（海賊／ルフィ×ナミ／募集！）

「何すんだよ」は私の台詞よ！急に飛ぶなんて…はぁ、もういいけど。（殴った事で満足したのか深呼吸をして落ち着き取り戻すも徐に己の手を取られてはその後に続いた言葉に普段の相手とのギャップのようなものを感じてしまい、瞳に浮かんだ涙も引っ込むと歩きながら「…な、泣いてないわよ。」と唇尖らせて呟くような小声で言い返し）

怪我した訳じゃねぇんだから良いじゃねぇか‥
まぁ､泣いてねぇなら良いさ
(彼女の手を引きながらスタスタ歩きながら小さな声で呟き 横目で涙の止まった彼女の表情を見詰めホッとしながら手を離し 歩き出したのは良いものの「そんな事よりナミ 道こっちであってんのか？」と､彼女に振り向きながら首を傾げて問い掛けて

……ん？えぇ、そうよ。方向はこっちで大丈夫だけど…（手が離れていくのを無意識に追うように空気掴んでは相手からの問い掛けに我に返り顔を上げ、もう少し歩けば街も見えてくるであろうと頷き返答し、ゾロには負けるも相手の方向音痴は十分に理解してるからこそ「あんた方向音痴なんだから私から絶対離れんじゃないわよ？」と相手に言い聞かせるように述べれば隣まで小走りし並んで）

んなら良かった
急ぐ旅でもねぇしゆっくり見て回ろうな
(もう少しで街が見えて来ると言われ､ワクワクした気持ちで歩みも早くなるが 彼女から離れたらなにも買えないとわかっているのか､隣に並ぶ彼女の歩みに合わせ「そう言えば二人で買い物するのって初めてじゃねぇか？」と､首を傾げながら麦わら帽子を首に掛けて

そうね、もう暫くは停泊する予定だし…久々にゆっくりするのも悪くない！（相手の表情からワクワクした様子が見て分かる程で笑いだしてしまいそうになると、久々にのんびり出来そうな買い出しに両手上げて軽く伸びをしては、“初めて二人で買い物”をするという事実に改めて緊張しそうになり「あ…そう言えば初めて。こんなに長く旅してるのに、何か変な感じ。」と照れ臭そうに笑い、少しの間歩き続けると街が見えてきて）

普段はロビンと行くもんな 今回は共犯だから付き合って貰うけどよ
(久しぶりの休養に同意してくれた彼女を見れば､少し緊張した表情に小さく首を傾げるも特に気には止めず､サンジに黙って食材を使ってしまった事を持ち上げ､遂に街が目に入れば「見えたぞナミ―!早く行こう早く」と､再び彼女の手を握り街を目指して駆け足で向かい 目の前に街の入口が現れ瞳をキラキラさせて

あんたと共犯…！（共犯との言い方に言い返そうにも事実故言葉が詰まっては強引に腕を引っ張られながらも嫌な気分ではなく、街中を見渡し買い物への欲が強くなる一方で隣の彼はそんなつまらない事には付き合わないであろうと小さく息ついて、先ずは小腹が空いたという理由で「ルフィ、私あれが食べたい。」と近くで売っているアイスを販売している店へと相手を引っ張りながら歩みを進めて）

ウマそうなもんいっぱいあると良いなぁ
ってナミ何だよ(街の入口で瞳をキラキラさせながら嬉しそうな表情を浮かべて呟いていると､不意に彼女に引っ張られアイス食べたいと言いながら連れられれば食べ物だとわかり素直に着いていき､店の前に着けば「おばちゃんアイス２つ」と､頼んで受け取り １つは彼女の分と笑顔で差し出し

(今日はこれで失礼しますね おやすみなさい

ルフィ…本来の目的は黙って食べた肉を買いに行くことだからね？（瞳をキラキラと輝かせる相手に眩しそうに目を細めると思い出させるように声をかけ、店員であるお婆さんに支払いを済ませた後アイスを相手から受け取れば「ありがとう。……んんっ、美味しーい！」と早速アイスに食らいついて幸せそうな満面の笑みが自然と浮かんで）

