t. 2013-08-23 20:06:27 |
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___お嬢様の頼みであればーー、___なんて言うと思った ?
(彼女からの部屋から出る直前服を引かれた。内容を聞けばまた偽善者みたいな態度。___あまり彼女を好かない、僕は。「____ねー、お嬢様 ? ___ 人にはね、聞いて欲しい物と聞かない欲しい物ってあるの、この意味、わかるよね ?」彼女の手を放してじいと見つめる。僕の潔癖症を直す?は、有り得ない。潔癖症を治せたら僕だって、苦労していないし。)
____なら、僕を堕としてみせてよ、
(心から好きだとかそうやって言ってみせてよ。出来ないでしょう?だって僕と君は、'お嬢様と執事'それ以外なにもない。恋愛というゲ-ムで僕に勝てる、所謂、君を好きにさせたら君のいうとおり、潔癖症を治すように努力してみるよ。__そう耳元で囁いた。___さて、君にできるのかな。)
( __ 本当に心優しくて感謝しています ^^:
了解致しました!、では今回は崙が風邪をひくことに致しますね! )
… じゃあ、私が勝手にやるから気にしないで、
(己の予想通り呆気なく相手に拒否られてしまった。そんな承諾されるなんて期待した言動を待っていた訳じゃない。だから傷付いてなどいない。相手からの視線を感じれば逸らさないまま此方も相手を見詰める。相手が極度の潔癖性で己がやろうとしていることなんてお節介以下のことぐらい百も承知だ。だけど、相手に嫌われようが、ってもう嫌われてるも当然だけど_、そこまでしてでもやり遂げたいと思っていた。その理由はまだ分からないけどとても大事なような気がしたから____、
わかった、堕としてあげる 。
(そう、何処か上から目線な言動述べれば相手の頬にキスをする。キス、というか相手の頬に己の唇を当てただけ。" 相手の潔癖性治す " なんて格好付けて言ったけど実際どうやって治そうか、何て思いついていないのが現状だった。ので、相手の言動には助かった。これはただのゲ-ムしかない。なのに己の口許が上がった気がした___、
あ。朝御飯食べ終わったから片付けよろしく、…美味しかったよ - 。
(先程の事なんて忘れたように、何もなかったように冷静に御礼を述べれば欠伸を一つ。もういつの間にかお昼になりそうだ。さて、この後何をしようか_、
( 了解です!!、ではお願いしますね-!!どろん、(
__はいはい、
(そう続けて彼女を離す。頬を緩めて小さく笑った。「___分かった。んじゃあ今日から僕と君は形式上、恋人同士。立場上公言できないから、スキンシップは部屋でするから。」御馳走様でした。そう続けて唇を押し当てた。は、僕に近付こうとしても無理なんだから僕には君を好く、ということすらできない。これはあくまでも恋人ごっこ。遊びみたいなおままごと。)
____その代わり、君が堕ちたら負けだからね。
(くすと微笑んでまた唇を押し当てた。ちゅ、と軽いリップ音を鳴らして啄しむ。離れては押し当てて、___何かまるでほんとうにキスしてるみたいじゃないか。彼女の唇から離した後、軽い礼をして部屋を出た。はは、僕も落ちぶれたな。まさか従わければならないひとにこんな事言うなんて。「____僕には、こうしかできないんだ」消毒液で手を拭いた。ごしごしとこすって、皮がめくれるまで。)
....そんな簡単にキス、出来るんだ。
(極度の潔癖性の相手にとったら己とキスをする事なんて気持ち悪くて仕方がないだろうに。軽く首を傾げて少し不自然に思いながらも問い掛ける。「 ん___、分かった。」相手の言動にに承諾すればゲ-ムの開始。もう一度軽く笑った。
.....そんなことあり得ないから -。
(執事の相手に本当に恋をする、何てあり得ない。ただの、執事、又は己の世話係なのだから。先程から数えれるくらいの何度もした相手とのキス。これが好きな人とだったら普通は嬉しくて堪らないのだろう。然し相手とのキスは何の感情もない、ただの業務命令みたいなもの。ドキドキ、も何も思わない。そんな感情もないキス。「 荘祿、適当に服持って来て -、」忘れていたが己は寝巻きのままだった。汗で気持ち悪い。ドアの外に居るだろう、相手にそう声を掛けた。
_____ん、此処に置いておくから。
(なんなら僕が着替えさせてあげようか、そう添えては笑みを浮かべる。「______雨、降ってきたね」僕の大事な物が無くなる時は大体雨が降っているときだった。__姉さんが死んだ日も、僕という存在が生まれてきた日も。__雨は嫌いだ。小さく咳き込みを一つ、空気に吐き出して椅子に座る。心なしか体がだるい。「_______、」短い沈黙を何故か心地良さそうに目を細める。___眠たい、でも今ここで寝たら、それこそ執事としての落とし前がつかない。とりあえずこの以上倦怠感が続くようならなんとかして言い訳でもして、自室に戻ろう。)
___っは、
(吐き出した吐息はいつもより苦しくて、風邪でもひいたかという感覚に陥る。まあひいたとしてもなんにもならないけど。)
… 熱あるよ、看病して上げようか - 。
(相手の冗談に聞こえないような言動は軽くスル-する。己の耳に聞こえて来た雨の音。窓の外を見れば雨が降っているよう。己は雨でも晴れでも別にどうでも良いのだが、だって天気なんて興味ないし_、何処かに出掛ける訳でもないしね。そんな己とは対象的に少し表情を歪ませた彼。その彼の吐息を聞けばふと、行動に移した。相手の額に己の額を合わせればポツリ、と上記呟く。人の体温なんて感じたことないから分からないんだけども相手の体温が己の体温より熱いことくらい分かる。彼は風邪を引いてしまっているよう。辛そうな彼を見詰めれば首を傾げ問い掛ける。まあ、断られてもするつもりなのだが_、だって自分のお世話をして貰っているというのに相手が辛い時に放ったらかしなんて御主人様として如何かと思うし_、それに相手を堕とさなければならないのだから___そう言えば体温計、何処だっけ。
