千石清純 2013-06-30 16:21:56 |
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ん、?…そっか。 ( 名を呼ぶ声に先程の台詞が聞こえたかと一瞬心臓が小さく跳ねるも言葉が続く事はなく、内心一息吐きながら相槌を打って。勘が鋭い相手の事だろう、何らかの疑問を持たれている事は確実で特別な関係だからこそ前まで己が経験して来た様な方法は軽い気持ちなどで行えないのか、それとも相手が彼だからこそ行えないのか。曖昧な疑問は未だはっきりと明確では無く、自分自身の心臓すら身勝手で。そんな考えを馳せている中、質問を投げ掛けられると顔を上げ「もちろん!…もし、偶然に都合が空いてたなら一緒に回る?」と、提案を。話題に出した夜店を紹介したい事の他に、景色が好きだと告げてくれた相手ならば夜空に浮かぶ花火も是非見て貰いたいと期待を昂ぶらせて )
...,嗚呼、分かった。空いていたら連絡する。( 未だ内心には疑問だけが1つ2つと浮かび悶々しているも今考えても結論などは出ず仕方なしと押し殺し考えることをやめる。それが特に重荷と感じている訳でも無く、日頃の緊張感を保つ練習には彼のようにそれを和らげる役目も必要なのだろう。ポジティブな方向に物事を考え進めることで疑問も何時の間にやら何処かへ消えていて。再び掛けられた誘いに、返事を返すもそこには暇でありその口約束を覚えているか否か、尚且つそれに自分の気分を要するものでありそれが重なれば連絡は必ずするであろうもほぼ皆無に等しい。しかし近場になれば連絡も彼の性格上寄越すだろう、それに場所は案内してもらわなければいけないのは分かりきっている事である。しかし数秒後にふと片眉寄せては「女漁りに行くなら今のうちに俺は断っておくが。」と付け加え。祭りとなると、浴衣姿の女性たちが集まる場で相手にとっては目の保養にでもなるか。しかし自分は面倒事としてのみしか捉えることは出来ずに、それならいっそうの事家で夜練でもしておいた方が増しだと言わんばかりに)
はは、俺のラッキーを君に捧げるよ。( 多忙が予想されるだろう相手を思い己の身に持つ運の良さを分け与える為にか、いつもの様に緩んだ笑顔を見せて。以前にも似た様な台詞を向けられたな、と仕方無い事だが片眉を下げ「大丈夫、君が居るのにそんな事するわけ無いだろ?…もし見惚れてたら頬でもつねって。」等と冗談交えて。食事を終わらせた後は席を立つとワゴンへ空となった皿を並べスタッフに一言連絡を入れてから運んで行き廊下の扉横へ置き、恐らく数分経てば連絡を入れたスタッフが現れ運んでくれるシステムに心中で感謝をしつつ再度室内へ戻り )
ハッ、いらねェよ。( 相手の言葉に鼻で1つ含み笑いを交えながら一言返す。多忙な日々の中にも休養の時間はしっかり有りそれを有意義に使う事など簡単な事で、そのたぐいまれなる強運は彼自身で使えという意も踏まえていて。それに相手の運が無くとも、自分はしっかり充実した日々を過ごせているのでそれは不必要だと言わんばかりに。そのまま食事も終えてふとカレンダーを見ると、残りの合宿日数を実感しつつ「無理する必要はねェだろ、お前の好きなようにしろ。」と返し。男2人で異性と知り合える大きなチャンスを逃すのは彼にとって楽ではないであろう、その時は自分ひとりで周るのも良しそのまま帰宅する手もある。いまだ叶う確証のない約束を引っ張るあたりどこか興味もふくらみつつあるのも確かで、内心自嘲的に笑い)
ありゃ、残念。( 他人に頼る事はせず自力派な相手らしい返答に自然と笑みを向けて。ソファーへと足を進め触り心地の良い生地に触れながら腰を降ろし、目前に備えられていたリモコンを手に持てば電源を点けて適当に放送中の番組を探しつつ「大丈夫だって、そこまで飢えてないよ。そもそも跡部君と会えるんだから他の子は誘いたくないなー、大人数は好きだけど、」と視線をテレビに向けた儘。声色自体はいつもの様に気楽な物で、本心か否か読ませない其の態度は自分にとって予防線を張っているのか。元々観る気は少なかった事や興味を惹かれる特集が無かった事もあるが、大きな画面に映し出されるタレント達の笑い声を聞き流し番組を数々と変えている様子は飽き易い性分を表している様で )
...,余裕じゃねェか。( 相手の言葉に思わず薄い笑みを零すとそのまま水を一口飲む。わずかに乾いた口腔内を潤し、早くに歯磨きも済ませようと立ち上がり、一言返して。そのまま向かう際に彼の横顔を視界に納めると、確かに女好きと公言するにしては比較的整った顔立ちであり自ら探さなくともその容姿なら困る事は無いであろう。それに、自分と知り合う輩には出会いを狙う人もたびたび居ることは熟知しておりそれは女性男性関係無しであり相手も少なからずそういった節はあるものだと思っていたもののその余裕な素振りに意外だと内心やや失礼だろうか、そんな事を考え。そうしているうちに何時の間にやら視線は真っ直ぐに鏡へと注がれていて、ふと視線を伏せると歯磨きを続け)
