恋愛小説♪part2

恋愛小説♪part2

カナリア  2013-06-26 20:48:57 
通報
一生懸命書きますっ!
コメントくれると嬉しいです!
良かったら「恋愛小説♪」の方もご観覧していただくと・・・
(↑ちゃっかり宣伝)

まぁ、1人の青年の物語見ていってくださいっ!

コメントを投稿する

  • No.1 by カナリア  2013-06-26 20:55:59 


~プロローグ~

あの頃の俺は

他人を信じていなかった

常に、大人の前では優等生

常に、同級生の前では嘘の笑顔

あの頃の俺は

何もなかった

そんな俺の前に

1人の少女が現れたんだ

俺に

「信じる」ことを教えてくれた



俺は彼女に恋をした

  • No.2 by カナリア  2013-06-26 21:31:26 



?「またお前が1位かよー。」

?「入学からずっと1位キープってすごくね?なぁ!信二。」

信二「ん?あぁ、でもお前らだって充分じゃん、滝、和明。」

滝「なーにが``お前らだって充分じゃん。´´だよ!!クソッ、1位の余裕かよ。」

和明「もう、何回1位の欄で``近藤信二´´って名前見たことか・・・って!」

滝&和明「もう、信二いねぇし!!」

滝「ま、どうせまた病院だろ?」

和明「放課後になるとすぐいなくなるな・・・あいつ。」

滝「何か、母ちゃんが病気で入院してんだろ?」

和明「・・・・・・らしいな。」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  トントン

?「どうぞ。」

信二「母さん、入るよ。」

信二母「あら、信二。今日は早いわね。」

信二「まぁ、すぐ帰ってきたから・・・」

信二母「毎日来てくれて・・・ありがとうね。」

信二「何、言ってんだよ。」

この女は口では「ありがとう」と言っときながら、
どうせ頭の中では「当然のことだ。」とか思ってるに決まってる。

昔からこの女は体が弱く、俺のオヤジにも捨てられた。
入退院を繰り返しては、俺に毎日「ごめんね」と謝った。
どうせ、心にも思ってないだろ。

俺は他人を、
信じたことがない。


たとえそれが母親でも。




  • No.3 by カナリア  2013-06-27 17:10:33 


看護士「あら、信二君。今日もお母さんのお見舞い?いつも偉いわね~。」

信二「いえ、母が心配なので。」

病院ですれ違う人はみんな同じことを言う。
もう、この病院の中ではおなじみだ、
俺が母の見舞いに来ることは。

そして、この病院にはもう1つ、おなじみがある。

209号室

この部屋の患者は俺が小さい頃から、母と同じく入退院を繰り返している。
昔からいるはずなのに、俺はこの部屋の患者を見たことがない。
知っていることは、俺と同い年、17歳ってことと

「心臓病の少女」

ということだけ。

この時の俺は、たいしてその少女に興味を持っていなかった。
この後、「出会い」があるとも知らずに。

  • No.4 by リンリ  2013-06-27 17:17:12 

おおっ~!
カナリア頑張ってるね!
感動物語?続き気になぁ~る!((笑

  • No.6 by リンリ  2013-06-27 17:40:22 

<<NO.5

貴方はそう思ったのかもだけど他の言い方あるのでは?
カナリア可哀想です。

  • No.7 by カナリア  2013-06-27 17:43:07 


  ガラガラッ

信二「ありがとうございました。失礼します。」

病院先生「ん、お大事にね。」

母の担当医の説明を聞き、
俺はその先生からもらった紙をしまわず、ただ手に持っていた。

信二「※心臓カテーテル検査・・・か。」

あの女、これで検査何個目だ?
検査するたびに引っかかりやがって・・・。
まぁ、早く退院してほしいとは思うけどさ・・・

 バサッ

信二「あっ、ヤベッ!」

俺が手に持っていた紙は、廊下の開いていた窓のせいで風に飛ばされてしまった。
急いで拾うと、1枚だけある部屋に入ってしまった。
まるで、吸い込まれていくように。
その部屋は・・・

「209号室」

勝手に入っても良いのだろうか?
だが、あの紙がないと・・・
俺はためらいながらも、その部屋の扉の取っ手に手をかけた。

  ガララッ

扉を開けた瞬間

俺の目に

白い世界が広がった


これが彼女との出会いだった







※心臓カテーテル検査・・・カテーテルと呼ばれる細い管を腕から心臓や腔内まで挿入して、
             それぞれの部位ての血液を摂取、圧を測定、さらには造影剤を注入して
             血管造影を行う検査。

  • No.8 by カナリア  2013-06-27 17:46:33 

No5の匿名さん
   私は誰が言っているのか分からなくなると思って書いていたんですが・・・
   せっかく教えてもらったのでやめますね。
   ありがとうございました。

  • No.9 by カナリア  2013-06-27 17:48:09 

りんり、ありがとうね。
でも、せっかくだからこれを機にやめる。
その分、文章でゴチャゴチャにならないよう頑張る!!