__大丈夫だ、から。
(けほ、と軽い咳き込みを残して彼女を抱きしめる。大丈夫だから、今はこうさせて。そう続けて力を入れて抱きしめる。___雨だから、心細いだけだ。別に他の所為がある訳じゃないし、只のゲ-ムだから。堕とす為だからこうしているだけ。強く抱きしめて荒い呼吸を落ち着かせる。___怖い、雨の音が。今迄ならこんな時間は自室にいたのに。自分の部屋で震えていただけなのに。__。)
_____僕、弱いから、さ。
(こうしないと駄目なんだ。___雨が降っている日は基本自室にいるのに。どうしよう。本当にこんな弱い所を見せないといけないなんて。悪寒がする、脳裏に響くこの洽が少し今はうざったらしい。煩わしい。___「___お嬢様、ごめんね。」今日は色んな事言ってごめんね。ゲ-ムしようだなんて言って、無理なことを言って御免なさい。)
.....側にいるから、大丈夫 -。
(彼の身体は細くて抱き締めたら壊れちゃいそうで、なくなっちゃいそうで。優しく相手の腰に手を回せば子供をあやすかのように相手の頭を撫でる。相手はずっと弱い所なんてないのかと思ってた、何時も何でも一人でやり遂げる完璧主義者。やっぱり彼も人間で感情は思っているものだ。始めて人の温もりを感じられた気がする。人ってあったかい___、
・・・ー 荘祿の部屋行く?、
(相手から聞こえたのは今に消え入りそうな謝罪の声。何に対して謝っているのか、いまいち分からないけど今日の賭け、ゲ-ムのことだろうか。あれは己から言い出したことなのに謝ることなんてないのに。何時もと違う相手に何も言えない。だから、相手の手をそっと掴んでぎゅっと握り締め、問い掛ける。己の部屋なんかより相手の自室の方が落ち着くだろう、そう思って__、
____、ごめ、ん、ね。
(意識が途切れる前、何か彼女が言ってた気がした。__僕の部屋に行くとかなんとか。もしそれを僕が聞いてたらどんな反応をするんだろうか。人間が耐えれる限界までの体温だった気がする。頭痛に寒気。__きっと高熱だったんだろうな。なんて他人事のように言ってしまう辺り、僕は何がしたいんだろうか。__はは、もう自分でも分からないよ。)
_____、
(只々、巡る沈黙。僕にはきっと何よりも人肌こが恋しかった。賭けとかなんでもない。今だけは彼女を自分の腕に抱きしめて、閉じ込めてちゃんとした恋人同士みたいにキスをして、___そういう事をしたかった。僕は結果的に何がしたいんだろう。彼女を愛したいのか、そう言われたら何も返せない。執事とお嬢様の関係。___これ以上にはなにもなれない。)
… 寝た方が良いよ、
(何故だか言葉が出ない。この沈黙は己にとっても苦手なものだ。顔をあげれば相手に向かってポツリ、と呟く。彼にとったら自室で寝るのが一番何だが彼の自室まで行くのも辛いだろう。そう思えば自分のベットをポンポン、と叩いて己のベットで寝るように指示をする。早く寝て、早く元気になって欲しい。このまま、弱い彼を見るなんて見ていられない。己もどうにかなっちゃいそうだから_、" ちょっとごめん、" そう相手に声を掛けると近付いて体温計で熱を測る。38.7、思ったとおり高熱だ。「 .....タオル、濡らしてくるから寝ててね、」そう相手に声をかければ己は自室から出ようとする。こういうことはやったことはないんだけども多分、合っているような気がする___、
______、
(昏睡する意識の中、彼女が部屋を出ていく音がする。寄りかかった椅子の背もたれは何時もより冷たい気がした。___寒い。のに体は汗が流れてる。___僕は、何をしているんだ。仮にもお嬢様。僕は執事。何も変わらない立場。はは、本当に阿呆らしい。有難う、口を開けてそう続けた。ゆっくりと壁に手を這わせて立ち上がる。「____ありが、と。」そう続けて部屋を出た。おぼつかない足を働かせて取り敢えず執務室に入る。___僕の部屋の鍵。)
___すみません、熱が出て。
(一番逢いたくない人と逢って、しまった。僕が一番誰よりも尊敬するひと。彼は相変わらず無愛想に鼻を鳴らした。__そうだ。何言ってるんだろうか。何よりも自分の事情ばかり優先させて、仮にも下の部下なんだ。「___仕事を、やらせてください、っ」己を追い出そうとした彼を見上げた。僕はまだ頑張れる、頑張れるから捨て、ないで)
・・・ー お父さん、
(タオルを水で濡らしていれば己の父親でもある彼が見えた。何処と無く不機嫌で、ってあの父親が笑っている所も見たことなんて無いのだが。" あの執事は辞めさせて他の執事を雇うからな " 何時だって己のことなんて放ったらかしで父親らしきことなんて一度もしたことないくせに。仕事仕事で一度もご飯を食べたことがないし、出掛けた事だってない。こういう時にだけ父親ぶるんだから。「 ....執事、崙のこと好きになってしまったから、彼が出てくのなら私もこの家を出てく 。」己の今の本音だった。好き、何ていう感情なんて分からなかった。だけど多分私はあのゲ-ムに最初から負けている。最初から、彼が己の執事になった時から既に彼に堕ちている―、彼を見詰めれば又冷たい口調で" 勝手にしろ " そのまま、その場を立ち去って行った。彼なりに理解してくれた事なんだと思う。「 ......___ありがとう。」そう呟けば彼の元へと向かった。
______。
(己の自室に戻れば誰も居ない。寝てて、って言ったのに。高熱なのに。そう思えば握っているタオルを強く握れば彼の自室へと向かった。
__、
(不思議と捨てないで、とかは口から出なかった。もうわかってたから。__御免なさい、役立たずな執事で。取り敢えず荷物をまとめて出て行けとの事だった。は、馬鹿らしい。やっぱり僕は役立たずだ。何も出来ない馬鹿な奴だ。「_____っ、」ぐらり、ぐらり、世界が廻った気がした。膝は冷たい床に落ちて、悪寒がする。荒い息に頭痛。「_____早く、しないと」壁に寄りかかってゆっくりと立ち上がる。)
