主 2013-06-22 18:50:00 |
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(/そうですね、では原田との会話はもう暫しお預けということで!(笑)
ではそろそろレスの方に戻っていこうかと思うのですが、原田との会話自体はないとはいえ上原様の開始のしやすさ等を考えると此方からある程度原田と同級生との動向を示したレスを先に投下した方がよいでしょうか?実際会話するのではない、目撃してもらうためのレス、と考えると中々投下が難しく、どうしようかと思っておりまして…。実のところを言いますと、そのレスについて悩んでいるうちに返信がやや遅れてしまった次第でして;;
もし上原様の負担にならなければ、申し訳ないのですが開始レスを原田と友人の絡みを目撃した、という体で出して頂くことは可能でしょうか?)
(/了解しました!流れ的には椿くんと友人の絡みを目撃した事にし、もやもやとしながらそのまま茂庭ちゃんと絡むという形になるでしょうか?茂庭ちゃんとの接触にあたって、もしこういうシチュがいい、絡みやすい等ありましたら仰って頂ければそのような絡み文を投下したいと思います!)
(/ありがとうございます!まだ苦手な開始があるあたり、自らの未熟さを噛み締めるばかりです…;;
茂庭ちゃんに関しては特にシチュの指定等はありませんかね。茂庭ちゃんはふっと隙があれば突っ込んでいく、したたかな女の子で進めようと思うので恐らく絡みに関しては問題なく入っていけると思います!
では大変申し訳ないのですが、絡み文の方よろしくお願いいたします。)
(あれから数日が過ぎた放課後。これから帰宅する生徒や部活に行く生徒達の話し声で賑やかさを取り戻した教室で黙々と帰りの準備を進め。相変わらず他人と関わりを持たぬような己に帰り際挨拶して来る生徒もまれにいるが、貴重と言えるだろうそんな存在にさえも興味が湧かず、ろくに顔を見ないまま“ああ”と一言そっけなく返すのみで。荷物を持ち教室を出、他のクラスを横切ろうとしたその時、耳に届いた聞き覚えのある声にドクンと心臓が脈打つ。声の主はわかっている。視線を向けた先、瞳に映る彼は仲間たちと楽しそうに笑っていて。─…あれからというもの気付けば彼を目で追うようになっていた。皮肉な事に今や姿を確認しなくとも声だけで彼だと判別出来る。己に向けられる、あの悲しみを帯びた表情とは一変した自然な笑顔に先日の件を思わせない明るい声。此方の視線には気付かず仲間と過ごす彼は、まるで自分の居場所は此処だとでも示しているかのようにありのままに見え、きゅっと胸が締め付けられ、ドクンドクンと鼓動が加速していく。彼を囲む仲間の中にはあの日彼を連れ去った男の姿もあり、尚更胸をざわつかせる。この感情が嫉妬心と呼ぶものだと薄々気付かされてはいても、それが所謂恋心から生じるものとして結びつけるのは流石に抵抗があり。自分自身の感情を把握しきれていない今、無意識に己の拳を握りしめじっとその光景を見つめるしか出来なくて。そんな現状に無性に苛立ちを覚え小さく舌打ちすれば、彼から目を逸らして足早にその場を後にし)
(/早いお返事を下さっていた事に気付かず、今頃になってしまいましたorz/悔/本当に申し訳ないです…!
