主。 2013-07-28 11:48:48 |
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…後、10分寝んだよ…(ゆらゆらとゆっくりと揺られる体、うたた寝のような状態だった事と相手の温もりが己を眠りから引きずり出し。もう既に半分は起きているのだが久しぶりの二度寝ほど気持ちの良いものはないらしく両手で顔を隠すような仕草を見せれば子供っぽい駄々をこねる様な台詞零し。が、そこで不意に相手の方に視線を投げたかと思えば、「…居る、な」なんて小さく零して。無意識の内の呟きは二度寝する前に見えた真っ暗な部屋を思い出した故の言動なのだろうが自覚が無い為その緩みきった安心したような表情のまま「寝てんの邪魔すんな」なんて声音だけ不機嫌を取り繕って。しかしそろそろ起きなければ、と云うのは一応わかっていたらしく緩々とした動作でソファから体起こせば大きく体を伸ばし。欠伸を一つ控えめに零せばそこで目についたのは机の上に置かれた己の携帯、夢うつつの状態ではあったが確か友人からメールが届いていた事を思い出ししてはそのまま手を伸ばして。電源入れればその眩しさに目を細めるも直ぐにディスプレイ覗き込めばやはり友人からのメールが残っていて。その内容に頬緩ませれば“心配掛けてごめんな、ありがとう”などといった在り来たりだが心からの本心を連ねた短めの言葉を返信して。
(/此方も気をつけますがなにぶん至らない部分も多くてですね…^^;
瀬名様も此方が繋がっていたら切って下さって結構ですよっ。
あと、ついでといっては何ですが今後の展開など希望はありますでしょうか?何処かへ出かけたい、やこんな事をしたい、等の展開でもしありましたら教えていただけますでしょうか?
や、もう7時過ぎてるから。あんま寝過ぎると眠れなくなる、…って、起きて早々メールですか。
(邪魔するなと告げる相手の声音は不機嫌そうで、二度寝ならず三度寝でもしてしまいそうなその雰囲気に今後の事を踏まえた上で起きるようにと促し。緩い動作で身体を起こす様子を見、取り敢えず起きる気になったかと息をつくも、起き抜けに携帯を弄り出す様子についイラッとし眉を寄せて。どうせさっきの相手にメールの返信でもするんだろう。相手に横目を向ければ案の定メール文章を入力している様子で、呆れ口調の中にも棘があるような言葉を向けてしまい。二人の間でメールのやり取りが始まってしまうのを阻止するかのように「京眞、弁当買ってきたから取り敢えず食わね?」と声を掛けては、ダイニングテーブルにレジ袋を置き相手の様子を窺って)
(/了解しました!今後の展開ですが…そうですね、取り敢えず朝くらいまではこの何気ない日常でのやりとりをしてみたいです^^既に嫉妬が入ってる瀬名ですが、これを本格的なものに変えて京眞君への想いを自覚したいかなと。例えばそのメールの友人が京眞君を気に入っててしつこかったり、または他の誰かが京眞君に告白して来たり、京眞君が自覚なしで他の人と必要以上に仲良くしたり、切っ掛けは何でもいいんですけど。瀬名は京眞君に関しては直ぐ妬くんで(←)。主様は今後の展開に何かご希望等お考えなんかはありますか?)
ん、わかった…。…んー?んー、そう。友達がな(相手の言葉は尤もだった為一つ頷きつつ母親のような相手の言葉に今更だが笑いが込み上げてきたのか小さくではあるが笑い声漏らして。相手の呆れ口調に何時もと逆だな、なんて未だふわふわとして安定しない頭で考えれば緩々と口角あげる辺り相手の棘のある口調にはどうやら気づかなかったようで。ソファで寝たからか地味に痛む体の筋を伸ばしていれば相手から声が掛かって。家事をしてくれる、と言っていた割に夕食はどうやら弁当のようで。相手らしいと云えばらしいのだが、呆れたように目尻下げれば「弁当かよ、作ってくれるかと思った」と素直に心境を述べつつ取り敢えず、と相手の側に寄ればレジ袋の中を隣から覗き込んで。)
(/そうですね、取り敢えずはこんな感じでダラダラと行きましょうか!私も楽しみたいですし((
そうですねぇ…、日常がひと段落しましたら取り敢えずメールの友人が京眞を気に入っておりスキンシップが激しい、しかし京眞は気にしてない…って感じで行きたいと思います!流れで友人に告白してもらうかもしれません(←)がよろしいでしょうか?
いや、作る気では居たんだけど、冷蔵庫ろくなもんねぇし買った方が早いって思ってさ。つーかこれでも家事頑張ったんだって。洗い物、風呂掃除、洗濯…ほら、一人で三つもやった。凄くね?
(弁当かよ、という率直な言葉につい苦笑いが漏れ。体調不良の相手を思い当初は夕食の支度も考えていたのだが。慣れない家事を幾つもこなすのは思いの外疲れる上、冷蔵庫の中身は高が知れていたわけで。当番制と決めたにも関わらずいつも相手任せで放ったらかしの家事。本来やるのは当然であり、手柄でも何でもないものの、相手に少しでも誉めて欲しいという思いからか指折り数えてこなした数を少々ムキになって伝え。「適当に買ってきたから好きなの選んでいいぜ」隣でレジ袋を覗く相手に声を掛け中から一通り取り出すも、「あ、そういや頭痛は?」今更思い出したように手を止めると大丈夫かと表情を伺って)
(/ではスキンシップが激しい彼を見て苛々悶々とさせておきます/←/然り気無く邪魔に入ってみたり。笑/瀬名は気持ちを自覚しても暫くは隠す方向でいきたいなと思いますが、友人からの告白なんかあった際は流石に…/←/京眞くんは友人を大事にするタイプでしょうからそれなりに悩むでしょうし、そんな京眞君に瀬名は焦りまくるでしょうし…面白そうですね^^)
…ふ、ばぁか。普通だろ?(必死に伝えてくる内容は確かに何時もの相手と比べればすごい進歩ではあるが己からしたら何時もやっている事と何ら代わりないもので。思わず小さく笑い零せば相手の肩を軽く小突いたも相手の子供の様な姿に湧いてきたのは褒めてやらなくては、なんて云う感情。「…でもまぁ、ありがと」柔らかく表情緩ませては珍しく素直に感謝の言葉を口にしつつ頭に手を伸ばせばくしゃり、梳くように撫でてやって。「んー、じゃ、これ」並べられた弁当箱の中から取り出したのは至って普通のノリ弁。お箸やお茶を取りにその足で台所へ向おうとするも顔を覗き込まれてはゆるりと口角あげ。「寝てたからかまし。やっぱり熱中症かもな」いつの間にか消えていた頭痛はきっとなれない家事などを頑張ってくれた相手のおかげ、それを素直に口に出せる程の器量はないがその分と言ってはなんだが何時もより柔らかい表情浮かべてみて。
(/想像するだけでつい口元が閉まりない事に…←。それではこのままこんな感じでだらだらといかせていただきますね!それではこれで本体はどろんさせていただきますね!
改めましてお願いします
どう致しまして。まぁまた気が向いたらやってやるから頼れよ。
(一度は肩を小突かれるも次に労いの言葉と共に柔らかな笑みを向けられれば得意気にニッと笑み。相手に誉められるのはやはり嬉しいもので、大人しく髪を撫でられながら調子に乗ってみて。「あ、お前やっぱそっち?じゃあ俺これー」相手ならのり弁を選ぶだろうと予想していたのか、軽く笑みながら己は唐揚げ弁当を手にし。此方に向けてくるその表情からも頭痛は落ち着いた事を悟ると安堵したような表情浮かべ。「そか、なら良かった…って、お前まだ貼ってたのかよこれ」相手がソファーに横になったから額に貼りっぱなしだった冷却シート、それが発熱した子供を連想させ。何となく微笑ましさを感じふっと頬を緩めるも頭痛が落ちついたならと、ぺりっと剥がしてやり)
(/先の展開も楽しみですし、このだらだら感、これはこれで何だか幸せ気分でs/←/では此方もどろんしますね。改めて宜しくお願いします!)
お前に任すとコレだからなぁー?(相手の笑みにつられる様に頬を緩ませそうになるも直ぐに調子に乗った発言を続ける相手、ふっと鼻で笑ってやれば最後名残惜しそうにもう一度髪を撫でた後視線を机の上のコンビニ弁当の方に投げ悪戯に口角あげてみせ。「一個、唐揚げ食べたい」相手の手元にあるのは唐揚げ弁当、ひょいと覗き込んだ後一言そう述べては相手の反応伺う様に首を傾げて。「心配掛けてごめん」相手の安堵の表情から心配を掛けた事が痛い程伝わって来て。申し訳なさそうに眉下げたも続いた言葉にきょとん、とあいて見つめ。「ってぇ。…え!?なに、俺ずっとそれ付けてたのか!?」額から勢いよく剥がされた何か、一瞬眉顰めたも相手の手にあるのは所謂冷えピタ。子供のようだったのではないか、そんな考えが頭をよぎればかぁと熱を持つ頬。一瞬ではあるが裏返った声をあげつつ慌てて今迄冷えピタが貼られていた額を抑え。相手の笑みは柔らかい表情にも羞恥心が募るばかりでさらに頬を赤く染め上げ。
何だかんだで普段俺を甘やかしてるお前が悪いんじゃね?
(相手が家事をやってくれるのを良い事にどうしても甘えがちになってしまう事を笑って誤魔化しつつ、今日の件で一人で家事をこなすのがいかに大変か思い知らされたのか「いつもサンキュな」と、今度は案外真面目に返しながら笑み掛けて。唐揚げ弁当を覗き込んでくる相手を見て、ふ、と笑み溢せば「今日は特別にもう一個やるよ、体力つけねーと」弁当をレンジで軽く温めながら熱中症を起こした相手に少しでも栄養を取らせるべく珍しい事を言って。額を押さえながら頬を紅潮させる相手が益々可愛らしく思えてしまい、にやにやと笑みを浮かべつつ「んな照れんなよ、俺しか見てねーし。あー、落書きしときゃ良かったかもな、アン〇ンマンの絵とか」とふざけた事を口にすれば想像したのかククッと吹き出し、レンジから弁当を取り出して)
俺のせいかよ!(告げられたのはまさかの己のせいなんて言葉、しかし確かに己でも多少は自覚がある程度には相手を甘やかしてしまっていて。不機嫌そうに顰めた眉だったが直ぐに今迄の己を後悔する様なものに変えて。「え?あ、ありがと…う?」そんな事を思考していた中、不意にかかった声は何故か感謝を告げるもの。不意打ち過ぎて混乱したのち己が返したのは此方も感謝。ぽかん、とした表情でありながら戸惑ったまま相手を見つめれば何と無く相手の腕に手を乗せてみて。「じゃ、俺は白身フライやる」珍しい相手の言葉だが其れがなんだか擽ったく、しかしやはり嬉しいのが1番なのか小さくはにかみ。にやにやとした笑みをみればう、と言葉に詰まり、「っ、お前だから余計な!あー、もうあんまりからかうなよ…」と半ば叫ぶ様に告げ。しかし後半の言葉にうー、やあー、などと言った言葉にすらなっていない音を漏らしつつ弱々しい声音で咎める様な台詞零しては顔を隠すように手を回して。
お前、最初はもっと俺に厳しかった気がするんだよな。こう一緒にいる時間が長いと俺に似て来るんかね。
(日頃相手への感謝の気持ちはあるものの改まって口にする事がないからか、ぽかんとした様子で此方を見つめてくる相手。基本的に真面目なのは変わっていないが、当時の相手と比べて己に対し甘さが出て来た事を振り返りつつ、ふ、と表情を緩めながら冗談めいた事を言って。レンジから取り出した弁当をそれぞれの前へと置けば「いや白身フライってメインじゃねーかよ。お前が食えって、また今度貰ってやるから」相手の気持ちは嬉しいものの今日ばかりは受け取る意思を見せず。咎められたところでそれは可愛いだけでしかなく、益々からかいたくなる感情をどうにか抑えつつ「だからお前見てるとどうしてもからかいたくなるんだって。ほら、取り敢えず食おうぜ。」と、弁当の蓋を開けろと促すように顎で指しながら笑み)
…最初はあんまり好きじゃなかったからな。ふ、ばぁか、夫婦じゃねぇんだから(相手の言葉に思わず苦笑零してしまい。きっと相手は何気無く言ったのだろうが思い出したのは最初の頃の印象、あまりいいイメージを持ってなかった事をつい正直に述べて。確かに一緒に居る時間は長いがそういう言い方をするのは夫婦や恋人との間柄で言う事、口角あげては小さく笑い声漏らして。「唐揚げもメインだろ。俺ばっかりはフェアじゃねぇ、半分こしよーぜ?」相手の言葉に思わず苦笑零しては思った事を其の儘指摘した後、促されるがままに弁当の蓋をあけ。白身フライに箸を伸ばせば半分に分けつつ後者告げればへらりと頬緩ませ首傾げ提案し。「…手を合わせてください?」何と無く頭の中に浮かんだのは子供の頃の給食の時の様子、確か…と記憶の隅から挨拶を引っ張り出してきては己の両手を合わせ。疑問符をつけてつつではあるが前者述べれば相手が乗ってきてくれるのか待機してみて。
あ、やっぱ?そんな感じしたしたお前。何つぅかこうつーんと澄ましてていつも眉間に皺寄せてる感じだったもんな。
(相手の口から溢れた正直な気持ちについ苦笑いを溢すも、当時の相手を思い返しては懐かしげにふっと笑みを溢し。この性格の違いが煩わしかったのか、馴れ馴れしい己を毛嫌いしていたのか、確かに嫌われていた感はあった。己に向けられる表情は険しいものばかりで、今のような柔らかい笑顔など見た事が無かったと思う。そう考えると縮まった距離の嬉しさに自然と頬が緩み、「…で、今は?」最初は余り好きではなかったという相手に調子に乗ってにやにやしつつ詰め寄って。「半分ならまぁ…サンキュ」フライを半分にする相手に礼を述べると早速唐揚げを一つ摘まみ口に放ろうとするも、次の言葉にぴたりと動きを止め。手を合わせる相手をそのまま僅かな時間見つめていたが、「…ああもう、わかったよ」面倒くさそうに箸を下ろせば「えーと…何だっけ?先生、皆さん、いただきます?」園や学校によっては多少の違いがあるだろうその挨拶をうろ覚えのまま疑問符付きで返し)
あー…俺、ちゃらちゃらし過ぎで軽そう=関わりたくないだったからな。(改めて考えると先入観だけで苦手と決めつてていた、そんな当時の己に対し苦笑浮かべて。きっと相手の言う様に最初はつーんと澄ましていて今とはだいぶ違ったのだろう、しかしそれを言うと相手もだいぶ変わった。最初は本当にへらへらとしているだけだったのに最近では…、とそこまで思考巡らした時に急に詰まる相手との距離。驚いた様に一歩後ろに引くも直ぐに笑み浮かべては「さぁ?…まぁ少なくとも嫌いじゃないけどな」なんてなんとも捻くれた回答寄越した後片眉あげれば「…お前は?」と僅かにではあるが悪戯っぽい表情滲ませて問い返して。面倒そうなのを隠しもしない相手、それに笑ってしまいそうになる己は性格に難ありかもしれない、と苦い笑みが浮かべるも直ぐに仕舞い込んでは相手に視線投げ。面倒そうではあるが律儀に箸を置いて己に合わせてくれる相手に思わず柔らかい笑み浮かべれば「いただきます、」と繰り返しては今度こそ弁当に手を伸ばして。
何だそれ、軽く偏見じゃね?実際軽いかどうかなんか付き合ってみねーとわかんねーじゃん。
(苦笑いを浮かべる相手をじとり、と見つめるも、確かにあの頃の己はちゃらちゃらしていた事を否めず。実際此処に居候してからも暫くはそれが続いたわけで。詰め寄って訊ねた際の反応は悪くはない妥当なもの、以前ならもっと冷たい反応が返って来ただろう。それだけでも十分な進歩だというのに、勝手な期待でもしていたのか何故かガッカリしている自分がいて。「お前さ、そこはもう少し可愛い事言っとけよ。」と悪戯な笑みを浮かべる相手を何処と無く不満げな表情で見つめ。食事前の挨拶を繰り返す相手と視線を合わせ、ふっと笑みを溢した後再び箸を掴み食べ始めては先程の問いに関し今頃口を開きだし。「俺は元々お前を嫌ってはなかったからな。まぁちょっととっつきにくそうな奴…とは思ったけど、お前ってただ真面目なだけじゃねーじゃん、どっかズレてるっつの?それが面白いっつーかある意味気にはなったよな。しつこくからかってよく怒らせてたっけ」当時を思い出し懐かしさに顔を綻ばせつつ、そういえばあの時から興味は持っていた事を告げて)
だよな。今となってはそれが偏見ってわかるからなんか居た堪れねぇよ(当時の己の事を思い出しては思わず少々眉顰めて。思い込みだけで歩み寄ろうとしなかった己、如何に失礼かを今更だがひどく痛感しては「…なんか悪かったな」なんてばつが悪そうに小さく笑ってみて。不満気な表情はきっと己が言った素直でない言葉からきているのだろう。其れにもう一度先程とは違う種類の柔らかい笑みを浮かべたかと思えば「…口に出さなくてもわかるだろ?」なんて首傾げ、「其れに俺に可愛さなんて求めんな」とこれからの為にしっかり釘を刺しておき。稀に食べるコンビニ弁とはコンビニ弁当で悪くないな、なんて思考を巡らせつつ咀嚼していた時、相手が話題に出してきたのは出会った当初のこと。「…え?俺が嫌いでちょっかい掛けてたんじゃねぇの?だから俺、何時も以上に低い沸点で怒ってたんだけど…?」相手の言葉に耳を傾けていたも述べられた言葉に固まれば食べるの止め相手見つめ。最初の頃、全くタイプの違う己にちょっかいを掛けてくるのは嫌がらせじゃないか?などと友人に言われたことがありあっさりと其れを信じた己は基本的に低めな沸点が更に低い状態で相手と口論していて。まぁ其れが何時の間にか楽しみになっていたのだから不思議な事だが出会って4年目、始めて発覚した事実の真意を確かめるべく当時の事をそのまま伝えては問い掛けて。
バーカ、マジになんなって、今となっては笑い話になるんだし。まぁ良かったよ、嫌われてる感あっても諦めないでしつこくしといて。
(ちょっとした愚痴のつもりが相手の性格上真剣に受け取ってしまったのだろう、改まって謝罪されれば此方が慌ててしまい。ははっと普段の調子で笑って取り繕っては約束の唐揚げを二、三個相手の弁当に乗せてやり。口に出さなくても分かるだろと告げる相手に何か言い掛けようとするも、その柔らかな笑みに負けたように渋々言葉を飲み込めば「けど可愛いとか思うのは俺の勝手だよな?」悪戯っぽく笑みかけてみて。意外そうな相手の問い掛けに一度食べるのを止め麦茶を喉に流し込むと明かされた事実に此方も目を丸くし。「え、そんな風に思われてたとかまじ心外。俺って気になる奴程ちょっかい出したり弄ったりするタイプなんですが。…まぁそんなんわかんねぇか、あの時点では。」今更言っても仕方無いとばかりに肩を竦めて笑うと再び箸を動かして)
そっか。…しつこかったけどちょっとありがたいな(相手の何時もと変わらぬ笑い方見ては此方も頬緩ませて。しつこく、と自分で言っている上に己もそう思っていたのだが其れがあってこそ今の時間に繋がっているんだと思えば軽い調子ではあるが些か小さめな声で本音付け足して。弁当に乗った唐揚げの代わりに白身フライを相手の方に乗せれば「ありがと。俺、うまく切れないから半分食って」と弁当食べつつ述べ。悪戯な笑みを浮かべた口元から紡がれるのは“可愛い”と言う単語、確かに思うのは自由なので其処迄咎めるつもりも無いのだが一つの疑問が生じては「いいけど、俺にそんな事を感じる要素は0だろ?」と眉潜めて問い掛け。「え、いや、だって…」相手の言い分がもっともな為一瞬言葉に詰まるも相手につられる様に少し笑って。しかし直ぐにまた口を開けば「と云う事は最初から俺、お前に好かれてたのか?」なんて悪戯な笑みと共にそんな事を投げ掛けては唐揚げ口に運びつつ相手を見遣って。
お前さぁ、さっきから一言多くね?
(有難いという言葉を嬉しく思いながらも、無意識に痛いところをついてくる相手を可笑しそうに笑いながら非難して。上手く切れないからという理由でフライを乗せてくる相手、本人は至って真面目に言っているのだろうがその言動が己には可笑しくも可愛くも映りふっと笑みを溢し。なかなか引っ込まない笑いを我慢せず頬を緩ませながら「じゃお前先食えよ。はい、あーん」と箸で摘まんだフライを相手の口許へと運び半分食べて貰おうとし。可愛いと思われるのに抵抗があるのか要素ゼロだと告げる相手をわかってねぇなと何処か不満げに見つめれば「…あのさ、俺割と普段からお前に可愛いって言ってんじゃんよ」と反論して。まぁ確かに冗談めいた雰囲気で言う事が多いせいか、コイツはからかわれているとしか思ってないだろうけど。「ま、そーゆー事。お前みたいなタイプ周囲に居なかったから新鮮だったしな」相手の悪戯な笑みに乗るようにニッと笑みを浮かべれば最初から興味はあった事を素直に認めて)
そんな事ないだろ?俺は素直なだけだ(笑いながら述べられる非難に何故かつられたように短く笑い声あげた後、にぃと口端釣り上げては悪戯に目元細めて。あーん、そんな効果音と共に此方に差し出されるのは先程相手の弁当に乗せたフライ。きょとん、と一瞬戸惑ったような表情浮かべたも理解するのにそう時間は掛からず。突っ込みたい事は多々あるのだが視界に映った相手の表情は何故か緩んでおり、それをみた途端まぁいいか、なんていうお気楽思考になってしまえば「…あー、」少し躊躇った後前者述べつつ体を少々相手の方に乗り出せば一口、フライを口に運んで。不満気な視線に居た堪れなくなりふい、と視線逸らしつつ相手の言葉に耳傾け。「…あー、言わないけどお前も可愛いぞ?」相手の言葉を聞いて真っ先に頭の中に浮かんだのは否定や嫌悪でもなく何故か前記、何と無くではあるがそのままに伝えてみては首を緩く傾けてみて。「俺も、お前みたいなタイプは居なかったから…その、結構楽しい」真っ直ぐに言葉を紡ぐ相手に己が返せる精一杯の返事をしてはふわり、表情を緩ませて。
お前のは何つぅかこう…然り気無く毒が入ってんだよ。自覚ねー辺り一番タチ悪ィから。
(と非難するものの、そんな相手をずっと見てきたせいか嫌な気はしないらしく冗談混じりに笑ったままで。一度は戸惑うような反応を見せたものの素直にフライにかじりつく様子に無性に胸の高鳴りを覚え、元々緩んでいた頬が収まりつかなくなる上どうにも落ち着かなくなり、誤魔化すように一度麦茶を喉に流し込み。「んー、もうちょい。がぶっと一気にいけ一気に」相手が口に含んだのはほんの一口で、半分までもう少しだからと促して。「……は?俺?」まさか他人に可愛い等と言われたり思われたりする日が来るとは思いもしなかったのか、相手の発言に全く意味がわからないといった表情を向け。次いで見せたふわりと柔らかな笑顔にドキリと見惚れ、反応が一瞬遅れた上普段のような返しが出来ず。「っ…、あー…そりゃ良かった、うん」視線を若干泳がせながら笑み返すもその笑顔は緊張のせいかぎこちなく、内心“しまった”と思いながらも平常心を取り戻すよう集中し)
ふは、でもさお前は毒はねぇけどタラシじゃん。(相手の言葉に小さく悪戯な笑みを零しつつも反撃、とばかりに口角あげては常々思っていた事を口にして。がぶっ、などと云う可愛らしい擬音でもう一口と促す相手に今更ではあるのだがこの状況に対する周知が湧いてきて。しかし一回は所謂“あーん”してしまった手前、今更引くという考えは無いらしく先程と比べると見るからに赤みの差した頬で「ん、」と小さく声を零しつつ再びフライ口に運んではゆっくり咀嚼した後、「次は俺の番だろ?」なんてフライに視線投げつつ笑ってみせて。驚いた様な表情から続いてぎこちないものに変わる笑み、明らかに動揺の跡が見られる表情。あくまで予想でした無いのだがこんな相手を見られるのは限られた人間だけだろう、其処に己が含まれている事実に更に表情緩ませつつ、「お前、可愛いとか言われ慣れてねぇだろ?」なんて視線は弁当に、しかし意識は相手に向けたままそんな事を問いかけては再び小さく笑って。
(/いつもお世話になっております!お返事お待たせしてしまっていて申し訳ありませんっ;;近々必ずお返事致しますので、もう少しお待ち頂けると嬉しいです。ご迷惑お掛けします…!)