______お嬢、様 ?
(こんなとこで何してんのと続けて相手を見つめた。長い袖が纏わりつくように水分を吸い上げて手首に巻きついてる。あんな濡れタオルなんか持ってるからだよ。馬鹿じゃないの。「___帰って、もう君とはお別れだから、ゲ-ムはもう終わりだ。」執事としての忠実心なのかなんなのか。彼女を意識していたのは前から思ってた。もうどうにでもなれ。)
....だめ。行っちゃ駄目、
(やっぱりお父さんに何か言われたのか。それとも己にもう、飽きたから?、まだ視界も不安定な癖に重い荷物を持って何処に行く気なんだろうか。咄嗟に出た言動が相手を引き止める言葉。それと比例して身体が動いた。握っていたタオルを床に落とせば。少し濡れた手で相手の体を支えるかのように腰に手を回して抱きつく。お願い、お願いだから一人にしないで。どっか行ったりしないでよ__、離れないように強く強く抱き締めた。
......____執事とお嬢様の関係に戻ろう、
(それなら、一緒に居られるでしょ。お父様..、お父さんだって文句も言わないはず。執事とお嬢様の関係でそれ以下でも以上でもない。相手にとったら己は只のお嬢様。今日の事は胸の奥に閉まって決して開けたりしないから。好き、なんて言わないから。離れよう、なんて言わないで。何の感情もなくても良いから側に居て___、
__はな、せッ、
(もう必要のない人間を、どうして君はそこまで慈しむように見れる?必要の無い塵なんだよ。君には最も必要ない。「___僕は必要ないから...ッ、君には要らない、人間なんだッ」彼女を離すようにそう続けた。君には何も分からないよ。__僕の痛みすら、僕の気持ちだって。僕の心だって。__ふとぼやける視界の中、見えたのは長身の彼女のお父さん。「___すみませ、ん、出ていく、から、彼女はなにも、悪くないんですッ」彼女の襟に掴み掛かる彼にそう告げた。)
___もう、出て行くから。
(僕は何も出来ないから。彼女の幸せを祈った。___嗚呼、僕恋して、たんだ。頬に暖かい何かが流れた。__泣いてなんか、ない。やっぱり僕はどこまでも変わらない弱虫で、よそ者。__御免なさい。役立たずで。彼女を離して只走った。火照る体を隠すように)
・・・ 私に必要かどうかくらい、私が決める、
(自分のことを自己嫌悪する彼。己にとって相手の存在がどれくらい大きい存在か、分かってない癖に。そんな彼に腹が立ってくる。彼に抱きつく所をお父さんに見られた。己に突っかかろうとしてくるもののそんなのどうでも良い。己から離れようとする彼を何としてでも食い止めようと強く抱きつくもやっぱり、男の人の力には敵わない。己が抱き着いていた相手の温もりが消える。___、私を置いていかないでよ
.....お嬢様として、執事を迎えに行くだけだから許して。
(咄嗟に相手を追いかけようとるもののお父さんの腕に掴まれる。相手と視線を合わせながらも強く述べれば相手の方へと足を動かせる。外は雨が降っていて__、傘なんて差している場合ではない。相手が何処に行くのか、検討もつかないはずなのにその足で無我夢中に走った。
___、っ、
(戦慄が頭に走って柱にもたれる。体に走る痛みと頭に走る鈍い痛み。__熱、上がってるみたいだ。だからと言ってどうにかできる訳でも無い。お嬢様に、ちゃんとしたお別れ、言いたかった。去り際に愛してた、ってそう続けて格好良く逃げてやりたかった。__僕は彼女を愛してる。でもそれを邪魔するのは紛れもない執事とお嬢様という立場。昔みたいに彼女の近くにいれたら、そうは苦労しなかったんだろうね。僕は相変わらず弱虫なまんま。口を開けて静かにかすれた声で愛してると続けた。「____僕なんかを、執事として認めてくれて、有難う」君のヒ-ロ-はここでおしまい。昔は良く、僕がヒ-ロ-だとか言ってたけ。良く泣き虫だった彼女を揶揄するついでに泣き止ませていたのが始まりで___、嗚呼なんかだいぶ昔のように思えてきたよ。__あれから数年しかたってないのに。僕がまるで老けてるみたいではないか。阿呆らしい。)
____幸せに、なってね。
(ずっとすきでした。まるで僕が生まれて初めての恋はどこかにいたような乙女みたいな失恋で終わってしまった。何で僕は執事という仕事をしていたんだろう。何でもっと彼女に相応しい存在になれなかったんだろう。何で僕は____。頭をよぎるのは後悔ともとれない馬鹿な言葉ばかり。いい加減諦めろよ。自分自身ながら滑稽過ぎて笑えた。執事服が体に纏わりついて鬱陶しい。____早く出て行かないとバスに間に合わないや。空は今の僕の心境みたいに黒く、だけどどこかさっぱりとした雨が降ってた。
―っ、はあ、
(見つからない。見つかるはずがない。何処に居るかさえも分からないのに。此処が何処だかも分からない。己らしくない。感情に振り回されるなんて。その感情は恋だなんて。ありえない、ありえないけど彼に会いたい。会って話がしたい。あの、弱い彼を離れないようにぎゅっと抱き締めて離れないで欲しいzお嬢様と執事の関係は変わる訳ではないのだけど。彼に触れたいッ______、
崙 ・・・― !!
(彼を見つけた訳じゃない。だけど、今彼を見つけないと遠くに行っちゃう、もう会えなくなる。そんな確信はないのだけども何処かそんな感じがするのだ。無意識に彼の名を呼んだ。勿論その言動は相手に届くはずがなく雨の音で消え去る。己の耳には雨の音しか聞こえない。前の視界も雨で遮られていまいち見えないはずなのに。何故君だけは見えるんだろう。寂しげな彼を見つければもう一度愛しそうにその名を呼んだ
____、
(白昼夢だったのかもう僕には分からない。只此処で過ごした日々は何よりも宝物でまるで僕に色を与えてくれたみたいだった。僕は無色だ。他人を見ていれば分かる好奇心という名の色がなかった。何にも染まりたくないし何かに染まる気もなかった。何かに染まったら僕はそれこそ皆に咎められた'天才'という名こそなくなってしまう気がするから。___でも多少は変わったらしい。彼に会ってから、僕は何か色という運命に縛られた。だからこそ良かったのかもしれない。何かに縛られるのが嫌いだった僕は、色をくれることで僕はきっと違う見方でこの世界を見れたから。)
お嬢、様、 ?
