吉岡 紘貴(主 2013-07-20 22:05:03 |
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俺は嘘つかねえよ。嘘吐きは泥棒の始まりって言うだろ?
( 相手の台詞に軽く笑いながら、いたずらっぽい笑みを浮かべそう答え。手前に置いてあったテレビのリモコンを手にしぶつりとテレビを消せば、「会社は行かなきゃだめだろー、」などと答える。自分は明日休みなので内心、久しぶりに一緒にとゆっくり過ごしていたい…という考えが脳裏をよぎるも、公務員としてまじめに働いている相手を引き留めるのはどうかと思ったので、その考えは飲み込んだ。というか、男が男に一緒にいたいなんて言われたって嬉しくないだろう。「ん…何?」すると突然、寄りかかっていた体を起こした相手に違和感を感じ、そう尋ねる。が、次第に襲ってくる睡魔のせいで頭が上手く回らず、俺はうつらうつらと瞬きをした。…ほんとに寝ようかな。 )
泥棒の始まりな・・((確かにそんな言葉もあったっけ、と久し振りに聞いた様なその言葉を聞いて少し笑み。それだけ相手は自分を信頼してくれているのだと無理矢理かもしれないが解釈して。「わかった・・行くよ、行く。」と適当に答えてはやはり行かなければならないと言う考えはある様で。家庭教師をしている相手の事を思えば立派だなコイツは。と羨ましい様な尊敬するような眼差しで相手を見て、上体を起すと同時に相手からの問いに「いや、何もな・・眠いなら寝ろよ。休みでも明日に響くぞ。」と途中で言葉を止め、無理矢理だが相手をソファーに押し倒して自分は床に座れば残ったビールを飲み干して。「おやすみ。」と一言。
……んー…お気持ちは嬉しいけどベッドで寝たいなー
( 無理やり体をソファへと押し倒す相手に一瞬驚いて。そしてすぐ、力よええなとか、此奴ひょろひょろしてるからすぐ壊れそうだな。なんて思ったりもして。そんな事を考えていると、やはりソファの寝心地の悪さに違和感を感じ、そんな文句をつぶやいたりもして。すると自分を押し倒したのちに、床に座り込んだ相手を眠気眼で見つめ、「お休み…といいたいところだけどお前もさっさと寝ろよ」などと言い、床に座った相手に手を伸ばし。 )
あ・・そうか。すまん、ベッドな。((ベッドと言う単語を酔いが回ったせいなのかただ
思いつかなかったのか脳内で何回も繰り返すとああ、そうだとタオルを頭の上から取って肩にかけ、自分も立ち上がればさっさと寝ろと言う相手に「なら俺も寝る。このままだと頭か回らなくなりそう、」と頭を抑えれば自分なりの考えがあるのだろうか相手の手を取ってよいしょ。と引っ張ると「ちゃんと寝ろよ。お前が寝室に入る迄見届ける」と心配はしているのだがその後の言葉は過保護なのか相手を馬鹿にしているのかわからない様なことを述べて。何なら寝かしつけてやろうかなんて事を密かに考えたりもしているようで(←
ああうん…厭らしいことしてないでちゃんと寝ろよ
( 俺も寝るという相手の台詞を聞いては、寝ぼけているのかただ馬鹿にしているのかわからないような半眼の笑みでそんな事を言って。そんな台詞を言った後に、厭らしい事ってなんだよ、なんて思ったりもして。そんな、睡魔に襲われてもなお煩悩な自分に自嘲気味な笑みがこぼれ。寝室に入るまで見届ける、なんていう相手に対しては「…見届けるて貴男」。やけに過保護な相手の言葉をただの優しさだと受け取り、そんな言葉を返し。俺を信用しろよー、だの、寝室くらい一人で行けますて、などとぶつくさと文句を垂らすも、素直に手を引かれ。 )
‥は?((相手の言った事にピクリと眉を動かし何いってんだコイツは、と目を細め。手を引かれている最中相手は何か言っているようだが寝惚けて言っているのだろうと判断して。寝室へと入り、相手をベッドに寝かしつければ「今度こそおやすみ。もう寝てるみたいな状況か。」なんてもう寝てしまいそうな先程の笑みを思い出してはクスリ,と笑って 暫しそんな相手を見つめ、つんつんと頬をつついてみたり相手の顔で遊んだ後、「俺も寝よ。」なんて呟いて、自分も寝室へ行こうと再度欠伸をして。
(すいません。少し修正です!