取り敢えず仲間と楽しく過ごす椿くんを目撃させ、嫉妬心に堪えきれず逃げるように去らせてみました。自然に考えればこの後昇降口に向かうのでしょうが、この先茂庭ちゃんと何処でどんな風に絡むかは椿くんに目撃させる目的もある為、そちらのお考えもあるだろうと思い固定しませんでしたので、お好きなようにして下さって結構です^^)
『――上原くん、どうしたの?すっごく怖い顔、何かあった?』
(先日漸く学校に復帰してきた彼、そんな相手を視線の先に捉え駆け寄ろうとするもののその見つめる先にあるものに気付き足を止め。相手が見ているのは何の変哲もない笑い合う男子生徒たちの姿、しかしその中にいる一人は文化祭の晩相手がその背中を追いかけて行った彼で、記憶喪失とは聞いていたものの意味深すぎるその視線に僅かに唇を噛み締め。前から薄々感じていた相手と相手が見つめる彼の関係、明らかに友人同士という括りには収まらないその気配に胸がざわつくものの、気持ちを切り替える様にぺち、と頬を打ってから口角を上げると足早に行く相手を廊下の途中で呼び止めて。彼らの間に何があるのか、否あったのか自分には計り知れない。それでもその関係が相手の記憶喪失という大きな問題により揺らいでいるのは確かで、それにつけ込むと言えば酷く自分が悪女のように聞こえるけれど好きな相手を想うことをそんな理性論で締め付けられるほど自分も出来た人間ではなくて。僅かな罪悪感こそあるものの、それでも相手を手に入れたい。そんな思いから明るく冗談じみた言葉を掛けてやれば笑って、とばかりに相手の頬を指で軽く押し上げてやって。)
(/こちらこそ大分お返事が遅れてしまいました…すみません;;
茂庭ちゃんでのロルは大分久しぶりなのでちょっぴり言い回しがイマイチなのは見逃して頂けると有難いです(汗)茂庭ちゃんも当て馬キャラではありますが、やっぱり自分の中では完全に奪いに来るような子には出来ずあくまで恋心に揺れる女の子、というスタンスで書かせて頂きました。そのため原田の存在も目視した上で、ということで廊下での声掛けになりましたがこの先はやはり昇降口へ向かうよう、あわよくば一緒に下校なんかに繋げるよう流していきたいと思います!
もし茂庭ちゃんのキャラクター像についてなど、何かありましたらお気軽にお話しくださいませ^^)
――…またお前か。…何もねぇよ。
(彼を視界から外した後も己に向けられる事はないその笑顔が脳裏から離れる事はなく、やり場のない思いをどう消化しようかと思った矢先に声を掛けられ。新たに視界に入り込んで来たのは、登校するようになってからというものやたらと声を掛けてくる同じクラスの女。他人に興味など無かったが、己に接触して来る人間など僅かな上、その恵まれた容姿と朗らかな性格故か男女共に支持のある彼女の存在は認識するようになった。真っ直ぐに此方を見つめる彼女を不機嫌そうな表情のまま見下ろせば、頬に触れてくるその手を素っ気なく払い背を向け歩き出すも、何故か今日に限って少しくらい相手してやろうかという思いに駆られ、足を止めて振り返り。「…なぁ、何で俺に構う?」─…それは素朴な疑問とふとした興味。今までどうでも良かった事が気になるのは、むしゃくしゃした感情の中に僅かでも寂しさに似た何かがあるからなのだろうか。頭には未だ別の存在をちらつかせながら、何となく懐かしさのある彼女をじっと見つめて)
(/茂庭ちゃんのスタンスやキャラクター象などはそちらのやりやすいように、つまり今のままいって頂けたらと思います!出来るなら茂庭ちゃんにも幸せになって欲しいくらい可愛い子なので、当て馬にしてしまうのが心苦しいくらいです/←
一緒に下校に繋げつつ頭には常に椿くん、そして混同する茂庭ちゃんと棗ちゃんの中に違いを見つけられたらと思います。何かお考え等ありましたらまたその都度お願いします^^)
『…気になってるから、じゃあ理由にならないかな?女の子が男の子にこんなこと言う意味、後は自分で考えてみてね。』