…余裕なんてあるわけないだろ、( 洗面所へ向かう後ろ姿を見届け、己以外に誰も居なくなった静寂の室内にて呟きを洩らし。“飢えていない”事は確かだが、あくまで今までと同様に女性に対しての欲であり、現在の過半数を占める感情は解決しておらず簡単な物ではないだけに終わらせる事も無くす事も難しい。観て楽しむと言った役目を果たせていないテレビの電源は消してしまい、何気無く片手を天井へ掲げるとそのまま己の目元を覆い。暗くなった視界に目蓋を閉じると疲れていた相手の姿を思い出し、以前のマッサージは本日やるべきだったかと頭の隅で考えつつ掌をずらして光を取り戻した双眸は閉じたままソファーの背凭れに頭を乗せ )
......,( うがいを済ませ、清潔を保つ口腔内に満足げに口元をタオルで拭いそのままリビングへと向かう。夕飯を食べ終え、風呂の時間も確保すべきであるも今は一旦休憩を挟む事に決め、そのまま歩みを進めるとそこには両目を伏せ、ソファへともたれ掛る姿。食事を終え満腹状態、それに加え昼間のハードな練習メニューをこなしたはずで疲労もたまっているのであろうか。横目に流しつつ、相手と僅かに距離をあけた状態で自分もまた隣りに腰を降ろすとそのまま深々と体を預ける。テレビも消し、静寂な室内はとても穏やかなもので隣りで眠っているであろう彼の横顔を何の気無しに見据え)
ー… ( 室内の空気感が何処となく変わった事に気が付くと相手が帰って来たのだろうと察するも姿勢は崩さず、僅かなソファーの沈みや雰囲気、微かな香りに相手が隣へ腰を降ろした事を理解して。休憩を兼ねた安眠を二度ほど邪魔されてしまった相手にとって久々の静寂は必要な物の筈で、落ち着いた空気感を大切に保つためにかそのまま目蓋を閉じており。後頭部を支えるソファーの生地はやはり心地良く、身体を沈ませる様に体重を掛ければ全身の力が抜けていき自然と微睡み始め、軽く寝返りを打つ様に身動ぎ顔を隣へ傾けて )
( / 今更ながらの質問なのですが、合宿期間は残り何日ほどが良いでしょうか?合宿が終了してしまうと接点が少なくなる代わり、部活終わりに氷帝の校門まで迎えに行くなど彼は出来る事ならする筈なので何日でも無問題です!← )
...,..( 相手の顔がこちらに向かい、聞こえるのは微かな寝息。座ったまま眠る姿に、中途半端に傾いた姿勢はさすがに体にも負担がかかるはずで相手の肩に手を回しゆっくりこちらに傾けつつ立ち上がるとそのままソファへと相手を横にさせ。出来るだけ睡眠の妨げにならぬようにと、そのままソファの肘掛けに腰を軽く預けると上から相手を見下ろす。時間も時間で、余った時間に風呂を済ませようとそのまま脱衣所へと消え)
(/2日くらいでよいかと!お、健気ですね、可愛いです←
ー…ん、… ( 微睡みの中、現実から意識が離れて行く寸前に肩へ掛かる微かな感触に薄く瞳を開けようとした刹那、身体の浮遊感と全身がソファーに受け止められた事に吃驚し。室内には己の隣で腰掛けていた相手しかいない今の状況は必然的に彼の仕業であろう、予想すら出来なかった行為に思わず身を固く強張らせ。其の後、場を離れた気配を察して溜め込んでいた大きな息を吐き出して目蓋を開けると寝返りを打ってうつ伏せになり「…反則だ、」と、吐息混じりの小さな呟きは豪華な生地に吸い込まれて )
( / 了解致しました、応答有難うごさいます!…跡部君の可愛らしいギャップには敵いません← )
....( あれから数十分、既に全身清潔を保ち最後にシャワーを上から浴びる最中にふと相手を思い出し。時間は経ったがそろそろ起床してもよい時間で物音もあまりせず、しかしそれも含めて彼が決めることで自分は残りの日を充実した日々として過ごすのみだと考えを改める。脱衣所に出て、そのまま体を拭き軽めに髪も乾かすと、近場のバスローブを羽織りその柔い肌触りに満足感を覚えつそのまま居間へと足を踏み入れて)
(/いえいえ、可愛くはありませんが、きっとSっ気でたびたびイラッとすることはありますよ!←
あ、おかえ…、…ー!( 数十分も経てば先程の事も含めて眠気は半減し既に上半身は起き上がり、寝転がっていた体制はソファーに腰を降ろす姿に正しており。戻って来た相手を迎える言葉を掛けようと腰掛けたまま振り返れば思わず動きが静止し、語尾の“り”一文字は喉でつっかえる始末で。目前の格好は風呂上りの姿で当たり前だと言われると頷くしか無いが、自分自身の私生活で普段羽織る習慣がない事を省いたとしても着用している人物が相手となれば己にとっては正に目の遣り場に困る存在。思わず床へ転げ落ちそうな衝撃に駆られるも出来る限り平然な笑顔を装い、咄嗟にテーブル端に置かれていた月刊式のテニス雑誌を手に取り広げ )
( / 正に跡部様ですよ!いつもお相手本当に感謝しております。
…同室でバスローブ姿は彼にとって、拷問です←)
あ?起きてたのか。( 物音はあまり感じずてっきり寝ているものかと思っていたのか、起床している姿に素っ気の欠片は何処へやら、一言返して。台所で水を一口飲み、喉の渇きを潤すとそのまま足を進めるもソファはいま相手が占領していてそれをわざわざ退ける気も無いのか隣りにある一人掛けの椅子に腰を降ろす。どこか不自然さ漂わせる姿に、訝しげに眉を寄せるも追及することで面倒なことになるのは目に見えている。話題変えの為にも、「千石、1つ聞くぞ。てめェ、気になってる奴は居るのか、」と問い。”好きな人”と聞くと相手は博愛主義な印象の為1つに絞りきれないであろうが気になっている人となると簡単であろうと己なりの配慮も交え)
(/いえいえ。こちらこそ、いつも可愛いらしい千石をありがとうございます。
拷問でしたか、←....ではそろそろ背後は失礼します!