自分も寝室へ行こうと再度欠伸をして。→自分も寝室へ向かうと再度欠伸をして、そそくさと寝床につき。
…………
( 顔をつつかれたりしてるのに、さすがに何事もないように寝れる訳もなく。ぶっちゃけ、呑んでる訳でもないし若干眠気は冷めた。それなのに、タヌキ寝入りした俺を見て「もう寝てるみたいな状況か」なんてぬかす同居人。馬鹿だなーヒロキ君は。「……俺がベッドに横たわって無防備に寝てんのに、襲わずに出て言っちゃおうとするヒロキって何なの」完全に無意識に、そんなあほみたいな台詞がこぼれた。何言ってんだ俺。だがしかし、言い終えた後にそんな事を思っても意味がない。…いや、枕に顔うずめてるし、そんなに大きい音量ではなかったはず。相手に先程の台詞が聞こえていないことを祈りながら、俺は目をぎゅっと瞑り彼奴が視界に入らないよう寝返りを打った。 )
…………
( 顔をつつかれたりしてるのに、さすがに何事もないように寝れる訳もなく。ぶっちゃけ、呑んでる訳でもないし若干眠気は冷めた。それなのに、タヌキ寝入りした俺を見て「もう寝てるみたいな状況か」なんてぬかして自分の寝室へと向かう同居人。馬鹿だなーヒロキ君は。すると俺は、どうしてこんなことをしたのかは自分でもわからないが、ベッドから起き上がりヒロキが寝ているであろう部屋へと向かった。静かに戸を開けると彼奴は、疲れていたのかすでにすやすやと眠りについていて。「……俺がベッドに横たわって無防備に寝てたのに、襲わずに出て行っちゃうヒロキって何なの」迷わずそのベッドへ向かって歩いては此奴に覆いかぶさるように、ぎしりとベッドがきしむのも構わずに片腕をついき、そんな台詞を吐いた。完全に無意識に、そんなあほみたいな台詞がこぼれた。何言ってんだ俺。だがしかし、言い終えた後にそんな事を思っても意味がない。…いや、ヒロキ寝てるし大丈夫だろ、聞こえてないだろ…そんな事を自分に言い聞かせながら、俺は立ち上がりヒロキの寝室を後にしようとした。 )
(手間取らせてすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません!(土下座←
・・・・((相手が出ていってから何分たったか、早朝とまで言えない朝。相手が部屋に来たとも知らずむくりと起き上がると暫くぼーっとして。突然ばっと時計を見ると出社までの時間はまだあるようで。昨日はもう眠りかけていたアイツは何処にいるだろうか、ちゃんと眠れたか。なんて未だあまり働かない脳を呼び起こせばリビングや奴の自室を探し回って、相手を見つければ「おはよう、昨日はよく眠れたか?」と相手の顔を掴んでじーっと顔色を伺って。そういえばコイツはあまり驚いた顔とか赤面とか見た事無いな。なんて相手の顔をまじまじ見乍考えれば。
(( / ややや、大丈夫ですよ‼ ))
うおッ…ああ、おはよ、
( 此奴の不思議くん行動には何度も驚かされた。だいぶ慣れてはきたとも思ったが、さすがに朝一番突然顔をつかまれれば、表情に驚きの色は現れなくとも声くらい上がる。黙って力の弱い相手の手をいとも簡単に引きはがしては、突然昨日の自分の台詞がフラッシュバックしてきて。何であんなこと言ったんだ俺のアホ…などと思いながら、相手に不信がられぬよう顔をそらす。もしかしたら頬を紅潮させているかもしれない今の自分が気持ち悪くなり、「あー…今日俺何すっかな…」などと呟きながら冷蔵庫へ移動しようとして。
(有り難うございます・・以後気をつけますっ)