(/いえいえっ、此方こそで御座います!お返事の件、了解致しました。迷惑だなんて…、瀬名様とのやり取りが好きですので!お待ちしておりますのでごゆっくりどうぞ^ ^
わかってねぇなお前。女を喜ばせるのも男の役目だぜ?
(タラシだという指摘は今更否定する気もないらしく開き直った態度で得意気な笑みを浮かべて。可愛らしく一口かじったかと思えば今度は頬を赤らめながらも従順にかぶりつく様子に鼓動は加速し、きゅっと締め付けるような感覚さえ起こりついつい釘付けになってしまい。俺の番だと笑う相手と視線が合った途端はっと我に返っては残りのフライを慌てて己の口に放り咀嚼し、“残念でした”とでも言うように勝ち誇ったような笑みを向けて。相手に食べさせて貰うというシチュに普段なら割とすんなり乗れただろうが、今日は色々マズイ。確実に何かしくじるだろう予感しかしない。そのまま弁当の残りを平らげてしまえばゴミをレジ袋に詰め込んで。「そりゃお前…そんなん慣れてるわけねーだろ、言う側だし。つぅか問題はそこじゃねぇから」妙に落ち着かない理由はお前の笑顔にやられたから、なんて言えるわけがなく、視線をちらちらと相手に移しながらぼそぼそ告げて)
(/優しいお言葉有難うございますっ。此方も京眞君とのやり取りをいつも楽しくさせて頂いてます!その可愛さにそりゃもうにやにやしながr←/改めてお願いします^^)
(/優しいお言葉有難うございますっ。此方も京眞君とのやり取りをいつも楽しくさせて頂いてます!その可愛さにそりゃもうにやにやしながr←/改めてお願いします^^)
ばぁか、幸せにしてなんぼじゃねぇの?(全く女慣れなどしていないのだが思い出したのは己の父親が酔っ払ったときに繰り返していた言葉、其れを其の侭告げてみては悪戯に口角あげて。所謂“あーん”をしてやろうと企んでいたのにあっさりとバレては相手の口内に消えて行くフライ、残念そうに眉顰めては勝ち誇った笑みを浮かべる相手の頬を身を乗り出し軽く頬抓ってやり乍ら「お前、明日は絶対してやるからな」なんて子供染みた拗ねた様な表情浮かべては弁当かき込み此方もゴミをレジ袋に続いて詰め込んで。「そこじゃねぇの?どーしたんだよ?」相手の言葉に緩く首傾げつつも先程からのからかいたいという衝動が止まないのか此方に遠慮がちに何度も向けられる視線を絡ませれば距離詰める様に一歩踏み出して。
お?何だよ、随分カッコいい事言ってくれんじゃん。…幸せに、ねぇ…。俺が与えてやれんのはその場限りの幸せだな。
(相手の意見に驚いたように瞬きしてはニヤニヤとからかうような笑みを浮かべながら肘で小突いてやり。しかしその言葉はやけに説得力があり、本当の意味で恋人を幸せにしてあげた事など無かったなと改めて考えては軽く息をついて。「痛ッ、…なに、そんなに俺に食べさせたかったわけ?」頬をつねられ小さく声をあげるも、何故か拗ねた様子が無性に可愛らしく思え頬を緩ませながら訊ね。動揺見せる己をからかっているのか、はたまた相変わらず鈍いだけなのか詰め寄りながら追及してくる相手にドキリとすれば「っ…、いーからもうその話は。…さーて風呂風呂、どっち先入る?」逃げるようにガタリと席を立てば話題を変えるように給湯器のスイッチを押し、浴槽にお湯を張る準備をしつつ入浴の順番を問い)
受け売りだけどな。…あー、俺は女じゃねぇけどお前と居んの楽しいし幸せだぜ?(相手のからかうような笑みから逃げる様に視線逸らしては照れからか早口になりつつ前者告げ。しかし更に続いた言葉に何処か庇護欲を誘うもの、一瞬言おうか躊躇ったものの直ぐに小さな笑みを浮かべては今迄感じ続けていた事を述べて。「…俺だけやられるのが悔しいだけだ」相手の言葉は己の核心其の儘ではあるのだが其れを教えてやるのは何と無く癪なのか言い方を少し変えてみては反論の様で反論でない言葉紡いで。立ち上がった相手に一番に感じたのは逃げられた、なんて事。残念そうに吐息零し乍らも頭の中を巡るのは逃げられた仕返しに何をしてやろうか、なんてしょうもない事を考えていたところに相手の問いかけ、「んー…。一緒に」相手に背を向けばれない様に口角あげつつ何でもない様に前者告げて。
…はっ?―…ッ、何なのお前、それフォローのつもり?たく…そんなに俺をおだててどうする気だよ。
(何やらさらりと凄い事を言われた気がしてつい間抜けな声をあげてしまい。楽しいは解る、しかし幸せというのはどうなんだと内心突っ込みながらも動揺と照れを誤魔化しきれず目が泳いでしまう。緩み掛ける頬を隠すように然り気無く顔を背ければ頭を掻いて。返って来た相手らしい反論もまた可愛いと思ってしまう己がいて「はは、ほんっと負けず嫌いだよな、お前」と可笑しそうに笑い。入浴の順番に関してはてっきり譲られるものだとばかり思い込んでいたようで、まさかの答えに移動する際テーブルの角に足の指をぶつけるというベタなドジを踏んでしまい。「い゙ッ…!おま…今日からかい過ぎ。俺が本気にしたらどーすんだよ」まともに声にならない音を発すると、ぶつけた箇所を押さえつつ恨めしげに相手を睨みながら抗議して)
どうする気もねぇよ!…たまには俺も言ってみよっかなーって思ったんだよ(てっきりからかうような言葉が帰ってくると思っていたのに視界が捉えたのは動揺する相手の姿、自分で言っといて何なんだが今更照れや恥ずかしさが湧き上がってきてはつられるように動揺しまい其の儘突っ伏して。何時も相手の方がさらりと恥ずかしい事を口にする癖に何だこの反応は、などと小さく悪態つき乍ら机に突っ伏したまま控えめに相手に視線投げ。「負けるより勝つ方がいいだろ?多分」勝ち負けが全てと云う訳では無いが勝つに越した事はない、前者問い掛けては小さく首傾げ。相手の様子を伺えていたのも束の間、嫌な音と蹲る姿から何があったのかは瞬時に悟り慌てて近寄り、「足、大丈夫か?冷やすか?」とつらつら述べるも恨みがましい視線に気づけば「お前が本気にしたなら入るぞ?普通に入るなら俺後な」へらりと笑うもこれ以上家の中で怪我させては大変だ、と判断してはからかうのを中止し直ぐに後者付け足して。
へーえ、そんな風に思ってたのか。やっぱ可愛いわお前。もっかい言ってみろよ、俺と一緒に居れて幸せだって。
(相手の発言に動揺していたにも関わらず伝染したように慌て出す相手を見ている内に平静を取り戻したようで。口許を緩ませながらテーブルに身を乗り出せば、突っ伏す相手の間近でニヤニヤ笑みを浮かべながら調子に乗った発言をし。控え目に向けられた視線と重なると相手の前髪を指先で弄びつつくすりと意地悪く笑ってみせ。一緒に入浴など言う何処まで本気かわからない発言に意識が集中してしまう余り足の痛みなど気にならなくなり、心配する相手に大丈夫だと告げて。入浴に関し本気で悩んでしまう己に何を考えているんだと突っ込みを入れつつ「…じゃあ俺先に貰うわ」と普段通りの答えを返しリビングを出ようとし。その際くるりと振り返れば「あー、でもお前がそんなに一緒に入りたいっていうなら構わねーけど」と悪戯な笑み浮かべリビングを後にし。着替えを取りに向かう廊下、「…なわけねぇだろ、アホか俺は」一人ぽつり呟きながら、少し頭を冷やせと己に言い聞かせつつ頭を掻いて)
俺はもう言っただろ!…お前はどうなんだよ?俺と居て幸せ?楽しい?(何時もの調子を取り戻したかと安堵の息を吐いたのも一瞬の事、何時も通りに戻った相手は己より一枚も二枚も上手で結局恥ずかしい思いをしているのは己だと気づけば照れ隠しも混じった声音で前者述べつつ近づいてきた相手の頬を軽く引っ張って。己から視線を投げた癖に重なれば思わず再び視線外して後者問い掛け乍ら未だ己の前髪弄ぶ手を止めようとじゃれついてみたり。大丈夫との言葉聞けば詰まっていた息を小さく吐いては表情緩めさせて。先貰う、と何時も通りの言葉に了承の意を伝える為に一つ頷きつつ相手が風呂を上がる迄テレビでも…とリモコン片手にソファ腰おろしたも、リビングを去り際、捨て台詞のように告げたれた言葉に息を詰めて。「…お前が入りたいんじゃねぇの?」相手が見えなくなってから相手のからかいの言葉に照れた己を隠す様に口元抑えつつ、小さく言い訳のような言葉零して。
――…何やってんだ俺、カッコ悪…。いや、でもこうなったのもあいつが悪い。
(相手のそんな状況は知る由もなくバスルームへと辿り着くと、深い溜め息をつきながら困惑気味の頭を冷やすようシャワーを被り、一人ぶつぶつ呟いて。今日一日の内に何だか色々な事があった気がする。確かに相手は普段からあんな調子だが、今日はその素直さや可愛さに拍車がかかっていたせいか、妙に意識し調子を乱されてしまう己がいたのは事実。「しかもあいつ調子に乗ってからかいやがって……京眞の癖に」普段の余裕を崩され情けない所を見られた事への羞恥からか、理不尽にも全て相手のせいにして。絶対仕返ししてやる、と子供染みた事を考えながらニヤニヤと口許に笑みを浮かべ。それから暫くしてバスルームを後にすると、髪を乾かしながら相手が待つバスルームへ向かい)
_お、温まったか?最近寒いしな。(相手がバスルームに消えた後は黙ってテレビに集中していたもそれも時間がそこそこ経てばそんなに好きでもないテレビが退屈になってきてチャンネルを無駄にかちゃかちゃと変えてた頃、廊下にぺたぺたと静かではあるが足音。視線こそテレビに向けたままではあるが意識は相手の方にやりつつ前者告げ。振り向いてもいいのたが散々からかってからかわれた後、と云う事や途中五月蝿かった心音思い出しては何やら今更になって気恥ずかしさも湧いてきたのかなかなか振り返る気も起きず。取り敢えず、と腰持ち上げては「じゃ、俺も入ってくるな?」相手の方に歩み寄りながら首傾げつつ前者述べ。
(/何時も御相手ありがとうございます!
一応続けさせて頂きましたが此の儘此方が風呂に入ってからに飛ばして頂いても結構ですし、適当に会話をしてから此方を風呂に行かせても大丈夫ですので^ ^*
お好きにして下さいね!
おー、流石にシャワーだけじゃもう無理だわ。
(リビングに戻ると退屈なのかテレビのチャンネルを適当に変えている相手、いつもと違うのは何故か此方を見ようとしないという事。不思議に思い返事を返しながら片手で濡れた髪の水分を適当にとって。腰を上げ此方に歩み寄る相手と漸く視線が合うと、首を傾げるその仕草に何故かドキリと胸が鳴り擦れ違い様に思わず相手の腕を掴んでしまい。己の行動に内心戸惑いを覚えるものの、動揺している事に気付かれるわけにはいかず「ごゆっくり。お前のベッド温めといてやるよ」ニヤリと笑みながら普段の調子でからかう事で取り繕うと、掴んだ腕を離してやり)
(/此方こそいつもありがとうございます!そしてご丁寧に感謝ですっ。前回のレスは会話等を蹴るような形になってしまい申し訳ありません…。心苦しかったのですが、場所を移動した後に続けるとまたこんがらがってしまうかなという事で流れに従わせて頂きました。しかもロルにアホなミスがあってお恥ずかしい限りorz どれだけ動揺しているんだという…。そちらもお好きに行動して下さいませ^^臨機応変に対応出来るよう頑張ります)
_…結局俺がからかわれてんじゃんか(シャワーの蛇口部分を勢いよく捻れば温かいお湯に口元綻ばせるも、去り際に言われた一言が頭の中を殆ど占めていて。あっためとく、なんて台詞は捉えようによっては_否、どう捉えても一緒に寝るようにしか聞こえない。こんな小さな事で焦る自分のからかわれる事に対する耐性の無さには自分自身で苦笑が零れるレベル。考えても考えても煩い心音は収まる気がせず適度に温まったところで風呂から上がれば生乾きの髪を其のまま取り敢えずリビングに足進めて。
(/いえいえ、切っていただけるかなー、と思いつつレスしましたしお気になさらず^ ^*←
私もこんがらがると困ってしまうので有難い限りです!ミスは此方も多々ありますしねorz
それでは取り敢えず風呂を上がってからに飛ばして頂きますね!
(静かになったリビングで一人何となく携帯を手にし。そういえば今日はろくに着信すら確認していなかったとメール画面開けば最近まともに相手していない女性達からの不満が綴られたものが何件か届いていて。面倒臭そうに溜め息をつくとそのまま携帯をテーブルに置き、喉を潤す為に冷蔵庫へと向かい)
流石にマズいだろ、それは…
(冷蔵庫から適当なペットボトルを取り出すと独り言を呟き。バスルームに向かう相手に咄嗟にあんな冗談を飛ばしたものの、実際ベッドに潜り込んでいたら引かれるに違いない。もし仮に相手が渋々許したとして、あんな狭いベッドに寄り添って寝ていたら――…。そう考えた瞬間ドクンと心臓が鳴り、本日何度目かわからない胸の高鳴りが脳内での展開をみるみる内に危うい方向へと導いていく。その時此方へ向かってくる足音を耳にし、妄想を掻き消すように慌ててキャンプを外すと一気のみを始め)
(/優しいお言葉ありがとうございますっ!!何やら葛藤が始まりましたので、京眞君のメール相手に嫉妬して行動に移すまで果たして持つのかどうか…/笑
早目に自覚してしまっても色々堪えさせればいいか/←)
…あ、俺も欲しい(冷んやりとする床に眉顰めながらリビングに足踏みいれれば其処には冷蔵庫の前で豪快に一気飲みをペットボトルでしている相手の姿、其れを見た瞬間風呂場では馬鹿みたいにぐるぐると悩んでいた事がどうでも良くなってしまえば頬緩めさせながら前者告げ相手の方にさらに足進めて。机に放置されている携帯が目につけば其れは通知を知らせる為に何度か光っていて。メールを放置するなんてらしくない、そんな風な事が頭を過ったも直ぐに己も友人からメールの返事が来ているかすら確認してなかった事を思い出せば携帯探して視線を彷徨わせ。しかし直ぐにソファの上に見つければ取りに行くのも面倒に感じられ其の儘にしつつ「ベット、あっためてなかったんだな」なんて悪戯に口角上げては目元細め視線投げ。
(/いえいえっ。それはもう時と場合によって変えて下さって結構ですよ、case by caseです←
耐える姿を何だか心そそられますね←
おう、テキトーでいい?
(冷たい飲み物を喉に一気に流し込む事である程度妄想は掻き消され、飲み物を求めてくる相手に返事を返すと冷蔵庫から適当に己と同じ物を取って相手に軽く投げてやり。悪戯っぽい表情を向けてくる相手は己をからかっているだけなのだろうが、あんな妄想の後の風呂上がりの彼は妙に艶っぽく見え、必死に意識を散らそうとしても難しいもので。「温めて欲しいなら今からでもそうすっけど?」此方もいつもと変わらず強気な笑みを浮かべ首を傾げてみせるも、一度落ち着いたかと思った心臓は再び騒ぎ始める予感を見せる。顔を合わせている事で動揺を悟られては堪らない、そんな思いから近くのダイニングチェアを引くと「つぅかお前、髪びしょ濡れ。ここ座れ」相手の濡れた髪を拭く事を誤魔化す為の口実にして)
(/ありがとうございます、ではそのように/笑
よし、瀬名には暫く堪えさせ一人で悶えてて貰いましょうb ←
では一先ず失礼しますねっ^^)
ん、ありがと(相手の言葉に緩い返事を返すと共に一つ頷けば投げて渡されたペットボトルの蓋を開けつつお礼述べ。己のからかう言葉に返されたのは強気な笑み、やはり先程までからかえていたのは偶然ようだ、一つ残念そうに溜息零したも直ぐに「たまには一緒に寝るか?ほら、布団敷いて」なんて冗談か本気か曖昧なトーンで告げては相手に返事求める様に視線投げて。提案した理由としては何と無く、であって深い意味は無いのだが己で言って何なのだが今の心境で熟睡出来るかと問われれば其の答えは否、「…なーんてな」笑顔浮かべては冗談ぽい声音で慌てて前者付けたして。「あー…お願いします?」相手の指摘に指先を髪に這わせつつ提案されるが儘に椅子に腰掛けては拭いてくれる様子の相手に確認も兼ねて後者述べ。
(/おお、其れでは楽しみにしておりますね←
いえいえ、それでは此方もどろんさせて頂きます^ ^
じゃあお前の部屋に布団持ってくわ。ベッドに二人は流石に狭いし、お前ふつーにベッドで寝て俺が床なら問題なくね?