((記憶喪失になったとはいえ忘れてしまったのは先程相手が視線を向けていた彼のことのみ、それ以外は依然と変わらぬ彼のままで、そのことに少しだけ安堵すると共に記憶喪失という不運こそあれどやはり彼にとって大切だったということを強く主張してくる者の存在に内心苦い思いを巡らせて。変わらぬ態度、そう思っていた彼からの予想していなかった質問に思わず一瞬動きを止めるものの、にっと笑みを浮かべながら可愛らしさを意識しつつも少しだけ相手を弄ぶような、きっと男の子が好んでくれるような小悪魔めいた台詞で返答すると相手の背を追いかけて。かつての彼ならばきっと自分にこんな質問をしてきたりしなかったはず、この事実だけで相手の中で何かが揺れていることは窺い知ることが出来て。彼の中で揺れる何か、それがもし自分に与えられたチャンスの欠片なのだとしたら。脳裏の隅に相手が執心する彼を追いやって、この小さな希望に縋りもう一度だけ相手を想ってみようか、そんな思いが胸に浮かぶとそっと彼の隣に並び。))
『――…ねえ上原君、何か考え事?最近何だか様子がおかしいし…私で良ければ話、聞くよ?その代り、お茶代は上原君のおごりね?』
(/またまた本体のみで失礼します!自分、間違った解釈をしていたようで…すみません、一つ確認させて下さい。
原田様の文章を拝見する限り、上原の記憶は椿くんの事のみすっぽり抜けた感じでの解釈で宜しいでしょうか?此方は自分の事以外は曖昧な記憶しかなく、茂庭ちゃんについても記憶がはっきりしていないような感覚(記憶喪失後、よく話しかけてくる茂庭ちゃんの名を覚え、何となく懐かしさを感じる程度)でロルを回してしまったので…申し訳ありませんorz
椿くん以外は覚えている方向でいくとするならば今後そのようにロル等回していきたいと思います^^
お時間ある時に一言お返事を頂けたら嬉しいです!今回は珍しく早目にお返事出来るかと思います。)
(/すみません、完全に此方の勘違いです!恐らく随分前に記憶喪失ネタをやろう、となった際にお話ししていた時の提案内容が色々と頭の中で混雑してしまい勘違いしてしまったようで…本当に申し訳ありません;;
該当の箇所を書き直しますので少々お待ちくださいませ。)
:『…気になってるから、じゃあ理由にならないかな?女の子が男の子にこんなこと言う意味、後は自分で考えてみてね。』
((記憶喪失になりこれまでの記憶があいまいなものへ変わってしまったとはいえ日常生活の様子自体は以前と変わらぬ彼のままで、そのことに少しだけ安堵すると共に記憶喪失という不運にあってなお視線で追うほどにやはり彼にとって大切だったということを強く主張してくる者の存在に内心苦い思いを巡らせて。しかし変わらぬ態度だとばかり思っていた彼からの予想していなかった質問に思わず一瞬動きを止めるものの、にっと笑みを浮かべながら可愛らしさを意識しつつも少しだけ相手を弄ぶような、きっと男の子が好んでくれるような小悪魔めいた台詞で返答すると相手の背を追いかけて。かつての彼ならばきっと自分にこんな質問をしてきたりしなかったはず、この事実だけで相手の中で無くした記憶だけではなく、それに紐づけされた何かが揺れていることは窺い知ることが出来て。彼の中で揺れる何か、それがもし自分に与えられたチャンスの欠片なのだとしたら。脳裏の隅に相手が執心する彼を追いやって、この小さな希望に縋りもう一度だけ相手を想ってみようか、そんな思いが胸に浮かぶとそっと彼の隣に並び。))
『――…ねえ上原君、何か考え事?最近何だか様子がおかしいし…私で良ければ話、聞くよ?その代り、お茶代は上原君のおごりね?』
(/先程は大変失礼いたしました!大事な設定の根源が揺らいでしまうなんて、まだまだ私も未熟者だと再認識いたしました;;今後はこのような混乱を招いてしまうようなことがないようなお一層精進していこうと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!)
