/主 2013-09-14 12:21:10 |
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そっか、五年か。
( 今思えば早いな。と言葉を続けては苦笑を零して。..嘘だ、五年もよく耐えられたと思う。内心自嘲しては相手に目を遣って。「お、偉いじゃん。」と相手を褒めてはゆるりと頬を弛ませて。倉庫へと戻れば溜息を一つ。不意にまた足音が聞こえては付いてきたのか。と後ろを振り向いて。「仕事終わったんならさ、休んだら?..俺なんかに構ってないでさ。」と。何だよ、こんなの唯の八つ当たりみたいなもんじゃねーか。と己自身に腹を立てるも相手には精一杯の笑みを向けて。
…早い訳あるか。(苦笑を零す相手に思わず小さく言ってしまい。誰とも話さず、誰にも気付かれずに五年なんて自分なら無理に決まっている。相手の言葉には軽く返事をして返し歩き。倉庫まで追いかければ相手の無理をした笑みと俺なんかに構ってないでと言う声が聞こえ、黙ったまま相手の頬に手を添えて「…無理はするな、五年振りなんだろ。」と小さく微笑み述べて見せて
ん?なんか言った?
( 今一相手の言葉が聞こえなかったのか聞き返しては小首を傾げて。一度深呼吸をしては相手の言葉に双眸丸くして、不意に感じた頬の感触に相手を見上げては吃驚した表情を。駄目だ、頼ったら。己に言い聞かせるよう相手の手を振り払えば「無理なんかしてねぇよ、何気楽しかったし。」と苦笑を浮かべるも相手の笑みを見ては小さく唇を噛み締めて。再び窓外へと向っては外を眺めて。
(返事遅くなり申し訳ありません、返しておきますね!)
…いや、なんでもない。(相手に聞かれれば左記を小さく答え。相手に手を振り払われれば嫌だったかと思い手を下ろして。相手の言葉を聞き苦笑を見れば一瞬躊躇うが、唇を噛み締めているのを見た瞬間に何かが吹っ切れた様で、「俺はそんなに頼り無いか?」と壁に寄りかかって聞き
((/ 大丈夫ですよ! )
そっか。
( "何でも無い"と言う相手に不思議そうに見るも気にしないことにして。窓外を見詰めた侭相手の言葉に困ったような笑みを浮かべては「そんな事無い。うん、無いよ。」と。五年、誰にも頼らず誰の体温にも触れずに唯時間を過ごしてきたのだ。先程己が感じだ頬の感触、相手の言葉が全て同情なら止めて欲しい。此の人に頼って良いのか、その前に頼り方を忘れてしまった。頭の中で様々な気持ちが交わっては複雑な心境に。
ちょっと気になってはいたんだが…(相手の言葉に頷くも何だか気まずくなってしまったなと思って。立っているのもなんだしと壁に寄りかかったまま床に座れば上記を述べて。苦し紛れに上記を口に出したものの具体的な内容は考えておらず、少し考えた後に「飯…とかは、五年食ってないワケ?」なんて聞いて見て
..最初はさ、夜頃食堂に行ってこっそり食ってた。
( へらり、と笑みを零せば頭を軽く掻き乱して。「んで、成長しない事に気付いて..此れじゃ太るだけじゃん!ってなって食べて無い。」と言葉を続けては相手の方を振り向いて笑みを向ける。痩せるの大変だったわ-。とだらしない笑みを零し乍云えば食堂最近行ってないな。なんて内心思って。
そりゃ不思議だな…立花椿、今度資料室で卒業生を調べて見るか。(振り向いて笑いながら述べる相手にこちらも笑みを返せば上記を述べてみて。五年前の卒業生ならアルバムを見れば出てくるだろうか、昔からいる教師に聞けば覚えているかななんて思考を巡らしながら「そういえば食堂は二年前改装されたから綺麗になってるぞ」と相手に向かって述べて
お!調べて調べて!