(内心胸を高鳴らせながら相手の提案を聞いていたが、案の定最後は冗談で終わらされ、残念に思うのが正直な所で。一緒の布団で寝る事になればそれはそれで今の己としては色々と困る。しかし全て無かった事にするのは惜しいと内心焦り、せめて一緒の部屋でという案を挙げる事にし普段と変わりない笑みを浮かべては意見を求め。相手が指定した場所へと座れば早速髪をタオルで拭き始めて。「そーいやお前って髪柔らかいよな。全然傷んでねぇし…こりゃ女から羨ましがられるのも無理ねぇわ」カラーやパーマを繰り返す己とは違って艶のある髪の良い手触りに素直に感動し、ついつい乾かし方が慎重になり)
え?あー…なら、俺も床でいい。リビングにでも布団並べたらいいだろ?(冗談、で済まそうとしていたのに返ってきたのは彼方からの提案。おもわず惚けた表情見せてたも直ぐに復活しては己だけベットと云うのは気が引けるのは緩んだ小さな笑みと共に提案し直しては首傾げてみせて。「そーか?俺はお前の髪とか好きだけど…。ふは、そんな事言われた事ないぞ?」そんな気にした事ない為首傾げてたも己の目には相手の綺麗に染められた髪の方がお気に入りであるのか前者述べ。続いた言葉に何処の誰から聞いたのか、と小さく吹き出し。慎重に己の髪を乾かそうと動く手が擽ったいのか小さく身を攀じりながら「ふ、もっと適当でいいぞ」と相手の手をぽんぽん、と叩いて。
いや、わざわざ二階からリビングに運ぶのかよ。いいんだってお前はベッドで。お前の部屋で寝るだけで―――、あ…あーほら、思い出さね?俺が最初にお前んち押し掛けた日の事とかさ。
(わざわざ自室から布団を持ち出し一階へ引き摺り下ろしてまでリビングで寝る意味を考えると何だか可笑しくなって来る、同時にその提案をごく普通に口にする相手はやはり可愛らしく、笑いを堪えながらすかさず突っ込んで。一緒の布団で寝る事はなくても相手の部屋で一晩共にするという事に意義がある、とでも言いたげな言葉がつい口から零れかけてしまいはっとしては慌てて話を繋げて取り繕って。適当でいいと手を叩く相手に軽く相槌を打てば若干戸惑いながらも先程より大雑把な乾かし方に変え。「俺は羨ましがってたのしっかり聞いたもんねー。なぁ、俺も黒髪にしたら少しは真面目に見えっかな」相手の髪を褒めているのを遮るかのように彼女達に話し掛けた事実は伏せながらふざけた口調で告げると、本気でする気などない癖にそんな冗談を言ってみて)
…?なら、俺の部屋にするか。_ふは、懐かしいな。断った筈なのに次の日きちゃった!だもんな(途中で変に途切れた言葉に疑問符を浮かべながらもやはり相手の提案に乗る事にしては表情緩ませながらちいさく一つ頷き。急に変えられた話題だったか当時の事を思い出したのか懐かしげに目尻下げつつ軽く吹き出して。冗談かと思って居たのにちゃっかりと本当に居座り始めた相手、何時の間にか生活の一部として相手の存在が組み込まれている事に苦い笑み浮かべれば相手の頬軽く抓って。適当な感じに変わった乾かし方に擽ったさが抜けたから緩んだ表情浮かべ。「俺に直接言ってくれればいいのにな。ふは、する気ないだろ?それにお前はそれ似合ってる」相手から誰か知らない女の子の事を聞かされるぐらいなら己が直接聞いた方が…なんて思考が巡り掛けたも直ぐにその思考がおかしい事に気づけば小さく首捻って。黒髪にしようか、なんて戯言を片耳にいれらば呆れた様に小さく笑い己の感想を告げ。
おう。…いッて!だってお前、考えてみろよ。こんなに広い家だぜ?一人で住むのは勿体ねーし、息がつまんだろ。あの頃と比べるとお前よく笑うようになったし。それに二人で住めば家賃も家事も半分………になってねーか。
(相手の部屋で寝ると決まれば嬉しそうに笑みながら返事をし、懐かしそうに語り出す相手に頬をつねられ小さく声をあげ。流石にあれは図々しかったかと今となっては思う、しかし表面は反省してないかのようなへらへらした笑みを浮かべながら結果的に良かっただろ、と巧く丸め込むような言い方をし。とはいえ家事に関しては相手に世話になりっぱなしなのが現状で苦笑いしか溢れず、ちらりと相手の様子を窺うように盗み見て。相手の髪を乾かし終えると、手櫛で簡単に整えつつ「まぁ女ってのは噂話やら他人評価やら好きだからなー…。わざわざ本人に言わなくても、同意さえ貰えりゃそれで満足しちゃうんじゃないの」等と半分呆れたように笑みながらごく自然に口にするも、内心は可能な限り相手と女子との接触を避けたいと割と本気で思う自分がいて。そんな感情を払うように「よし、だいぶ乾いた」もういいぞと相手の肩をぽんと叩き。髪に関しての感想に己の前髪を見るように指で摘まみながら「あーまじ?お前がそう言うならこのままでいくわ」と満更でもなさそうにへらりと笑って)
ちゃんと寒くない格好でな。…えー、まー…そりゃな?…俺だってお前が居る事に慣れれば笑うし。ふは、わかってるならお前も家事をしろよ?(嬉しそうな声音に此方も緩々と頬に締まりがなくなっていくのを感じていたも相手から痛い、と声が上がればぱ、と手を離しては言葉にこそ出さないものの申し訳なさげに少し眉下げて。へらへらとした笑みで述べられる言葉には確かに思い当たる節が幾つかあり歯切れ悪い乍らも何とか言葉を返しつつも視線はふい、と逸らし。盗み見る様に、伺う様に視線投げられれば其の視線受け止め、軽く吹き出しつつもくしゃ、と髪を指で梳く様に撫でてやれば悪戯な笑みで相手に元々の約束事を今一度言ってみて。手櫛で髪を梳く感触は珍しいものではあるが心地良いのか目を細めつつ、「まぁ確かに女の子はおしゃべりだもんな。…俺は直接聞きたい」相手から紡がれる言葉に一つ頷き納得した様な表情浮かべたも、相手の言葉から不意に頭の中を過ったのは相手と女が楽しそうに会話する姿に思わず何時もより早口に告げて。肩越しに相手見れば「…お前も乾かしてやろーか?」先に出た為其れなりに乾き切っているがそんな風に問い掛ければ椅子から立ち上がって首傾げ問い掛け。「髪、染めてんのかっこいい」己が真っ黒で染めた事が無いからか、多少の憧れを感じるらしく相手の髪を一房手に取ればまじまじと見つめてみて。
ガキかよ俺は。寒けりゃお前抱き枕にすっからいーし。家事はまぁ…お前にどうしてもって頼まれりゃやってやるよ。
(小さな子供にでもかけるような言葉に苦笑し突っ込むと、悪戯な笑みを浮かべて『抱き枕に』などとさらりと述べながらゆるり首を傾げてみて。くしゃりと髪を撫でられればドキリとし照れ臭げに一度は視線を逸らすも、相手に頼りにされたら断れない事がわかっている為、視線戻すとふてぶてしい笑みで上からな物言いを。普段進んで異性の話などしない相手が何故か今日は直接聞きたいと妙に拘りを見せて来る。内心面白くないが敢えてニヤニヤとからかうような笑みを浮かべれば「…なに、そんな気になんの?お前を誉めてた奴らの事」面白がっている風を装いながら探りを入れてみて。髪を乾かす事を申し出る相手、気持ちは嬉しいものの実質既に殆ど乾いてしまっている。普段ならば大丈夫だと軽く断っていただろうが、心の何処かで彼との接触を望んでしまっている己に気付き、一瞬返事に迷い。口を開き掛けた時、伸びてきた手に髪を掴まれ縮まる距離に心臓が高鳴り始めてしまい。これ以上の反応を阻止すべく然り気無く相手の手を掴み外させると、「髪はいーわ、もう乾いてるだろ?サンキュな。それよりほら、湯冷めしねーうち寝ようぜ。」取り繕うように両肩を掴むとくるりと方向転換させ、相手の自室へ移動しようと半ば無理矢理歩き出し)
抱き枕にされるぐらいなら俺がお前を抱き枕にする。…ふは、頼まれないとやってくんないの?(どきり、と一気に加速し始めた心音を誤魔化す様に返事返せばにぃ、と口角あげてみせ。ふてぶてしい笑みに上からな口調、其れなのに怒りより先に湧き上がる感情は相手らしい、なんてもの。とことん自分は相手に弱い事を確認してしまえば己に対する呆れから小さく笑い声漏らせば僅かに甘える様な声音で問い掛け。からかう笑みを横目に捉えれば一瞬少し前の自分に後悔の念が湧いてくるも今更嘘です、とも言えないし何より相手が女と話すなら己が、と思ったのも事実、「…そりゃ多少は気になるだろ。そんぐらい別に普通だろ?」嘘でも本当でもないが当たり障りない返事返せば首傾け問うて。相手の髪の感触を楽しんでいれば外された己の手、髪を触られるのが苦手なのだろうか。そんな風に思考巡れば大人しく其の侭に手を下ろし。「なら、また機会があればしてやるな。ん、布団運ぶの手伝うぞ?」肩に乗った手に少々無理矢理な行動、しかし其れを気にする程柔な神経でもない上相手が相手と言う事もあり頷けば其の侭自室へと足を運びそうになるも相手が己の部屋で寝る、と言っていたのを思い出せば首だけで振り返って。
そこ対抗すっとこじゃなくね?…っ、頼まれた方がやる気が出んの、俺は。
(抱き枕云々について負けじと主張してくる相手に軽く吹き出すも、僅かながらも甘えるような声音には言うまでもなくドキリとし、一瞬言葉に詰まり。実際相手に弱い自分、お願いという形で頼まれた方が断然やる気が出るのも事実。高鳴りを見せる胸にふいと視線を逸らしながら答えて。女子が自分を誉めていると分かれば大抵の男ならば気にならないわけがない。しかし相手は己のように軽々しく女性の話を口にするタイプではなく、その手の話は余り聞いた事がなかった事を思うと胸の辺りがもやもやとした感情が湧き。「ふーん…何だかんだでやっぱお前も男だな。結構可愛い子だったぜ?」しかしそんな感情を必死に誤魔化し、からかうような表情で普段通りの対応に努め。布団運びを手伝ってくれると振り向く相手に「おう、サンキュ」と笑み掛けるも、先程の件で未だ胸が落ち着かず普段より笑顔が何処かぎこちなくて。此処まで来て今日の自分はおかしいという事に気付かない筈もなく「先行ってるわ」相手の肩から手を外す際ぽん、と叩き軽く笑むと、先に階段を上っていき)
や、なんかさらっとそう云う事言うから…。ふは、わかった。なら今度から全部「お願い」って言えばいいんだな。(相手の言葉は尤もなのだが反論した理由としては軽い調子で人をときめかせる様な事ばかり言うのが悔しかったからで。それを曖昧なニュアンスで述べたも、言葉に詰まるの横目で捉えれば不思議そうに見つめていたも続いた言葉につい吹き出して。扱いやすい、単純、今の発言からその二つの単語を連想してしまえば当てはまる様で当てはまらない相手の性格と比較し緩々と口許綻ばせれば悪戯に微笑みかけ。からかうような表情は相変わらずで其の笑みから目を逸らし乍ら「そりゃ俺だって男だよ、見たまんま。可愛いのかー…」何だかんだ、と言われる程己は男っぽくないのだろうか。童顔の自覚はあるからか己の頬に手を当てれば首傾げたりしつつ、相手からの女の子の情報に適当な相槌返して。此処まで半ば無理矢理に押してきた癖に先に上がると云う相手、思わず小さく吹き出せば「俺ももうあがる」とすたすたと追い掛けて。
あ、お願いって言えば何でもかんでもやってもらえるとか思うなよー?そんなサービスすんのはお前が倒れた時とかやむを得ない時だけだかんな。
(先に階段を上り自室まで来ると、先ずはベッドの上に散乱した脱ぎっぱなしの服をその辺に放り。後から辿り着いた相手に気付けば先程の話の続きを持ち出し、お願いされたからといって全てやるわけではないと釘を刺して。しかし実際さっきのような甘えた声を出されたら簡単に落ちてしまいそうな気がする。俺もとことんこいつには弱いな、と何処か恨めしそうにこっそり見つめた後頭を掻くとベッドの上の布団を抱え、「はい、これ頼んだ」と気を取り直すような声を掛け、にっと笑みながらぼふっと相手に押し付けて)
お前…たためよ。ふは、まぁお前にはあんまり家事とかは期待してないけどな?でも、約束したからやってもらう。(少し遅れて相手の部屋に足を踏み入れたも乱雑に投げられる服を拾い集めては溜息交じりに簡単ではあるがたたんで邪魔にならないよう部屋の隅に積みつつ相手のそばに寄り。釘を刺された言葉だが特に相手に家事を強要するつもりは殆ど無いもやはり引っかかるのは最初にした約束事、食事や掃除、ゴミ捨てに洗い物まで全て当番制にしたにも関わらず殆ど己がやっていると云う現状。甘やかしてしまっている己も対外ひどい事に気がつけば一つ溜息零しては押し付けられた布団をしっかりと抱えては「任されましたー」とふざけたような声音で述べて。
どうせまた着るやつだしめんど――…、……お前、嫁に来る?
(洗濯物でもあるまいし、一々たたむという考えがなかったのか面倒臭げに反論した時、集めたそれらを然り気無くたたむ姿が目に入り、その瞬間やたらとときめいて。胸を高鳴らせながらつい真顔で馬鹿な事を口走ってしまい。「約束…、あー…ハイ確かにしましたよ。でもお前、俺がやると二度手間になるだのなんだの言うからさ」部屋に転がり込んだ際、此処に置いてもらう条件として確かに幾つか約束事があったと思い出せば苦笑を溢し、どうにも気まずそうな口調で認めて。しかし家事に関しては己の雑なやり方が気に入らなかったのか、相手にダメ出しをくらった記憶もしっかりとあり。拗ねたように言い訳を述べながら残りの敷布団やらを抱えると、相手の部屋に移動しようとして)
面倒でも皺が目立ったら恥ずかしいだろ?…はっ!?ば、ばぁか、お前がもう殆ど嫁に来てる状態だろ?(呆れたように言葉返していたも真顔で述べられた其れに一瞬にしてかぁと頬を染めれば抱える布団を握る手に力込め直ぐに顔を精一杯相手から背ければ混乱した頭の中で考えたのは仮に嫁など云うならば今の状況なら相手が我が家に嫁いできた状況だろう、なんて馬鹿な事を其の儘伝えれば相手の部屋から出て己の部屋に向かって。「確かに。あー、ほら、まぁ今のままでも充分かも」歯切れ悪くも返ってきた覚えているの言葉に何故か覚えてたのか、なんて僅かな驚きを感じたも続く言葉には納得しざるを得なくて。確かに細かい所でぶつかる事は多々あった事を思い出せば拗ねたような声音を背中で聞きつつ感じたのは一人でない事に対する幸せ、相手が居るだけでも充分なのかもしれない。そんな思考に小さく頬緩めつつ己の部屋の戸を器用に開けては中に入って。
俺、嫁って柄じゃねーだろ、家事とか何もしねーし。その点お前は一通り家事出来るし、しっかりしてるし、然り気無く気が利くしな。うん、出来た嫁だ。
(己の馬鹿な発言に直ぐに顔を逸らされてしまったものの、その直前確かに照れを見せたのをしっかり目撃してしまって。こうなるとすっかり調子に乗ってしまい、ニヤニヤ笑みが抑えきれなくなるもので。日頃から思う事を正直に、しかし何処かふざけた口調で返しながらウンウンと頷き。相手の拗ねたような声音がやはり可愛く感じてしまい、密かに頬を緩めながら布団を抱え相手に続いて部屋に入れば、持っていた敷布団をベッドの横に敷いて。ベッドと床とはいえ、こうして相手の部屋にいざ布団を敷くと何だか異様な緊張感と高揚感のようなものが沸き始め。そわそわしてしまっている事を誤魔化すように「なーんか新婚初夜っぽくね?」等と更に馬鹿な発言をしては、相手を横目に悪戯げに笑ってみせ)
あー…ならお前が旦那?旦那さんなんだからちゃんと稼げよ。じゃなくて…稼いでくれる?(もう相手の言葉に一々動揺するのはやめよう、と誓うもやはり嫁だとか言い乍らではあるが褒め言葉の様なものが続けばその照れ臭さに小さく笑ってしまい。しかし其のまま相手の方見つめつつ頭の中には一緒に暮らしている今、旦那は相手なのだろうな、なんて呑気な事が巡れば楽しげな笑みと共に前者述べたもつい先程、己の頼みごとに弱いと判明した為かわざわざお願いする形に言い直してはこんなので効果があるのだろうか、なんて僅かな不安に襲われつつ相手の顔覗き込んで。敷き終えれば満足気に一つ頷いたも相手の発言に思わず間抜けな面を浮かべて見つめ。「ば…かか、お前は。早く寝るぞ」うまく言葉が出てこずつっかえつつなんとか返事返せば相手に背を向けベットに潜り込めば平然とした表情浮かべていたのを一気に崩し赤い顔を隠す様に頭からすっぽりと布団被って。
あ、お前そーゆー言い方す…っ、……稼ぎます。…ってお前、これじゃ尻に敷かれてるみてぇじゃねーか。
(しっかり稼げ、その物言いは家族を思い懸命に働く立場であれば少なからずカチンと来るものだろう。そんな心境になったつもりで反抗しようとするも、お願いする形へと訂正しながら顔を覗き込まれた瞬間、きゅんと鳴る胸に言葉に詰まり、半分真顔で見つめながら二つ返事をしてしまい。そこで初めて我に返れば、己の単純極まりない言動に対する照れ隠しなのか、相手の額を軽くぺしりと叩き取り繕うように突っ込みを入れて。相手にここまで弱いのだから、まさにその通りになるのではないかと思うと決まり悪そうな苦笑いしか浮かばず。己のふざけた発言に呆れたのかさっさと布団に潜ってしまう相手に寂しさを感じるも、布団をすっぽりと頭まで被る様子は表情を隠しているようにも見えて。あんな馬鹿な発言を少しでも意識してくれたのだろうか、そう思うとニヤニヤ笑みを抑えるのは不可能に近く。そんな相手の反応に胸を高鳴らせつつベッドの端にぎしりと腰掛け、相手の両脇に手を付き上から見下ろす体勢を取れば「あれあれ京眞くーん、寝る前にスキンシップとか何もねぇの、寂しいんだけど」何処か楽し気な声音でじゃれるようにゆさゆさと相手の体を揺すって)
いて、まぁ頼りになる旦那様で安心だなー。…ふは、強ち間違ってないだろ?少なくとも俺にはそう見える(返ってきた返事に満足気に口元に笑み浮かべつつ数度頷いていれば軽く叩かれた額、不満気に唇小さく尖らしたのも束の間、直ぐに先程の真顔で返された返事思い出せば悪戯な笑み浮かべ。どうやら意識しているかしていないかは別として旦那、とか嫁、とかまるで家族ごっこでもしているかの様に交わされる会話が楽しい様で。隣で浮かぶ苦笑い横目にしつつも相手の懸念にあっさりと頷いてみせれば頭の中に浮かぶ己と居る時の相手は少なくとも己には相手が亭主関白になる様には思えず、頭の中で想像した似合わない亭主関白な姿に軽く吹き出し乍らも後者述べ。「…なんだよ、寝る前のスキンシップて…。お休みのチューでもしたらいいのかよ」ベットの端に腰を降ろしたのが振動で伝わってきては一瞬どきり、としたものの体を揺すられれば呆れた様な表情浮かべつつ布団から顔を覗かせれば片眉上げてそんな事問い掛けてみたりして。
ははっ、いいなそれ。新婚ぽくって。
(相手が顔を覗かせれば揺さぶるのをやめ、両手をベッドにつき直し、少し距離を詰めて。何やら可愛らしい相手の提案に笑みながら冗談半分に返すものの、先程から胸の高鳴りが収まらない。いつもどんな風に相手と接していたかさえ分からなくなる程緊張しているのが自分でもわかる。相手を見下ろす表情からはいつしか笑みが消えており、何処と無く緊張を含んだ真剣な顔つきで。「…なあ京眞…、マジでしていい…?」冗談とは取りにくい声音で、気付けばそんな事を口にしてしまっていて。ぎしり、とベッドを軋むませつつ相手の頬を片手で撫でるように触れれば、返事を受け取る前に、そのままゆっくりと距離を詰めていき。と、その時、不意に携帯の着信音が鳴り、びくりと動きを止めて。「…っ、お前…だよな。」焦ったように相手から退くと携帯を手にし、相手に手渡して。相手に背を向け気まずそうに頭を掻きながら相手の対応を待ち)
(ぎしり、何時も鳴っている筈の音だが相手が近寄る感覚と共に耳に届けば何故か其処からぞわぞわと何かが這い上がってくる感触に襲われ。此方を見つめる、何時になく真剣さと緊張を含ませた視線に目を逸らす事すら出来ずに固まれば息を止める様に相手見つめ。流される、一瞬頭の中にそんな事が巡ったと同時に頬に手が添えられ、更に近寄っていく距離のを感じるも抵抗なんてする気なんて全く起こらず反射の様に瞼をぎゅ、と閉じ。しかし其処で突如鳴り響いた携帯の音に相手と同じ様に体跳ねさせ。「っ、…あ、俺のだ」渡された携帯受け取りつつ一つ頷けばばくばくと煩い心臓を落ち着ける様に深呼吸した後ディスプレイに映る友人の名前確認し。大学から帰った後も一番に連絡をくれていた友人からの着信、きっと突然途切れたメールを心配してなのだろう。しかし友人には申し訳ないが今は人と落ち着いて話せる状態でない事は自分が一番わかってるらしく其の儘放置する事にしては「…びびった、お前、やっぱ綺麗な顔してんな」鳴り響く着信音の音量下げつつベットから体起こせば動揺を隠す様に小さく笑ってみせれば頭に浮かんだ事を其のまま述べてみて。
っ…、お前も逃げるなり何なりしろよ。
(背中越しに相手からの第一声が届けば再びビクッと肩を跳ねさせ。こんな時でさえ少々ずれた台詞を返してくるあたり相手らしいと言えば相手らしいが、己の言動を普段のように冗談にしてしまうにしても、激しく動揺中の今は巧く誤魔化せる自信がなく、抵抗を見せなかった相手を取り敢えず非難するような言葉を向け。尤も突然の事に吃驚し過ぎて身動きすら取れなかっただけかもしれなが。とにかくこの場をどうやり過ごすべきかと、今も落ち着かない鼓動に戸惑いながら、動揺と混乱でまともに機能しない頭で必死に考えようとした時、相手の携帯が小さく鳴り続けている事に気付き。彼が通話している間少しは平常心を取り戻せる、何かそれらしい言い訳だって思い付く、そんな根拠のない思いでも今は賭けるしかなく、少しだけ振り返ると「つーか、電話…?出なくていいのかよ」と、冷静になる時間欲しさに促して)
…うるせ、お前こそ俺がこういうのに耐性ないのわかってんだからやめろよ(逃げなかったのは確かな事実で。しかし其れを云うならばあんな真剣な表情で女にキスをするみたいに迫ってくる相手にも問題がある、と僅かに恨みがましい視線投げていたも相手のほうを見つめていれば頭の中に過る先程までの出来事。上手く目を合わす事を出来ず視線彷徨わせ。「…誰かさんのせいでばくばくしてんだよ」不意に問い掛けられた質問は何時もなら多少は誤魔化す事も出来たのかもしれないが頭の中にまで響くぐらい煩い心臓に見て見ぬ振りが出来る筈もなく素直にぽつりと零したもやはり電話を取らないのは失礼だと思い直したのか直ぐに携帯の通話ボタン押しては「もしもし…?おー、心配ありがと」などと一応相手を気遣ってか音量抑えつつ会話していたも其の内先程のまでの緊張も取れたのか電話越しに優しい言葉を掛けてくれる友人に小さく笑みを零して。
京眞、お前……
(ばくばくしているという事は、先程の己の行動を少なからず意識してくれたという事だろうか。彼の言葉に少し期待してしまえば、言うまでもなくドキドキと胸が高鳴りを見せ。体を捻って相手に振り返り、またも真顔で口を開きかけたその時、鳴りっぱなしだった携帯に相手にが出る事で開いた口を閉ざして。渋々体勢を元に戻し相手に背を向けるも、何となく会話の内容やその相手が気になってしまう。こんな時間に電話を掛けてくるくらいだ、相手とは親しいのだろう、そう思うと尚更で。少しだけ漏れる通話相手の声は聞いた事があるようなないような、特定するには難しいものの、内容から察するに夕食前に相手の体調を心配してメールを寄越してきた友人だろう。様子を窺うように顔をそちらに向けた時、電話越しの人物の為に零れた相手の柔らかな笑顔を視界に捕え、ズキッと胸が痛み。相手が必要以上に他人に興味を持つ事で何となく面白くないと思った事はあっても、今のような切ない胸の痛みを感じたのは初めてで、酷く戸惑いながら視線さ迷わせ。他の相手と楽しそうに話す相手を見ているのはどうにも落ち着かず、その場でじっと待つだけという行為が出来なくなり。その内ぎしりとベッドへ乗れば、相手の意識を此方に向けたいが故に背後からじゃれるよう抱き締め、耳を軽く噛んでやり)
_ん?…あ、いや、明日は行くから其処まで心配しないでい、んっ!…え、あ…ご、ごめん。今日は切るな、また明日(心配性の友人の言葉に小さく苦笑を浮かべ乍らも柔らかい声音で会話続けていたも、電話に出る直前に見えた何か言いかけた相手の事がどうしても気にかかるらしく視線は此方に向けられた背中に向けられていて。相手の影響で煩かった心臓も落ち着きを取り戻してきた訳だしそろそろ切ろうか、と会話を終わらせようとした所で先程も聞いたようなベットの軋む音。不審そうにそちらを振り返る前に背中から伝わる温もり、思わず電話をしているにも関わらず不思議そうな声あげたが、どうやら電話越しに漏れていたらしく聞き返されれば慌てて会話に集中し始めた途端、耳に走った刺激。びくり、と体を跳ねさせれば再び煩い心臓と噛まれた事を理解して顔に集まる熱で電話どころでは無くなってしまって。早口に捲し立てるよう電話の友人に一方的に別れ告げれば通話終了ボタンを押した後、後ろの相手の頭に手をなんとか伸ばさば「…いきなりどうした?」なんて先程までの焦りようとは一変、笑い含んだ声音で問うてみて。相手がこんな事をする理由は全く持って理解できていないが、どこか大型犬や小さな子供を連想させる己にじゃれつく姿が可愛らしく思えるのか相手の方に軽く凭れ掛かって。
(/お世話になっております!いつも可愛くて素敵な京眞くんを有難うございますっ!!
かなりお返事遅れてしまっていてすみません…orz
必ず返しますので、キャラリセしないでお待ち頂けたら嬉しいです。本当に申し訳ないです…)
(己が仕掛けた事により慌てて通話を終了させる相手を見ては密かにほくそ笑み。こんなやり方ではあるが相手の意識が此方に向いた事が嬉しくて、凭れてくる相手を未だ抱き締めたまま「べっつにー…。お前、俺以外にもあんな顔するんだなと思ったら何かムカついた。」と、普段の冗談で済ませられるように極力おどけた口調で、腕の中に相手を収めたままゆらゆらと揺らしながら口にし。実際“ムカついた”というのは正確なところではないが、あの瞬間感じた胸の痛みの意味を考えてしまったら後戻りが出来なくなりそうで。その感覚も意味も頭の中から必死に排除しようとしながら「…で、誰だよ。大学の奴?」メールの相手だという事はわかっている為、こう何度も連絡を寄越してくる人物の特定を試みて、何処となくじとりとした眼差しで相手の顔を覗き込みながら探りを入れてみて)
(/本当にすみません…orz
宜しければこれからもお願いしますっ!)
そんな顔ってなんだよ…、そんなに腹立つ顔してた?(己を抱き締める腕に安心感を覚えては緩々と口角あげつつ後ろからかかった言葉に控えめに笑い声漏らし。戯けた口調で告げられる台詞にゆらゆらと揺られ乍ら首傾げては軽く首を捻って相手の方を振り返り。あんな顔、と言われても己の顔は見えない訳でどんな表情をしていたのかは全くもって想像が付かず。何時もより僅かではあるが小さな声で問い掛けては己に回った腕をぽんぽんと撫でつつ問い掛けて。こちらを覗き込む瞳が何処か責められている様な気がしてはふいと目を逸らしつつ「そう、大学の。結構一緒に居る奴なんだけどさ、さっきもメールとかくれたりとか優しいんだよな」先程メールしていたのを相手も知っている事を思い出してはそれを例に上げ乍ら友人について説明重ねればわかる?とでも言いたげに首傾げて。
(/こちらこそいつもお相手ありがとうございます!
キャラリセはするつもりはないですのでゆっくり、時間がある時に返して頂ければ大丈夫ですので^ ^
今年ももう今日で終わりますが来年も引き続きお願いします!
ある意味、な。
(ムカついたのは表情ではなく、彼の中でも特に好きな表情である笑顔を己以外の人物に向けた事。人付き合いは苦手な方だろうと勝手に思い込んでいた為、あんな表情が自然に浮かぶ程親密な仲の友人がいるとは思わずにいて。何となく、大事にしていた物を他人に横取りされた感覚に陥り、自然と口調に棘が含まれてしまい。それでも腕の中の相手を解放しようとはせず、何処か拗ねたようにも取れる仏頂面のまま、独占欲を知らず知らず露にするかのようにきゅっと力を込めて。友人を優しいと評価する相手に益々面白くなくなるも説明からほぼ特定出来たようで、「あー…あいつね。あいつさ、お前が俺と同居してるって事知ってんの?」まともに話した事はないが、確かに相手とよく一緒に居るのを見掛けると一人納得すると同時に対抗心が芽生え、気になった事を問いかけてみて)
(/年が明けて何かとばたばたしていて、またしても遅くなってしまい申し訳ないです…orz
キャラリセの件すごく嬉しいです、有り難いです、ありがとうございますっ(感涙)
今年もどうぞ宜しくお願い致します!)