(ふと雨が目立っている視界。熱の所為なのか霧のような雨なのか視界がぼやける視界。彼女を見つめていたら、どうやら相当濡れているようだ。___嗚呼、ほら早く乾かして、お風呂にはいらなかったら、風邪ひいちゃうよ。でも僕は執事だから、せめて最後だけは執事らしく終わらせようか。それが一番いいかもしれない。「 ___ お嬢様、早く部屋に戻っておいで。 __ 僕は少ししてから戻るからね 」今だけは少しな嘘で笑顔を造った。笑って、笑ってください。)
嘘つき、
(熱があるっていうのにこんな雨の中で何してんの、もっと風邪酷くなるじゃん、早く家に帰ろうよ_、相手の言動はまるでお別れの言葉を言っているみたい。さよなら、とは言われていないけど。多分彼は己の前から消える。己の前から離れて、何処か行ってしまう。彼の笑顔は初めて見たものだったけど、そんな笑顔嬉しくない。嘘を並べて置いて作り笑いするなんて。ポツリ、と言葉漏らせば相手に駆け寄って己の着ていたパ-カ-を相手に掛ける。額に手を当てればやはり、先程より熱は上がってる。こうして彼が立っていることも不思議だというくらいの熱なのに。「 .......______一緒に家に帰ろう。」そう述べれば彼の冷たい手をぎゅっと握った。離れない______、どんなに振り払われても拒絶されても側に居たいと思う。それがどんな関係であっても。
__ 僕は、お嬢様が好きだよ。
(ゲ-ムでもなんでもない。只お嬢様の傍にいたかった。彼氏という物で恋人らしいことをもっとやれなかった事をしたかった。「____でもね、君には着いていけない。僕には身分違いの恋だから、さ。 」だから君は違う人と幸せになっておいで。もしかしたらそれはどこかのお高い貴族かもしれないけど、彼女が幸せに笑って暮らせるなら僕はそれでいい。ずっと大好きだったよ。これは初恋でもなく、一目惚れでもない。一瞬で、けれどずっと心に秘めていた初めての恋。体に掛かった彼女のパ-カ-を彼女に掛けた。肩にふわりと置いて予め纏めておいた荷物を持ち上げる。行き先なんて、ない。けどどこかの女に呼びかけたら簡単に居候させてくれるだろう。___本当に不本意だが。)
____さようなら、ずっと愛してるよ。
(大嫌いな万の愛の言葉をそっと呟いた。好きだよとかでもなく愛してる。おぼつかない足を働かせてゆっくりと歩き出す。今は目立たない砂が無駄に足下に纏わりついて。頭から降りかかる雨を振り払うように、頭を一回軽く降った。それは纏まった思考に戻す為の所為なのか、当の本人である僕する分からなかった。)
駄目......______。
(私も好きだよ、そう言いたいのに言葉が喉の奥まで詰まって出てこない。唇を噛み締めれば相手を見詰める。好きと言われて好きの意味はあまり分からないんだけども、彼と己が同じ気持ちだっていうくらいならわかる。嬉しい__、そうだ。嬉しい。その感情には間違ってはないんだけども何処だか寂しい。もう、何回も行かないでって我儘を言っても君は何処かに行っちゃうのかな?、君に強くしがみついても君は何事も無かったように己から離れて行く。一緒に居る、それだけで良い。私は好きだなんて言わないから。お願いだからずっと一緒に居て。それが己の淡い我儘で。
ー っ、今日だけ。今日だけ一緒に居たい、行くのは明日でも良いじゃん。
(愛してる、何の意味か分からない。好き、という意味に似ている気がするんだけども。好きよりもっと深い、深くて甘い。お父さんにも言われた事なくて始めての言葉だった。胸が苦しい。今にも息が止まりそうで心臓に何かが突き刺さっているようで。どうすれば良い?、君が離れなければ良いのに。でも、それだけは出来ないから。今日だけ己に夢を見させて。君は風邪を引いているし雨で濡れているんだから行くのは明日で良いじゃん。これはただの口実。1秒でも多く彼と居たくて、彼に触れたくて。それが己の本音。今日だけ夢を見せて。君の側にずっと居られるって___、
___ お嬢様。
(ふと振り返って微笑む。心からの笑みを浮かべた。おいで、そう続けて取り敢えず彼女を待ってみる。来ないにしても来るにしても今は只抱きしめたかった。雨で服が肌にくっつく所為すら今は何とも思わない。否、思えなかった。僕は君が好きだよ。何よりも愛してるんだ。彼女は愛情を知らなかった。それはまるで僕みたいに。__同情でもなんでもない君に僕は恋を教えてあげたい。好きという感情はこんなもので、キスの仕方はこうやってする。__些細なことしか僕には出来ないけれど、君が幸せになれるなら僕は努力をする___否、努力じゃなくて君を愛する、の方が近いかもしれない。出ていく事に関してはもう諦める事も、行く事も僕にとっては分からなかった。今出て行ってお嬢様が泣くなら、僕はいたいけど。彼女に専属する執事はもう決まってる筈。なら己は只の役立たずな居候。些か小さな咳き込みを一つして、もう一度、廻り切らない思考を動かす。)
____ 此処にいても、只の僕は人間だ。
(執事にもなれない、無駄に税を食い荒らす人間。腐ってもそんなもにはなりたくなかった。只のなりそこないだ、そんなの。ましてや、君の婚約者にもなれない人間。君は身分が高い、それに比べてしまえば僕は普通の人間。豊かな生活を暮らしてきた王族の類でもなんでもない。だから、今だけの夢を見たかった。僕は君の恋人になれる__っていう一時的な夢を見たかった。僕は、僕は君が好きだから。それは紛れもない恋心。きっとこれからお高い貴族の奴らと面談をするだけでも僕は嫉妬するんだろう。__永遠に報われない嫉妬を。)
_______っ、
(振り返った彼の笑顔は綺麗だった。綺麗で儚い。雨は止むことがなく降り続ける。そんな、雨の中己と相手の距離はざっと30mくらい。そんな距離を無くすように。0にするかのように。相手の胸に思いっきり飛び込む。雨が己の身体中から流れ落ちる。くっついて気持ちが悪いけど相手の温もりが心地良い。心地良くて気持ちが良い。ずっとこのままで居たい。そう相手に伝えるように体を小さく閉じ込まってしがみつく。離れないで、ずっと側に居て。最初から相手にもこうやって触れたかった。ゲ-ムなんかじゃなくて本当の恋をしたかった。否本当の恋をしたかったから相手とのゲ-ムなんて承諾したのかもしれない。執事とお嬢様の関係でずっと居る何て無理なんだ。最初から、最初から彼に堕ちて溺れている。もう後戻りなんか出来なくて。「 ...。― ― 好き、って何だと思う。」こんな感情己は知らない。胸が苦しくて苦しいけど熱い。好きって何、愛してるって何、恋って何、多分己は彼に恋をしているしているんだけどもその言葉が喉の奥でつっかえて出てこない。何でだろう、もう分かんないよ。