日中はナンパじゃないのか?((手を引きはがされれば軽く舌打ちして、眠れたなら良かったと安心したような表情に表情を変えると何するかと考え出す相手に自分が相手といえばナンパだと思い付けば当たり前のように首を傾げて。相手は不信がられぬよう顔を逸らしたのだろうが相手のその行動に眉を寄せ、冷蔵庫に向かう手を掴んで、怪訝そうな顔で「どうかしたか。」とこのまま気になっているよりも気になるものは聞いてみた方が良いだろうと問い掛けて。
(( / いえいえ! ))
あー…近場に住んでる可愛い子にはほとんど声かけたからなあ
( 相手からさも当然のように「ナンパ」という単語が聞こえては、首の骨をこきりと鳴らしながら、こちらもさも当然のようにそう答えて。すると突然掴まれた腕、そちらを向かず答えを返そうとも一瞬思った。が、それでは余計に怪しまれてしまうと思い、貼り付けた様な作り物の笑みを浮かべ「あん?別にー。てかそっちこそ何、手離せよ恋人同士じゃあるまいしー」などと答えて。やけに饒舌になってしまったが、さすがにそこまでは気付かないだろうと相手を侮り。自分の口から発した台詞にもかかわらず胸がちくりとした理由も、わからないまま。 )
はあ・・((相手の調子に溜め息を一つ吐いて、よくこんな事ばかりで飽きないな。なんて言葉にしては相手がなにかと突っかかってくるだろうと思い、心の中でポツリと呟いては。相手の言葉に無言で少し目をほそめ相手を見れば「別に手を繋いだからと言って恋人とは限らねぇし、何かいつもと違う感じがする。」何故か多少頭にきて。言葉でも並べてやろうかと内心毒づいて。腕は離さず、やはり何かいつもと違う様な気がする。同居しているからこそ分かることなのかもしれないが相手がいつもと違う様子が引っ掛かって。
そりゃごもっともですが、
( 「手をつないだだけで恋人とは限らない」という台詞に対し、ヘラリと笑いながらそんな言葉を返し。そして少しの間をおいてから、「何かって言われても、お前こそ変……つか、仕事の時間は?」などと、仕事という言葉を使い話を無理やりそらして。俺の行く手を遮るそれにこんなほっそい腕、すぐに振り払ってしまえるのだが、そうしない自分はやはり相手の指摘通りどこかおかしいのかななどと思い始め。そしてついでに、つかいくら俺の事好きだからって冷蔵庫にくらいいかせてよヒロキ君、などと冗談っぽく言ってみたり。…今の俺、ちゃんと笑えてるかな。ちゃんと、平然を装えてるかな、なんて考えながら。 )
俺は至っていつも通りだが。((何故か相手の反応に腹が立つ。こんな反応慣れている筈なのに。と自分では分からず、職場の友人にでも聞くかと人に頼って。自分が変、そんなことはない。至って普通に接しているのに変なのはあちらではないか、なんて苛ついているときにまでアイツは仕事の話を持ち出すし、言葉を吹っ掛けてくる。冗談で言っているつもりなのだろうが・・。腕を掴む力を強めるとぐっと顔を近付けて相手の口の端にちゅ と口付けを交わしてみては「本当に好きだったら、こんなことしねぇ。言われなくても行く。」嘘をついている、俺はアイツが好きなのかと頭が混乱し始め、その事実を逃れる様に少し冷たい素振りを見せてはさっさと着替えて鞄を雑に手に取れば何も言うことなくまだ出勤には早い時間なのだが朝飯は適当に食おう。と玄関の扉を閉めて。
(やっとやっと・・攻めるところが見つからなくて危うかった・・。)
へー…じゃあまあそういうことにしといてやるけど、
( 明らかに苛立ちが表情や態度に出ている相手。そんな状態の奴に何を言ったって意味がないと判断し、適当にそう返事し。若干嫌味を含んだ言い方になってしまったような気もするけど。すると突然引き寄せられた腕。え、なんて驚く前に、口の端に感じた生暖かい感触。いわゆるアレ、キスってやつ。―でも、何だよその台詞。本当に好きだったら、何だって?意味、わっかんねえ。そんな呟きが口からこぼれた。 )