え…。…どこが腹立つ?(相手に対しては気を抜き過ぎて確かに自分勝手になっている自覚は多少なりともあったのでムカつくの言葉に勿論不安もあったが、それでもどこかで否定の言葉が返ってくるだろうと予想し乍ら問い掛けた質問だったため相手の返答に一瞬肩を強張らせたも直ぐに声音だけは普段通りを装いつつ質問投げて。「はっきりとは言ってねぇから知らないかも。でも仲良いなとは良く言われるから意外と知ってんのかも」心なしか己を抱きしめている腕に力が篭った様に感じれば不思議そうに眉間に皺寄せたも、丁度相手から投げ掛けられた質問に思考を移せばおぼろげな記憶手繰り寄せるもどうもはっきりと伝えた記憶は出てこなくて其のまま伝えたも、いつだったか電話の友人に言われた台詞を思い出しては他人から見ても仲良く見える、と云う事実が柄にも無く嬉しかったのを思い出せば緩んだ表情で後者付け足して。
(/こちらも忙しくて遅れましたしお互い様ですよ!ゆっくり行きましょう^ ^
いえいえっ、こちらも瀬名君のとやりとりがとても好きなので…!
こちらこそ宜しくお願いしますね!
それでは本体は失礼しますね!
――…何で言わねぇの。はっきり言っとけよ、俺と住んでるって。
(相手からの質問にどう答えるべきか悩むそばから、電話相手について語る相手の表情がまた嬉しそうに緩む。己にしか見せない表情だと勝手に思い込んでいた為、きりきりと胸を締め付けるような痛みがやけに不愉快で奥歯を噛み。そんな相手の表情を見ている内に、何故こんなに腹立つ理由がはっきりとわかった。それは嫉妬や独占欲以外の何者でもなくて。気付いてしまった想いに、相手を後ろから抱き締めたまま独占欲を連想させるような台詞が少し低めの声音となって零れ落ち。「なあ京眞…」相手の顔がよく見えるようにときつく締めていた腕を緩めれば、名を口にしながら見つめて)
(/ありがとうございます!主様の優しさにはいつも救われておりますっ…!しかもそんな嬉しいお言葉を…!!(涙
此方も京眞君とのやり取り、すごく楽しいです^^ 可愛いよなぁ…と、瀬名と同じくにやにやしてまs
改めて宜しくお願いしまして、此方も失礼しますねっ)
わざわざ言う事でも無いと思ったんだけどさ。…取り敢えず明日伝えとくな?(何時もより低く感じる声音は相手のものだとわかっているのにも関わらず僅かに怖い様な、逃げたい様な衝動に駆られて。しかし相手の顔が見えないこの状況では不安が増すばかりでどうするべきか、なんて思考巡らせていたも取り敢えず相手の言葉に対する言い訳染みた台詞を零しつつ相手の腕をぽんぽんと軽く触れればそれでいいか、と確認の意味も込めて後者問い掛ければ己に回る相手の腕を見つめつつ緩く首傾げてたも不意に緩められた抱き締める腕の力、好都合とばかりに相手の方振り返ったも真っ直ぐに交わった視線となぜか確かめる様に呼ばれた名前、その眼差しに小さく息を詰めたも直ぐに「な、んだよ…。どうした、瀬名?」変に途切れてはいるが名前を呼ばれた事に対する返事何とか返せば、此方も問い掛けと共に小さく名前呼んでは相手の真意を探る様に静かに見つめ返して。
ッ…、俺、さ…。
(腕を緩める事でよく見えるようになった相手の顔。此方の真意を問うような、そんな真っ直ぐな眼差しと交われば、途端に言葉に詰まる。今ここで喉元まで出かかった言葉を発してしまえば、相手と気まずくなってしまう事は避けられないだろう。あれ程己を疎ましがっていた相手に漸く友人とし認められ、今は一緒に居るのが楽しいとまで言って貰えるようになった。己が告げようとしている事は育った絆を一瞬で壊してしまい兼ねない程、相手にとっては衝撃な筈。そう思うと続きを口にする事が酷く躊躇われ、相手を映したままの瞳が切なげに揺らいで。「…や、何でもね。さーて、寝ようぜハニー」らしくない表情をかき消すように直ぐ様ニッと笑みを浮かべれば、先程までの雰囲気を誤魔化そうと、ふざけた事を言いながらじゃれるように相手を巻き込みベッドへと倒れ)
…せ、ちょっ、おい!(此方を見つめていた瞳を真っ直ぐ見つめ返していたも心の中とは云えば何を言われるのか、とばくばくと落ち着きなくて。しかし相手の瞳が揺らいだ様に見え名前を呼ぼうとした瞬間、相手の顔に浮かぶのはいつもの笑み。それに気が抜ければ間抜けな表情を晒したも相手が戯れてきては気を抜いたままだった為声を上げつつそのままの勢いでベットに二人で倒れ込んで。「…誰がハニーだよ、ばか。」ここで先程の事を問い詰めても良かったのにあえて話題に出したのは倒れこむ瞬間耳に届いた“ハニー”なんて言葉。隣で己と同じ様にベットに倒れ込んだ相手に小さく呆れたような笑み見せれば相手の頭をこちらに軽く引き寄せつつ相手の髪に指を伸ばせばそのままぐしゃぐしゃと掻き乱して。
…だってお前、俺にとって特別だし。
(普段とは違う己の態度について何らかの言及をされる事を覚悟し緊張を走らせていたが、幸い此方のおふざけに乗ってくれた事にほっとし。巻き込んで倒れた相手に頭を引き寄せられたかと思えば髪を滅茶苦茶に乱されて。普段なら倍返しするくらいの勢いでやり返しただろうが、相手への想いを自覚してしまった今、髪に触れられる感覚が妙に心地よく、同時にこの関係が壊れる事を恐れる余り吐き出せない想いが胸を切なく締め付けて。顔を隠すように相手の胸元辺りに抱き付くように抱き締めては、真剣に、けれどほんの少しだけ縋るような口調で呟くも、本気に取られてはいけないという思考が働いて。相手を見上げるように顔を上げた頃には既にいつものニヤリとした悪戯っぽい笑みが浮かんでおり、「…あっれ、なにお前心臓バクバクじゃね?」相手への態度の中に時折見え隠れする密かな想いを悟られまいと、適当な事を言う事でやり過ごそうとして)
何言ってんだよ、ばか。俺だってお前の事はそりゃ…(“特別”と続けようとしたのに伝えるのを思わず一瞬ではあるが躊躇ってしまい。しかしその短い時間の中にて胸の内を何とも言い難い複雑な感情が駆けたが、小さな息を吐き出し心の内を落ち着けた後己の胸におとなしく擦り寄ってくる姿に小さく頬を緩ませつつ「俺だって特別に決まってんだろ、ばか」としっかりと伝えてはもう一度相手の髪に指を通したも此方を見上げる相手の顔に浮かぶ悪戯な笑み。その笑みを浮かべる口が紡いだ言葉に思わず思いっきり眉を顰めて。「お前と違って慣れてねぇんだよ、悪かったな」今己の心臓が早鐘を打っているのかは定かではないが相手と居るとかなりの頻度で心臓を高鳴らせている自覚はあり。だからこそ相手の今の発言で特別だとか言いつつも結局の所自分だけが焦ったり照れたりしている様強く感じてしまえばつい口調が尖り。しかしその感情が自分勝手な物だと自覚はあるからか更に余計な事を口走らない様にと相手を軽く引き剥がしてはベットから上半身起こして。
――嘘だって、ごめん。
(本心を隠す為とはいえ、からかい過ぎただろうか。己の腕をすり抜けるように引き剥がし、身体を起こしてしまう相手にズキリと胸が痛み、向けられた背中にかける声が僅かに動揺を含んで。突き放さないで欲しいという切ない思いに駆られ、背後から腕を回し緩く抱き締めると「……なあ、特別だと思ってくれんなら
、俺もう暫く此処に居ていい?」控え目な物言いではあるが、はっきりとそう伝え。相手の言う『特別』が己と同じ種類ではない事は理解しているが、それでも今の自分は相手に嫌われたくないし、どんな形であれ特別で在りたいと思う。「俺、お前に追い出されたら行くとこねーし…」此処に居たい理由など実際一つしかない、しかし真実はぼかしていかなければこんな風に相手の傍に居られなくなる気がして。緩く抱いたつもりが気を抜くと強めてしまっている事に気付き、また緩めてを繰り返しながらぽつりと口にして)
_お前さぁ…今更何言ってんだよ、ほんと…(珍しく素直に述べられた謝罪と何時もと違う声音、明らかに何時もと違う様子に視線相手の方に戻そうかとした所で後ろから伸びてきた腕に緩く抱き締められ。一瞬肩びくりと跳ねさせたも控え目に、しかしはっきりと告げられた言葉に直ぐに力抜けば口から漏れたのは溜息交じりの返事にもならない言葉。色々と尋ねたい事はあるがまず暫く、とはどういう意味なのか。少なくとも己は当分彼との暮らしを手放す気は無いのにも関わらずそんな事を尋ねられればつい眉根に皺寄せて後者呟く様に零し、「ほんとどうしたんだよ、急に。…俺はお前を特別だと思ってるから追い出す気なんてねぇよ」強められたかと思うと緩められる己を抱き締める相手の力、先程から明らかに何時もと違う姿に誤魔化されるであろうが問い掛けては体を何とな相手の方向へ捻っては半ば無理矢理しっかりと視線合わせ。羞恥や無駄なプライドなどは今は忘れる事としてはっきりとした口調で後者告げたもやはり羞恥はあったのは途端にへらりと表情破綻させ今度は己から相手を巻き込んで再びベットへ倒れ込めば「あー、もうほら。今日は一緒に寝るからな、家主に逆らうなよ、ばか」枕に顔を埋め乍ら無有を言わさぬ様早口で告げ。
京眞…。
(此方に向き直る相手と視線が絡むと、心臓がどくん、と脈打ち。自覚がある程不自然な己の様子を相手が不審がるのも無理はなく、どう返せばいいかと悩み、真っ直ぐな瞳を捕えたままでいて。その時、相手からはっきりと告げられた答えが己を心底安堵させ。例え抱えている想いを告げられなくとも何かしら伝えなくてはと口を開いた時「俺――……、ッ!?」不意に相手が抱き着くように倒れ込んで来て。まともに受け止める間もなくそのままベッドへと仰向けに倒れ、突然の事に瞬いていれば拒否権を与えないかのごとく早口で告げられた言葉に、ふっと口元に笑みを浮かべ。「……ばーか、そのつもりだっつの。ちゃんと家事手伝ってやるからこれからも面倒見てくれよな、ご主人様」己に被さった状態の相手をきゅっと抱き締め、大切なその温もりを確かめた後視線を合わせ、家主だと主張する相手に不敵な笑みを返して)
…お前が手伝うと二度手間になりそうだけどな。まあ一度拾った責任は取る、最後の最後まで嫌ってなる程面倒みてやるよ(やっと相手の口元に何時もと変わらない笑みが浮かんだのを視線合わせつつ確かめれば生意気な軽口叩き乍ら相手の胸に額をぐりぐりと押し付けてみて。ご主人様、なんて言われれば思わず軽く短い笑い声上げたも直ぐにこちらからも相手と視線合わせ後者付け足せばにやりと悪戯な笑み浮かべて。先程相手は暫くと言ったがそんな事相手曰く“ご主人様”になる己が許さなければ関係無いし己は元々離したくないのだ、そんな独占欲にも似た感情胸にしつつ先程とは違い僅かに甘える様に相手に擦り寄れば小さくばれない様頬緩ませ。
拾ったって……、何だよ人を犬みてーに言いやがって。しかもその、最後の最後って何だよ。
(じゃれるように胸にぐりぐり額を押し付けてくる相手の頭をわしゃわしゃと撫で、可笑しそうに笑いながら返すも、今後もずっと一緒だと言われているような言葉が内心嬉しくて嬉しくて堪らない。相手がじゃれるような行為から甘えるような行為へと変えれば忽ちきゅっと胸が締め付けられ、心は愛しさで満たされていき。それに倣うよう相手の髪を乱すように撫でていた手が、自然と優しいものへと変わっていく。加速する鼓動に気付かれてしまっているかもしれないが、この際そんな事どうでも良くなってしまいそうな程、相手から甘えられるというのは嬉しいもので。「京眞…、」好きだという想いが込み上げ、擦り寄る相手をつい甘めの声音で呼んでしまうも「呼んでみただけ」へらり、と笑んで誤魔化して)
強ち間違ってないだろ?お前が俺をいらなくなるまでだけど。(犬、と云う例えをもちだされれば頭の中で相手に耳やしっぽが付いている姿を想像したもそれはどこか愛らしく思えれば意外としっくりくるものだ、と軽く笑い声漏らし。今の己は自分でもわかる程に己らしくない、普段なら絶対に言えない様な言葉も緩やかに迫りくる眠気と優しい相手の手によってさらさらと出てくる、そんな感覚が続いている内についでだと「今更お前が居ない家とか静かすぎる」流石にずっと一緒に居て欲しい、とは言えないが遠回しだが素直な言葉告げれば一つ長めに息吐き出して。呼ばれた名前に相手の目を覗き込んだもへらりと緩んだ顔で付けたされた言葉に小さく笑って。「…甘えたか、お前は。」己も大概おかしいが相手も何処か何時もと違う、ただそれは決して嫌な物ではなく両手を相手の頭に伸ばせばくしゃくしゃと髪を掻き撫でて。
…う。まあ、違っちゃいねー…けど。なら、ずっとだな。俺がお前要らなくなるとか、あり得ねぇから。
(ある日突然転がり込んだ己を拾ってくれたのは目の前の相手、犬に喩えられるのも確かに無理はないと思えば、言葉を濁しながらも渋々妥協して。遠回しとはいえ素直な言葉を普段より自然に溢してくる相手を珍しいと思い、嬉しそうににっと笑み掛けては、いかに相手が必要な存在であるかは笑顔ながらもしっかりと伝えておき。頭をかき撫でてくる相手の手は優しくて心地よく、くすぐったそうに目を細めながら撫でを受け。「うっせ、俺だってたまには甘えたくなる時もあんの。お前…あったかいし」表向きは単に人肌の温もりを求める振りをして相手をぎゅっと抱き締めれば、愛しい相手の匂いにどきどきしながらもほっとする事が出来て)
渋々って感じだな、俺が飼い主じゃ不満なのかよ。…恥ずかしい奴。(途切れ途切れの言葉に小さく口角あげたもゆるりと首傾げれば意地悪い口調で違うとわかっていながら問い掛けたも真っ直ぐに伝えられた言葉と笑顔にぱっと視線逸らして。あっさりと与えられたずっと何ていう長い時間に照れと喜びが交互に湧き上がってくればにやけそうになる口元何とか隠そうとして。「珍しく可愛いからいいけどさ。んー、まあ眠いし元々体温高いからな」いつも己をからかってばかりでどこか大人っぽい相手の甘えるような仕草に頬緩ませつつ抱きしめてきた相手の背中を数度リズムを付けてぽんぽんぽん、と撫でて。暖かいと言われても自分ではぴんとこないが眠い事と何度か言われた事のあるお子様体温の文字が頭の中を踊れば小さな苦笑浮かべ。今まではその言葉が何と無く好きではなかったが相手の役に立っているならそんなに悪くない、なんて思考に更に苦笑深めて。
不満っつーか…ほら、俺って本来飼われるようなタイプじゃねぇし?引っ張ってく方が好きなわけ。なのに、んな主導権握られてるような言い方されるとどうも納得いかねーっつうかさ…わかるだろ?ま、お前なら許す。
(相手の飼い犬のようなものだと一度は妥協しようとしたものの、やはり性格上腑に落ちないものがあるらしく、相手を抱き締めたまま拗ねたような表情と声音で未だにぶつぶつと溢しており。しかし相手に弱い事は否めない故に、結局は妥協の言葉と共に悪戯っぽく笑んでみせ。背中を撫でられる感覚と相手の体温、匂いや声がふわふわと心地よく己を包み、次第に眠気に誘われて。「可愛いとか言うな、ばーか…。……あー…なんかこうしてると落ち着く…」瞳を閉じてしまりなく頬を緩ませると、相手をしっかりと腕に収めたままうとうとし出して)
ふんふん…。ふは、いいんだ?んー、まあお前相手なら立場逆転してもいいけどな…(相手の長い不満に適当に頷いていたも結局最後認める姿にくすりと軽く噴き出して。悪戯に笑みを浮かべる相手の頭にくしゃりと指を通せば僅かに思案した後後者告げて。確かに相手の言う通り彼は飼われるタイプではないのは何と無くわかる。所謂ペット的なポジションの方がしっくりくるのではないか、ペットならずっと側に置いてくれるのではないか。そんな自分の考えに数度頷けば小さく緩んだ笑みを浮かべ。自分を抱きしめたまま相手が眠気に襲われているのに気がつけばもう一度相手を軽く抱きしめ返した後、「瀬名、眠かったら寝ていいぞ、お休み。」自分も緩やかだが睡魔が迫っている事に気がつけばそのままゆっくりと瞼閉じて。
(/いつもお相手ありがとうございますっ!^ ^
そろそろ二人とも眠っちゃいそうなので次当たりで、朝など時間を飛ばしていただくか、もしくは普通に返してもらった後こちらが時間を飛ばすかしたいのですが大丈夫でしょうか?
(/此方こそ遅レスにも関わらずいつもお付き合い下さり、本当にありがとうございますっ!
早速翌日の朝に飛ばさせて頂きましたb引き続き宜しくお願いしますね^^)
――…ん…、……っ?!
(朝特有の鳥の鳴き声にふと目を覚まし、ぼんやりとした視界に真っ先に捕えたのは間近にある相手の寝顔で。一瞬何が起こったのかと目を見開くも、あー…そうか、とすぐに昨夜の事を思い出せば、腕に抱えたままの温もりに身を寄せて。暫しそのままじっと相手の温もりを感じていたが、少しだけ離れて寝顔を覗き込み。整った顔立ちの相手の寝顔は普段より幾分幼く見え、忽ち込み上げる愛しさに、昨夜の感情が嘘ではない事を思い知らされて。そのままキスしてしまいたくなる衝動に必死に堪えるようきゅっと抱き締めては「……やべ、大丈夫かよ俺…」こんな調子でこれから先、この想いを隠して行けるのだろうかと、相手を抱えたまま困ったようにぽそり呟いて)
(/飛ばしていただきありがとうございます!^ ^
あと相談なのですがこのままだらだらとしつつ、大学の方へゆるりと進めて行っても大丈夫でしょうか?個人的にはこの朝のゆるい感じをもう少し楽しんでから大学でもいいかな、なんて思っているのですが意見や希望などはおありでしょうか?^ ^;;
__…はよ、(温もりが離れていく様な、そんな感覚に襲われてはゆっくりと意識が浮上するのがわかり。未だ微睡む意識の中で聞こえた声と再び感じた温もりと緩やかな締め付けに薄っすらと瞼持ち上げて。ぼうっとした頭の中浮かんだのは隣にある温もりが相手のものである事に対する確かな幸せ。緩く笑み浮かべれば朝の挨拶を僅かに掠れた声でこぼし。しかしまだ布団から体を起こす気にはなれないのか相手の腕の中でうとうとしつつ、「…何か言ってた?んー…朝飯とか?」はっきりとした内容は覚えてないのか首傾げれば小さくからかう様な笑み湛えつつ問い掛けてみて。
(/あ、此方もそんな感じでいきたいなと思っておりましたb
ゆるーく朝を過ごしつつ大学の方へ参りましょう!希望といいますか、ぼちぼち京眞くんの友人を登場させ、二人のやりとりを見た瀬名にやきもきさせたいなー…とは思っております(笑)基本的に主様がお好きな展開になるよう動いて下さって結構ですのでっ^^)
っ…はよ。あー…うん、朝飯準備すんのめんどー…って。
(独り言を呟くや否や耳元近くで相手の声が聞こえ、ぴくりと反応すれば肩口に埋めるようにしていた顔を上げて。未だ眠たげな相手の顔を間近にどきりとし、上擦ったような一声を掛けた後、どうにか普段通りに努めつつすっとぼけてみせ。相手を抱いたままの腕をつい意識してしまい、どうするべきかと悩むものの、未だに相手がうとうとしてるのをいい事にそのままでおり。寝起きの相手が何処と無く見せるあどけなさ、そこに色気のようなものも垣間見え、高鳴る胸に動揺し僅かながら視線が揺れて。誤魔化すかの如く相手の前髪をかき上げるように撫でながら「はは、ねっむそ…。お前、朝弱いんだっけ」と、くすり笑ってみせ)
(/なるほどっ、それではそろそろ友人君も考えておかなければなりませんね(笑)それではお言葉に甘えて好きに動かせていただきますが、何分展開させるのが苦手でして…^ ^;瀬名君本体様もお好きに動いて下さいね!
それでは本体はどろんさせていただきます。
んー、そっか…。そう、まだ起きたくねぇ。(未だはっきりと目覚め切らない頭の中でやはり朝御飯の事だった、と予想が当たった事に相手の腕の中で小さく笑み浮かべて。相手の鼓動の音に耳を澄ましていたも何だか己のより僅かに早い気がしては首傾げそうになった所で相手の指先が己の髪に触れ。その感覚に擽ったさ感じればくすくすと小さな笑い声あげ乍ら僅かに身じろぎしつつも相手の腕からも布団からも抜け出す気は無いのか緩い返事返して。「…朝御飯、もう食べる?」きっと朝御飯の事を呟くぐらいなのだからお腹が減っているのだろうと考えればもぞもぞと布団から少しだけ体を出せば首傾げて問い掛け。
(/ありがとうございます、了解です!展開については、此方もご友人を勝手に操作する等させて頂きたいと思いますb
では此方も暫し失礼しますねっ^^)
んー、まだいいよ。寝起きですぐ動くの辛いだろ?