（了解です。お相手感謝！おやすみなさい。）

そっか肉か､しょうがねぇ 行くぞナミ肉買いに
(受け取ったアイスを彼女に渡すと､早速食べ始め幸せそうな満面の笑みを浮かべた彼女に満足し､自分のアイスはパクっと一口で口に放り込み､本来の目的思い出させられ､行きたく無さそうに呟くも 口からは涎を垂らし､彼女の手を引きながら肉の匂いのする方向に自然と身体が反応する様に導かれていき

あっ…あんた手、…！（味わう事を知らないかのようにアイスを一口で食べてしまう相手に何故だか溜め息つきたくなる衝動、呆れ気味に肩を竦めると本日何度目かの手を引く行動に慣れないとばかりに上擦った声をあげては、本当にこの方向で合っているのか「ねぇ、こっちで合ってるの？」と心配をして）

手がどうかしたか？ あれだ―、ウマそ―
(彼女の手を握ったまま上擦った声を出す彼女を不思議そうに見詰め 段々と近付いてきた匂いに､目的の店を発見し､ずらり並ぶ商品をキラキラした瞳で眺め「ナミあれも食いてえし､これも食いてえなぁ―」と､直ぐ様自分の食べたい物を指差しねだる様に彼女に訴えて

……っ何でもない。（まるで何も気にしていない口振りに自分だけが照れている事に悔しさを感じてしまったのか他方へ視線を向け、此方にも段々と美味しそうな匂いと賑わう観客の声にそろそろ到着すると察すると、相手の頼れる嗅覚によって様々な商品が並ぶ店に辿り着けば「駄目よ。必要な物だけを買って、残りは私のお洋服代にするんだからっ。」ねだる相手を見もせずに拳をグッと握って瞳キラキラ輝かせ）

ずりぃぞナミ あれ買ってくれよ―､なぁ―
(瞳をキラキラさせながら彼女にねだるもまるで相手にされず､必要な物以外は買わないと言われ 簡単に諦める筈無く頬を風船の様に膨らませ 子供が駄々を捏ねる様に彼女の腕を掴んみゆらゆら揺らしながら頼み込むも､彼女の瞳もキラキラしているのに気付き こりゃ無理だなと､諦めた様に手を離して

…何よ、離しなさいよー。（腕に縋り付かれ子供の様に駄々捏ねる姿にこれが自分の船長だと思うと悩ましげに眉を寄せ、相手が揺らすのに合わせて己の体も軽く揺れては諦めた様子で手を離され、早速行動開始とばかりに手早く肉やお酒等購入していけば「さーて…ルフィ、荷物持ちヨロシクね！」と我が儘な頼みをして）

おう任せとけ､これは俺が持つ
(諦めて手を離した隙に､今がチャンスと言わんばかりに手早く肉や酒等を購入する彼女の姿に少し圧倒されるも､荷物持ちに任命され 何時でも摘まみ食い出来る立ち位置な為､何の反論する事無く素直に頷き､でっかい風呂敷に食材を包んで背中に背負い 先ずは肉だなと片手を伸ばして風呂敷の中をガサゴソ探索し「俺荷物持ち好きだな―」と､笑顔で彼女に伝え

あら、頼れる船長ね。骨付き肉も買っておいてあげたから。（摘まみ食いという相手の思惑に気づく事なく、すんなりと荷物持ちを引き受けてくれて機嫌良さそうに風呂敷に包まれていく食材を見た後で、次は何処に行こうか考えながら相手に振り返れば「荷物持ち好きなんて変…て言うか、何してるの？」と行動と表情に不思議に思ったのか怪訝に見詰め）

ナミに荷物持ちさせてたらサンジに何言われるかわからねぇしな(頼れる船長と言う言葉と骨付き肉と言う二つの言葉に風呂敷をひょいと自慢気に担ぎ「別に何もしてねぇぞ？俺は頼れる船長だからな」と､平然とした表情で答えるが 風呂敷の中の骨付き肉だけを探す様にガサゴソ探索し､誤魔化すように口笛を吹きながら目を逸らすも 彼女から見たらその行為は明らかで

(今日は眠気が酷いのでこれで失礼しますね、また明日も宜しくお願いします。

……何もしてないなら、（仲間になった当時から変わらない嘘のつけない真っ直ぐな性格には好感を持てるも、明らかに怪しすぎる手の動きに加えて下手な誤魔化しに何をしているのか容易にわかってしまえば「其処から手を離して。」と風呂敷に手を差し入れている腕を掴んで軽く揺らし）