私もただの人間だよ。
(お嬢様、何ていう身分だけど何も変わらない。彼と同じ人間で何も変わりやしない。ただお父さんの身分が高いだけ。己はその子供として生まれた来たけど普通の普通の皆と変わらない人で、彼と恋がしたかった。普通に彼と出会って普通に恋をして。執事とお嬢様何て嫌だ。そんな関係じゃなくてもっと普通の普通の関係でいたかった。普通の恋がしたかった。前からずっと___、
__ 好きっていうのは、ね。
(離したくない、離れたくない。そう感じたり、相手を愛したい。愛しい。そう感じる気持ちが好き。恋、別名、好き。彼女の体を強く抱きしめて荒い息を整える。朦朧とする意識の中、彼女の頭を撫でた。今だけは夢を見させて、いつか覚めてしまうのは分かってる。夢だから一瞬だって分かってるけど今だけは。___これがずっと続く白昼夢だったら良かったのに。彼女を永遠に愛せれたのに。雨音が激しく鳴る中、ゆっくりとした所為で彼女を見つめる。「___ 大好き、好き、愛してる。君が、すきだよ」僕の大嫌いな愛の言葉。聞き飽きた言葉なのに彼女から聞く言葉は何故こんなに心地良いのだろうか。僕が呟く万の愛の言葉を君が求めるならずっと囁いていよう。僕が傍にいれる夢の間だけでも。)
___ お嬢様は愛を貰う、存在だ。
(貴方は愛されて、永遠の声援を貰う方。__僕には程遠い人間だ。だからこそ、その身分こそは嫌いにならないで欲しかった。僕には彼女はまだ愛されるべき存在だと、思うから。「___ 君はこれから、沢山の悔しい事や悲しい事に巻き込まれる事があると思う。__でもね忘れないで。どこにいようと、僕は君の味方だから、君だけのヒ-ロ-だから 」だからこれでもうおしまいだ。後ろに見えたのは傘を差した一番会いたくなかった両親がいる。僕はこれから人生の長い一時を君とは違う場所で歩んで行く。何もかも君とは違うけれど僕はずっと見ているから。僕は君だけのヒ-ロ-だから。頬を緩ませて彼女を離した。「__ 行っておいで 、 」笑顔は大嫌いだった。けど彼女に浮かべる笑顔はいつまでも本物で僕の初めて造った表情。身分こそが邪魔をした僕の恋。___彼女とは本当の恋を、してみたかったな。)
( 大分話に一区切りがついたと感じ致しましたので、少し本体を出しました!。
キャラ変はまだ宜しいでしょうか?それとも奏多と同じでここらからまた区切り、違うキャラをしますか?奏多の時と同じくまた続きから出来ますので! )
・・・ まだ、分からな、い。
(何度も何度も相手の口から聞いた好き、大好き、愛してるの言葉。聞き慣れている筈だけど何度聞いても胸が高鳴る。己はまだ分からない___、好きとかそういう感情が。否分かってる、この感情が相手に向けている感情が恋だっていうくらい。だけど、その好き、のたった二文字が一言が言葉に出来ない。相手に伝わらない。如何してだろう、こんなにも好きなのに。嗚呼、そうか__、この一言を己が口にしたら本当のお別れになるから。もう会えなくなるから。それが怖くて口に出来ない。胸の奥に閉じこもってしまう。相手の服の裾を掴んで彼の唇に己の唇を押し当てる。あの、ゲ-ムを始めた時のように。あの時と異なって甘い、そんなキス。もっともっと相手に触れたい___、
行かないでっ、
(ヒ-ロ-はずっと側に居てその人を守るのが役目でしょ?、ならずっと己の側に居て守ってよ、笑っててよ__、相手に離されれば視界が広がる。その視界の中に己のお父さんが居た。遠くてどんな表情をしているのかは分からないけど怒っているのだろうか__、己に背を向けようとする彼に最後の我儘。もう、我儘を言い尽くしたからこれで最後。これで彼が行ってしまうようならもう言わない。もう彼のことは忘れる。忘れて、親が決めた婚約者と恋をするんだ。彼じゃ無いとだめ、なのに。
(いつもいつもお相手有難うございます!!、
奏多君とは違う伽羅の崙君で何時もドキドキですよ!!
では、折角ですし新しい伽羅の方を指名しても宜しいでしょうか?
崙君との絡み好きなんで又、途中からって言うかもしれませんが( 、
では、家庭教師の ア 様指名でよろしくお願いします!!。
( 了解致しました!。いえいえいつでもお申し付け下さいませ!(←)ではpf、絡み文を投下致しますね!少々時間が掛かりますが今日中には投下致しますので何かと長い目で見ていてくださると助かります! )
「 __ 分からない所があったらいつでも言ってね 」「 ふふっ、美味しい ?」
名 シバハラ チアキ /
性 牡。
年 24y
性格 物腰柔らかく、怒ったらそれこそは怖いがあまり怒らないどこかの漫画にいそうな所謂紳士。コンプレックスとしては女の子らしい名前らしい。兄気質で妹として見る事が多数。ストレスを溜めやすい傾向で胃痛持ち。胃薬必須。でもまあ列記とした男の子。彼女のことは妹としてから見ていて、生徒という風には見ていない事も。些か怒ると怖いので注意。
容 髪は首筋辺りまでの黒髪のふわりとしたショ-ト。眼鏡は勉学時のみ。基本的には私服若しくはス-ツ。教師としての名残りもあるのか、偶に白衣等。身長は189c、眼鏡は少し胴のきつい物を使用。黒縁黒枠。
職業 教師(保健医養護担当教師)、家庭教師。
/
___ え、と。
(時間は確か合っている筈。腕時計を見つめて頷く。忘れ物はしていないし授業内容もまとめた。まさかこの時間になっても寝ているなんて事は考えられない__とは言えない。何しろ真面目なのは認めるがどこか抜けている子だ。昼寝をしていてはい忘れてました__なんていう展開もあるかもしれない。少し困ったように苦笑を浮かべて胃の部分を抑える。今日は少し落ち着かないなあ。胃薬を一つ口に含んで水を含む。インタ-ホンは押してるんだけどなあ、やはり後者だったかとまた苦笑いを一つ。外は9月とは思えない猛暑だ。__何度かは詳しくは分からないけど少し日陰により掛かる。早く出てこないかとなにか退屈な気持ちを紛らわすように空を見上げた。)
___綺麗な空だ。
(僕がここの家庭の教師になったのは数ヶ月前。それこそ教師として働いていた僕の姉が教え方が上手だからあんたは家庭教師になれ。と無理やりさせられたのが始まりだが今では何かと楽しいと思ってしまう。__彼女と過ごす1日1日がまた僕の宝物になるから。そう思ってしまう辺り、僕はまた妹として彼女を見ているのだと再確認する。)
( 少し時間があいてすいません__!では相変わらずですが御希望されるシチュはありますでしょうか?)