(朝食を作らなければ、とでも思ったのか、もぞもぞと動き出す相手を引き止めるように緩く抱いていた腕にきゅっと力を込め。朝が弱い相手への気遣いも確かにあるが、もう少しだけ布団の中で相手を独占するという幸せに浸っていたいという思いも強く「あと五分だけ時間やるよ」なんて偉そうな事を言ってはくすりと笑んで。一度この腕を離してしまえば相手は己から離れ自由に行動し、己もまた普段通り接するように努めなければならない、そう考えると何だか無性に切なくなって唇を噛み締め。そんな切なさを払うように「それにしてもなかなか抱き心地がいい枕だったな」などと冗談混じりに笑う反面で、相手の温もりを噛み締めるよう寄り添ったまま、僅かな時間を過ごそうとして)
ん、ありがと。お前、結構優しい。…5分な、5分。(腕に力込められればされるがままに布団にもう一度体埋めて。きっと己を気遣ってくれているであろう提案に布団の中、ばれない様緩んだ笑み浮かべれば感想ぽつり、と呟いた後感謝の意も込めて相手の髪をくしゃくしゃと撫で。相手から与えてもらった時間を繰り返しては温もり求め相手に擦り寄ったも偉そうな事を言われている事にふと気が付けば寝起きで中々上手く出来ないが抱き付いている腕にぎりぎりと力を込めていって。「確かに俺も安眠。…もういっそ、これからお前と寝ようかな」眠りに落ちる瞬間、人の温もりに包まれていると云うのは本当に心地が良いもので。その感覚思い出しては勝手に緩む頬を何とか抑え、小さく悪戯な笑み浮かべて後者呟き。__もし、昨日の夜一緒に寝る事になった時みたいに相手が己の冗談を本気にしてくれたなら次は相手を抱き締めて眠ってやろう。眠っている中で感じた安心感を教えてやろう。そんな事を一人考えては頬緩ませて。
ま、俺が優しくすんのは本来女友達限定なんだけどな。今日は特別ー。
(本音を言えば五分と言わず、ずっとこうして相手を腕の中に収めて独占していたい。そんな欲望を口にしてしまう前に普段のようにふざけた調子で告げながら、頭をくしゃくしゃ撫でてくる手に何処か嬉しそうにして。しかし次の言葉に一瞬ぴくりと反応してしまい、期待に胸を高鳴らせつつ相手の顔を覗き見れば悪戯な表情。先程の発言は冗談だと分かるものの、仮に毎日この状態が続けばそう時間はかからず理性など崩れてしまう筈。そう思った瞬間、ある場面が脳裏に浮かびドクンと心臓が跳ねて。「…馬…っ鹿、そんな事していつか襲われてもしらねーぞ」抱く腕を緩めれば、此方も悪戯な笑みを浮かべつつ脇腹から腰付近にかけてさわさわと撫でるおふざけをするも、内心動揺を隠す事に必死なようで)
ふはっ、いい一日が始まりそー…。(女友達限定、なんて相手らしいといえば相手らしい台詞に軽く噴き出し。しかし続けられた言葉は照れ臭くもあるがそんな一日の始まりも悪くないと云うのが本音のところ。緩みそうになる表情隠す様相手の胸に額をぴったりと引っ付ければ「…固い」比べる対象などない筈なのにそんな事告げてみて。ぴくりと反応が返されれば思わず期待を滲ませた視線を相手に投げたも続いた言葉にやはりこの冗談には乗ってこなかったかと僅かに落胆しつつ、「お前、男に手ェ出す程飢えてねぇだ…ッう、あ、ちょ擽った…ッ」相手の軽口にこちらも軽く返したも緩められた相手の手が己の脇腹から腰当たりに急に触れればその刺激にびくりと体跳ねさたも直ぐにその微妙な刺激に堪えようと口元抑えたも堪えきれなかった分だけ小さく笑い声漏らして。
まぁ飢えてなかった筈なんだけど。最近あんま遊んでねーって言ったじゃん?そのせいかお前抱いてたら人肌恋しくなったっつーか何つぅか…。
(少し脇腹などを撫でただけで面白い程反応を見せつけられれば完全に煽られてしまったようで。相手だからこそ触れたいという本心は隠し、楽しげに口角を上げながらそれらしい言い訳を口にしつつ、どさくさ紛れにシャツの中へと手を忍ばせれば脇腹に直に指を這わせ。「…つーかお前、割とくすぐったがり?」笑い声を堪えながらくすぐったさを訴える相手を見ているうち、悪戯心を強く刺激され。擽るように相手の耳元で囁く声は普段の調子そのものだが、素肌を緩やかに滑る指が止まらなくなりかけている事に“まずい”と感じており)
見境ねぇな…。節操無しって言うんだぞ、それ。ッ、あ、ちょ、こら。(確かに最近は何時も早く帰ってくる上女特有の香水の香りを付けている事も少なくなっていたのをぼんやりと思い出すも其れだけで男に温もりを求めていいものなのか、何て考えつつ呆れた様な言葉零して。しかし不意に肌に直接触れた指先に先程と同様に、だか先程より僅かに大きく体揺らせば手を退かそうと力の抜ける腕で葛藤しつつ相手の問い掛けに「んー、そう、そうだから駄目だっつの…ッ、やめッ」前半は擽ったさを誤魔化す様に早口で頷き乍ら告げていたも後半やはり耐えきれなかったのか笑い耐える為時折小さく息詰め。耳元で響く相手の声に僅かに顔を熱くすれば其れを誤魔化すのと、仕返しをする為に同じ様に相手の服の隙間から指を滑り込ませれば脇腹に指這わせて。
ん、否定はしない。
(節操なしだと呆れたように言われればへらりと笑みを溢し。そんな言葉にショックを受けるどころか何となく心地よささえ感じてしまうのは、彼が本気で失望しているわけではないと理解している事に加え、そんな当たり前のやりとりが嬉しく感じるからかもしれない。擽り攻撃に堪える相手は己の悪戯心を掴むばかりでなく他の感覚をも見事に刺激してしまい、まずいと感じたばかりだというのに止まらなくなってしまい。自然とにやついてしまう表情を隠す様子もなく、脇腹を擽っていた指先は更に上へとゆっくり移動して。「へーぇ…京眞くんは敏感なわけね。そりゃいいこと聞い――……ッ…!?」先程よりも耳元近くに唇寄せ、楽しげでいて若干低めの声を響かせるも、不意に己の脇腹に直に触れる指が制止をかけて。「っ、こら京眞、」相手に仕掛けることに夢中で無防備だった為、突然の刺激にびくっと肩を跳ねさせては身を固くし。やめさせようとする意と、思いの外過剰に反応してしまった羞恥から、相手を強く抱き竦め)
…敏感はお前だろ、ばか。(抱き竦められてしまえば身動きが取れなくなり苦笑混じりに先程の相手の言葉を揶揄しつつ前者告げ。確かに此処まではっきりと反応を返されてしまうと更にからかってやりたくなる、と相手の気持ちを理解してしまえば仕返しもそこまでにして未だ己の体に回る腕を退かす様に動かせば上半身をむくりとベットから起こしてはぐぐーっと体を伸ばして。「もう5分経っただろ、お待たせ。朝、何する?」最初から定めていた約束の時間を頭元に置いていた携帯開いて確認してはへらりと表情緩ませて。今迄お腹を空かせ乍己の事を待っていてくれていた相手の頭をくしゃりと撫でてやればベットに腰掛けたまま希望を聞こうと笑み浮かべ首傾げて。
んー…いつも通りパン。軽くでいい。あ、でもお前が作るスクランブルエッグ?あれ好き。
(己の腕からするりと抜けていく相手に寂しさを感じながらも、時間だから仕方ないと自分に言い聞かせ相手に倣って体を起こし。寂しさこそ表情に出さずにいたが、彼に頭を撫でられるのが妙に嬉しくて、緩んでしまう頬を隠そうともせず珍しく大人しく撫でられ。朝食に関する問いに少しの思案後、いつもと変わらずパンを選びながら、一見シンプルでも相手が作る朝食の中でも特にお気に入りのそれをリクエストして。「で、俺は何すりゃいい?」今日こそ手伝う気になったのか、ベッドから降りて伸びをしながら問い)
わかった、ならスクランブルエッグもつけような(珍しく素直に己の手を受け入れ乍ら緩められた頬を見れば、何処か子供を連想してしまい幼い子をあやす時のような響きを伴った柔らかい口調の甘やかす様な声になってしまい。しかし此処まで素直になられると仕方が無い事の様に思えてくれば此方も僅かに目尻下げ柔らかい表情浮かべ。「…あー、なら珈琲淹れてくれる?」相手の言葉に目を丸くしては喉まで出掛かった“珍しい”の声を飲み込み、代わりに小さく口角上げ乍ら提案しては小さな掛け声と共に立ち上がり軽くベットの布団整え部屋を出ようと)
珈琲ね、オッケ。――…ってかお前ってさ、彼女とかにはいつもそんな甘い感じなの?
(相手に続いて部屋を出るものの、ついさっきの柔かに響く甘い声や優しく微笑む様子にどきどきと胸が高鳴ってしまっていて。珈琲を淹れてほしいとの要望ににっと笑みながら快く応える一方で、頭の中を占めるのは独占欲にまみれた疑問。階段を下りながら前を行く相手に素朴な疑問として投げるも、そんな風に恋人に接している相手を想像するだけでもやもやした感情に支配されそうになり、振り払うようやや乱暴に頭を掻いて)
甘いって…、言われた事ねぇよ。大体そんな経験殆どないし…。(相手からの疑問に思わず戸惑った様な声あげて。そもそも己の恋愛関係の経験値は0に等しく、僅かな経験もそんなに上手くいってなかった事を思い出せばつい苦い表情浮かべながらも意識は目の前の相手へと戻して。甘いと言われてもきっとそれは相手だからであって恋人とはまた話が別で。「お前は何か…放っておけねぇんだよな」友人と恋人を同じ土俵で比べるのは如何かとも思いつつも、其れ以外比べる対処が見つからず相手に甘くなってしまう理由の一つを唸り声交じりに上げてみて。
ははっ、なんだそれ、俺ってそんな危なっかしいか?
(確かに相手の周囲に女の影がある事はそうそう無かったものの、本人の口からはっきりと恋愛経験が少ない旨を聞かされれば、安堵と嬉しさで密かに頬が緩みそうになり。それを誤魔化すかのように“放っておけない”との発言にくすりと笑み溢し、辿り着いたキッチンで相手の顔を覗き込みながら問い掛け。「ま、それ言うならお前もだな。しっかりしてるように見えて、ある意味危なっかしい」どういった意味が込められてるのか、笑みを浮かべたままそんな事を口にしてはトーストの準備を始め)
危なかっかしいってより放っておきたくない…つうの?
(認めるのは少し癪だがきっと己よりしっかりしていて世渡り上手の相手に対して危なっかしいと云った印象は合わない気がしては僅かに唸り声上げつつ考え込む様な姿見せ。中々うまい表現が見つからないも相手がどうこうと云うより自分の意思で関わっている気がしてきては先程の己の言葉を若干言い換えて。珈琲だけのつもりがトーストの準備まで始めてくれた相手の代わりにお皿やコップを準備しつつ相手の言葉に僅かに沈黙を返した後、「…お前の前では気抜いてんだろうな」と何処か他人事の様にぼそりと零したも案外胸の内にすとんと落ちれば同じ言葉を笑み含ませながら繰り返して。
(/いつも楽しくお相手して下さって有難うございます!!
背後の方がばたばたしておりまさして、いつも以上にお返事が遅れていて申し訳ありません…(土下座)必ずお返ししますので、お待ち頂けると嬉しいですっ…。気付けば今月で一年なんですね^^これからもお付き合い頂けたら幸せでございます…!!)
(/こちらこそいつもお相手ありがとうございますっ^ ^
大丈夫ですよ、こちらは待っている時間も楽しみですので(笑)忙しいなら体調だけはお気をつけ下さい!
背後からすると長いような短いようなとても満ち足りた楽しい一年でした。こちらこそこれからもどうか宜しくお願いします!!^ ^
(/優しいお言葉有難うごさいます!!嬉しいし安心しましたっ^^
長いお付き合いをして頂けて幸せです…!!これからもよろしくお願いします!レス不要でっすb)
あれ?なに、お前って束縛するタイプ?
(己が期待するような意味は込められてないのだろうが、相手の物言いにドキリとしてしまう自分がいて。誤魔化すように敢えてにやにやとしながら冗談ぽく返してやり。続く相手の言葉も特別に思えてしまい、緩む頬を押さえようとせず。トーストの準備を終わらせれば冷蔵庫を開け、中身を覗きみて。「気ィ抜くのはいいけど、あんまり油断してると手ェ出しちまうかもな。そこそこ飢えてんだから。―あ、卵ってこんなもんでオッケ?」中からスクランブルエッグに使う卵を幾つか取り出しながら冗談めいた口調で告げてはくすりと笑い。取り出した卵を相手に見せ、数を確認してもらって)
違うっつの、これは…保護者としての責任感みたいなもんだよ(冗談ぽく告られた台詞に笑い交じりに否定の言葉を返したもよく考えれば確かにそれは友人相手に向ける言葉でなかった気がしては一瞬言葉に詰まり。しかしここで本気にしてもからかわれるのがオチ、心の中が僅かに揺れるのを感じながら何とか平然を装い言葉紡いだも明らかに間違えたと気づいたのか「…今のやっぱ無し」と小さく呟いて。「ん、大丈夫。__別にちょっとなら遊んできてもいいんだぞ?」相手の手元の卵の数確認しては一つ頷いたも先程の発言思い出しては控えめな音量にてぼそりと告げて。過度に遊び回られるのは此方しても目に余るから注意していたが最近の行動を考えると飢えている発言も分からないでは無いのかわざと何でも無い風を装いながら述べ。
はぁ?どっちだよ。
(結局は発言を取り消すという何とも曖昧な反応に笑いながら返すも、卵の数を確認後のボウルに割り入れれば「…でもまぁ保護者ってのも強ち否定出来ないよな。俺が何か悪い事したら頼むわ。お前に叱られんの嫌いじゃねーし」と、横目向けつつへらりと笑って。しかし躊躇いもないような調子で“遊んで来ていい”と告げられた途端、胸がチクリと痛み。そのままボウルの中の卵に視線を落とし、少しの間無言でカシャカシャとかき混ぜていたが、「……その“ちょっと”ってのは時間?それとも内容?」と視線を俯けたまま気になった事を詳しく訊ねて)
瀬名、変態…(叱られるのが嫌でない何ていう発言を聞けばわざとらしく眉顰めさせた表情で短い返事返し。「は?そんなの内よ…いや、時間か…?」伊達に長い時間を共に過ごしている訳ではない為ちょっとの沈黙など気になる訳もなく台所の片付けを適当に進めていた所で聞こえた質問。女物の香水を付けて帰ってくる相手があまり好きになれないのは覚えていた為躊躇いなく内容と答えかけたもふと頭の中を掠めたのは静かで真っ暗な部屋、相手が居る事が当たり前になっている己にはそれは中々堪え難い事であるのも思い出しては「…出来ればどっちも、」と絞り出すような小さな声でぽつりと呟いて。
ん、否定はしない。
(元々人を弄ぶ癖がある上に、同性である相手に恋愛感情を抱いている以上認めざるを得ず、相手の表情とは真逆にへらへらした笑顔ですんなり肯定し。気になった質問に対し予想以上に真剣に答えを考えている様子に迂闊にも胸が高鳴り始めてしまい、ボウルの中身をかき混ぜる速度が自然と落ちていき。答えを待つように密かに耳をそちらに傾けていたその時、ぽつりと呟かれた声にどうしようもなくときめいてしまうあたり、自分は末期かもしれないと自嘲せずにはいられず。口元が緩んでしまうのを堪えきれず、すすっと相手の隣に移動すれば「…つまり女となんかいちゃついてないで、なるべく早く帰って来て欲しい、と」調子に乗った発言しながらにやにやと顔を覗き込んで)
ま、変態とか今更だけど。(あっさりと肯定されれば確かにわざわざ言う事でも無かったか、とあっさり頷き返したも何故か此方に近寄ってきた相手の姿に不審気に眉根を寄せて。しかし顔を覗きこみながらにやにやとした笑みを隠す事なく告げられた台詞にかっと頬に熱が集まるのがわかり。「なッ…んでお前はそんな頷きにくい言い方すんだよ!!」確かにそういう意味であってはいるがそこまではっきり言われると素直に頷ける訳もなく熱が引かない頬のまま僅かに唇噛み締めては悔し気に告げ。「…其れにどうせお前だって俺が居なかったらちょっと寂しくなるだろうが。」相手の手元からボウルを奪えばかしゃかしゃと音を立ててかき混ぜながらぽつりと適当な事を拗ねたような響きを伴わせながら呟き。
俺にはそういう風に聞こえたけど?
(まさかここまで分かりやすく素直な反応を貰えると思っておらず、己の調子に乗った発言に瞬時に頬を染める相手を見てぱちぱちと瞬きし。熱くなったり悔しげにしてみたりと、若干己に振り回されているような相手が無性に可愛く愛しく映り、やはり口元緩んでしまう。「京眞は可愛いなぁ…熱くなっちゃって」込み上げる感情に堪えきれず後ろから緩く抱き締めるようにするも、その時冗談らしさを含める事で本心が伝わってしまう事を誤魔化して。卵をかき混ぜる相手の手元を見つめながら、大抵家に居てくれる相手の事を考え。確かに寂しいのはある。しかしそれ以上に相手の動向が気になって仕方ないに決まっている。「……お前が居なかったら寂しいっつーより心配する。だからお前は今までみたいに俺の帰り待っててくれねぇと」先程の冗談めいたものとは一転し、何処か真剣さや柔らかさを帯びた声音で、緩く抱き締めたままぽつりと溢し)
…そりゃそういう意味で言ってんだから聞こえて当然だろ。おれに答えさせたんだから守ってくれるんだよな?(頷きにくいだけであって意味としては相手の言う通りで合っている。諦めの滲む溜息を一つ零した後どことなくふてぶてしい態度で問い掛けて。腕が後ろから回ってくれば伝わる温もりと優しい腕につい何時ものように絆されてしまえば小さな笑い声上げ。「うるせぇよ。てか、お前が普通に熱いんだけど。」すぐ相手に振り回され熱くなるのは自覚があった為わざとらしく後ろに体重掛けながら文句口にして。しかし己から凭れかかって気付いたのは相手から伝わる人の温度。苦笑交じりに付け足しながらも無理に払うつもりはないのかその状態のままフライパンなど取り出して準備を着々と進めていたも後ろからふってきた珍しく真剣味を帯びた声に手を止めて。「…そーかよ。じゃあちゃんとここで待っててやるからお前も早く帰ってこいよ。」手を伸ばして相手の頬をするりと撫でれば小さく笑み浮かべて。
はいはい、意地っ張りなくせに寂しがりだもんな、お前。
(背後から回した腕を払うわけでもなく、むしろそんな己を受け入れるかのように預けられた重心をしっかりと受け止めれば、どことなくふてぶてしい物言いをする相手に対しくすくすと笑って。それでも作業の邪魔にならないような緩い抱き方を維持していたが、懇願にも似た己の言葉に返された言動に、愛しさの余り胸が切なく締め付けられ。「…っ、」頬を撫でる仕草も向けられる笑顔も理性を途切れさせるには十分で、僅かに瞳を揺らがせたかと思うと、そのまま顔の距離を詰めてしまい内心はっとして。慌てて狙いを唇から頬へと変え、故意に音を立てじゃれるように吸い付く事で、あくまで戯れだという事で誤魔化す事にし。「…そん時はフリフリのエプロン姿で迎えてくれると嬉しいんだけど」と、更に冗談らしく仕立てる為に真顔でとどめの台詞を添えて)
あー、後ろの奴が生意気だー。(適当にあやすように告げられた台詞にわざとらしく伸び切った語尾で話し始めたも心地の良い温もりから離れる気は更々なく相手の肌の感触を楽しんでいたも近づく距離に手を離しては思わず小さく母音ばかりの間抜けな声上げて。咄嗟に反応出来る訳もなくぎゅっと目を瞑ったも頬に触れる温もりに薄っすらと目をあければ至近距離にて相手の真顔を見つめる事になってしまって。それを見れば一瞬でからかわれた事を察したもとどめとばかりふざけた台詞に何時もの戯れか、と肩からすっと力抜き溜息を一つだけ零して。「…ばぁか、そんなのお前も俺も罰ゲームにしかなんねぇだろ。後な、冗談でもその…恋人にするみたいな事すんな」ふりふりのエプロン姿なんて誰も得しない、とまず苦笑浮かべ呆れた様な声で前者述べたもやはり問題は先程の軽いキス。相手にとってはあくまでふざけてからかっていただけでも経験値の差だろうか、こちらにとっては冗談に出来るものでもなくじわじわと時間をかけて熱を持っていく頬には気をやらない様にしながら後者ぼそぼそと告げ。
え、俺らって結構恋人みたいなもんじゃね?
(“冗談でもするな”、その言葉にズキリと胸が痛むのは、腕の中の相手に対する感情が思いがけない程に膨らんでしまっているからなのだろう。今の自分に出来る事なんて、感情を殺し己の言動を必死に冗談にする事くらいで。心外だというように反論しては、背後から抱き着いたまますりすりと頬を擦り寄せ、犬のようにじゃれて。「それに、少なくとも俺は得する。お前のそんな姿見たら変な気起こすかもしんない」先程のエプロン云々について、こんな事を言えばまた変態だとか何だとか、そんな軽蔑や呆れ混じりの言葉が飛んでくる筈。しかしそう思われていた方がかえって好都合かもしれない。相手の抱き心地も、そこから伝わる体温も全て愛しく思え、離すタイミングをすっかり失ってしまった己に内心自嘲して)
同棲もしてるしな。…あー、もうなんかお前相手だとちゅーぐらいいい気もしてくる。(結構恋人、とはどういう意味なのだろうかと真剣に考え込みそうになったも今から大学に行って嫌でも様々な事を考えなければならない事を思い出しては少しふざけるだけに留めて。しかし後ろからじゃれる様に触れる温もりに悪い気がしないのも確か、自分でもふざけてた事を言っているのを理解しながら後記告げ。「新妻みたいに可愛く出迎えてやるから間抜け面みせてね、ダーリン。」変な気を起こす、それが冗談で本当にそんなことが起きるわけがないのはちゃんと理解しているももし変な気でもなくても何か面白いことになる可能性があるなら一時の恥ぐらいなら耐えてみようか、と悪戯に口角上げてみせ。
……え。
(此方の冗談に対し相手は乗っただけ。そう頭では理解していてもつい反応してしまい、相手に抱きついたまま数秒固まって。その後相手が口にしたサービス旺盛な発言をも打ち消してしまう程、脳内は忽ちその一点のみしか考えられなくなってしまっており。少しの間が流れた後はっと我に返れば、「あ、そう。じゃあ遠慮なくもらっとく」ぐい、と相手の顔を此方に向けさせ。馬鹿みたいに加速し始めた心臓に気付かれてしまう前に相手の方から突き放してもらう方が自然な流れだろうと考えたのか、強引に唇を奪おうとする要領で“んー、”とふざけて迫ってみて)
ふは、間抜け面。
(どんな反応をするのかと口元に僅かににやついた笑み浮かべていたも想像以上に大きな反応が返ってくればたまには羞恥を捨ててみるものだと嬉しそうに頬緩ませて。ふざける様に迫ってくる相手の端正な顔、子供みたいな事をする姿にくすくすと笑みが止まらず。無理矢理キスしてくる様な事がないのはわかりきっている為顔を僅かに伏せる以外特に大きな抵抗もせず、「やれるもんならやってみろ」何てあくまで強気で出ては相手の頬を潰す様に軽く押さえつけてみて。)
――…冗談だよ、ばーか。
(てっきり拒否されると思っていた為、然程抵抗を見せないどころか挑発的な態度で返して来る相手を前に動揺し、一瞬瞳が揺らぎ。己の気持ちに気付く前ならこのままおふざけでキスするくらい出来たかもしれない。だが、目の前の相手に対する感情の種類を知ってしまった今、無闇に手を出すわけにはいかなくて。少しの間を置いた後、普段の調子でにっと笑いながら冗談だと言い放ち、どくどくと刻む心臓を誤魔化すように相手から離れ、「あー腹減った。なあ京眞、飯まだー?」散々邪魔した挙げ句、わざとらしく催促し)
知ってる。…ん、もう出来るぞ。
(相手から返事に軽い調子で頷くも普段の相手の行動から頬にキスぐらいはしてくるかと思っていたのでやはり調子があまり良くないのだろうか、何て不思議な事を理由に心配気に控えめな視線投げて。しかし背中から離れた温もりと同時に告げられた言葉にただ単に空腹からか、と先程感じた僅かな違和感の原因を自分の中で見つけては安堵の息吐きながら仕上げに取り掛かり。相手の要望通り何時も通りトーストにスクランブルエッグといった簡単な内容の朝食を机へ2人分手際良く準備しては「冷めないうちに食べろよ」手を合わせ小さく頂きますと呟けば相手にも食べるように催促して。)
(/大変遅くなってしまい、すみませんでしたぁぁっ!!orz)
はいよ、いただきます。
(相手から離れても尚なかなか落ち着かない心臓をよそに返事を返せば、相手から口煩く言われている食事前の挨拶を手を合わせて済ませ。リクエストのスクランブルエッグを早速頬張ると、幾度となく作って貰ったお気に入りのその味や食間に思わず笑みが零れ。「うま。やっぱお前が作るコレ好き。朝はずっとコレでもいーかも」と心底満足そうな顔を。好きな相手に朝食を作ってもらい、一緒に食べる幸せを実感しては相手を手離したくない思いが込み上げ、トーストをかじりながら、食事をする相手を盗み見るように見つめ。「…なあ京眞。お前さ、勝手に嫁に行くのナシだかんな」そんな本音をなるべく冗談めいた表情と言葉に変え)
(/大丈夫ですよ、此方も待たせてしまう事が多々あるのでお気になさらずに^ ^お時間が空いた時にでものんびり返していただけるだけで充分ですので!)
