ハル 2013-07-19 19:10:12 |
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☆一人ぼっち
「…行って来ます」
って言っても、誰もいない。
私は九条 玲奈。高校一年生。
私の親は、共働き。母親は海外にいて滅多に帰ってこない。
そして…厳しい父親。有名な会社の社長で、小さい頃から一度だって私を褒めたことなんてなかった。
『俺に認められたいなら皆が認める以上のことをしなさい』
…それが口癖だった。
だから私は頑張った。定期テストはいつも学年トップ。運動だっていつも一番。
だけど…。
……それでも、お父様は一度も認めてくれなかった。
お父様に認めてもらうにはどうすればいいんだろう。
これ以上、何を頑張れって言うんだろう…?
「もう、無理だよ」
そう呟いてみても、それを聞き取ってくれる人は誰もいない。
だって私は……
一人ぼっちだから。
★友達 ~忘れられない記憶~
…一人ぼっちと言っても、友達がいない訳ではない。
といっても、友達と呼べないかな……。
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ある日。
「玲奈ぁ~~。ココわかんないよぉ~。」
と、このコは菊地 弥生。
「玲奈ぁ~~。うちもわかんないんだけどっ!!」
そして、このコが岩崎 沙椰。
今は私の部屋で勉強中。…もうすぐテストだから。
「…ココは、この公式を使って……」
「おぉ!!わかったぁ♪ありがと!!」
……2人同時に理解するとは。さすが。
…と、仲良し3人組に見えても、私は2人を信じ切れていない。
なぜなら……
ハル小説かきはじめたんだね~^^
頑張れ!
私も書き始めの頃は悪コメばっかりだったんだ!((笑
だけどしだいに無くなってきたんだ。
まぁ、焦らずにハルらしく頑張って小説書いて(^∀^●)/
難しそうな話だね!頑張って!応援してる!
リンリありがと~><。。。
まだヘタだから、リンリに教えるの迷ってて…^^
でも、リンリの小説参考にさせてもらって、頑張るね!!←え…
~~過去の記憶~~
小学生の時。私は今よりずっと明るくて。いつも笑顔だった。
でも、ある日。お父様の会社に勤めている人がリストラされたらしい。
それは、私より上級生の子のお父さんだったらしく、それによって私が悪く言われ始めた。
……そのころから、周りの友達の態度が急変した。
その上級生は、乱暴で、学校でも有名だった。だから、私の友達は反抗できず、従ってしまった。
でも、親友だけはまだ標的にされず、私を守ってくれた。だけど……
数日後、とうとう親友も標的にされ、従って…。
『もし私が標的になっても、玲奈もこと守ってあげるからね!!絶対、約束だからね!!』
そう言ってくれた親友の姿はなく、いつしかその親友が中心となっていった。
発端となった上級生が卒業しても、おさまらず、悪化していく一方だった。
それは、中学になっても。新しい友達が出来ても、その親友が邪魔をした。
それから、私はホントに1人になって。誰も信じられなくて……。
大好きだった親友に裏切られた過去の嫌な記憶が、今も落ちなくなった落書きみたいに残ってる。
信じたくても信じられない。
誰にも相談できない。
どうしよう。
…どうしよう。
……どうすればいい?
そうやっていつも…いつも1人で。
……苦しかったよ。
☆人気者
「…行って来ます」
今日も誰もいないリビングにあいさつする。
…かなり虚しいなぁ。と自分でも思う。
…ガラッ
今日も一番に学校に来て屋上へいく。
朝は誰もいない屋上がお気に入りだ。
その屋上のフェンス越しに見る朝練の様子が好きだ。
みんなでワイワイ。ホントは、私だってしたかった。けど、今は自分を押し殺さないと。
またあの嫌な記憶がよみがえってくる。
みんなでワイワイするのは好き……だった。
今は、大嫌い…。
だって、その時は楽しくしていても、いつかは裏切られる。
…人ってそういう生き物だ。
辛い。苦しい。
そんな感情に襲われるなら、友達なんていらないんだ。
でも……
ホントは寂しい。どんな悩みも打ち明けられて、本気でぶつかり合えるような友達が、
…親がほしかった。
「寂しいよ…」
そう呟いた私は、いつの間にか泣いていた。
泣いたのって、久しぶりだなぁ。
……あれ?涙ってどう止めるんだっけ?
止まらないよ…。
どうしよう…。
涙が止まらなくなった私は、しばらく泣いていた。
その泣き顔をグラウンドから見ていた1人の男子にも気付かずに……
うわぁぁ~ん!!!
悲しすぎるよ~(>□<`)((泣
参考なんて・・・ええっ!?
私のでぇ~!?
良いけど私のなんか・・・
おっ!ついに男の子登場か~!
ますます楽しみになってきた~
お互い頑張ろうね~(^∀^´●)
リンリ、いつもコメありがと^^
うん。是非是非参考に!!ww
男の子登場ですね!!
…それがどのコなのか、これからでる男の子たちから探してみてね☆(たぶんすぐわかるよww)
では、リンリもファイトだぜ♪w
頑張って~(^∀^*)ノ
私ハルの小説好き!!!
おk~♪頑張って探すね!
うん!ありがとう頑張りま~す^^
と・く・に!勉強を~><((泣
…ガラッ
しばらくして何とか止まった涙を拭き、教室に戻った。
『…え~!そうなの?』
『超ウケる~!!』
…窓側うるさい。
あ、そっか。このクラスには…
学年1位を誇る人気者。天野 蓮がいたんだ。
それから、おそらく2位だと噂される藤原 汰智。
この2人は、中学の頃からの親友で、私とも同じ中学だった。
汰智とはよく話すんだけど、天野くんとは話したことがなかった。
汰智は小学校からの付き合いで、天野くんは汰智の幼馴染なんだけど、しばらく海外で暮らして
中学生に上がると同時に帰国したらしい。
そんなことを考えて、ボーっとしていると…
…バシッ!!
「いったぁ~…」
……まさか
「な~にボーっとしてんだよ!!お前、超アホヅラだったぞ?」
そういって笑っているのは…汰智。
「うるさいな~。考え事してただけじゃん!!」
「あ、そっか。お前、友達いないから独りで考え事するしかないんだ~」
「あんたね~。また人の嫌な記憶を~…」
あ、ちなみにこれは汰智のいつもの冗談。
こんな冗談も通じるほど、汰智とは仲がいい…のかな?
「お前さぁ、前みたいに明るくすればいいじゃん。つーか、お前男女問わず人気だったじゃん。」
「…人気だったかどうかは知らないけど」
「……また裏切られるだけだし」
汰智にも悩みを打ち明けられない私は、小さくそう呟いた。
「…え?人気だったけど?つか、その後聞こえなかったんだけど…?」
「…なんでもない。」
「「…玲奈!!」」
…今度は誰!?
……あ、弥生と沙椰か。
いつものダイナミックなドッキリ挨拶。
「おはよ。」
「「おっはよ~!!」」
「相変わらずテンションが高くて何よりです。」
そう言っていつもの朝の挨拶が終わる。
…キーンコーンカーン…
「…あ、チャイム鳴ったし、俺も席着くわ。じゃな」
…ふぅ。やっといつもの1人に戻った。
そう思っていると、ふと窓側の席を見たとき、天野くんと目が合った。
天野くんは、何故か真剣な顔でこっちを見ている…。
…なんだろう。
しばらく見詰め合っていたが、耐え切れず、私から逸らした。
…そしてまた見てみると、天野くんも違う方を見ていた。
……何だったんだろう。まあ、いいか。
私は、あえて気にしないことにした…。
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