キーンコーンカーンコーン
ホームルームが終わり、廊下が騒ぎ出す
「やべっあの子天使ジャン」
「告白されてー」
「バカッ相手にするわけないだろ」
ガタッ
「シね」
ボー然と立つ男子の群れ
「うわッ顔だけの女ありえねー」
と言い去って行った
(あーもお前らが変な妄想するからだろーがよてめーらなんか相手にもしてやんねーよ)
と田木柚子は思った
「柚子~」
とポニーテールの女の子が言ってきた
「柚子モテるんだから自覚もってよ!」
「かってに好きになってくるんだもん!」
そうだ柚子は顔は美人だが苦労はしていた
3年前
「柚子さん!ずっとみてて…付き合ってください!」
(めんどくせー・・・・彼氏の一つ作っとけば男子もあきらめるかな?)
「いいですけど」
と私たちは付き合い始めた
「なぁお前柚子ちゃんと別れろよ~」
といじめられているのを見た、が何も言わずに別れた
「…子!柚子ってば!」
「あ、ごめんあやり…」
(昔のこと思い出してた)
「まだ…3年前のこと引きずってるんだ…ね…」
と心配そうに聞いてくる渡辺あやり、柚子の幼なじみだ
「大丈夫だよもう…しタカラ」
「あ?ごめん聞こえなかった」
「なんでもない」
(殺したから…)