毎日出したら出したで違うの食べてぇとかいいそう。
(毎回食事の度に口煩く言った努力の賜物か、食べる前にちゃんと告げられた挨拶は作る側としても嬉しいものだったのか口端僅かに持ち上げては抑えきれないとばかりににやけた笑み浮かべていたも、そこに更に嬉しい言葉が重ねられれば色々と伝えたい気持ちが湧いてくるのだが素直にそれが言える訳もなく口だけの生意気な台詞返して。「…まず、どう転んでも嫁には行かねぇよ。そもそもお前がいる限りそういうのは縁ないだろうし。」相手の何時もの軽口だが今回は特に色々と言いたいことがあるもそれを全部指摘する気には到底ならず取り敢えず、とばかりに一つ否定しておいて。呆れた視線投げながらずっと隣にこんな整った顔の男がいるのに自分が恋愛沙汰に巻き込まれる訳がないと苦笑浮かべ。)
(/相変わらず優しいお言葉有難うございます…!のんびりペースながらも長くお付き合い頂いて嬉しい限り(感涙)本当に感謝感謝です!!これからもどうぞ宜しくお願いしますっ!!/礼)
たく…素直じゃねーよなー、京眞は。
(素直に喜ぶ台詞が相手の口から聞けることはかったが、その表情からもいつもの照れ隠しだろうと勝手に解釈すると、ついついニヤニヤした笑みを浮かべながら何か言いたげに相手を見つめ。珈琲が入ったカップに手を伸ばし口元に運んだその時、嫁云々に関して返ってきた言葉に思わず噎せてしまい。「―…ッ!え…、なにそれ、どーゆー意味よ?」ケホケホと小さく噎せながら空かさず言葉の真意を訊ね。“お前がいる限り縁がない”、まさかそれは此方の気持ちに勘づいてしまった故の発言だろうかと、焦りで鼓動が速まるのを感じつつ口元を手の甲で拭い)
ほっとけ。
(きっと相手には自分の口が悪くなる時のこちらの心情なんてばれてしまっている事はわかっているため、ぐちぐちと反論を口にする事もなく一言だけ生意気な返事返しなが明日の朝も同じものを作ってやろうと頬緩ませ。「え?普通に。お前の方が男前だし女の扱いも上手いし、俺が女ならお前の方を好きになるなって。」何を焦っているのか、と不審気に眉顰めつつ自分が感じた事をそのまま口にしていきながら最後朝食をコーヒーで流し込み立ち上がれば、相手の背の方へ寄った後ゆっくりと背中さすり「大丈夫か?何焦ってんだよ」と小さく面白げに肩揺らして。)
あー…なんだ、そーゆー意味ね。…焦ったっつの。
(焦る余り小さく噎せていれば、からかうような言葉を掛けながらもしっかりと背中を擦ってくれる相手。何だかんだで優しくて然り気無い気配りが出来る、こいつのこんな所も好きなんだと実感し、胸がきゅっとなるのを感じながら早とちりだった事に安堵の息洩らし。面白がって追及される事から逃げるかのように態とらしい動作で時刻を確認すれば「やべ、時間だ時間」と慌てた調子で珈琲を飲み干し席を立ち。「ほら、早く準備」相手の頭をわしゃわしゃした後ぽんとし、食器を下げ始め)
_あ、そういやお前今日予定は?晩飯、いる?
(それ以外に何の意味があるのか、と焦る相手の姿に不思議そうな視線投げていたもどこか芝居掛かった動作で動き始めたのを確認してはそれ以上突っ込む事もなく相手にならって皿をシンクへと下げて。確かに時間も時間だとリビングにかかる時計を確認すれば、昨日のうちに準備しておいた服に袖を通した後、脱ぎ捨てた部屋着畳み直しながらふと思い出したように相手に今日の予定を尋ねて。)
いるいる、これからはなるべく一緒に食うっつったじゃん。
(食器を下げた後、己も相手に倣って部屋着から服に着替えながら問いに答えて。きちんと部屋着を畳む几帳面でしっかりした相手とは真逆に、脱いだ服をソファーの上に投げっぱなしにしては「だーれかさんが寂しがるからな」と、楽しそうな口調でにやにやし)
だって、飯はひとりじゃない方が旨いだろ。
(脱ぎっぱなしにされた衣類を指摘したところで改善しないのはもうわかりきっている事のためついでとばかりに畳んで自分の服の隣に並べておけば洗面所へ向かい始め。しかし相手のからかう様な台詞に黙っていられず言い訳っぽくなるのを自分でも感じながら言葉紡げば後ろ振り返り小さく笑み浮かべて。)
そこは俺と一緒に食いたいって言っとけよ。
(脱ぎっぱなしの己の衣類をこうして相手が畳むのは今回が初めてではないものの、相手を違う目線で見るようになった今はそんな些細な事が妙に嬉しくて。またひとつ膨らむ想いを胸に抱えながら冗談ぽく返し、相手に続いて洗面所へと。きちんとしている相手が時折つけている寝癖を見てくす、と笑みを溢しては、「そういやお前のこの寝癖?俺的にけっこーツボ」と毛先を指に絡め、軽く引いて)
髪柔らかい上癖っ毛で、中々治んねぇんだよ。
(特に気にした事も無かったことをツボなどと言われてしまえばそんな常につけていただろうか、と何となく気恥ずかしい気分になり僅かに目を伏せて。ただ髪先を弄る指を無理に止めるほどでもないのか好きにさせながら歯磨きの準備進めていたも、「お前は本当はどんな感じな訳?」パーマを当てているであろう相手の髪へとちらりと支線投げればふと素直に気になった事を問いかけては楽しげにゆるりと首傾げて。)
知ってる。たまに一生懸命直してるもんな。
(基本的に身なりをきちんとしている相手が朝の寝癖直しに苦戦している姿を何度か目にした事があり、歯磨きの準備をしながら頬を緩ませて。「あー俺?」相手からの質問に、己の毛先を軽く弄りながら“そういえば話した事なかったな”等と考え。「俺は元々どストレート。その辺の女よりサラサラ」と、自慢するような口調でもなくさらりと答えては、歯ブラシをくわえ歯磨きを開始して)
…え、まじで。
(ばれていないと思っていた事をあっさり暴露されてしまえば思わず寝ぐせ押さえ目を丸くして。しかしばれているなら仕方ないと押えるのもすぐ止めれば困った様に小さな笑み零した後歯磨き始めて。「今度、アルバム見せて。」さらりと言われてしまえば自慢とも取れるはずの台詞もあっさりと受け入れてしまい。もごもごと歯ブラシ動かしながら言いづらそうに何とか伝えて)
(/あけましておめでとう御座います!^^
遅レスになるかと思いますがどうぞ今年も一年よろしくお願いします!)
いーけど、女に囲まれてるような写真ばっかだからお前妬くんじゃね?
(アルバムの話を振られれば、そういえば何処へしまったか等と思い出しながら歯ブラシを動かして。やがて歯磨きを終えると、写真については強ち嘘でもない事実に相手への願望も込め、悪戯っぽく笑いながらの冗談を告げた後、ぱしゃぱしゃと顔を洗い)
(/遅くなりましたが明けましておめでとうございます!こんなに長い期間のお相手感謝感謝です!!^^
此方こそ遅くなりますし、これからも主様のペースでお返事頂ければ嬉しいです。今年こそはきちんと想いを伝え、京眞くんと更にいちゃいちゃ出来たらいいなと思います。笑
今年もどうぞ宜しくお願いします!)
妬、かねぇよ。てか、なんだよその不思議な発想。
(相手の横を無理矢理使って口を濯いでは、隣通り過ぎようとしたも返ってきた返事に思わず立ち止まりつっかえながら何とか返事返して。女の扱いも上手い相手の事、女に囲まれていた等の発言に嘘はないのだろうがなぜその発想に至ったのか、と疑問は湧いてくるもそれより先に思わず小さく笑ってしまえば笑みそのままに思った事そのまま告げて。)
(/それではこれからもお互いのペースを大事に、無理にならない程度でお相手の方お願いします^ ^こちらも既に絆されつつありますが、ちょっとずつ自覚を持たせていければいいな、と考えております!笑
それではそろそろ本体の方は失礼しますね。改めてお願いしますね!)
だってお前、俺の飼い主なんだろ?愛犬があっちでもこっちでも尻尾振ってたら面白くないんじゃねーの、ご主人様としては。
(相手が一瞬詰まったような気がしたのは己の気のせいだろうか。図星ではないにしても、こんな冗談も真に受けた上アドリブが利かないらしい相手がとても愛しく感じてしまい。タオルで顔を拭きながら益々ふざけた発言をしては、にやにや笑いながら同意求めるように小首傾げ。かと思えばここぞとばかりに相手の背後から首に絡み付き、「なんだ、妬かねーのか、つまんね。じゃあ京眞は俺が何したら妬いてくれんの」と、冗談ぽく努める事で調子に乗って探りを入れ)
お前はそんな忠犬じゃねぇだろ。…あー、けど俺の約束より優先させる男とかいたら腹立つかも。
(こちらが面白くないと感じるかどうかで行動が制限出来るような性格でないだろう、とにやつく口元へじとりと視線投げ。いつまで経っても相手の冗談に上手く返せない自分に若干の呆れを感じていたも不意に後ろから伸びてきた手。引かれるままに相手の方へと体揺らしては相手からの質問にじとりとした視線更に強めて。しかし思わず頭に浮かんだ一つの事、女はともかく自分より優先させられる男がいるのは中々気に食わない、と特に深く考えることも無くそのまま口にしては纏わりつく相手を引きずるように洗面所を出て。)
え、え、何ソレ。なに可愛い事言っちゃってんの、京眞くん。
(てっきり“妬かねぇよ、馬鹿”という類いの言葉が返ってくる事を予想していた為、相手の言葉に目を丸くし、首に絡み付いたまま少しばかり興奮気味に顔を寄せて。告白されたわけでもないのに、それだけで浮かれてしまう自分は相当相手に熱が入ってしまっている事を改めて知らされながら該当する人物が居たか思案してみるも、相手以上に優先したい人物などいるはずもなく。しかし悪戯心と期待は既に大きく膨らんでしまい、「んー…お前と同じくらい大事で優先したい奴ならいる、かな」なんて返せば、さりげなく反応を窺って)
ふ、なにテンション上げてんだよ。ばぁか。
(まさか自分の言葉ひとつでいつも余裕気な相手がここまで動かされるとは思ってもみなかったため僅かに目を丸くしたあと軽く吹き出しては相手の手を落ち着けとでも言いたげに軽く叩いて。ここまで喜んでくれるならたまには思っていることをしっかり伝えてみようか、と一人思案しているところへ相手の言葉。「…は?」思わず口から漏れたのは不機嫌が微塵も隠せていない低い声。腹が立つ、もいうよりも嘘をつくな、といった感情が胸の大半を占めるのがわかり。「嘘つくなよ、瑞希くん?」胸の中にあるのは自分以上に優先される奴なんていないだろう、なんていう根拠のない自信。しかしそれが間違っているとも思えず相手の横腹軽く肘で小突いては小さな溜め息と共にわざと先程の相手真似る様に名前に君づけで呼んでみて。)
っ、お前こそ嘘とか決めつけないでくれる?俺の交友関係全て把握してる訳じゃねーだろ。
(少しは妬いてくれるだろうかという期待をよそに相手の指摘は己の浮きだった心を鋭く貫き。一瞬言葉に詰まるも、図星をつかれた悔しさやら少しも妬いてもらえないもどかしさ、そしてこんな時にのみ下の名で呼ぶ相手に踊らされている気がして、つい意地になって突っ返してしまう。普段なら笑いながら冗談で返すところで変に真剣な熱が入ってしまった事にはっとするも、今更悔やんでも遅いわけで。相手を驚かせてしまっただろう動揺から視線を泳がせては「あー…ほら、行こうぜ」と、決まり悪そうに声をかけ、荷物を持って)
…だな、そろそろ出るか。
(確かに起きてからなんだかんだとだらだらしていたからか丁度いい時間になっているのを確認してはこちらも鞄を手に靴を引っ掛けては相手が出てくるのを一足先に外で待ち、「…確かに俺と瀬名って友達ほとんど被ってねぇもんな。悪い。」と、先程は動揺からうまく返せなかった言葉を告げて。決めつけるような言い方は相手の癪に触ったのだろう。遠慮がなさすぎたのは自覚があるためしっかり謝るべきというのはわかっているのだがつい気まずさが勝ってしまえば真っ直ぐ顔を見ることが出来ず、真っ暗の携帯のパネルへと視線を落として。)
――……っ。あー…いや俺も、ちょい大人げなかった。わり。家事頑張るから許して。
(一足先に外で待つ相手から掛けられた謝罪の言葉と、気まずげに落とされた視線にズキリと胸が痛み、言葉を失う。自分勝手な思いから大切な存在を傷つけただろう事に、自分へのやり場のない怒りと、本当の事を伝えられない切ないほどのもどかしさに奥歯を噛みしめ。極力いつものへらへらした笑顔で取り繕えば、ぽん、と肩を叩き足を踏み出すものの、抱えた悩みが結構深刻である事に表情曇らせ。いっそ想いを打ち明けてしまえたら…、そう心の奥で思わずにいられず、傍に相手の存在を感じつついつもの道程を歩み)
…俺の仕事量が二倍になると困るからやるなら一緒にな。
(きっとこちらに気を遣っていつも通りを取り繕ってくれているのだろう、へらりと見慣れた笑みを浮かべる姿に同じように小さく笑い返しては相手の後を追いかける形で歩み進めて。ただ隣から感じる雰囲気はやはり違和感が拭えず、思わず考えるより先に口から零れたのは「…なぁ、最近お前何か悩んでる?」なんて台詞。相手がいつもと違うとこちらの調子も崩れるのはもう自分でもわかっている。歩きを止めることはしないものの相手の変化を見逃さないように瞳は相手をしっかりと見つめていて。)
…あ?何だよ、いきなり…。
(この想いを隠し切れるのも時間の問題かもしれない。けれど打ち明けてしまえばこんな風に隣を歩く事さえ出来なくなるんだろう。改まっては意識しなかったすぐ隣を歩く存在に、今日は無性に切なさと焦りのようなものを感じ、胸騒ぎが止まらない。気を抜けば零れ落ちそうな溜め息に注意しながら何を話すわけでもなく歩いていると、不意に探るような相手の声。ドキリとしてそちらを見やれば、真っ直ぐな眼差しとぶつかり逃げ場を失う。突然何だと笑い飛ばすような笑みを浮かべたつもりが、己を見つめる瞳にその笑みも虚しく吸い込まれていき。変な緊張感の中どくどくと騒ぎ出す心臓に呼吸する事すら忘れ、やがて足が静かに止まり。一瞬だけ瞳を揺るがせばぎゅっと拳を握りしめ、「っ…京眞、…俺、さ――……、」堪えきれず全てを打ち明けてしまおうと勢いで口を開いた、その時。――京眞、そう相手の名前を呼ぶ自分ではない声にビクッと肩を震わせ。声のする方を振り返れば、いつも相手と一緒にいる彼、“ 昨夜の電話の相手 ”が手を振りながら近付いて来て)
いきなりじゃねぇよ。言えなかった…だ、けで…
(何時も通りの笑みがすうっと消えていく相手の姿につい言葉が上手く続ける事が出来なくなってしまえば小さく息を呑んで。昨晩から何度か感じる相手のこの視線。やけに真剣でつい目を奪われてしまうそれをじっと見つめ返し言葉の続きを固唾を呑んで待っていたも、不意に呼ばれた自分の名前に大きく肩を揺らして。「ーっ…あ、はよ。…いや、もう大丈夫。今俺瀬名と住んでてさ、こいつが昨日看病してくれたから。な?」慌てて振り返れば見慣れた友人の姿、心配してくれている友人の事を一瞬でも邪魔だと思ってしまった自分を嫌悪しながらも、こちらを気遣う言葉に安心させるよう小さく笑みを浮かべて。ふと思い出したのは一緒に住んでいるのを伝えるよう言われた事、不自然にならない様体調の事と絡ませながら緩い笑み混じりに伝えては同意求めるよう隣の相手見つめて。)
そ、昨日は体調悪いせいか、こいつ寂しいって離さなくてさ。朝まで付き添って看病してたわけよ。お蔭で寝不足。
(傍に来た友人と挨拶を交わす相手を見つめた後、此方に視線向けてくる所謂恋敵になるだろう彼に視線をやり。一見普通に声をかけてくる彼に、此方も普段の軽い調子で笑みながら朝の挨拶を交わし。しかし相手の“同居”と“看病”を含む発言にほんの一瞬顔色が変わった瞬間を見逃さず。――やっぱりこいつは京眞を…、そう確信した瞬間、どす黒い感情が芽生えぎりと奥歯を噛み締め。そんな感情を隠した上で相手の肩に片腕を回し、頭をぽんぽんと撫でるようにしながら、あくまで“相手が望むから仕方なく”と、事実とは多少異なる事をアピールし。口調や表情こそ冗談交えた緩いもの、しかし彼へ向ける眼差しには僅かな敵意が含まれており)
瀬名、お前…。適当言うな、ばぁか。
(すらすらと相手の口から溢れていく事実を薄っすらと掠めた大きくニュアンスの変わってくる言葉達、肩に回る腕は大して気にもせずその向こうで緩く笑みを浮かべる姿を呆れたように見つめては溜息を混じらせながら名前呟いて。ただ、きっとからかうつもりで言っているだけで悪気はないのだろうと考える事にしては、肩に回る手も特に払うような事はせず短くとりあえずとでも言ったように咎める言葉紡いだ後、友人の方へと視線を投げかければ再度心配してくれた事に対するお礼を込め笑いかけ。「…何かこの面子、不思議だな」己はそれぞれ共通点があるが自分を挟む二人を並んでみることなんて初めてとでも言っては過言ではない程度には珍しく、面白そうに目を細めてはゆったりと歩き始めて)
適当でもなくね?一緒の布団で抱き合って寝たし。
(大袈裟な言葉にも特に焦った様子を見せず普段と同じように呆れた調子で返してくる辺り、相手にとって彼への弁解は必要ないのだと安堵している己がおり。しかし彼に笑みかける様子を視界に捉えてしまえば面白い筈がなく、口許には笑みを浮かべたまま僅かに瞳細め。肩に回した腕はそのままに距離を詰め耳元で囁くように、しかし相手の直ぐ隣にいる彼にも届くようにしっかりと計算した声音で、意味深な響きを交えながら紡ぎ。案の定、直ぐに彼から真実を追及するような焦り混じりの言葉が相手に向けて発せられると、内心ほくそ笑みながら「ああ、ついでにあの事も教えてやれば?俺といちゃついてる最中に電話が来たからまともに話せなかったんだって」と、あくまで冗談ぽくではあるが、気が気じゃないらしい彼を確実に煽るような発言と表情を向けてやり)
瀬名!…え?あ、いや、電話ぶちぎりしたのは悪かったけど、別にこいつといちゃついてたとかそういう訳じゃなくて、…な?
(さっきよりも誤解を招くような言い方が確実に酷くなっているのが流石に気にかかれば僅かに眉根を寄せ短く咎めるように相手の名前を呼んだも、それと同時にこちらを焦ったように見つめてくる友人へと目を移しては思わず困ったように視線彷徨わせ。確かに昨日の電話の切り方は失礼極まりないものだったし、その上一緒に住んでいる相手のあんな言い方を聞けば実際の所が気になるのも当たり前だろう。ちゃんと本当の事を伝えるべきだとは思うものの、いくら大切な友人だからとはいえそう簡単に昨日の晩の事は伝えたいとは思えない自分がいるのに気が付いてしまえば、出来るだけ言い訳がましくならないよう気をつけながらしどろもどろに否定の言葉を紡いでいき、最後は同意を促すような口調に縋るような色を滲ませながら相手見上げて)
何だよ、照れてんの?親友にくらい話してもいいんじゃね?
(半ば冗談にも関わらず慌てる相手は可愛くて思わずにやけてしまいそうになり、然り気無く顔を逸らすも同意を求められると再度そちらに視線戻し。肩に腕を回したままという事もあり、中々近い距離ですがるように此方を見詰めてくる相手にドキリと心臓が跳ねる。やはりこういう相手には弱い自分。本来なら助けたのだろうが、何としてもここは相手にとって特に近い存在であろう彼より優位に立ちたいという意地があり。後でたっぷり京眞に咎められるだろう…、そんな事を頭の片隅で考えながらも、肩にかけたままの腕を緩めれば脇腹から腰にかけて撫でるようにしながら然り気無く腰を抱き、事態を更にややこしくするだろう事を耳許に囁き。此処で見兼ねたらしい友人から“何も男に走らなくても、お前は相手に不自由してないだろう”というような不機嫌そうな指摘が飛び。殆ど話した事がない彼が自分についてよく知っている事に瞬きするも、マークされていたのだと察すると、くすり、と一人で小さく笑い。「…ま、不自由はしてないけど。最近、一人に落ち着くのも悪くねーかなー…なんて思ってんだよね」へらへらと笑いながらそんな事を口にしては、相手に意味深な視線を送った後にするりと腕を外し解放してやり)
…っ、照れてるとかじゃねぇだろ!
(どこかへと彷徨っていた視線がもう一度合わされれば思ったより近い距離に、思わず視線を相手から逸らすように下へと落としてしまったも、急に腰辺りに走った撫でられるような擽ったい感覚と耳元で囁かれるように零される相手の声に体を跳ねさせ。原因となった手と声の主はわかりきっている、恨みがましい視線で今一度相手の瞳を睨みあげれば半ば吠えるように言葉を告げたも、自分を除く二人の間で交わされる言葉の応酬に頭抱えて。「…なんだよ、もう。お前ら二人でややこしい方へ話進めんなよ。」既に二人の会話は自分と相手が“そういう関係にある”という誤解を含んだまま自分じゃ手におえないところまで進んでしまっていて思わず頭が痛くなるのがわかる。眉間にシワを寄せ二人の背を軽く一度ずつ小突いてやれば、溜息を混じらせた吐息零して今度こそしっかりと歩み進めて。)
はは、さっすが俺の京眞、モテモテじゃん。
(勝手な展開に頭痛でも覚えたのだろう相手の仕草を見て可笑しそうに笑うと、背中を小突かれながら茶化して。そんなやり取りがどうにも引っ掛かるのか、己と相手を交互に見る彼は明らかに不機嫌で。“邪魔だ” そう訴えるように向けられる眼差しから考えても、今彼らを二人きりにすればどんな会話が繰り広げられるのかが想像出来る。京眞に対して恐らく友情以上の感情を抱いているだろう彼が、今後どんな行動に出るのか注意しなければ…そう考えていた所へ己の名を呼ぶ女子の声。駆け寄ってくるのはよく遊んでいた、それなりに親しい間柄の一人。一言二言会話を交わす中、向こうからするりと絡められる腕。好きな相手の前であるからといって特に焦る事もなく、少しばかり乱れたその髪を寧ろ慣れた調子で直してやりながら笑み返し。敢えて思い出したように相手の方へ振り返れば「じゃあな。帰ったら構ってやるから浮気すんなよ」なんて懲りずに冗談飛ばして。背後の二人の事が気になって仕方ないものの、普段と変わらない調子で女子とじゃれ合いながら一先ずその場を離れ)
(/お世話になっております!
さて、いよいよ本格的に板挟みになってしまう京眞くんですが…この頃どうしましょう?学校で告白された事にして帰宅後まで時間を進めるか、あるいは告白現場を直接瀬名に目撃させるか…等々。勿論他の展開でも構いません。取り敢えず瀬名が感情を抑えられなくなる切っ掛けがあればと思います。笑
それからこの友人、今後瀬名の嫉妬ネタとして何かと話に登場する事になるかと思いますので(笑)、名字だけでも決めて頂けたらと思うのですが…め、面倒でしょうか?←
京眞くんは彼を名前で呼んでいても面白いかも知れませんね……瀬名が。笑
今後について何かご希望などありましたら是非是非聞かせて下さい^^)
…あのばか、女と腕組みながら何言ってんだって感じだよな。
(呆れを含ませた溜息を遮るように響いたのは相手の名前を呼ぶ声、自然と目線をそちらへとやればそこには何度か見かけた事のある可愛らしい笑みを浮かべた女性の姿。やはり仲が良いらしく何の違和感もなく近づく二人の距離、見慣れたものだと呆れたように見つめていたも先程まで自分に触れていた筈の指先が女の髪を梳くのを見れば一瞬胸がざわつき。しかし胸の内に浮かびかけた違和感は、わざわざ此方を振り返り告げられた先程の冗談の続きを感じさせる言葉に対する諦めを含んだ感情に掻き消され。溜息混じりにさっさと相手に背を向ければ隣の友人を見上げたも、此方を見つめる友人の感情の隠しきれていない表情から今から始まるであろう相手と自分の事に対する質問攻めが容易く想像出来てしまえば、小さく困ったような笑みを浮かべながらお巫山戯に巻き込んだ労りの気持ちを込めて相手の背へと手を伸ばして。
(/こちらこそいつもお相手有難うございます!
