランキーの様な姿を想像し「楽しみだなー」と、瞳をキラキラさせ 彼女と手を繋ぐ行為に徐々に慣れてきたのか、軽く握り返して一緒に服屋へ向かい
(お相手感謝です、おやすみなさい
…何て言うか、私の思ってる格好いいやつとルフィが思ってる格好いいやつは違うかもしれない。(ロボと聞いて頭に浮かんだのは相手と同様フランキーの姿、そんな服を着たいと望む気持ちが分からず首を横に振っては握り返された手に気づいて、そこから伝わってくる温もりに笑んでしまいそうになると、目の前には様々なラフな服が並ぶ店に辿り着き「はいっ、到着ー!」と手を離して)
そうか?それじゃナミが選んでくれよ
(自分の格好いい感覚と彼女の感覚は違うと否定され、店の前につき彼女の手が離れると、店先にロボの様な服がある筈もなく がっかりした様に肩を落とし、何で来ちゃったかなと トボトボ店の中に入れば、そこには新品でキラキラしている服が目に入り 自分で選ぶより彼女が選んだ方が間違いないとわかっているのか、服選びは彼女に任せて
任せなさい!(どーんと自信満々に店内にある服を見ながら自分のを選んでいくといつの間にか籠の中には大量の服があり、続いて相手の服を選ぼうとするも“どうせすぐ戦闘でボロボロにしてしまうだろう”と考えてはシンプルな服を数着、手早く会計をすると大きめの袋に入れてもらい「ルフィ、荷物持ちヨロシク!」と横暴な台詞を述べ笑って)
.............。
ちょっと買いすぎじゃねぇか?
(店の中に入り辺りを見回していると、慣れたようにちゃっちゃと買い物をする彼女に呆気に取られ、会計を済ませれば 風呂敷同様大きな袋を渡され素直に持つと「一回荷物を奥にサニー号に戻るか?」と、首を傾げて問い掛け これじゃゆっくり散歩も出来ないと唇を尖らせて
……何言ってるのよ。女の子の買い物はこんなものよ。(つい夢中になって買いすぎたのは自覚しており視線を泳がせながら述べると、確かに重たい荷物があるとゆっくり散歩も出来ないと肩を落としては「そうね、一回戻りましょうか。」と謝罪の意味も込めて先程買った食べ物を包んだ風呂敷に手を伸ばして「こっちは私が持つわ。」と風呂敷を相手から奪い取って)
満足してんなら良いんだけどよ
そう言うわけにいくか、両方持つから良い
(買いすぎた位の自覚があるなら別に文句を言うつもりは無く、彼女に食材の入った風呂敷を奪われるも直ぐに取り返し、一度サニー号に帰るのを同意してもらえば「サンジに何言われるからわからねぇから駄目だ」と、荷物は離さぬ様しっかり持って
……でもそれじゃルフィが大変でしょう?サンジ君には私が言ってあげるから。(奪った風呂敷を両手で抱えるも直ぐに取られてしまっては、彼は優しさで荷物を持つ訳ではなくサンジを恐れているからだと分かると溜め息をつきたくなり、相手が離さぬ様に持つ荷物に手を伸ばしながら「ほら、素直に渡しなさい。」それは子供に言い聞かせる様な口振りで)
(了解です。いつもお相手感謝してます、おやすみなさい!)
これぐらい何て事ねぇよ、それにハンバーグ作って貰った分返さないといけないし
(サンジの事を口実にするも、大変そうだから良いわよと言われ 荷物持ちは男の仕事だとがっちり持ったままけして離さず、すたすた歩き出し いくら方向音痴と言えど、自分の船の場所がわからないわけ無く「ナミは持たなくて良いぞ」と、言いながらサニー号に向かい
…もう、じゃあお願い。(これでは何を言っても荷物を持たせてくれないだろうと判断すると諦めた様に歩き出し、前を歩く相手に「ルフィ、有り難う。」と一言声をかけてはサニー号への道を分かっているのか心配になるも何と無く背中を見ていると大丈夫な気がしてきて)
当たり前だから気にすんな
(荷物をしっかり持ったまますたすた彼女の前を歩くと、後ろからありがとう と、言われ少し照れ臭そうに微笑むが....きょろきょろ辺りを見回すと「それよりナミ、此処はどこだ?」と、彼女の期待を裏切る事無く しっかり迷い、何で迷ったんだ と、不思議そうに彼女を見詰めながら首を傾げ
…………え。(相手を頼りきって安心して後ろを歩いていくと、その足が止まり後ろを振り返られては自分も歩くのを止めて彼を見詰めるも、ぽかーんと呆気に取られ相手の言葉を理解出来ないとばかりに「ごめん、聞こえなかったからもう1回言ってくれる?」と今のは何も聞かなかった事にしようと現実から逃げようとし)
だ、か、ら、此処はどこだ?
(先頭切って歩いてはみたものの、やはりコイツにわかる筈が無かったのか 不思議そうに首を傾げたまま彼女を見詰め、「あれかナミ、迷ったんだな」と、ごく自然に話し、まるで悪びれた様子もなく 彼女の怒りメーターを刺激して
…ねぇ、私あんたの後ろを歩いてたのよ?(聞き間違いではなかったと瞳を細め偉そうに腕を組んでは相手を頼りすぎた事を密かに反省し、徐々に事の重大さを理解していくと悪びれた様子のない言葉に苛立たない筈もなく「あ、ん、た、が!迷ったの!」と少し声を荒げてから辺りを見渡して)
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