( pf、)
「 ・・・、そそ、それ近いと思います...。」「 え。何て言ったんですか、聞いてませんでした?、」「.......。好きです、貴方が大好きです。」
宇月 茉紘 うつき まひろ______ 19y__163㎝
性格 大人しくもハイテンションでもない女の子。いつもポケ-ッとしておりあまり目立たない。引っ込み思案で素直。少し人見知りな所があり、初対面の人にはオドオドしてしまう。仲良くなった人には人懐っこい。元気でいつもニコニコ笑っている。何かとドジっ仔で物を壊したりとか問題事が起こる張本人だ。照れ屋で恥ずかしがり屋、すぐに思ったことが顔に出て赤面になる癖が。泣き虫で怖がり。泣く時は絶対一人で泣く。他の人には見られたくないようで。雷、虫、暗闇、女の子特有の嫌いな物がある。花や動物、料理が大好き。
容姿 クリ-ム色の薄茶色っぽい髪色。フワフワとした髪質で少し天然パ-マがかかっている。そのため毛先はくるん、としている。瞳は髪色より少し濃いくらい。二つくくりが多い。制服はキッチリと。私服は薄ピンクと白色が多く派手な服は好まない。 シンプルな服が好みでワンピ-スもお気に入り。
っちょっと....。待ってください、いま。いま行きます!。
(勿論己の耳にはインタ-ホンの声は聞こえている。聞こえているのだが出てこれない。何故かと言えば己が寝坊したからでもなく、忘れている訳ではない。楽しみにしていた家庭教師の日だということで早起きもしたというのに。時間がたっぷりあるから、なんて言って己のクロ-ゼットの中の服を出して服選びをしていたのだ。服選びといって何時間掛かっているのだろうか。服を出してようやく服が決まったと言っても次は片付けなくちゃならない。彼が来る、と言うのにこんな散らかった部屋を見せるわけにはいかないから。その時点で時刻は10時。家庭教師は1時からだったはず。まだ3時間もあるのだから、と片付けをしていれば又この服も良いかも!、この繰り返しだったのだ。我に返って時計をみれば1時まであと15分。どうしようどうしよう、なんてテンぱっていても時間は止まらない。結局彼が来てしまい、現時点に至るという訳だ。今いくから、なんて自室で叫んでいてどうする。相手に聞こえる訳ないじゃないか。何時ものように何処か抜けている己であった。
_____す、すみません、遅れました。ね、寝坊した訳じゃないですよ?、
(案の定15分も相手を待たせてしまった。折角来てくれたというのに。ペコペコ頭を下げて謝れば必死の言い訳。相手は寝坊した、と思っていそうだったから。結局悩みに悩んだ服は何時もと変わらないようなそんなシンプルな服。朝早く起きた意味ないじゃないか、なんて心の中で自分にツッコミを入れるも「 あ。今日もよろしくお願いします!。」彼に何時ものような笑顔を見せて___、さあ、今日も彼との時間大切にしなきゃ。
( 遅くなってすみません-。では、羚も伽羅変更です!!。
今のところ希望シチュが思い付きませんので思いつきましたらお相手お願いします!!あ。勿論主様の希望シチュもやりたいので、なんなりと申してくださいな!。
全く違う伽羅ですがよろしくお願いしますね-。
いつも楽しくお相手させてもらってます^ ^*
___ 嗚呼、漸く出てくれた。
(寝坊したのかと思ったよ。と一つ笑みを浮かべた。丁寧にペコリと挨拶する彼女に比例して頭を下げる。「ふふっ、宜しく御願いします」小さく笑みを浮かべて彼女の頭を撫でる。可愛いなあと一つ笑みを浮かべて、彼女をじいと見つめた。__今日の日程は古典と理科。僕はどれも苦手__とかはないけれど彼女は苦手分野って確か理科だっただろうか、今日は星座と神話だった筈だ。ふわりと一つまた微笑み頭を撫でる手をまた髪一つを拭い取る。「__今日も頑張ろうね、」くす、とまた微笑んで彼女の言い訳を聞き流したのは咎められないだろう。そう、僕なりの気遣いだから。)
( いえいえ-、此方も亀レス申し訳ないです()
了解致しました!、何卒希望がありましたらお申し付け下さいませ!!。
__此方こそいつもお相手有難う御座います()
も、勿論です_____。
(見詰められれば視線を外して己の自室へと向かう。頭を撫でるなんて反則じゃないか。あんな笑顔で髪の毛を弄るなんて、何処だが距離が近いような気がして。気が気でいれない。彼の仕草は何時ものことで単なる無意識にしている行動だと思うのに己にとったらそれは心臓がもたないような行動で。今日も顔がすぐに紅くなるのを隠すかのように少し俯いて彼と話す。嗚呼、そう言えば今日は理科があるんだっけ、己の苦手な教科は理科と数学。数学なんて考える気にもなれないのだ。何時も彼、先生の勉強は胸が高鳴って勉強どころじゃなくなる___、今日はしっかり集中しなくちゃ。そう心に誓って勉強机に座った。
(了解です!!。
このまま末長く宜しくお願いしたいなあ、なんれ思っちゃったりしています!!←
では。どろん、です(
___さて、じゃあ理科からやっていこうか?。
(一つの問題集を出してシャ-ペンを取り出す。眼鏡をケ-スから取り出して座る。神話の絵本を取り出して小さく笑みを浮かべる。アンドロメダ、ペルセウス、そんな神話を見つめて笑みを浮かべた。僕は神話が好きだから。星が天体が、好きですから。ふと彼女を見つめるとにこりと笑みを浮かべて彼女を見つめる。「___ふふっ、理科は苦手だよね?だから何か分からなかったら言ってね。」くすと一つ笑みを浮かべて頭を撫でる。本当に妹みたいだ。僕には妹がいるから、なんか顔が見たくなったなあと一つまた笑みを浮かべた。)
___顔、赤いけど大丈夫?。
(熱でもあるのかなと額に手を当てた。__平熱だろうか。多少は暖かいけれどそれこそ子供体温だから、かな。背中をゆっくりとさすってふふ、とまた一つ微笑もうか。「__こうしてれば落ち着く、かな?」僕には最近変な事があると自覚していた。まるで恋をしてるようなそんな淡い感情。まあ恋はしてないだろうけれど、彼女は妹として見ているから。)( 僕も宜しければお相手していたいてすよ!、ではまたお相手を宜しく御願いしますね )
えと。すみません、全然分かりません....、
(己の前に差し出された絵本。そんな幼稚園児が読むような単純な物ではないが。否そんな単純な物でも己は分からないかもしれない。馬鹿だから__、さて、問題集に視線を移す。一問目は基礎中の基礎で己にも分かるはず。そう思っているものの全くシャ-ペンが動かないのは何故か。単なる物忘れだな__、気を取り直して2問目。1問目より分からない。問題集から彼の方へと視線を移す、が。まただ、又意識してしまう。家庭教師と言ったら案外顔が近いものなのだ。教えてもらっているのだから。そんなのにいちいち気にしている場合ではない。それくらい分かっているけど胸が高鳴る。治まって欲しい、胸の鼓動が煩くて。又俯きながらもそう答えた。
____っ、だ、大丈夫です!。この通りぴんぴん、してます!!、
(触れられた相手の手。そこだけに熱が集中してそうで余計に熱くなるじゃないか。中途半端な事はやめて欲しい。己なんかに触らないで欲しい。期待をさせないで欲しい。そんなのは嘘で。本当はもっと近付きたい。だけど、相手は大人で己は子供。然も家庭教師。その差は小さいようで大きい。今の彼の行動だって彼は何も考えずにやっている筈。彼の手を拒むかのように顔を振って必死に反論した。
___ごめんね、心配し過ぎちゃったね。
(少し笑みを浮かべて胃を抑えた。駄目だな、心配し過ぎで彼女を痛めつけるような行為をしてしまってる。___彼女は彼女だ。僕とは異性で考えも違う。少し小さな苦笑を浮かべてゆっくりと問題集を盗み見た。__進んでいない、__けど此処で話したらまた気を遣わせてしまうのではないか。駄目だ考えられる事に気を取られて全く進まないではないか。僕はいつまでも弱虫なんだろうと深く確信した。静かに苦笑を浮かべて問題集に目を遣わす。「________僕がいたら、集中、できない、かな?」それなら僕は下で待たせて貰おうか。彼女の学力向上の為なんだ。僕はそれくらい__、)