いつもいつも素敵な提案ばかりで、どきどきしております。笑
学校で告白された事にして、というのも大変心惹かれるのですがそうなると京眞の性格上、瀬名くんに伝えない気がしております。←
ですので、もし宜しければ告白現場を見られて…なんて展開になると嬉しいなと思っているのですが如何でしょうか?
問題なければ適当に時間を飛ばすなりお好きなようにしてもらえると嬉しいです!
あと、友人くんの名前の方ですが坂木 陸(サカギ リク)なんて適当にも程がある名前でもよろしいでしょうか?仲の良い友人、という事ですので名前呼びという事にしたいので名前まで付けさせていただきました。もっとも、一番の理由は瀬名くんがもやもやしているのを見てみたい、という不純なものなのですが。笑
展開としてはなるようになるかな、なんて曖昧な感覚で特にこれといった希望はないのですが意識しているのを意識しないようにしている、といいますか。お互い距離感を掴みかねているようなもどかしさを含んだやりとりもしてみたいな、と。
感情的な描写が増えてしまうかもしれないのですがそれでも宜しければお付き合い頂けると幸いです。
瀬名くん本体様の方からは何か希望などはありますでしょうか?是非お聞かせいただけると有難いです!)
ごめんごめん、今日先約あんだ。また後で埋め合わせするからさ。
(昼休み。一緒にお昼をと誘いに来る女子を笑顔でかわすと、その場を離れ廊下に出て。先約というのは口実で、何となく今日は一人でぼんやりと考え事をしながら昼食をとりたい、そんな気分がそうさせたもので。今朝の一件から己を警戒しているのか、いつも以上に相手にひっついているあの友人――坂木 陸の存在が己を妙に苛々させる。講義に向かう際に声をかけた時、坂木に何を言われたのか何処と無く気まずそうにぎこちなく言葉を返してくる相手にもまたモヤモヤさせられた事を思い出す。「…京眞の奴、何でアイツに気ィ使ってんだよ」購買で調達した昼食が入った袋をぶら下げぶつぶつと不満を溢しながら歩いていると、丁度向こうから此方に向かってくる相手の姿が見え。あれだけひっついていた坂木の姿は何故か近くになく、ここぞとばかりに相手に声をかけようとしたその時。此方に気付かないまま相手が空き教室へと入って行ったのを目にし、忽ち胸がざわめき出す。足早に近付き中を覗けば案の定坂木がおり、合流した相手と向き合う形になる。ざわめく胸がいつしかドクンドクンと速い鼓動をはっきりと刻み始めるのを感じながら、影に隠れて聞き耳を立て)
(/シチュエーションと坂木君について了解ですb
そして早速昼休みまで飛ばし、告白現場を目撃する流れへと強引に運ばせて頂きました。やりにくいかもしれないので、場面を飛ばすなり何なりお好きなようにしてしまって構いませんので!
此方の希望といいますか案としましては…告白されて動揺する京眞くんを目撃した瀬名には、二人に声をかけず一旦退散させようかなと。そして帰宅した後、その件が頭から離れず、自然と口数が少なくなったりそっけなくなったりと普段と少し様子が違う感じで。京眞くんはそんな瀬名の様子がおかしいと感じながらも、まさか告白現場を見られていたとは思わず、京眞くんの性格上それを黙っていて。瀬名は瀬名で京眞くんがその事を話してくれると信じ待っていて、それとなく話を振ってみたりするけれどはぐらかされてしまう不満も募り、ついには……!!!
…というのはどうでしょう。←
瀬名の気持ちを知った京眞くんが瀬名を受け入れるか、もう少し引き伸ばすかはお好きにして下さって構いません。真面目な京眞君は色々考えてしまい、なんとなく後者のような気がしますが。笑
早くくっつけていちゃつかせたい反面、両片想い的な切なさやらもどかしさやらを継続したい気もして悩みますね。笑
感情的な描写については、京眞くんの感情が知れるのは此方としてもドキドキですし大歓迎ですb 此方もそうなると思いますし。またご希望等、何でもお聞かせください!)
(/読み返してみたら何が言いたいのかわからない自分…すみません、説明が意味不明過ぎましたorz
不明な点は何でもお聞きください!また、主様も是非お聞かせください!)
_…え?
(想像した通りの質問攻めの後話がある、なんて畏まって言われたの昼前の話。やたら真剣な瞳から逃れられる訳がなく頷いたのだが、タイミング悪く講師から呼び止められた自分に終わったら来てほしい、と指定されたのは空き教室。簡単な雑用を終え足早に空き教室へと足を踏み入れれば何時もと違う雰囲気を纏う姿。戸惑いを隠すように名前を呼ぼうとしたところで遮られるように告げられたのは"遠回しに言っても意味なさそうだから"という前置き。何を告げられるかわからない不安から眉を僅かに下げ相手をじっと見つめていたも一歩詰められた距離に掴まれた手首、目前まで迫った友人と視線が絡んだ瞬間告げられたのは短くてストレートなわかりやすい一言、_‘‘好きだ’’。掴まれた手首から伝わる熱が、こちらを真っ直ぐに見つめる瞳が冗談ではないこともそれが友愛の類ではない事を伝える。なぜ、自分なのか。頭に浮かんだ疑問から隠しきれない戸惑いを含ませた声を短く溢したも、上手く言葉が見つからずそれ以上続けられずにいて。きっと挙動不審に視線を彷徨わせていたであろう己に重ねるように告げられたのは‘‘返事、考えてくれる?”なんていう言葉と縋るような目。何時だったか、ここには居ない同居人がお願いされたら断れないなんていう話をしたのは。そんな事が頭の中で巡れば思わず返事が一瞬遅れてしまう。その沈黙はどう捉えられたのか、手を離しながら念を押すようにもう一度返事を考えてくれとの旨を伝えて背を向ける友人を呆然と見つめ。
(/なんだかどんどんと進んでいく関係に寂しさを感じもしますが、楽しみでわくわくしております。笑
此方としては色々ありつつのんびりと関係性が変わっていくのが楽しめればいいな、ぐらいに思っておりますので特にこれといったきぼうはございません!
また何かありましたらお声掛けくださいませ^ ^)
――…っ、
(気づかれないように中を覗けば相手と向き合う真剣な表情の坂木。彼が何の為に相手を呼んだのか嫌でも察してしまう。相変わらず煩い心臓を落ち着けたい思いが働くのか、自然と胸元を握る手に力がこもり。やがて張り詰めた空気の中響く坂木の一言にドクンと心臓が重く響く。薄々わかっていた筈なのに、妙な焦燥感と先を越されたというやり場のない悔しさや妬ましさに支配され、ぎり、と奥歯噛み締め。此方から相手の顔は見えないが、色恋沙汰に疎い相手はさぞ驚き混乱しているだろう。特に身近な存在だった相手が自分に抱いていたのは友情とは異なる想いだった、それでも優しい相手は彼と真剣に向き合おうとする筈。教室から視線を外すと力なくその場に座り込み。振られたわけではないのに無性に切なく息苦しい。長めに息を吐き出すと、ゆっくりと立ち上がりその場を後にし)
(/瀬名が暴走しそうですが、なるべくゆっくり関係の変化を楽しめるように頑張ります。笑
その場から離れてしまったので、次は何処からでも合わせます!また何かありましたらいつでもどうぞ!)
__…ただいま。
(あの後、何とか体を動かしいつも通りとまではいかない状態ではあるが、取り敢えず講義を終えれば疲労と混乱に苛まれた体を引きずるように我が家へと辿り着き。家の鍵の隣にぶら下がるキーホルダーはいつかお土産に、と友人から貰ったもの。そんな小さな事が一つ一つ思い出されては胸が痛む。また答えの出ない告白に対する返事。もやもやと消化しきれない感情が胸を支配しては自然と眉に皺が寄り。しかしこの感情を引きずったまま家への足を踏み入れれば相手に甘えて相談を持ちかける己の姿が簡単に想像できて。どうやら思ったより参っているらしい自分の心だが、相手の事を考えると相談なんて出来るわけもなく気持ちを入れ替えるため一度頬をぱちん、と軽く叩いては玄関の戸を開け一言帰りを告げて。
――…何て返事すんだよ、あいつ。
(帰りに寄り道を、との誘いを断り帰宅すれば誰も居ないリビングに荷物を放り、そのままソファーの上仰向けに寝転がり。いつもまともに聞いていない講義だが、今日は特に頭に入ってこなかったと思う。絶えず脳裏を占領していたのは、やはり空き教室で目撃したあの出来事。ぼんやりと天井を見つめながらぽつりと唇から溢れる心の内と共に溜め息もひとつ。そろそろ相手が帰宅する頃かと時計にちらりと視線を向けた瞬間、ガチャリと玄関が開く音に聞き慣れた相手の声。心なしか普段より元気がない声色にチクリと胸を痛めながら上半身を起こせば、リビングに相手が顔を出すのを待ち、普段通りの態度で接し)
おっかえりー。
ただいま。寝てたのか?
(ソファから上半身だけ覗かせた何時も通りの相手の姿に何となく心が落ち着くのがわかる。柔らかく溶け始めた心に素直に従い僅かに頬を緩ませれば今一度挨拶返した後、鞄を床へ無造作に置きながら今の状況から一番考えられる可能性を質問として投げかけて。そのまま相手の元には向かわず腕捲りをしながら真っ直ぐキッチンへと向かえば、流しで水に浸されている今日の朝食で使った皿とコップを慣れた手付きで泡立てたスポンジを使って洗い始めて。)
ん、まーな。
(此方に向けられたのは普段と変わらない笑みで、嬉しいような切ないような複雑な感情が広がり。キッチンに向かう相手を視線で追いながら返事をし、洗い物を始める相手の後ろ姿を眺めていればきゅっと胸が締め付けられて。それが愛しさによるものだとはっきり自覚すると同時に湧く独占欲に、今日目撃した出来事を今にも問い詰めてしまいそうになりぐっと歯を噛み締め。渦巻く感情を振り払うように立ち上がれば、「さーて、手伝ってやるか」と敢えて怠そうに寝起きを装いながら相手の隣へと向かい、食器を拭こうと布巾を手にし)
…っ、あ、悪いな。ありがと。
(毎日繰り返すため日常の一部となっている家事はある意味心を落ち着かせるのにはもってこいの作業。何時もと変わらない事を確認出来たような気がすれば今度こそ本当に落ち着いた息をゆっくりと吐き出して。色々考える事に更けていたからか、相手と肩が軽く触れ合うまでその存在に気が付かなかった為思わず触れた瞬間僅かに肩を揺らし。慌てて視線をそちらに投げればどうやら手伝ってくれるらしい見慣れた姿、少しでも広くなるようにと拳一つ分程度横にずれてやりながら食器へと視線戻しては「自分から手伝うなんて…、いい夢でも見たのか?」なんて悪戯っぽく問いかけてみて。)
んー?いい夢なら良かったんだけどな。逆よ逆。
(一見普段と変わらないように見える相手、しかしワンテンポ遅れた反応からしても何処か上の空なのが分かる。自然に肩や腕が触れ合う程近くにいるのに、今日は遠く感じる距離に胸がチクりと痛み。相手のからかうような物言いに対し適当に合わせようとするも、何か閃いたのか相手が洗い終えた食器を拭きながら語り始め。「別の奴と住む事にしたから出てけ、ってお前に追い出される夢なんだけどな。それも相手がアレだよ、今朝一緒にいた坂木って奴?」普段の軽い調子で話すものの、内心恐れや不安があるのか若干速めに刻む鼓動を隠しつつ相手の様子をちらりと窺い)
逆?
(どうやら珍しい相手の行動と夢は関係ないらしい。予測が外れた悔しさ半分、相手の夢に対する好奇心半分で夢の内容を追求しようと口を開いたもそれより先に相手が何時もの調子で告げ始めればそのまま大人しく口を閉ざし、ありえない夢の内容に思わず小さく笑みを漏らしたも不意に聞こえた名前に一瞬ひゅ、と息詰めて。何故このタイミングで、と相手の夢を恨まずにはいられない。“追い出すかよ”なんて軽口も動揺の裏に隠れて声に出るなる事はなく、その代わりに詰めていた息をゆっくりと吐き出して。「…宿無しのお前追い出してまで陸と住むわけないだろ。」と些か乱雑な手つきで最後の皿を相手に渡し蛇口を閉めれば手の水気をタオルで拭きとった後相手の背へと軽く拳ぶつけて。)
――…それって、アテさえあれば追い出すって事?
(そんな反応を予想はしていたものの、相手が露にした動揺は己の胸をチクリと刺す。相手が悩むのは友人である彼がそれ程大きな存在として相手の心に位置しているという他でもない証拠で。正直、相手に頼み込まなくても住む場所等何とかなる。それを相手が知った上でここに留まれる程、自分は相手にとって価値ある存在なのだろうか。浮かんだ不安が言葉となって口から零れた瞬間、はっとし。此処でもし肯定でもされてしまえば、冗談で返す余裕などない。相手の口から返事が返る前にと「そういやさ、何でお前俺の事はいつまで経っても名字呼びなわけ?」なんてことない疑問に聞こえるよう明るい調子で返せば、いつの間にか止まりかけていた手を動かし)
__…お前が俺を信用したら、名前で呼ぶよ。
(相手がたまに零す気遣いに弱音を織り交ぜたような、確かな不安を滲ませた言葉。素直に伝えられない自分の言動が原因になっているであろうそれに思わずリビングのソファへと向かいかけていた足を止めてしまって。変に止まった歩みを進めるタイミングを伺いつつ、これ以上相手に変な気負いはさせたくないと素直な感情を伝えるため頭の中で言葉を纏めていれば後ろから聞こえてきたのは今の発言を誤魔化すようなやけに明るい声。こちらの心を乱すだけ乱しておいて返事する機会すら奪うその行動、普段なら気遣いの上手い相手なりの優しさだと受け入れられたのだろうそれも、今の己にとっては 苛立たせる要因にしかならなくて。一度唇を噛み締めた後、吐息に混じらせながら一言だけ告げればソファへと体沈めて。)
…は、何それ。俺がお前の事信用してないって言いたいの?
(背後から溜め息混じりに届いた声音が珍しく苛立ちを帯びている事に気付けば、最後の食器を拭き終えた後布巾を掛け、ゆっくりと振り返りながら返し。表情と声色自体は冗談ぽさがあるものの、心外だと言いたげなニュアンスも少なからずそこに含まれており。ソファーに近付き相手の隣に腰を下ろすと、体半分そちらに向けながら相手の方に軽く身を乗り出し。「…なぁ、何で今日はそんなに苛ついてんだよ」訊かなくても理由は何となくわかるものの、原因を敢えて訊く事で相手を試そうとする自分に狡さを感じながらじっと見据えて)
(無言の肯定という形で未だにいつもの態度を崩さない相手に返事を返す事にしては、隣に腰を下ろした存在も気にしていない振りをして。しかしそんなものが上手くいくはずもなく、嫌でも認識せざるを得ない距離まで近づかれれば相手の瞳をバツが悪そうにじっと見つめ返し。「…ごめん。俺の問題なのにお前に八つ当たりした。」自分に対して苛立っていたはずだったのにいつの間にか相手に当たる形になっていたのに今更気がつけば視線を相手から逸らすように足元へと映しながら小さく謝罪を零し。相手に問われているのは理由だというのはわかっているが、それを告げる気には到底なれず僅かにズレた返答を返しては情けなく眉を下げて。)
八つ当たりする程の問題なんだろ?…なに抱えてんだよ。
(絡み合った視線にドクンと心臓が震える。逸らされた瞳を見据えたまま、声が震えてしまわないように注意しながら訊ねるも、“もしもはぐらかされたら…”そんな思いが己を酷く緊張させ。答えを聞く前からどくどくと煩く鼓動が刻まれ、呼吸の仕方を忘れてしまいそうなり。「なぁ、京眞…」変な汗をかいてしまう掌をきゅっと握り締めながら、きっと話してくれると彼を信じる思いが、名を呼ぶ声色に懇願の色滲ませて)
…解決したら、ちゃんと伝えるよ、瀬名には。
(何処か懇願を滲ませながら呼ばれる名前に揺れ動く感情、しかし相手の強く握られた掌を見つめながら一言ひとこと区切るように今伝える気がないという意思を言葉として零して。_ここで甘えてしまえば楽なのに。そう思っているのは確かなはずなのに、友人とのあれこれを相手に伝えるのは何となく嫌で。気を抜いたら零れそうになる弱音を飲み込むため、唇を噛みしめるながら僅かではあるが確かな笑みを浮かべてみせて。)
――…“解決したら”?それじゃ意味なくね?
(他人に迷惑をかけまいと、少し抱え込む癖がある事は知っていた。けれど、彼が正直に打ち明けてくれる事をやはり信じていたのかもしれない。彼が判断し己に向けた言葉が胸に重く響き、緊張感の中刻んでいた鼓動が一瞬より大きく跳ね。苛立ちを抑えようと働く力が声色を自分でも驚くほど静かなものへと変えて。話して貰えない悲しみと、今は別の相手の事で頭が一杯だろう彼に対する嫉妬心で掻き乱され。短く息をつき視線を外すと「ま、話せねぇのも無理ねーか。俺はお前にとって単なる同居人だし、あの坂木って奴程仲良くねーもんな」と、自己嫌悪する程子供染みた嫌味を飛ばしてしまい)
(“意味がない”なんていう言葉にかっと頭に血が上るのを感じる。少なくとも己にとっては意味を持つそれを否定された事に対する悲しみと、相手にわかってもらえないもどかしさ。眼の奥が熱くなるのを耐えるようにぎゅ、と眉根に皺を寄せては胸の内に蟠る感情を溜息と共に吐き出して。「…陸は今関係無かっただろ。俺の勝手で話せないのは悪いけど、そこまで言うかよ。」いつか伝えたはずの特別なんて言葉も相手の記憶からはすっかり抜け落ちているのだろう。‘‘ただの同居人’’の言葉に何一つ間違いなんてないはずなのにずきりと酷く痛む胸。そんな感情に比例するかのように口調もぶっきらぼうな愛想のない言い方になってしまい、落ち着かない心の内を誤魔化すように溜息とも深呼吸とも取れる吐息零して。)
…本当に関係ねーの?
(相手にそんなつもりはないだろうが、今の己には坂木を庇っているようにしか聞こえなくて。思わず試すような言葉を溢した後、答えを求めるような真っ直ぐな瞳を相手にぶつけていたが、ドクンと胸奥で広がるような、微かな痛み伴う鼓動に瞳を僅かに揺らし。─今ここで、身動き出来ない程きつく抱き締め、想いを全て吐き出せたら楽なのに。少しでも気を緩めれば、相手の気持ちを無視し感情任せに酷い事をしてしまいそうな気がする。情動を抑えるように拳をゆっくりと握ると「…解決、しそうなのかよ」と、息を逃しながらぶっきらぼうに問い掛け)
今は俺とお前の話なんだから当たり前だろ。
(何を揺らぐ事があるというのだろうか。相手の僅かに揺れた瞳をじっと見据え、一言ずつはっきりと区切りながら言い切って。少なくとも己は、相手と自分の間に起こる事に友人であろうとも部外者を関係させる気などあるはずもない。真意の読めない相手の横顔を探るように見つめていたも、相手からの質問に僅かな沈黙の後一つ頷いて。「俺が覚悟決めたら終わる話だよ。」まだ踏ん切りがつかないといっても自分の気持ち一つで解決する話、僅かだが迷いを乗せた声音で小さな笑みと共に呟けば睫毛伏せて。)
……どんな覚悟だよ。
(“覚悟を決めたら”、相手のその言葉と表情が酷く胸をざわつかせ、返す言葉が見付からず乾いた笑みを溢しながら独り言のように呟き。─覚悟も何も普通に断れば済む話。友人としてしか見れないと。何をそこまで悩み、覚悟する必要があるのだろうか。相手への疑問は疑惑に似たものへと姿を変え、力で捩じ伏せてしまおうかという黒い感情が先程より強まりを見せ。けれど相手を傷付けたくない思いも確かにあり奥歯を噛み締め思い止まるも、これ以上傍にいるのは危険だと本能が訴えて。「…ちょい疲れたから寝る。晩飯、今日はいいわ」と、普段より幾分素っ気なく告げながら立ち上がればリビングを後にし)
(/いつもお相手ありがとうございます^^
今後の展開について先に本体のみから失礼します。
やっと、と言いますか。ついに関係性の変化が始まるのかなと大変わくわくしております!←
そこでなのですが、リビングを出ていってしまった瀬名くんを京眞に追いかけさせるかさせまいかで大変悩んでおりまして…笑
自分の気持ちもはっきりしてない中追いかけさせて逆ギレと言っても過言ではないレベルに感情をぶち撒けさせるのも、うまく表現できない気持ちの原因を探してもやもやさせるのもどちらも楽しそうだな、と。
瀬名くんの感情の動きや今後の展開についての希望などもあるかと思いますし是非ご意見を聞かせていただけると有難いです!)
(/此方こそいつもありがとうございます!
今後の展開ですが…実は自分も迷ってたりします。笑
正直に話してくれない京眞くんに苛ついてあのまま襲ってしまっても良かったのですが(←)、京眞くんももやもや中という事で、瀬名の暴走をもう少し先にしても面白いかなと思い、決まらないまま取り敢えず退室にしてみた次第です。
瀬名を追うか追わないかは京眞くん次第で、またその後の展開も流れに任せようかなと思っておりました。
京眞くんが瀬名を追い感情をぶちまけてくれるなら、瀬名にもぶちまけさせようかなと。この場合、京眞くんか襲われてしまうのは恐らく避けられないかと。←
その後はまた京眞くんを悩ませてしまいそうですが…。笑
もう少しこの焦れったい状態を続けるのなら、取り敢えず瀬名を部屋に籠らせ、考え事をしてる内に夜になるなど時間を飛ばし、入浴なり食事なりで京眞くんと気まずいまま顔を合わせ、やっぱりこのままじゃいかんと、寝る時にでも京眞くんの部屋に改まって押し掛け、実は二人を目撃してしまった事を白状させようかなと。此方の場合は前者に比べ、静かに感情を吐き出せるかなと思いますが。笑
とはいえ何となく例を挙げただけで、絶対こうしたい!というのはありませんので、これ以外にもご希望など是非お聞かせ頂けたら…!
自分は京眞くんとならどんな展開でもわくわくしますので。笑)
(相手が部屋を出て行くのを何も言えずに見送ってから早数時間。すっかり日も落ちきり窓の外はもう暗くなりつつあって。時間の経過と共に消化しきれていなかった感情も落ち着きを取り戻しかけてはいたも、だからといって相手を不機嫌にしてしまった理由も自分の気持ちにも答えは出ていなくて。もはや、自分が何に悩んでいるのかすら定かではない。どうしたって友人を傷つけるであろう己の返事、同じ気持ちを返せない事に対する罪悪感、そしてこんな時でも頭の中を占めている相手の事。ぐるぐると回り始めた思考を振り切るように一度息を吐き出した後、風呂にお湯を溜めるスイッチを押してから晩ご飯の準備を始めて。しっかりと作る気力もなく在り合わせの炒飯を作り上げれば相手の部屋の扉をノックし、一度深呼吸して。)
__瀬名、飯食うか風呂入るかどうする?
(/とりあえず時間に適度に飛ばさせていただきました!