  • No.12 by 名無し  2013-07-03 18:01:30 

>No.10
なら貴方がトピを立てて本格的な小説を書いてみてはいかがでしょう?
文句を言うならあればこの小説を超える位の作品を作ってから言ってくださいね。
では、失礼しました。

  • No.13 by カナリア  2013-07-03 18:55:24 

なんか、通りすがりさん、名無しさん、ありがとうございます!
私、小説書くの頑張ります。
本当に
ありがとうございます!!

  • No.16 by カナリア  2013-07-10 21:58:01 


「・・・・誰・・?」

「えっ、あ、スミマセン。勝手に入っちゃって・・・。この部屋にプリントが・・・あの、
 取っても良いですか?」

「・・・えぇ。どうぞ。」

「ありがとうございます・・・。」

時が・・・止まったようだった。
窓から差し込む光に照らされた彼女の長い髪は、綺麗な黒。
瞳も黒・・・いや、黒というよりは・・・

漆黒の闇

この時の僕にはそう見えた。

「どうしたの・・?」

俺が、プリントを取ったのにもかかわらずボーと突っ立ていたので、
彼女は不思議そうに聞いてきた。

「っ・・スミマセン。今出て行きま・・・」

「別に良いわよ、私は。あなたに時間があるなら、ね?」

「あ、ありがとうございます・・・」

不思議だな・・・
緊張して、息苦しくて、でも・・・
この空間に、この人といたいと思える。
何なんだこの気持ちは?

「どうぞ、座って?」

立ったままの俺に、彼女はイスに座るよう勧めてきた。
俺は、おとなしくそのイスに腰をかける。

「あなたが近藤信二君?」

「え?どうして名前・・・」

「あなた、結構この病院で有名よ。”毎日母の見舞いに来る優等生”ってね?」

「・・・そうですか。」

「信二君は何年生?その制服、海明高校?」

彼女は俺の制服を見て言った。

「はい、そうです。今2年生です。」

「そう・・・学校は楽しい?」

「まぁ・・・楽しい・・・・です。」

「どうして言葉に間があるの?私だったら迷わず、”楽しい”って答えると思うわ。」

「楽しいの感じ方なんて人それぞれだと思いますけど・・・」

「それは、そうだけど・・・せっかくの3年間よ?”今”は人生の中でたった1回しかないのよ?」

「別に良いじゃないですか。なんで楽しいかなんて・・・!!」

俺はしまったと思った。
だって・・・彼女は・・・・・

「私、なかなか学校に行けないから・・・。ごめんなさい・・・」

「いや・・・俺こそスミマセン・・・。」

「良いのよ。私は他の人にとってのあたりまえが・・・できないから。慣れっこよ。」

そう言うと、彼女は笑顔を見せてくれた、が・・・
俺には・・・


悲しそうな顔に見えた


  • No.17 by カナリア  2013-07-12 15:42:44 


あれから1時間、病人の所にこれ以上長居するのはまずいと感じ、俺は席を立った。

「じゃあ、俺そろそろ帰りますね。」

「あら、もっといても良いのよ?」

「いや、結構長居しちゃったんで。家のこともあるし・・・」

「そう・・・ごめんなさい、引き止めてしまって。」

「いえ・・・」

長居しすぎたというのもあるが、俺にはこれ以上彼女の悲しそうな笑顔を見ていられなかった。
なるべく、彼女の顔を見ないように、俺は扉の取っ手に手をかけた。瞬間、

「美雪、如月美雪・・・よ。」

「え?」

思わず振り返ると、彼女は優しく微笑み、

「私の名前。今日は楽しかったわ。また・・・来てくれる?」

信じられない、と俺は思った。
俺、あんな嫌な事言っちゃったのに、

”私は他の人にとってのあたりまえが・・・出来ないから”

彼女の言葉が蘇る。
あんなに悲しそうな顔をさせてしまったのに、また来て良いのか?