___僕、邪魔かな?
(少し苦笑を浮かべてボ-ルペンを置いた。レンズ越しに相手を見つめては小さく溜め息を吐き出す。僕には何が出来るんだろう。きっと僕には何も出来ない。彼女の成長を見ることしか。)
・・・ ごめん、なさい。少し下で待っててもらえますか?、この問題集を終わらせたら呼びに行くんで、
(彼にあんな表情をさせてしまったのは己のせいだ。それくらい己が一番分かっている。もっと彼と一緒に居たい、そう思っているのも確かで。でも、己と彼の間には家庭教師 ― ― 、そんな越えられない一線があって。この線から踏み入れることは許されない。このまま彼といればその一線を超えてしまいそうで。壊しちゃいそうで。己達の関係が滅茶苦茶になりそうで怖いのだ。それなら彼と離れた方が良い。一定の距離を保っていた方が良いのだ。彼は傷付いているだろうか____、ごめんなさい。こんなことしか思い付かない自分で。
______っ、
(彼が自室からされば寂しい、心細い心境に襲われる。そんな心境を作ったのは自分自身だというのに。何を言っているんだ__、このまま彼の家庭教師は無理なのかもしれない。家庭教師の関係なんて我慢出来ないのかもしれない。いっそ、彼には辞めてもらって赤の他人になった方が彼にとっての最善策になりそうだ。自分でそんな発想に浸っている癖に何故だか涙が頬を蔦う。弱虫だ、自分___、皆の前で泣きたくなんてないからいつも一人で泣いていた。だから周りからは強いね。なんて言われるけど本当は誰かに寄り添って泣きたかったのだ。弱い所を見せて慰めて欲しかった。そんな弱虫は治らないみたい___、無理矢理涙を引っ込めて問題集へと視線を移す。勉強、しなきゃ。
___そ、っか。
(相変わらず苦笑は治らなかった。こんな事今迄無かったのにどうしたんだろうか。やはり何か己がしたか、それとも彼女に何か苛立たせてしまったか。___取り敢えずゆっくりと歩き始めてリビングに座らせて貰う。和菓子が一つ足元に転がった。___そうだ彼女が前好きだと言ってたものが偶然合ったから渡したかったんだ。何か一つ決心づいたように階段を上がると聞こえてきたのは涙の鳴咽。__僕はそれだけ彼女を傷つけたのか。何で泣いてるんだろう。僕は只彼女が好きなのに。__好き?家庭教師として?________違う。兄としてでもなく、きっと___。)
___茉紘ちゃん。
(ゆっくりとまた部屋の扉を叩く。__御願いだから返事をして。じゃないと今すぐ開けてしまいそうだ。先生としてじゃなく、僕自身も見てくれるかな。そんな膨らむ気持ちが今は痛くて。泣いてるなら今は慰める所為として、彼女を抱きしめたかった。)
あ ・・・ 、もうすぐ問題集終わるんでちょっと待っててもらえますか?、
(溢れてくる涙を抑えながら問題集を解く。涙でいまいち、問題が読めないや___、やっとのことで1pが終わったと思えばドアを誰かが叩く音が。お母さんかな、なんて思っているもその予想は違ってて。己の名前を呼ぶ彼。そんな優しく名前を呼ばないで、もっと涙が溢れてくる__、涙声を整えて泣いているのをばれないように、平然とドア越しにいる彼にそう問いかけた。どうしたんだろう、何かあったんだろうか。それとも己が泣いているのがばれて心配で駆けつけてくれたとか?、変な期待をしてちゃ駄目だ。彼は己のこと何も思っていやしないんだから。ただの、教え子何だから。もう一度涙を拭き取る。よし、もう泣かない。もう、弱虫なんかにならない___、
.......ちょっと、問題集に時間かかちゃって。
(手をぎゅっと握れば立ち上がり彼が居るドアを開ける。彼は何処だか心配しているようでそれを安心させるかのようにへへ、と笑う。よし、ちゃんと笑えた。大丈夫、何時も通りだから ― 、「 ....。じゃあ、先生丸つけしてくれますか?、」ニコッと微笑んで勉強に取り掛かった。私達は家庭教師の関係_____、
__お疲れ様。
(にこりと笑みを浮かべて彼女の頭を撫でた。作られた笑顔を見てまた一つ苦笑を浮かべた。そんなに僕に干渉されたくないのかな。僕はやはり只の家庭教師なのかな。溢れる思いは終止符を打てなさそうで彼女の頭をまた撫でた。「__少し休憩しようか ?、気を楽にして、何時も通りにしてくれればいいから、ね?」そう続けてまた微笑む。彼女が何に悩んでいるかは聞き出さない無理に聞き出したらそれこそ彼女を痛める行為だと思っているから。___)
___ 目赤いから、もうこすっちゃ駄目だよ ?
(目尻に残っていた涙を拭い取って笑顔を浮かべた。干渉はしないから干渉はしないから、その涙だけは拭わせて。僕にはそれしか出来ないから。)
....。今もいつも通りですよ?、
(撫でられれば落ち着くのだけども何処だか胸が苦しい。それ以上を求めてしまうようで。自分自身が嫌になってくる。そうだ。いつも通りだ、何も変わってなんかいない。相手の問いかけにほっと息をつきソファ-に腰を掛ける。何だか疲れた、何もしていないのに。単なる己の考えすぎだろうか、相手の言動は己に気を使っているように見えてそれが切なく思える。そんな彼を無意識に見詰めてしま己がいて。
理由とか聞、かないんですか ・・・?、
(やっぱり目が赤かったか。相手に泣いているのがばれていることは予想外で。驚いたように目を見開く。何故色々干渉してくれないの、興味がないから?、己が泣こうと喚こうが。否して欲しい。もっと己見て欲しい。興味を持って欲しい___、己の問いかけは" 聞いて " と言っているそのもので。慰めて欲しいのかもしれない、一人で泣くのは嫌だから_、性格悪いな、自分____。