(/お早い返事有難うごさいます!いえいえ、それさえ確認出来ればその方向で進めて参りますので、書き直さなくても大丈夫ですよ!折角の素敵な文章ですし、長文を書き直すのは大変ですし。もし原田様が訂正しておきたい部分がおありでしたらその部分のみお願いし、特に問題ないようでしたらこのまま繋げていきたいと思います^^)
(/とか言ってる間に…な、なんと!いやはや流石原田様でごさいます。完全に余計なお世話でした、申し訳ありませんorz
ご丁寧にありがとうございました!此方こそ何かと至らない部分だらけですが、宜しくお願い致します!では失礼します^^)
いや…理由としては十分だ。
(返ってきたのは思ったより素直な返事と男心を擽るような小悪魔めいた台詞。清楚で品を備えた彼女のこんな一面に惹かれる男の気持ちがわからなくはない。気になるから近付く、それはごく自然な事。日々冷たくあしらっていた己に対しめげる事なく笑顔で話しかけてくる彼女を見ていても嫌われてはいない、寧ろ好意を持たれているだろう事は確かで。口許に僅かな笑みを浮かべつつ率直な考えを述べたその時、ひとつの考えが頭を過る。歩道橋から転落したあの日、己は髪の長い女と一緒に居たと聞かされたが、その相手はもしかすると目の前の彼女ではないだろうか。先程感じた何処か懐かしいような感覚を頼りに隣に並ぶ相手を見つめては、その誘いに乗る事を決意し小さく頷き)
…いいぜ、俺も少しお前に聞きたい事がある。付き合えよ。
『ふふ、いいよー。上原君が私に興味持ってくれてるなら、特別に何でも答えてあげる。』
((目の前の相手が"聞きたいこと"は果たして自分自身のことだろうか、一瞬そんな考えが脳裏をよぎるもののすぐに相手の言葉に頷いて。例え相手が知りたいことが自分に関することではなくても、今相手が関心を向けているのは自分、それだけで恋する乙女にとっては大きな力の源になる理由となり、ふにゃりと嬉しさに頬を緩めながら言葉を続けると軽く相手の腕を引いて。「場所はー…駅前のカフェでいいかな?そこね、ショートケーキがすっごく美味しいって評判なんだよ。」結果的に相手をある意味デートの様なものに誘うことが出来た嬉しさからか、どこか軽い足取りで相手を先導するように腕を引きながらこれから行く先について話を始め。少し女性向けといった雰囲気の強いカフェではあるものの此方からすればなるべく自分を可愛く相手に見せたくて、あえてショートケーキなどといった例を口にしながら歩みを進め。))
ショートケーキ…。あぁ…あの苺の乗った、やたら甘そうなやつか。
(お茶をする事が余程嬉しいのか浮き立った様子で語る相手を何の気なしに見つめ。幸せそうに微笑む様子や然り気無く引かれる腕より気になったのは、どういうわけか“ショートケーキ”という単語。甘味が苦手な己の脳裏に浮かんだ、真っ赤な苺の乗ったショートケーキは何故かやけに鮮明で。不思議に思ったその時ほんの一瞬浮かんだのは己を掻き乱している“彼”の幸せそうな笑顔“だったような”気がするも、そう意識した時には本当に彼だったのか否か分からないくらい儚く消えており。胸に残る形を為さないもやもやした感情に、己の少し前を行く彼女の声も耳に届かなくなっていき。ひたすら胸を締め付ける正体不明の何かに堪え切れず、僅かでも吐き出したい一心で不意に彼女の腕を引けば腕の中に収めてしまい)
『ッきゃ!…上原、くん?どうかしたの?』
((相手と距離を縮めるまたとないチャンスにやや浮足立ってしまっていた中、不意に体ごと腕を後ろに引かれる感覚に思わず小さな悲鳴を漏らし。いきなりのことに転んでしまうのでは、という危惧から反射的に瞳を瞑っていたものの訪れた感触は硬いコンクリートの衝撃などではなく仄かに温かな体温を伝えてくる優しい抱擁で。いくらその対象が想いを寄せる相手だとしてもいきなりの抱擁、更に言えば記憶がないとはいえ一度振られた相手であり流石に不審に思ったのかそっと視線を相手の方にあげながらやや不安そうに言葉を漏らすと相手の背中に回した手で軽く服を引いてみて。))
――…あれ。