( 鍵掛かってて行けなかったんだよ。と続けて言えば瞳を輝かせて。..でも、俺載ってんのかな。友人等は自分が居なかったかのように過ごし、卒業した。少々不安を抱きながら顔を顰めるも改装されたらしい食堂の話を聞けば双眸丸く開いて「知らなかった、学校の奴等が居なくなったら行ってみるわ。」と楽しみそうに頬を緩めて。
ああ。教員は下校時間後もここにいられるし、一緒に調べるか?(相手の返事を聞けばホッとしたように笑い上記を述べて。顔をしかめた相手を見れば心配そうに目を伏せ。食堂の話を出せば元気を取り戻してくれたらしい相手に笑かけ「じゃあいまからいくか?」なんて聞き
..おう!
( 事を前向きに考える様にしてはやる気十分な返事を。..少し不安も有るけど、頑張ろ。と内心呟けば机から立ち上がって。「ん、行く!」と一言云えば相手の元に駆け寄って。己の腹を片手で擦っては「自分から太りに行くようなもんだな!」と苦笑気味に笑えばへらへらと笑って。
…ああ。(相手の前向きな言葉を聞けば微笑み返し左記を述べて。相手の太りに行くようなものだという言葉を聞けば「食券買うの俺なんだし、ばれない様に食えよな」と笑って、自分はそういえば今日何も食べていなかったな…なんて思っては何を食べるんだろうなんて考えていて
..はいはい-。
( 相手もこんな笑うんだなあ、と何時の間にか見惚れつつ我に返っては棒読みで上記。何食うかな-、先ず何があんだろな-。なんて期待を寄せつつ廊下を出ては「早く行こ!桜井..先生?」と相手の呼び方に迷うも"先生"を付ける事にして。未だ生徒達が数人残っているも下を俯いては相手に食堂を案内してもらおうと立ち止まって。
…まあ、先生は付けるか…(相手の桜井先生という呼び方に違和感を感じるも、よく考えれば教師と生徒。この呼び方は普通なのかと思い上記をぼそりと呟き。相手が立ち止まれば右腕を掴んで、「食堂はこっちだ、何食べるか…決まったか?」と歩きながら聞いてみて
((/ 闇落申し訳御座いません!orz )
..お、おう...。
( 右腕を掴まれては驚くも顔を挙げては上記。彼は優しい人だな。なんて内心思い付いていくも相手の問いの返答に少々迷って。「ん-、昔無かったもの全部?」と冗談っぽく云えば笑って。数人の生徒からは反対方向で遠ざかったものの相手は如何も無いのか。「なあ、他の人に見られたら..一人で何やってんだろ先生-。とか思われんじゃね?」と少々生徒の真似して言ってみるも苦笑を零せば掴まれた右腕を見て。
(うわあああ、此方こそ返事遅くなり申し訳ありません!返しておきます!)
昔無かったものって言ったら、チーズハンバーグ、グラタン、ドリア…お前、太るどころじゃ無いぞ。(相手の言葉を聞けば最近増えたメニューを指折って数え。考えれば男子高校生が満足する様なカロリーの高い物ばかりで、相手の成長しない体質を考えればあり得ないななんて思い上記を述べ。相手の言葉に若干間を開け考えれば「別に…良いんじゃ無いか」なんて小さく述べてみて
((/ いえいえ、御互い様という事で!← )
..胃が持たねぇよ..。
( 次々と出てくる己の知らないメニューに苦笑を零して。相手の呟いた言葉がしっかりと耳に入れば「いいのかよ。..知らね-よ、後からグチグチ言われても。」と軽く突っ込みを入れてはへらり、と笑みを浮かべて。食堂では取り敢えず控えめに食べよう、そして夜にグラウンド走るか。と頭の中で計画を練っては腕を組み乍食堂へと足を進めて。
何食うか決めておけよ。(苦笑を零す相手にさらりと述べて。突っ込みを入れられれば軽く苦笑いして「俺と透明人間がメシ食ってたなんて、誰も信じねーよ」と言い。自分の言った事は最もだろう、それに言われたとしてもそんなに気にならないだろうなと思って。そろそろ食堂だななんて思えば相手に声をかけ、食堂に入って
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