如月 2013-10-11 13:52:36 |
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君との出会いは、中学校の入学式。
暖かい風に私の髪がなびく。
「如月 未亜・・・未亜・・・」
昇降口にはられたクラス分けの表にのってる自分の名前を探す。
1組か2組。2クラスしかないから探すのが簡単だった。
「あった!っと~・・・2組かぁ・・あ!」
小学校からずっと一緒の友達、沙希も同じクラスだ。
嬉しくて口元がにやっとした。
「はい、こっちむいて~!」
先生だと思われる人がカメラを持って写真を撮ろうとしていた。
私はとりあえずカメラの方を向こうとした。
その時目に入ったのが
・・・あの人だった。
「・・・・・・」
一瞬で顔が赤くなる。整った顔に、優しそうな笑顔にえくぼ。
心臓がどきどきと大きな音を立てる。
ぼーっとしてる私に、ちょうど来た沙希が私に声をかける。
「あ、未亜!同じクラスだったねって、どしたぁああああ!?」
顔を真っ赤にしてにやけてる私を見て沙希は驚いて声を上げた
「へっ?あっ、なんでもないんででですよ!!!!」
思わず敬語になってしまった。
「と、とりあえず、教室いこ・・・?うん、いこっ!」
私はとりあえず沙希の腕を引っ張り教室に向かうことにした。
1年2組の教室にいくと、校長先生らしき人が体育館に移動し、入学式を行うと黒板に書いて入学式の説明を軽くした。
5分くらいで説明が終わり、体育館に移動した。
「ねぇ、未亜?」
移動中、沙希が私に話しかけてきた。
「うん?どうしたの?」
「うん、あのさ・・・?あの人かっこよくない・・・?//」
沙希が指差したのは、私がさっき見ただけで顔を赤くしてしまった、あの人だった。
「・・・あ・・・・」
なんともいえなかった。でも私はただかっこいいって思っただけだから
沙希がもし、あの人を好きになったって私は関係ない。
自分にそう言い聞かせこういった
「た、たしかに!沙希、まさか好きになった?」
「ふふっ、一目ぼれってやつ?///性格はしらないけどねっ//」
「がんばれ!私、応援する・・・から」
こんなこと言ってしまってよかったのだろうか。
少し後悔してしまった。
けど、わたしはあの人を好きなんかじゃないから関係ないし、後悔なんてしないんだから・・・
そんなことを考えていると体育館につき、入学式が始まった。
入学式はつまらなかった。
ぼーっとしてたらすぐに終わった。
でも一つだけあの人に関する情報が見つかった。
名前。
あの人の名前は
「佐野 涼太」
入学式も無事終わり、今日はもう帰れるとのことで、テンションがあがりながらも
沙希とかえりのしたくをしていると
「りょっ、りょ~・・・涼太君・・・えへへ・・・」
沙希が不気味に呟いてた。
「沙希~、気持ち悪いぞっ^^」
笑顔でそういうと沙希は頬を膨らませて
「だって・・・名前しれただけでも、嬉しい・・・じゃん?」
沙希はえへへっと頬をかきながら照れた。
何だこの守ってやりたくなるいきものはっっ!!
「まっ、まぁ、そんなもん・・だよねぇ・・。取りあえず帰ろう?」
サブバックを持ち廊下に出ようとした。
「涼太一緒にかえろうぜー!」
同じクラスのだんしが涼太君に話しかけてた。多分涼太君と同じ小学校の子だろう。
「おうっ!帰ろうぜ!」
涼太君はニコッと笑っていた。エクボ・・・かわi・・・って!何考えてんのっ!
顔があつい。恥ずかしい・・・。
沙希の方を見ると顔がにやけていた。
「・・・ぅう・・・み、未亜!早く帰ろうっっっ!!」
ダッシュで階段を下りていった沙希。なんて女の子らしいんだろう・・。
それにくらべ、私なんか・・・。
ドンっ!!!!
「ひゃぁっ!!!」
なんか背中にぶつかってきた。痛い・・・。
「わっ、ゴメン!大丈夫!!??」
「だいじょうb・・・・」
ああああああああああああああああああ!!!!!!!りょりょあああったああくああああ!!
顔を上げるとぶつかってきたのは涼太君だった。
思わず赤面してしまった。
「だいじょぶあっです!!!!!」
顔をかくしながらそういって階段をダッシュで降りて沙希のところへ向かった。
このことは沙希に内緒にしとこ・・・。
そんなことを考えて沙希の隣に走って行った。
そのあとは沙希と喋りながら家に帰った。
家について手を洗い、制服を脱いで着替えた。
「・・・ライン、きてるかな」
ラインが来てるかどうかベットの上に座り、確かめた。
何件か来ていて、そのうちの一つは沙希だった。
「今日はいろいろありがとうね!」
なんで私感謝されてんだろ・・・?まあいいや。
「ううん!ぜんっぜんだよww」
と送っといた。
なんだか今日は疲れたなぁ・・・。
明日のためにお風呂はってご飯食べてねよ・・・
「ふぁ・・・」
大あくびをして目をこすりながらぼーっとしながらそんなことを考えていた
「・・・・ん・・・」
重たい瞼をゆっくりあけた。ちゅんちゅんと鳥の声が聞こえる。
「ふぁ・・・んー・・ええええええええええ」
欠伸をして時計を見るともう7時だった。いつの間に寝てたんだ…!
とりあえず着替えをはじめた。
「んしょ・・。はぁ・・」
なんだか気が重い。まぁ気のせいだろうけど、ね。
着替えが終わり、リビングに行きご飯をたべた。
ジコクは7時8分。
「頂きます。・・・。」
無言で朝食のパンをたべた。
「ごちそうさま、」
食べ終わると歯を磨き家を出る準備をした。
確か7時30に家に沙希が私の家に来てくれるはずだ。
あと少し時間があるから紙のセットでもしてよ・・・。
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