…、( 台所から隣へ移動する気配になるべく落ち着きを取り戻そうと一度深呼吸を。視界の中では紙面に掲載された世界選手やら大会やらの情報を示す文列が綴られているも当然ほぼ頭には入らず、ふと鼓膜に届いた台詞にページを捲ろうとしていた指が思わず止まり。問い掛けられた数秒の間言葉を発する事はなく、と言うより何かを考えているのか否か暫し室内に響く音は僅かな時計の秒針のみで。雑誌から顔を上げたかと思えば真っ直ぐに視線を向け、「…うん、いるよ。」と、真剣味を帯びた表情で一言。)
.....,そうか。( 自ら投げかけた質問だが当然、いないという返事をもらう前提の心構えが少なからずあった。相手の公言をし、それを実行に移す性で博愛主義さえ垣間見えるその姿が印象としてあり、返ってきた言葉に意外だと内心思い。それに加え、向けられる視線と声の音は真剣そのもので最近のいつものような女性の欲を出さない素振りはそこですべて合致して。確かに気になる人が居るのであり、それが真剣だとするなら当たり前の行動で追及された所で困るであろう、とくにこれ以上追及することなくしばらく見つめたのちに、視線は瞬きを1つそのまま横へ流し)
凄く、難しいんだけどね。…好きだよ、その子の事。( 絡まる事が無くとも視線はその儘に台詞を言い終えると、睫毛を伏せて表情を緩く綻ばせ心情を告げる面持ちは当の人物を想う決意、声色には柔和な穏やかさが滲み出ており。“難しい”と言う言葉の意味は単に叶うか如何かの一つだけでなく、性別や環境と共に互いの将来を踏まえての物で壁が多く立ちはだかる筈だと。体重を預けていたソファーから立ち上がると背を伸ばして固まった身体を解しつつ、歯を磨く為に洗面所へ向かい )
...,ま、頑張れよ。( 相手の言葉1つ1つに意外性を感じている為にその複雑な心情を垣間見せる姿に自分がわざわざ小言を言う隙なんて無くて。柄にも無く応援の意を為す言葉を投げかける所、やはり情もわずかだがあるのか。洗面所へ向かう相手をよそめに、椅子に深く腰を掛けると時計に目を遣りいまだに就寝時間まで2時間弱といったところか、足を組み先程相手が読んでいたテニス雑誌を手に取ると意味も無く捲り始め)
…うーん、君からの応援は喜んだ方がいいのか、悲しんだ方がいいのか…、( 出て行く際に聞こえた台詞は、応援してくれた気持ち自体は嬉しい物だが己にとって逆効果と言っても過言ではなく小さな苦笑を。洗面所に着くと歯磨きを始めつつ、合宿期間は残り二日かと考えを膨らませて行けばテニスについて果たすべき課題もあと僅か。その為には先ず休養が大事で相手も同様だろう、「跡部くん、今回は時間も結構あるしマッサージしよっか?今日こそ疲れてるでしょ、」と、歯磨きも終わらせ爽快な口腔でリビングルームに向かって言葉を述べ終えた後、とある事を思い出し身を硬直させて。相手は色々な意味で長く直視出来ない姿、時間にも余裕が有ると言う事はオイルを使うべきか否か。癒したいと言う感情は本心だがこの短時間でバスローブから着替える事をしているのか判断出来ず、寧ろ普通ならそのままの方が楽だろう。承諾を得た場合オイルは目前の棚にあるので取り敢えずは、と洗面所から動かず返答を待ち )
http://m.saychat.jp/bbs/thread/350546/
待たせちゃったけど、完成したから置いとくね。んじゃ、ゆっくり待ってるからいつでもおいでー。
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