あとはもうなるようになればなぁ、と思っています笑
自分の気持ちを決めかねる京眞の優柔不断な面が出てくるかも知れませんが是非お付き合いいただけると幸いです^^)
(自室にこもり、ベッドに横になってから何度目の溜め息になるだろうか。昼間の光景や今後の事を考えては苛立ちと焦りに襲われ寝返りを打つ、その繰り返しで。真面目な相手は小さな事でも真摯に捉え真剣に向き合う性格。己と反対で交友関係は決して広くはないが、一人一人を大切にしているが故に今回の件は相手にとって大事な問題なのはわかる。けれど、相手が言う“覚悟”とは何なのか。大切な友人である坂木を傷付けないが為に応えようという事なのか。それとも相手もまた己と同じように、坂木に対しそういった感情を抱いていたという事なのか。他にも選択肢は考えられる筈なのに、焦りが邪魔をし悪い方向にしか考えられず、振り払うように頭を乱暴に掻いて。以前のように苛立ちを遊び相手で解消しようにも、自分の想いに気付いた今はそう簡単にいくものではない事くらいわかっていて。「…あー、クソ」またひとつ寝返ってうつ伏せになったその時、耳に届いたノックの音に肩を跳ねさせ。素っ気ない態度を取ってしまったにも関わらず、先程の事には触れずに普段と変わらない事を問う相手にきゅっと胸が切なくしまり。“夕食は要らない”、そう告げた筈なのに。「…っ」不意に込み上げる愛しさ。今、相手の顔を見たら抱き締めてしまいそうな、そんな衝動が走る。小さく息を吐いた後起き上がると、適当な着替えを手にしドアを開け。敢えて視線を合わせないように顔を逸らし気味にしながら問いに答えては浴室へと)
…風呂行ってくる。先食ってて。
(/上手く飛ばしてくださりありがとうございます!そんな優柔不断な京眞くんも、らしくて愛しいです!気持ちが通じ合うまでのうだうだも楽しいので、後は二人と流れに任せましょうか。笑
暫し瀬名がそっけなかったり冷たかったり荒れたりで心苦しいのですが、京眞くんを愛するが故にという事をせめて心情ロルで伝えられたらと思います。引き続き宜しくお願いします!)
(部屋の中から僅かな物音がした後、開かれた扉。いつも自分はどんな顔をしていたのだろうか。何とか口元だけでも、とぎこちないくなるのをわかりながらも何とか笑みを取り繕ったのだが相手の視線がこちらに向けられることはなくて。普段なら冗談ぽく“待っとけよ”くらいの一言があってもおかしくないはず。わかっていたはずなのに、目の前に突きつけられた相手との距離にさぁ、と手先から温度が失われていくのを感じて。ここまで感情を剥き出しにされるのは初めてかもしれない、そんな事が不謹慎なのはわかっていてもどこか嬉しくて。なのに、今この瞬間を逃したら相手の本心はまたいつもの笑みと緩い態度の裏にうまく隠されてしまうんではないだろうか。そんな確信もない不安に駈られれば、冷えた指先を考えるより先に相手へと伸ばしては何とか服の裾を捕まえて。)
__…待ってる。冷めるから早くな?
(脱衣所に向かおうとしたその時、不意に裾を引かれ立ち止まり。掛けられた言葉は己を待つというもの。…適当に相槌を打ち、目を合わせないまま早々と去ればいい。なのにその然り気無い言葉の嬉しさに加え、相手が今どんな表情をしているか知りたくなりつい振り返ってしまい。此方を見つめる瞳は何処か不安そうで、彼をそうさせる原因が自分にあると思うと妙な優越感を感じてしまう。同時に湧くのは無性に甘やかしたくなるような愛しさで、高鳴る鼓動を感じたまま目の前の彼から目が離せずにいて。込み上げる愛しさに負け、ふっと表情を緩ませては「…俺が一緒じゃねぇと飯食えねーとか、どんだけ寂しがりなんだよ」なんて冗談ぽく返し、これ以上しまりない顔になる前に相手に背を向けその場から離れ)
…寂しがり、な。
(そんな言葉で片付けられる感情でいいのだろうか。一瞬胸のうちに湧いた疑問も相手の緩んだ笑みを見ればすぐに分散してしまう。一人きりになった廊下で一度繰り返し呟いたものの、あの瞬間に浮かんだ疑問の輪郭が思い出せず溜息が漏れるだけで。はっきりとしないそれに振り回される前に無理矢理思考を一緒に食べられるらしい夕食の事へと変更し。相手が風呂を上がるタイミングで温かい夕飯を出せるようにと仕上げを行うべくもう一度キッチンへと足を運んで。
(浴室で湯に浸かりながら思うは勿論相手の事ばかり。親友といってもおかしくないポジションにいる坂木にどんな返事を返すのか、もし此処で自分も相手への想いを告げたならどんな反応が返るのか。そんな疑問をぐるぐると脳裏に巡らせた所で答えなど出る筈もなく、こうしている間にも己を待っているだろう相手を今はただ想う事にして。入浴は程々に、脱衣所で着替えを済ませキッチンの方に足を向ければ、食欲を誘う良い香りが鼻先をくすぐり。何となく気まずさは残るものの身体が温まった事でだいぶリラックス出来た気がする。キッチンに繋がる扉を開けては未だ真っ直ぐには相手を見れないものの、髪をタオルで拭きながら素直な心境を告げ)
…すげーいい匂い。今日の夕飯何?
炒飯。…在り合わせだから味は保証しねぇけど。
(かちゃん、なんていつもと変わらない音を立てて開かれた扉。温め直したところの今日の夕飯をお皿に盛りつけながら、一瞬跳ねた心拍を誤魔化すように目線は皿から外さずに短く返事返して。_少し淡白すぎただろうか。そんな不安から不自然にならない程度の言葉を付け足しては、両手の皿を机へと並べて腰を下ろして。
(/昨年は一年間、お相手有難うございました^^
それと、最近返事が遅れがちで大変申し訳ありません。
それについてなのですが、本体の勝手な事情でもう暫く返事が不定期になってしまいそうです。現状としては少なくとも春頃まで落ち着かずその先に関しては未定、といった状況です。
今年も是非時間を見つけてやりとりを続けていければ、と考えてはいるのですが落ち着く時期がはっきりお伝えできません。
こんな状態でも宜しければ是非今年もお相手の方、お願いします。)
何でもいいよ、お前の作る飯美味いし。
(未だぎこちなさは感じるものの、こちらの問いにきちんと返されれば安堵と共に控え目な笑みが溢れ。髪の水分を取るのを止め、相手に倣って己も正面へと席に着けばちらり、と相手の様子を窺って。様々な思いから普段通りにするのは難しく、何処かそわそわした調子でいたが、折角相手が作ってくれた料理、一緒に美味しく食べたい思いがあり。気まずさを少しでも吹き飛ばしたく「いただきます!」と普段より幾分気合いを入れて手を合わせ)
(/此方こそ昨年も大変お世話になりました!ここまで長くお相手頂けて、本当に幸せです^^
いえいえ、レスのペースは全然お気になさらないでください!自分も遅い時がありますし、こうして来て頂けるだけで嬉しいですので!どうか背後様の負担にならない程度にお付き合いくださいませ。
自分は今後ものんびりと楽しく続けていきたい思いで一杯ですが…もしも続けていく事が難しい場合は遠慮なく仰ってくださいね。
それぞれの思いに揺れる二人ですが、今年も少しずつ絆を深めていけたらと思います。)
_瀬名は、料理できたっけ?
(いただきます、と相手に続くように手を合わせては相手の勢いの良さに小さく笑って。一口味見程度に口に運べば、いつも通りの味。それなりに炒飯になっているのに満足気に頷いた後、ちらりと相手の反応を伺うように視線投げ。しかし、ただ見ているだけというのも何となく居心地悪く口を開いて。何でも要領よくこなしているイメージのある相手、なのに料理している姿はなぜか思い浮かべ難くて不思議そうに眉根を寄せながらもう一口と炒飯口に運んで。
ん、出来なくはねーかな。お前に世話になる前は一応自炊してたし。…あ、そうだ、たまには俺が飯作ってやるよ。お前の好物、とかさ。
(相手が作る炒飯は何でも食べてきたもの、しかし不思議と飽きず寧ろ好物と言っていい程気に入っており。一瞬気まずさも忘れ味わっていると、ふと声をかけられバチリと視線が合い。瞬間ドキリとするものの、この雰囲気を打開するべく彼なりに考えてくれた声がけなのだろうと汲み取れば、極力普段通りに答えを返そうとするも、若干早口になってしまい。それに自分でも気付いたのか少々視線を泳がせたが、炒飯の感想を言っていなかった事に気付き「…あり合わせっつってたけど、やっぱお前の炒飯美味いよ」と、素直な感想述べては照れ臭そうに笑い黙々と口に運び)
そりゃあ、何より。
(相手の言葉を何食わぬ顔で聞きながらも、相手の手料理にありつけるらしい事に僅かに頬緩ませて。ただの口約束だとしても相手の優しさが嬉しい。ただ、気恥ずかしさ故それが悟られないように付け足された感想にだけ短い返事を返してはその後は黙って食べ進めて。慣れているはずの無言の食卓も今の雰囲気だと何となく気まずく、早々に食べ終わればぱち、と手を合わせ小さくご馳走様、と告げて。空いた皿を手に流しへ下げ、そのまま袖を捲り蛇口を捻れば「今度、俺、親子丼食べたいかも。」とだけ紡いでから洗い物を始めて。
…!、親子丼ね、ん、了解。
(一言告げた後、やはり気まずさがあるのか黙々と食べ始める相手。何か話しかけようとするも普段のような他愛ない話すら思い浮かばず、ただちらちらと相手を気にしながら此方も食を進め。結局会話が成り立たないまま早々に食べ終え席を立ってしまう相手に寂しさを隠せずにいた時、具体的なリクエストが投げられればハッとし、嬉しさに思わず浮き立った声で返してしまい。相手に続いて食べ終え、食器を持って隣へと立つと「あとやっとく。風呂まだだろ、入って来いよ」と声をかけ)
じゃあ頼むわ。
(相手の優しさに甘える事にしてはそのまま風呂場へと向かって。じんわりと体に染み渡る温もりにふう、と一つ息を吐き出しては瞼閉じて。友人を失うことになっても半端な気持ちを返すよりかは、ましだろう。それが己の中で出た結論だった。そのはずなのに、未だ胸のうちで蟠る感情は何なのか。一つ先程とは違う色を含ませた溜息を零しては風呂場にやたら響くそれに眉を顰めた後、湯船から腰を上げて。一日色々あったからか重い体を引きずりながら水分だけでも取ろうとリビングに足を向けて。)
(浴室に向かった相手を見届け、洗い物を済ませるとソファーに体を沈め。頭を背凭れに預けぼんやりと天井に視線を置き、相手の事を想い。自分と同じように彼もまた気まずいままは嫌なのだろう、普段通り接するようにしてくれているのはわかる。しかし真面目で隠し事が下手な彼がずっともやもやと悩んでいる事もしっかり伝わってしまい。焦り、悔しさ、嫉妬、独占欲…そんな思いが膨れ上がり、どうにも落ち着かず溜め息をつきながら髪をわしゃわしゃと乱した時。入浴を済ませた相手が此方に戻る気配にハッとし上半身を起こし。リビングに戻ってきた彼の姿を見るだけできゅっと締まる胸。離したくない、行かせたくない、何でもいいから傍にいて欲しい─、そんな思いが鼓動を加速させ。そんな感情は胸に秘め普段通りに努めながら声をかけるも、願うような響きが僅かに声色に含まれてしまい)
─…京眞。ほら、髪拭いてやるからこっち来て。
(すっかり眠っていると思い込んでいたため、ソファに座っている姿に僅かに目を丸め。しかしそれも短い時間、一度瞬きをした後足を当初の目的通りキッチンへと進ませかけたのだが相手の声に思わずその場で立ち竦み。懇願されるような言葉と、縋るような声に体をすべて支配された気分に陥れば思わず息を呑んでしまい。__落ち着いたはずの心をこうやって何度も乱されるのだ、こいつには。悔しさと、むず痒さと、少しだけの歓喜。言い表しがたい感情にぎゅ、と眉根に皺を寄せれば波打つ心の内を落ち着かせようと落とした吐息に混じえて、「…うん、頼む。けど、眠くねぇの?」と返事紡ぎながらどこかぎこちなくも見える歩みで相手の真正面へと立っては僅かに口を開いて。何か伝えたい気もするし、そうでない気もする。迷いを乗せた瞳を数度揺らしたも言葉が見つからなければ薄っすらとした笑みを浮かべた後すとん、と相手の横へ背を向けるように腰を下ろして。)
眠くない…ってか、なんか落ち着かなくて直ぐには眠れそうにない。
(拒まれるかもしれない、そんな不安が少なからずあったせいか、歩み寄ってくる様子にほっと胸を撫で下ろし。此方を見下ろす瞳が何か伝えたそうに揺れるのを見れば色々と問いたい気持ちで一杯になるも言葉が出ない。今はとにかく拒まず自分の元に来てくれた事が切なくなる程に嬉しくて、此方も控え目な笑みを浮かべると今の心境を正直に返しつつ冗談も添えて。眠れそうにないのは彼のせいではないが彼のせいでもある。背を向ける相手の髪をタオルで拭いている間も心は忙しく揺れ、強い焦燥感のようなものに襲われる。頭を過るのは、“もしも彼が─…”というような悪い事ばかり。余計な事を言って関係を壊したくない、しかし明日には坂木の元へ行ってしまうかもしれない、そう思うとどうしようもなく苦しくて。奥歯をぎゅっと噛み締めては何か決心したように髪を拭く手を緩め、静かに口を開いて)
─…ごめん、俺…さ、ほんとは知ってる、お前が何に悩んでるか。今日偶然お前とあいつ…坂木の話聞いちまって…。
(昼寝のし過ぎじゃねぇの、なんて言葉は続けて紡がれた言葉によって吐息の抜けるような間抜けな音へと変わってしまって。ゆっくりと振り返り相手の静かな決意の滲む顔を見つめながら、告げられた言葉を噛み砕いて飲み込んで意味がはっきりと理解できた瞬間、目の前が真っ白になるのが自分でもわかって。頭の奥の冷静な部分はすぐに相手が何一つ悪くない事を叫ぶのに、胸に浮かぶのは自分勝手な言葉ばかり。__“もっと早く言えただろ”、“黙っとくなら最後まで黙っとけよ”、“お前はどう思った?”。浮かんでは消える言葉をぐっと噛み締めたも、最後気づいてしまった事にはっと顔を上げて。―何に悩んでいるか知っていて、それでいて、わざと坂木を何度も引き合いに出していたのだ。そう気がついてしまった瞬間、感情だけが先走り考えるより先に乾いた声で、確かな刺と僅かな動揺を込めた言葉を紡いでしまって。)
―悩んでる俺を見てんのは面白かった、か…?
…っ、…面白くなんか、ねーよ。ただ…イラついた。訊いても誤魔化して隠し通そうとするお前に。俺には話せねぇのかって…悲しくもなった。
(此方に向けられた声色にハッとしたように髪を拭いていた手を止め、相手を見つめる。怒らせた、それ以上に傷付けてしまった。ズキリと痛む胸に直ぐには言葉が出ず、相手からゆっくりと手を外せば僅かに不安が混じった瞳を向けながらぎこちなく質問に答え。面白がっていたという誤解だけは解いておきたい、彼の性格上や立場から真剣に悩む事もわかる、だけど此方のやりきれない気持ちもわかってほしい。複雑な思いを抱えたまま出来るだけ素直に心残り内を語ろうとするが、全てを打ち明けてしまえば彼への想いもバレてしまうわけで。そうすれば彼とはもう今までのように話せなくなるし、こんな風に近い距離にいる事も出来なくなるだろう。そんな事を考えている間も胸はきゅっと締め付けられるように痛み、相手を見つめる瞳が少し辛そうに揺れて。─…何からどう伝えればいい? 考えがまとまらないまま最初に唇から溢れた言葉は、彼を失う恐れからか肝心な事は伏せたままの探るようなもので)
…お前、このままアイツんとこ行くのかよ。
(悲しい、の言葉に思わずはっと息を呑んで視線を上げて。よくよく考えれば隠し事をして、嘘を重ねていたのはお互い様。そうと気がついてしまえば、言い表しがたい感情に苛まれていた胸の内は申し訳なさと自己嫌悪の入り混じった感情へと変化していって。どこかまだ控えめな、こちらを伺うような問い掛けだって今の流れを考えれば仕方がないのだろうし、相手に求める前に自分から歩み寄るべきなのではないのだろうか。そんな想いが湧いてくれば一度深く息を吸って。_相手を不快にはさせないだろうかなどと不安に駆られるも誤解が重なる前にと視線合わせればゆっくりと口を開いて)
__返事は、する。けど、俺の帰ってくる場所は、お前と住んでるこの家のつもりだよ。
そういう意味で言ってるんじゃねぇよ。アイツんとこじゃなく、ちゃんと俺の元に――…、…っ
(返された言葉は本来嬉しいものである筈。しかし今の自分はそれだけでは満足出来ず相手の発言を遮るようなタイミングで発してしまうも、全てを言い切る前にハッとし息を飲み。“俺の元に帰ってこい”、そう言葉にしようとしたが、考えてみれば自分のものではない相手に対してそれは不自然ではないだろうか。肝心な気持ちを打ち明けてもいないのに、消化出来ない嫉妬や独占欲を当たり散らす卑怯で臆病な自分に沸き起こる嫌悪感で吐き気さえしてくる。続く言葉を探すも見つからず、吐き出してしまいたい想いを抱えたまま此方に向けられる瞳を真っ直ぐ捕らえ。─…こんなにも近くにいるのに、今コイツの心の中は他の奴でいっぱいに違いない、そう思うと悔しくて堪らなくて。切なげに瞳の奥を揺らした次の瞬間、焦りや独占欲を抑えきれず噛み付くような勢いで唇を塞いでしまい。駄目だと頭の中で制止をかけるもう一人の自分をはね除け、性急に相手の唇を割り舌を捩じ込ませ。抵抗するだろう相手が簡単には逃れられないように押さえ付けながら一方的な口づけを深めようとして)
お前の元に…?ー…ぁ、え、?
(相手の言葉の先を待つようにじいっと見つめていたも、ぎらりと相手の輝いた瞳に思わずたじろぎ。しかしふわりと至近距離で香った相手の匂いに僅かに感じた違和感は吹き飛び、胸の内を占めたのは安心感と喜びの混じった柔らかい感情、思わず緩みかけた表情だったが、唇に感じた相手の熱にそれは上手くいかなくて。大きく目を見開いて、瞬きを一度。柔らかく暖かなそれに一瞬にしてぐちゃぐちゃに掻き乱された頭の中はキャパオーバー寸前。何をされているかわからないほど初心ではないが、それでも友人間に起こるはずもない出来事に心がうまく追いつかなくて。状況を受け入れる間も無く、さらに追い討ちをかけてきたのは相手の舌であろうもの。生々しい感覚を伝えてくるそれに思わず抵抗も忘れ戸惑いを存分に滲ませた声を零して。ピントが合わない程近くにあるのは相手の顔、見慣れているはずなのに目の前のそれは初めて見る人のようで。_なんで、こんな事。頭の中をそんな文字が占めた時、やっと宙ぶらりんになっていた指をぎゅっと握り、相手の背をどんどんと抵抗の意を示すように叩き。なんで、どうして。声にならない疑問が次々と溢れてくるも、どうしても元所を上手く受けいられなくて。強く目を閉じふる、と肩を震わせれば小さく唇の隙間から相手の名前を零して。)
せ、な…っ、
っ…、…京眞…、
(状況を把握出来ていないらしい相手が背中に回した腕で必死に抵抗を見せる。やっとの事で己の名を発するその声には疑問と混乱の色が滲んでいるようで。抱き竦めた相手の身体が震えるのを感じたものの、あっさり解放してやるという選択肢はなく。坂木に渡したくないという感情が己を突き動かし、僅かに浮かせた唇で相手の名を呼ぶと再び唇を塞ぎ、奪うように口内に舌を這わせ掻き回し貪り。嫌われるかもしれない、そんな思いが脳裏を掠めるも既に制御は不可能で。想いを馳せる彼の体温や吐息や熱を感じる余裕などない。独り善がりな行為をやや乱暴に続ける中ふと感じるのは、坂木よりも先に彼の熱を奪っているという優越感。そのお蔭もあってか暴走気味の感情は次第に落ち着き、代わりに切ない程の愛しさが宿り求めながら愛でるような緩やかなものに変わっていく。やがて腕を緩め唇をゆっくりと解放すると、乱れた呼吸を整えながら相手を見つめて。今回ばかりはいつものように冗談にしてしまえない事はよくわかっているし、するつもりもない。未だにわけがわからないだろう相手を怖がらせてしまった、後悔があるとすればそこだけで。定めたままの瞳を僅かに揺らしながら相手の頬にそっと触れては、困らせるしか出来ないだろう心の内をゆっくりと吐露して)
……ごめん、京眞。びっくりした、よな…。お前を坂木に取られたくないって思ったらもう止まんなかった。…俺、お前の事好きだから。アイツと同じ意味で。いや…アイツよりずっと、ずっとお前が好きなはず。
(当たり前のように抵抗すればやめてもらえると思っていた自分に気がついてしまえば、おふざけのような戯れでも普段の生活でも随分と甘やかされていた事が次いでわかってしまい、堪らなくなってしまって。身勝手に口内を荒らして蠢く熱が、必要以上に強く相手の存在を確認させ、冷静な思考力を奪ってゆくのがわかる。重なった唇が解かれればはっ、と熱を逃すように荒く呼吸を繰り返しながら朦朧とした意識の中ゆらり、と視線彷徨わせていたのだが、頬に手のひらを添えられればそれの持ち主をそっと見上げて。揺れる瞳が真剣に紡いでいく言葉、嘘も偽りもないそれははっきりとしない頭の中を真っ直ぐに貫き、冗談だと片付けることすら許してくれない。ーー本気だとわかってしまったからこそ、受け入れ難くて。ゆっくりと築いてきたはずの関係は、崩れてしまうのだろうか。友人として笑い合うことはないのだろうか。不安に胸が締め付けられ、じくじくと痛む。ぐい、と相手を遠ざけるように胸を押し返してはぐしゃり、と髪を掻き乱し薄く唇開けば戸惑いも混乱もごちゃまぜにした声で独り言ほどの小さな音をぽつりぽつりと零して。)
__冗談、な訳ねえよなぁ…。ごめんな、瀬名、ごめん、俺、いま、冗談だったらいいのにって、思ってるよ。
…馬鹿、んな謝んなって。ま、フツーはそうだろ、友達…、だもんな、お前は間違っちゃいない。今日はちょっと感情的になり過ぎた…ごめん。もうこんな事しないし、お前を困らせる事も言わない。お前が冗談にしたいならそれも仕方ない。…けど、俺の中からこの感情をすぐに消すのは無理だから…少し時間が欲しい。
( ─冗談だったら良かったのに。彼の唇からぽつりと零れた言葉は恐らく彼の本音。それははっきりと拒絶を意味するもので。こうなる事がわかってはいた、なのに、いざ突き放され、ごめんと繰り返しながら苦しげに髪を掻き乱す相手を前に言葉が出ない。刺すような鋭い痛みが胸を締め付け、緊張からか冷えきった指先は動かなくて。無理矢理得た彼の熱は勿論、先程まで腕の中にあった温もりを得る事はもう二度とないのだろう。彼を傷付けてしまった事や自ら居場所を壊してしまった後悔がある反面、抱えてきた感情をぶちまけた清々しさも正直ある。許されないだろうこの想いを一番知ってほしかった彼に伝えられたという自己満足。開いてしまった距離を埋めるように、そして今も尚溢れてやまないいとおしさを止められず、相手の髪に触れようとそっと手を伸ばすも、怖がらせてしまうかもしれない、また拒絶されるかもしれない、そんな恐れがそのまま触れる事を拒んで。行き場を失った手を力なく戻せば、切なくもいおしそうな眼差しで見つめ。やがて短く溜め息をつくと控え目な笑顔を浮かべ、時折目を伏せながら静かに言葉を紡ぎ。伝え終えればゆっくりと相手から離れ、振り返らずに一言「おやすみ」と残し自室へ戻っていって)
(/大変遅くなってしまい、申し訳ありません…!
瀬名は自室に戻ってしまい、繋げにくい場面で終わってしまったかと思いますので、次はお好きな場面から始めてくださっても構いませんので^^
ちなみにこの後の瀬名は、京眞くんを苦しませない為にも必死に距離を取ろうとしていく方向でいこうかなと考えております。場合によっては京眞くん宅を出てみたりとか。でも想いを捨てられずにいるので、矛盾した行動に出てしまう事もあったりと。
次回はもう少し早くお返し出来るかと思いますが、今まで通り主様のペースで構いませんので今後もお付き合いいただけたら幸せです!)
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