(放課後となり未だに少しだけ気分が落ち込んだままの自分を気遣ってか寄り道に誘ってくれた友人たちとカフェでテイクアウトした飲み物を片手に街を徘徊していると、ふと視線を向けた反対車線の歩道に見覚えのある影を見つけて。小さく言葉を漏らした瞬間先を歩いていた少女を腕の中に納めた相手に僅かに目を見開き反射的にかぴくりと小さく体を震わせるとその光景に思わず釘付けになってしまい。記憶を失ったのならばそのまま思い出さずとも、男として真っ当な人生に戻してやればいいと半ば諦めに近い感覚で今を受け入れかけていた中訪れた更なる現実を鋭く突きつけてくるような情景、どうにか諦めようとしていた身でもやはり未練はまだ色濃く胸の内に残ってしまっていて。友人たちが先へ足を進める中一人その場に立ち尽くしては視線の先にいる二人の動向を見つめて。)
(/上原君が行動を起こし始めたということでゆっくりと原田の方にも煽りを入れていきたいと思います!上原君と茂庭ちゃんの行動を見つつ適度な所で介入させていく所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします。)
――…俺が歩道橋から落ちたあの日、俺と一緒に居た女はお前じゃねぇのか。
(突然抱き締められた腕の中の彼女は訳がわからず混乱しているだろう。しかし気持ちが追い付かないという意味では行動に出た本人も同じであり。人を抱いた時の温もりを己は確かに知っているのに、胸が締め付けられるような切なさと、心が満たされていくふわふわとした幸福感が入り交じった“あの感覚”を此処に得る事が出来ず、己が求めているものが腕の中の彼女ではない事を改めて知らされ。分かりきった事を訊いてしまうのは、きっと今も尚脳裏をちらつく彼の存在に惑わされたくないが故。失った記憶の中、取り戻したいのはあの日己と一緒に居た、恋人と思われる女ただ一人だけなのに、何故こうも彼に掻き乱されるのか。今腕の中に居る彼女こそが己が求める相手だったらどんなに楽だろうか、そう思う反面で彼を欲してしまう己にさえ苛立ちを感じ、彼女を抱く腕に無意識に力が込められてしまって)
(/どうすれば椿くんが介入しやすい展開になるか悩んだのですが、そちらにもお考えがおありでしょうし、取り敢えずこの場にとどまるのが無難かなと思い殆ど動きがないものになってしまいました。すみません。
上原は反対車線にいる椿くんに気付いてしまうとまずいでしょうか?この後どうすれば椿くんが動きやすいか等、お考えやご希望がありましたら是非お聞かせ頂けたらと思います^^)
『…私、は…――ッきゃ!?』
((相手が言っているのは記憶を失う原因になった転落事故の時のことなのだろうか、歩道橋から落ちたという情報こそ噂の様な不確定なものとして耳にしていたものの、その際女性と一緒にいたなどという話は聞いていなくて。そのことに驚いている暇もなく自分をその女性では、と尋ねてくる相手に口の中に溜まっていた唾を飲み下すと考える様に視線を彷徨わせて。もしかしたら、ここでその女性は自分だと主張すれば相手は自分を恋人として錯覚してくれるのではないか。そんな酷く自分勝手な考えが一瞬頭を過るものの、恋焦がれた相手を手に入れるためにその本人に嘘をつくことに罪悪感を感じないわけがなく。どうしたらいいか、自分の欲望と良心との間で揺れているうち不意に腕を引かれる感覚に襲われると自分を抱いていた相手の身体が離れていき。))
――…お前、何してんだよ。
(反対車線に見つけた相手と、よく知る少女の抱擁の場面。それを目にはしたものの自分と付き合っていたころよりもはるかに真っ当な光景に口を出してはいけないと自制したつもりだったはずなのに、今も胸で燻る恋心はそんな建前などお構いなしに自分の身体を操っていき。一度は見逃そうと思ったはずなのに自然と彼らに近づいて行ってしまう足、そのまま二人の元へと駆け出していき相手に抱きしめられたままの彼女の腕を掴んで此方に引くことで相手の腕の中から強引にも引きはがすとそのまま相手と彼女との間に体を割り入れて。忘れられた自分がでしゃばっていい場面ではないと頭では分かっているのに近寄るにつれて聞こえてきた相手の言葉、相手の中から記憶が消えただけでなくそこに在ったはずの真実からさえも自分が居なくなってしまうことへの強い焦燥感から低い声を漏らすと鋭く睨んでいるはずなのに、瞳には隠し切れない寂しさの様な色を灯したまま相手を見つめて。)
…別に記憶がなくなったこと責めるつもりはないけどさ、それで女の子巻き込んで困らせるってのはないんじゃねぇの。
(/色々と気を遣って頂いているうちにも、どうにも我慢が聞かず原田を突入させてしまいました;;すみません!