「私、あなたとまた会って、お話がしたいの。良いかしら・・・?」

こんな俺と、また会って話がしたい・・・?
他人に嘘の笑顔しかしたことがない俺に・・・?
きっと、彼女・・・美雪は俺がこんな奴なんて知ったら、会いたいなんて思いもしないだろう。
だから、今のうちに関係を切って、深入りしない方がお互いのため・・・
深入りする前に・・・・・


「俺で良かったら、いつでも話聞きますよ。」


どうして?
どうして俺は・・・こんな事を言ってしまったんだ・・・?
俺は、計算ミスなんてしてことがない。
頭で分かっていることは完璧にこなす。
なのに・・・

「本当?じゃあ、明日待ってるわね!」

美雪の笑顔を見ると・・・
心が、どこかへ行ってしまう
波にのみ込まれるような・・・
不思議な・・・感覚
俺にも・・・




こんな気持ちあるんだ・・・





  • No.18 by リンリ  2013-07-12 15:49:29 

お~・・・頑張ってるね!

コラボ小説☆★
・・・の方は進めないのー?

  • No.19 by カナリア  2013-07-14 11:54:12 


あれから1週間、毎日俺は母の見舞いの後に209号室へ行っていた。
毎日が楽しくて、楽しくて
心から笑えたのって・・・・何年ぶりだろう?
いや、初めてかもしれない。
本当に、この時が1番幸せだった。

今日もまた、いつものように209号室に来ていた。
最初は敬語だったが、同い年だということを思い出し、
今ではタメ語だ。

「なぁ、美雪はどこの学校に通ってたんだ?」

「え・・・?」

「だって、入退院を繰り返してるんだろ?だったら1回くらい・・・
 学校に行ったことあるんじゃないかと思ってさ。」

「・・・えぇ。あるわよ。どこの学校って・・・あなた本当に分からないの?」

「?・・分かるわけないじゃん。美雪とは病院でしか会ったことないんだし。」

「・・・あなたって周りの人とかに感心0でしょ?」

え?どうして分かったんだんだ・・・?てか、何で今の話からそんな考えになるんだ?
確かに俺は周り(他人)なんてどーでも良いと思ってるし、
それはもう、自分の学校の生徒会長の顔さえ出てこないほどだ。
でも、ここは本当の事を言うべきではないな。
そう考えた俺は、笑顔を作り、

「そんなわけないじゃん。ちゃんと、周りの人のことも見てるよ。」

「・・・・・嘘。」

「え?」

「信二君がそういう笑い方するときは絶対嘘ついてる。1週間も信二君見てたら、
 それぐらい分かるわ。」

俺は嘘をつくのが上手い。
なんせ、17年間俺を育ててきた母・・・あの女でさえ俺の嘘に気づいた事なんてない。
信じてばかりだ。
なのに美雪は・・・1週間だけで・・・

「・・・やっぱすごいな。お前。”1週間も”じゃなくて1週間”だけ”で俺の事分かっちゃうんだな。」

「・・・私にとっては”1週間も”なのよ。」

「・・・?」

「1週間は・・・短いようで長いの。
 1週間を短く感じる人は、毎日が楽しいと感じながら生きている人。
 1週間が長く感じる人は・・・毎日をつまらなく生きてる人。」

そう話している彼女の目は・・・
出会ったときと同じ・・・漆黒だった。
彼女にとって”1週間も”ってことは・・・

「俺といるのは・・・つまらない?」

「ううん。違うの。信二君といる時間はとても幸せよ。だけど・・・」

「だけど・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・」

美雪は黙ってしまった。
俺は「だけど」の先が聞きたい気持ちと
聞くのが怖いという不思議な気持ちになった。

どうして・・・怖がる必要があるんだ・・・?

分からない。分からないが・・・何か・・・



「私、18歳までしか生きられないの。」



「・・・・・え?」

美雪が・・・18歳までしか生きられない・・・・?

「ビックリした?」

「嘘・・・だろ・・・?」

「・・・嘘・・・だったら良いのにね。」

「っー・・・!!」

何で、何で彼女が死ななくちゃいけないんだ?
こんなに綺麗な心を持っているのに。
俺の方が死ななくちゃいけない人間なのに・・・!!
もし、神がいるのなら・・・


神は残酷だ



[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:個人用・練習用







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック