麻夜 2013-07-17 18:32:58 |
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私の母は動物と話せることが出来た。
しかし、生まれつき体の弱かった母は、私を産むとともに死んでしまった。
その5年後、父も交通事故で死んだ
私は、誰から聞いたのか。
小さい頃から
『私は、動物と話すことが出来る』
と知っていた―――…
「この本…面白い!」
小学6年生の私は今、とても面白い話を読んでいた。
主人公は、動物と話せるのだ。
「私も話したいなぁ~…」
・・・――――――此処は学校…いや、特別な学校だ。
不思議な力を持った人が集まる学校…だが
私はまだ自分の力を知らない…(泣)
頭のどこか隅っこで『動物と話せるようになりたい!』
とは思っているのかも。
でも私がこの学校にいるってことは
やはり何か力があるはず…だ。
「なんの力だろう…?」
クラスメートは少ない。
内田、岡田、中島、中山、村上、篠原、安藤、そして私(小早川)
先生は、
「まぁ、不思議な力を持った人は稀にいないからな…
逆に、ここまで生徒がいる方が不思議なことだよ」
と苦笑していた。
まぁ、そうなんだろうけど。
でも少ないと面倒も少ないから、ある意味楽かもしれない…
…普通の学校にいる人には悪いが。
しっかし、何の力があるんだか…
私は他の人の力は全く知らない。
なぜかって?
それは…
『私たちは入学したばかりだからだ』
「おはよう!小早川さんっ!」
元気のいい声が飛んできた。
あれは…確か篠原さん…
「し…篠原さん?おはよう」
「小早川さんに苗字で呼んでもらえた…(感動」
彼女はなぜか感動している…
「なんで感動して…?」
「だって、ずーっと本読んでて、私に気付かなかったんだもん(笑)」
「あ…ごめん。本読み始めると止まらなくて…」
「ううん。ね、小早川さん…あゆみって呼んでいい?長いし(笑)」
「いいよ」
「あゆみ、なんの力あるの?」
「よ・・・くわかんないんだ」
「篠は…流音…は?」
「私はねー…何だっけ?」
さ「流音!ちょっと…」
あ~…えっと…
あ「安藤さん…?」
さ「うん!覚えてくれてて良かった(笑)」
あ「あ…えっとねー・・・あゆみでいいよ」
さ「了解!」
小早川って長いよね…(汗)
さ「私も沙耶でいいよ!」
あ「ありがとう!沙耶…ね」
あ「沙耶は何の力?流音も…」
さ「私は浮遊…空を飛ぶ力だよ!流音は確か音を操るとか…」
る「あっ!そーだそーだ!私は音だった(笑)」
さ「あゆみは?」
あ「まだ…わかんないんだよね」
一体なんだろう…?
キニナル!!
る「沙耶、あゆみは本読むの好きなんだって」
さ「うーん…本に関係あるのかな~?(。´・ω・)?」
本にか…それも面白いな…
る「あ!ごめん!私達、先生に呼ばれてるんだ!!」
――――――――
ほぼ入れ違いで男子が来た。
し「小早川さん、おはよう」
ひ「俺達の名前、憶えてないしょ?(苦笑)」
あ「う…ごめん」
何だっけ…
し「中山昇太だよ。で、こっちのデブが村上 博紀」
ひ「で…デブはないだろ!?」
あ「あはは(苦笑)2人とも漫才してるみたい(笑)」
笑えた(笑)
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