僕の所に来てくれた真紘さん来て下さい【NL】

……僕、こうやって色んな物を壊すのが大好きなんです…綺麗な物程壊れていく様が楽しくてしょうがないんです…分かりますか…？(自分の行為邪魔され更に不機嫌そうに相手睨みつつ手を止めると首傾げて問い掛け)

真紘…次来たら逃げられないように腕と足を切り落とさなきゃ。始めにやっておくべきだったね、テディ。

ねえ真紘…いつまで僕を待たせるの…？僕の事一番に好きなら早く来て。じゃないとムカついて真紘の事殺しちゃうよ…。真紘は僕の事嫌いになるワケないよね？有り得ないよね？僕は今でも可愛い真紘が大好きだよ？どうして僕の気持ち分かってくれないの？ねえ真紘。僕の事好きだよね？早く好きって言いに来て…？
これ以上僕を待たせるな早くしろ真紘！！

怒鳴ってごめんなさい真紘さん…。待ってるから来て下さいね…？

うわあ、そんな睨まないでよー
あーあ、折角こっち見てくれてるのに(少し声のトーンを落としつつ、尚も手を引っ込めることはせずに)

····綺麗なものを壊すのが好き、かあ。
悲しい事にわからなくはない。けど·····だからと言ってこの手をどかす理由にはならないかな。
対象がなんであれ、壊すと自分も傷つく事もあるからさ(横にいる相手の目から視線をそらさずに告げて)

どうして僕が傷付くんですか？僕が壊したいから壊すんです。壊して壊して完全に壊れてしまった時、僕はそこで初めて悦楽を得るんです…それはとても気持ちが良いんです…。このティーカップだって……ふふふ。(ティーカップ持ち床に落とすとパリンと粉々に割れれば愉快そうに笑って)

という事は····欲求不満からくる、破壊衝動ってわけじゃないんだ。
じゃあ考え方を変えて言葉を返すなら、人それぞれ対象物への楽しみ方は、色々だしね。·······さて、と(暫く笑っている様子をぼんやりと見ていたが、床に屈んで割れた破片を一枚一枚手の上に拾い始める)

……何してるんですか？勝手な事は止めて下さいよ…。(破片を拾い始める相手にまたもや苛立ち覚え気に食わない様子で見つめ)

破片は危険なんだよ、ある意味形を変えた刃物と言ってもいいくらい....普段は危なくないものでも、ちょっとした事でアブナイものになる事もあるし。この前なんか急いでて紙の束を整理してたら、見事にスパって切れちゃって.....（破片を集め終わると隅に置き相手の隣に座ると、左手の手のひらを眺め）....大した痛みじゃなかったんだけど、まだ痛むんだよね

そうなんですか…よっぽど深く切れてしまったんですね…その怪我をした時…血は沢山出ましたか…？(急に目の色変えたように隣に座る相手見ては問い掛けて)

あー....最初は気づかなかったんだけど、なんか手がヌルヌルするなーって思って見てみたら、結構出てたねえ。あはは、しかも気づかずに過ごしてたから、服にもついちゃって大変だったなー....。
.....今はカサブタになってるけど、どうしてもカサブタって取りたくなるから、さ。......ああ、まだ早かったかなー....（カサブタ部分に爪をたてゆっくりと剥がすがまだ時期が早かったらしく、じわじわと広がりはじめる左手の痛みを和らげるように軽く振りながら）

血…出てるんですか？僕に見せて下さい…見てみたいです…。(カサブタ剥がす様子を興味津々に見続けて相手が手を振りだすと傷口がよく見えず見せるように言い)

あー、鈍い感覚が左手をじわじわじわじわ.....。
ん、血？....こんな感じだよ（左手を見せると、傷口からはイクラ一粒分の血の雫が顔を覗かせ）....やっぱり早かったなーどうしてもカサブタを剥がす時期って見誤るんだよねー...（左手はそのまま、椅子に深く寄り掛かりながら恨めしそうにブツブツと呟き）

血…人間の血…真紘さん以外の…(目の前で血を見せられると傷口にゆっくり顔近づけ凝視し堪らずペロッと血を舐めて)

−ほわっふ？！（完全に気を抜いていた為に、今までにない奇妙な声と共に膝葢腱反射が起こったように両の下肢が面白い具合に跳ね上がり）..................。........あ、あー....垂れるかと思って、舐めて...くれ、たんだ。ああ、ビックリした.....（醜態を晒した事に困ったように眉を寄せつつ相手を見て、状況を把握したのかそう言いながら）

ん…驚かせたみたいですみません…。つい人間の血を見ると欲しくなってしまうんです…貴方の血は美味しいですね…とても甘くて元気が出ます…。(少量の血を口の中でゆっくり味わい満足げに舌なめずりしては微笑み)

いや、おどろ、おどどいてないよ、おどろいてないよ？ちょっと過剰反応がどうのやらってやつでああだめ、穴があったら埋まって土葬宜しくのまま土に還りたい…（動揺を隠せない様子で早口でそう言い切るが、血に関しての相手の言葉を聞くと）....甘い、か。さっき待ち人ちゃんの血がうんぬん言ってたから、それに比べたら酷くもたれそうな血だと思うけどね！.....自分で言ってて悲しいけど気にしない。


..........？（改めて相手の様子を見て何か思う所があったのか、傷口付近を押さえ始め再び出て来た一粒の雫を、様子を伺いつつ相手の口元に近づけてみせ）

そんな事ないですよ…とても美味しくて…いくらでも飲めます……。(口元に近付いてくると再び傷口から血が見えて嬉しそうに舐めて)

手荒い遊びばっかしてると、どうしても怪我する事が多くて···傷口に消毒液塗るくらいだったら、こうやってカナトさんに頼った方がいいかもしれないなあ、って思えてきちゃうよ。傷口舐めさせるなんて···申し訳ない気持ちもあるけど、個人的にはアリかな。····なんて(自分の傷口を舐めさせている状況を見やりながら呟くと、困ったように眉をよせ笑いながら)

僕は貴方の傷を癒す為に舐めている訳
じゃありません…勘違いしないで下さいね…？ねえテディ？外へ散歩しに行こうか…。貴方も一緒に来ますか…？(立ち上がると外へ出ようと歩き始めて)