―おい、待てよ
( 気づいた時には、彼奴の背を追っていた。玄関の扉を勢い良く開くと、案外まだ近くを彼奴は歩いていて。「おい、何だよ今の」玄関に立ったまま、数メートル先の華奢な背中に声を掛ける。でもだって、いみがわからない。なんで自分がここまでむきになっているのかも、わからない。でも、先ほどの出来事を水に流して、彼奴が仕事から帰ってきたら平気な顔して「おかえり、」なんて言ってやれる自信がなくて。 )
(( / 自分もちょっと前から思ってた…どうしようかと… ))
(多分紘貴何とか攻めていけそうでいけなi(←)紘貴にもう家事場の馬鹿力ってやつを見せてもらおう。(使い方違。←)
・・・(後ろから聞こえる声も今は聞こえない。と自分の本心を隠して。嫌われているかもしれない、好きだと気付けば相手の事しか考えられない。沢山の思考が飛び交う中、やはり考えてしまうのは自分が好意を寄せていると先程発覚した相手で。そんな事を繰り返し繰り返し何度必死に思考を巡らせただろう。
会社に着けば携帯で時間を確認して。やはり早いかと自分の場所に着き、同僚もまだ来ていないのだろう、変に静かなこの部屋は居心地が悪く、携帯を見つめていれば、そうだ。メールという手があったかと閃くも何を書けばいいのやら。
本心を口にするのが難しいなら文字に掛けようと頑張っても中々出来ないもので『ごめん。』しか伝える言なく悩みに悩んだ結果『ごめん。好き。』嗚呼、もう少し文才に恵まれていれば良かった。でもこんな文章しか今の頭じゃ考えられない。こんな唐突かつシンプルすぎるメール 返事は無いだろうと諦めつつも送信ボタンを押して電源を落とし。
(( / pf提出する時から気になってたんですけど、主様は攻めてほしいんですか?攻められたいんですか?時と場合によってどちらにもなりうるリバを求めているのですか…? ))
クッソ…絶対聞こえてる
( 大きな声でそう遠くもない距離の相手を呼んでいるのに、聞こえていないはずなどない。という事は彼奴はワザと俺の声を無視している。その事実に苛立ちを覚えぼそりとそう呟いては、お前の事などもう知らないなどといいたげな表情で勢いよく扉を閉め家に入り。玄関にぺたりと座り込めば、頭を抱え、これからどうすれば…などと考え始め。しばらくその状態で固まっていたが、ずっとこうしていたって意味がないと思い、適当にどこかへ出かけようと思い。自室へ戻り外出用の服に着替えれば、携帯を手に取ろうと、携帯へと手を伸ばす。すると、ボタンがちかちかと点滅していて、メールが入っていることを知らせ。誰からだろう…女の子かな。などと思い携帯を開くと、受信歴の一番上にあったのは、今朝方訳の分からない言い争いをした彼奴で。なんだろう、などと考える間もなくそのメールを開けば、唐突過ぎる意味不明な短文が。頭上にクエスチョンマークが浮かびしばらく画面を眺めているが、やはり意味は解らなくて。とりあえず、「何が」とだけ短く返信する。だがしかし、何分待っても帰ってこないメール。さすがに苛立ちを覚え、彼奴の携帯に電話を掛ける。苛立っていたためか、躊躇なんてなかった。しかし彼奴は出ない。「メールしといてすぐ電源切るとか…なんなんだよ」などと呟き、俺は外出用の服のままぽすりとベッドに倒れ込んだ。
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