___ううん、全然何時も通りじゃないよ?
(緊張していてどこか落ち着いてないのが僕にはわかっていた。彼女自信に何かあったのかもしれないけど僕はあくまでも家庭教師だ。それ以上でも以下でもない。君は何にそんなに悲しいの?苦しいの?僕にその痛みを拭ってあげることは出来ないの?__僕はやっぱり弱虫なのかな。こんなにも君を抱きしめたい。__僕がその痛みを拭ってあげることは出来ないんだね。)
__聞かないよ。茉紘ちゃんが僕に言うまで。僕は干渉しないから。
(でも少しだけお仕置き。そういって彼女を抱きしめた。「____僕と初めて会った時言ったよね。何か困った事かあったら言ってって。だから今は少しだけお仕置き。胸を貸してあげるからいっぱい泣いて大丈夫だよ。」頭を撫でてそう続けた。僕には唯一できることだから彼女を抱きしめてにこりと微笑んだ)
.....、気のせいだと思ってください、
(今までの己はどんな風に彼に接していたかそれさえも忘れてしまった。今の己は変だ、そんなことくらい本当はわかっている。だけど、分かってしまったら相手に己の想いを伝えてしまいそうで。己の言葉を反論する彼に無理矢理笑顔を作った。お願いだから、己の中に入ってこないで。そっとしておいてよ____。
せん、せい。もう時間ですよ?、玄関まで送ります、から。
(温かい温もりに包まれたと思えばいつの間にか彼に抱きしめられているよう。ずっとずっとこのままで居たい。そう体中が叫んでいる。だけど、それは出来ないから。彼がこんなことをするのも教え子が泣いていたから慰めただけ、ただそれだけ。彼の前で泣く訳にはいかない。まだ、泣いたりしてはいけないから。相手から抱き締められてもそれには答えず相手から離れる。時計をチラ見すれば時刻はもう3の針を刺しそうで。確か家庭教師は2時間だったからもう彼との時間は終わり― 。彼の胸板を押して離れれば笑顔で玄関へ向かう。そう、これで良い。これで良いんだ____。そうやって己に言い聞かせた。
_________その事なんだけれど、僕、明日で最後になっちゃうんだ。
(ゆっくりと立ち上がって彼女を見造ろう。明日で最後になるのは本当だった。__そう明日で教えられる範囲は終わったからもう終業になる。少し苦笑を浮かべて立ち上がって彼女を見つめた。僕より幾倍も小さな女の子。整った表情からは凛とした美しさが見えるけれど、それこそ彼女には誰にも隠している事があるのだろう。僕には分からないけれど、この愛しさは教え子としての物なのか分からない。好きであるけれど、妹として見てるんじゃないかって。そう考えると良く分からない自分に腹立った。)
_______じゃあ、お疲れ様でした。
(扉に手を掛けて彼女を見つめた。さようなら、明日で最後の日だから頑張ろうね。問題集を渡して教える職業だ。___誰でもよかったではないか )
.......。そんな、の。聞いてませんよ、先生。
(そんなの知らない。聞いてないよ__、もしもっと早く聞いていればあんなに素っ気ない態度なんか見せなかったのに。明日で最後。その先生の言葉が己の頭の中を占領する。家庭教師を終わるということなのだから己と彼は赤の他人となる、そう言うことだ。又涙が溢れそうになる。目尻が熱くなる。やっぱり己の泣き虫は治らない。この想いはただの家庭教師の彼が辞めるからそれが寂しいだけなのか。それとも、もっと違う感情___、多分後者の方。寂しいだけならこんな想いする訳がなくて。そんなことくらい己が一番分かっているのだけど分からない振りをしてた。前からずっと__、ほんと己は弱虫だ。
・・・ せ、んせい。
(見詰められれば視線を外せない。彼を見れば見るほど切なくなる。彼の名前は先生ではない。もっとちゃんと名前を呼びたい。何時ものように頭を撫でて己の名前を呼んで欲しい。近づいて欲しい。茉紘 ― ッって、
( 希望のシチュエ-ション申しちゃいます!。
最後の家庭教師の日はそのままくっつくかずに後日買い物をしていたり、何かしていたら←。先生に会っちゃう( 、っていうのやりたいです!!。最後の家庭教師の日は告白とか、何やらは自由で!
ほんといつも有難う御座います-。
___________また明日ね。
(言ってしまえば失恋した青年のような気分、なのだろうか。でも彼女は僕の教え子だ。まさか年下の女の子を愛して良い程、僕は何でもない。そんなことをしたら何よりも苦しいのは彼女だから。無意識に吐き出した溜め息は空中に舞って、少し肌寒い冷気が頬を霞めた。もう世間は秋一色だ。つい最近までは四季の夏模様だったのに、紅葉一色だ。紅葉をふと手に取って溜め息を吐いた。僕のこの気持ちはもう終止符を打とう。それが一番良い方法だ。それは彼女にとっても、僕にとっても。)
_______頑張ってね。
(明日最後になる。この溢れそうな気持ちはどうしたら良いか、なんて分かる訳ない。だって僕は彼女が好きだったから。)
( 御返事遅くなりすみません..
これからは亀ですがまたお相手させて頂きますので何卒宜しく御願い致します!
シチュ了解しました^^)
_______っ、
(この気持ちは一体何なのだろうか。彼の口から耳にした" また明日 " の言葉。彼に会えると思えば嬉しくて堪らないはずなのに。また彼に会えるのだから。また彼と話す事ができるのだから。嬉しい、筈なのに何処だか嬉しくない。嬉しいんだけども何か違う感情が交じっているみたい。其れは何なのかぐらい分かっている筈なのに。弱虫な私は其れを気付かないように察しないように胸の奥へ隠す。相手が玄関から出る姿をジッと見詰めて居た。明日が最後か____、己の頬に涙が蔦う。そう、寂しくて、悲しくて苦しい。胸の奥に詰まった感情。この感情は決して出してはいけない、のだ____。
........。そう、だね。
( 自分の部屋に向かおうと足を進めればお母さんから声が掛かる。" あの先生の家庭教師も明日で終わるのよねえ、茉紘も寂しくなるわね、" 寂しいか_、そんなちっぽけな感情だけじゃないのに。お母さんに分かる訳がないよ、八つ当たりしても無駄だけどさ_、彼の事が好きなのに。そんなお母さんの言葉が容赦無く胸に刺さる。苦しい。息ができなくなるようで。先生、どうすれば良いんですか?、先生のせいですよ、何て。言えたら良いのに___、
( 大丈夫ですよ-、!!
主様ならもう何時まででも待てます!!!!←キリッ
では。此方こそお願いしますね、。
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