千石清純 2013-06-30 16:21:56 |
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嗚呼、分かった。その代り注文は御前がしておけ、( 相手からの提案は少なからず拒否する内容では無くきっと相手も気怠いのであろう。己もまた快適な空間で一日の最後の食事をする事に肯定的な返事を1つ返すと、その代わりという電話をする時間を相手にかせて。何を頼もうとこのホテルの食事は味付けにはずれはない事など百も承知で和洋中どれも美味だと自覚済み、しかし料理が出来るまで1時間弱はかかるであろう、一人掛けの椅子はリクライニング式で後ろにゆっくり倒し安楽な姿勢を取ると数十分の仮眠を取る目的でゆっくり目を閉じ)
あれ、良いの?…うん了解、任せて!( あっさりと引き受けられ呆気に取られるも指示を快く引き受けて料理の数々が載せられたメニューを机に広げ片手には携帯を。美味しそうな品々が紙一面に並んでおり、やはり相手は洋食の方が好んでいるかと洋中心で注文をし終えて。メニューを閉じて携帯を仕舞うと視界の隅で目蓋を閉じている姿が映り、やはり疲れているのだろうと実感を。が、現在の手元にはカラフルなカバーが付けられた己の携帯が一つあり、そっと画面を指で弾くとカメラを起動させ「跡部君、はいチーズ。」と楽しそうな色が含まれた声を掛ければ、静かな室内に機械的操作音が響いて一枚。)
......( 目を閉じると耳からは注文する声のみが部屋には響き、電話越しで幾分か高い声を聞き流しながら思考は段々と虚ろになっていく。人の前での仮眠はそう滅多になく、しかし寝室だと起きる機会を失くすため丁度良い姿勢を保つことのできる椅子で10分弱仮眠を取ろう、と。視界は闇に包まれ意識は現段階では浅い眠り、所謂レム睡眠で筋力の回復時に夢へ意識浸りながらも視界で小さく響く機械音。どこかで聞き覚えのあるものだと、数秒後にそれがカメラの音だと察すると持ち前の瞬発力が活きたのかそうでないのか、目を開き相手の腕を強く掴むとやはりそこにはカメラがあって。眉を顰め、睡眠妨害と撮影に対しての憤りを感じ力をジワジワ込めると「千石、お前....今すぐ消せ。」と下から睨み付け)
…メンゴ、跡部くん機嫌降下してるんだった。( 強い力に腕を捕らわれた儘、己を睨み上げる双眸を数秒見つめ返して居たものの先程からの状態を思い出したのか笑顔を向け。其れを除いたとしても彼ならば無断の撮影などやはり気にいる筈がないかと同時に考えつつ、誤魔化す事も不可能だろうと写真を消去したカメラフォルダを一応の証拠として見せて。其処には数々の写真が内蔵されており、同級生や山吹の部員達だけでなく他校の制服も何人か。「残念、見せびらかしたりしないのにな。今度一緒に撮ろうか、この辺り自然が綺麗だし!」と、未だ腕を制する力に臆する事無く夕日から夜空に染まっていく窓の外へ視線を向けて )
ふぁ〜あ…眠E〜。千石と跡部〜、ちょっと邪魔させて貰うね。
あ、荒らすつもりとか全く無いから安心して。つーか板汚しには変わりねぇかもしんねぇけど。ごめんね。
んで、本題だけど、もし良かったら俺の作成予定のトピに来ねぇ?ってお誘い。
相手の返信を待ってる時間とか、相手が用事でいない時とか、暇つぶしとして来てくれるので大丈夫だからさ。
ここの千石と跡部、面白そうだC、話してみてぇんだ。 立海の切原と丸井クンも勧誘しちった!
その作成予定トピはロル回すのもすきだけど、ゆっくり息抜きできる場所ってのがイメージ。雑談とか相談とかうってつけ!
強制じゃないから気楽に考えてくれたら嬉C〜って事で、んじゃ、返事待ってる。
>125
お、誰かと思えば芥川君じゃん。はは、眠そうな所来てくれてありがと。
成る程、雑談メインの息抜きな場所…ってイイの思い付いたなぁ。勧誘してくれたって事だろ?感謝するよ。
俺は恋愛云々は置いといて雑談に惹かれて大歓迎だけど、跡部君のお返事を待とうか。彼も忙しいかもしれないしね、其処へ頻繁に現れなくても大丈夫かい?
