暗くてこわーい危険な所
そこに行くもの帰ってこない
一人一人また一人
仲間はだんだん減ってゆき
知らないあいだに二人ぼっち
帰って来ないんじゃない。 帰らないんだ。 闇の先には光はあるはず。 きっときっと 外に出られる!!
外は広い。 あの臆病で哀れなあの子はタヒでしまったのだろうか。 あそこは酸素が薄れてきてきてもう、息が出来なくなってしまったのだろうか。 あの子は、もう、永遠に一人なのだろうか。 可哀想で哀れなあの子。 骸だけでも。
僕が初めての生還者だ。