.....次は無いと思え。( ここまで睡眠中咄嗟の判断で起床したのは流石に初めてであろうか、しかし素直に謝る姿と写真は存在せずに証拠としてフォルダを見せる様子に”次”なんて事は無いだろう。そこに目を遣ると彼の部員たちや同級生で埋もれておりその中には他校の写真も数枚ある。部員や同級生の写真を撮るといった事は行わない自分にとってはそれがとても新鮮味まで感じていて、あまり見るのも個人情報云々あるだろうとその画面で終わり自分の写真が無いことだけを確認すると、紡がれた言葉に自分もまた外へと視線を移し。そこには綺麗な夕日、高い場所からのそれはとても映えていて自分もまた見入り)
..,ジローがこの時間に起きてるなんて、珍しいじゃねェか。
勧誘か、..暇があれば行ってやるよ。興味もあるしな。
ただし、立海の奴らにあまり迷惑かけんじゃねェぞ。
――本当に良い所だね、ここ。( 室内を照らす夕日の紅く輝く光に相貌を細め、壁一面の窓際へと歩み寄り。山奥であるにも関わらず整った設備や外装と共に内装、自然を上手く活かした長所はやはり一流経営と言うべきか。料理が運ばれるまでの間、何をするでもなく壁に寄り掛かり陽射しを浴びながら窓の外を眺めて。記憶の中で、以前訪れたプールにて眺めた夜空を見上げる端麗な横顔と燃える夕日に見入る現在の表情が重なり「幻想的な景色とか、好きかい?」と、暮れ行く空色に視線を向けたまま一言を )
ハッ、当然だ。( 相手の言葉に謙遜なんてする事も無く、財閥には自分の名が刻まれているからこその絶対的な自信に当たり前のように言い放ち。そのまましばらく眺めながら、相手からの問いに「嗚呼、好きだ。」と1つ頷く。自然な景色だけは、当たり前だが作り出すことは出来ず予想も付かない不安定さ、そこもまた一興だと認める辺りやはり気に入っているのであろう。綺麗なグラデーションを魅せる夕日をそのまま眺め続け)
俺も、好きだよ。( 相手からの返答に微笑して景色を惜しむ様に透明のガラスを指先でなぞり窓際から離れて。再度ソファーへ腰を沈ませようと歩み寄った時、呼び鈴が響いて頼んだルームサービスが届いた事を悟り扉へと足を進め。料理が乗せられたワゴンを運ぶスタッフが室内へ辿り着くとテーブルへ料理を綺麗に並べて行き、最後に深々と一礼した後部屋を退室し。彼に一言礼を述べてから「よーし、食べようか。これで俺達が大人ならお洒落にワインでも乾杯してる所だね。」と、数々の品が待つテーブルの椅子へ腰を降ろしながら弾んだ声を向け )
......お、来たか。( しばらく景色を目に焼き付けておこうと眺め続けているとそれを制止するかの如く呼び鈴が鳴る。それが夕食だと気が付くと自分もまた立ち上がり相手の向かい側に腰を降ろして、目前には次々に並べられる色とりどりの洋食の数々。さも見慣れた光景なのか、満足気に一連の動作を視界に移しながら「ノンアルコールがあるだろ、飲みたきゃ飲め。」と相手に向かって一言。合宿中にルームサービスを頼んでいる時点で”合宿”という域は超えている、この際どうなろうと過ぎた事でしかし自分は飲む気はなく判断は相手へと)
ああ成る程、その手があったか!…でも、もう一度来て貰うのも申し訳ないしなぁ。将来、大人になったら一緒に飲もうか。( 自然と紡がれた台詞は簡単そうな響きを持っているが実際の所、実現する事は難しいだろうと頭の奥で理解しており。現在は未だ幼い自分達にとって“大人”と言う将来など未知数であるがきっと相手は父親の後を継ぎ、今よりも己に対し遠い存在となるのではないか。手に持ったフォークで豪華な食品を突き刺すと口許へ運び、口腔内に広がる上品な味を飲み込むとグラスに注がれた水を一口。ふと目前の人物へ視線を向けて「この中に跡部君の好物ある?」と、素朴な質問を投げ掛けて )
成長して、覚えていたら考えてやるよ。( 並べられた洋食は1つ1つとても繊細な味で、かつ色も鮮やかで満足気に1つ1つ食していく。相手からの誘いに、”大人”というアバウトな時期は20歳30歳になっても立場は変わらずいつになるかなんて分からないうえにきっと自分は成人になると今より財閥に関わり多忙な日々を送るであろう。相手もまた同じく社会人になり今より自由の利かない生活を送るに違いなく、いわゆる夢のまた夢の話。それを相手も察しているであろう、大人という言葉を使わず敢えて”成長”という言葉を使いながらフッと薄く笑うと言葉を返して。投げかけられた問いには全てと言いたい所だが、今回ばかりは好きな料理が手元にあり持っているフォークで手前のローストビーフの皿を軽く2回叩き金属音を小さく響かせつつ「これは結構好きだ。小さい頃から好んで食べてたしな。」と)
うん、待ってるよ。( 言い回しの変化に気が付いたのか否か、グラスをテーブルに置く表情と声色は穏やかな物で。次いで軽い金属音がした皿に視線を移すと、小さい頃からと言っていたが幼少期の子供には似合わない其れでも彼、跡部景吾ならば想像も容易く。価値観の違いや差のある次元に一瞬思考を惑わすも己の額へ片手を宛ててから姿勢を正し「…成る程。うん、すごく美味しいね。じゃあさ、もんじゃ焼きとかお好み焼きは食べた事ある?」と。自分の好物はきっと相手から見ればほぼ無縁である二つで、存在は知っているのだろうかと表情を眺めつつ )
期待はするな。( 相手の穏やかな声色に自分もまた自然に穏やかなものへと変わる。口約束程頼りないものはなく一般的に言っても実現率は低いであろう、それに加え夢のまた夢のような話に相手も期待など微塵も抱いていないだろう。それを踏まえた上での発言で特に他意は無く一言返し、次いての質問に片眉ピクリと顰めると手に持つナイフとフォークをいったん制止、「あーん?食べた事位あるに決まってんだろ、俺をなんだと思ってるんだ御前は」と珍しく流暢に言い放ち。相手の訝しげな目を見る限り存在そのものを知っているのかを疑っているといわんばかりの視線に、洋食というイメージがついているのだろうか。実際、洋食寄りであるも中華も食べるし勿論和食も好んで食べている。財閥だからといって”世間知らずのお坊ちゃん”などではないと主観的だが主張している自分、実際に食べた事もあり心外だと言わんばかりに)
お、そうなの?跡部君って洋風なイメージが有るからなぁ、勿論良い意味でね。( 返された台詞を意外そうに受け止めると己も近くに添えられた皿に存在する御菜を一口。見た目からして日本人離れした外見だけでなく実際彼は幼少期外国にて育ったと耳にした事があり、不機嫌そうな声色に緩く眉を下げる様な困った笑顔で言葉を紡いで。そう言えば、と何か思い出したのかフォークとナイフを置き、少し身を乗り出して雪肌を思わせる相手の片手を取ったかと思えば唇を手の甲へそっと押し付け「…こんな感じ?」と、唇許は未だ片手付近に添えたまま小さな笑みを溢し )
嗚呼、よく言われる。( 相手の印象は間違ってはおらず、周りからは少なからず和風なイメージは無いであろう。住んでる屋敷も屋敷で必然的に見え方は洋風へと変わっていく。しかし自分は意識を持って過ごしているなど勿論無く、それ故の印象なら仕方なしと受け入れてはいるもののやはり常識欠けというイメージは己のプライドが許さない限りで。残りの料理を食べ進めていくなか、突然止まる彼の手元に自分の片手もいつのまにか相手の元へ。手の甲に、一瞬柔い何かがあたるとそれが唇だと判別し「!....アホか、」と咄嗟の判断で手を引込め。英国では日本に比べてボディタッチも多い場面はあるも、自分はと言うとそこまで寛容では無く寧ろ”触れさせない”といった身構えなのは無意識であるも確実にあり。相手の行動が予測不可能であり、驚きも内心には秘めており僅かだが速まる鼓動を細長く息を吐き抑えて)
…うん、俺アホかも。“もっとしたい”って思っちゃったし。( 瞬時に去ってしまった掌の微かな淡い残り香に双眸を細め、相手の鼓膜に届くか届かないかの声量で吐息を吐く様な呟きを一つ。身を乗り出していた姿勢を正して椅子に座り直し、ほぼ食べ終えているテーブルを一望してから再度フォークを手に持って取り分けていた品々を食し終え。最後にグラスへ口付けた時、先程交わしていた会話の一部が頭を過り喉を鳴らして水を飲み干すと目前へ視線を向けて。「夏祭り!そう、合宿が終わってから都内で夏祭りがあるんだけどさ、一つの夜店のお好み焼きが意外にも超美味いんだよね。」と、思い出す様に語る表情は幼い頃から祭りが好きだった所為か何処か純粋に瞳を輝かせており )
千石、.....いや、何でもねェ。( 近頃の相手の様子、それは性別の意を越したもので居て元からの社交性コミュニケーション力云々あるだろうが、それでも女好きと自ら発言する彼がわざわざこのような事までするのかと疑問であり。以前に放っておけない性格を持つ自分が好きだという言葉には今考えれば褒めの言葉であったのだろう。しかし今回ばかりは直接的なふれあいで、一瞬名を出すも今は合宿中で押さえておこうと言葉を伏せ。そのままの話題作りに「今年も食いに行くのか?」と問い。日頃地元の祭りなどに行く機会がない自分の立場にとってそれは少なからず興味もあるもの。しかし多忙な日々で叶うはずもないのは分かりきっている事で、今はただ一生懸命語る姿を食事しつつ聞き入れ)
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