此処からは上手いこと茂庭さんを舞台から下ろしつつ、上原君に記憶を取り戻して頂くための原田の特攻を仕掛けていきたいと思います!そのためやや上原君を強引に連れ出してしまうような行動が目立ってしまうかと思うのですが、大丈夫でしょうか…?)
――…巻き込む…?俺はこいつに確認したい事があっただけだ。
(腕の中の彼女の小さな悲鳴と同時、強い力で互いの体が引き離されたかと思えば、目の前には今まさに頭の中を埋め尽くそうとしていた彼が居て。小さく目を見開き息を飲むと、此方を見据えるその瞳を捕らえながら己の言動を正当化するような物言いをし。此方に向けられているのは怒り、もしくは軽蔑の類いだろうが、助けを求めるかのような悲しみの色を帯びているようにも見えて。彼が視界に飛び込んできた瞬間見えなくなる周囲、面白い程加速する鼓動。特別な感情を持たずして彼女を抱き締めたのは、例え一瞬でも目の前の彼を忘れたいが為。事故後意味深に絡んでくる彼の様子からして以前己と何か関係があったのは間違いないのだろうが、彼の意図が分からない事に加え、心を掻き乱される事への焦りや苛立ち、困惑に押し潰されそうで。これ程大きな存在になってしまった彼から咎められた惨めさでカッと熱がこもり、鋭い声音で非難の言葉を浴びせてしまい)
なぁ…そもそもお前は何なんだ?この前から遠回しにごちゃごちゃと…。俺に言いたい事があるんじゃねぇのか。はっきり言えばいいだろうが。
(/いえ、全く問題ないです!二人を目撃した椿くんが万一走り去ってしまうようでしたら逃がすかとばかりに追い掛けるつもりだったので(笑)
この後は椿くんの意思で上原を連れ出してくれても構いませんし、場合によっては上原が椿くんを無理矢理引きずって行っても。上原のせいで茂庭ちゃんは大変気の毒ですが…orz
とにかく椿くんや展開に合わせていきたいと思いますので、何もお気になさらず思いのまま動いて下さいませ!)
――…お前のためだって思って言わないでおこうと思ってたけど、余計なお世話だった訳か。ならいいよ、聞かせてやる。…後悔しても、遅いからな。
(相手が一度自分との関係をリセットして、それで真っ当な人生に戻れるのならそれでもいいと思った。自分ばかりが取り残されてしまう寂しさこそあれど、相手の幸せを願うくらいの心の余裕を持っていたはずなのに、いざ自分が相手の中から完全に消されてしまうような状況になればそんな綺麗事でしかない気遣いなど出来なくなってしまって。鋭い相手の非難の声に取り繕おうとしていた自分が壊れていくのを感じればそのまま相手に歩み寄り胸倉を乱暴に掴み、そのまま自分の方に引き寄せながら傍に居る彼女に聞こえないように囁くような小さな声ながらも心に溜めた暗いものが反映されたような低い声で言葉を掛け。ちらりと一瞬だけ背後の彼女の方に目配せの様なものを送ってから引き寄せていた相手の胸倉を離すと、すぐに片腕を掴み直し引き摺るような勢いで歩き出して。自分の汚れた独占欲を相手に見せるなど昔では到底出来なかったこと、しかし最後だからと自らに言い聞かせることでその決心を固めると相手があの日転落した歩道橋へと向かって。)
『…やっぱり無理かぁ。私相手じゃ、あんな顔してくれないもの。』
((相手とのつながりが深いと、言われなくとも感じ取れてしまうような彼の登場により結果的にはデートの予定を掻っ攫われてしまった中ひとり小さく溜息をつくと先程彼から送られた目配せからこれ以上の追及は野暮だと察して。元々一度振られた身なうえかつてキスを強請ろうとアクションを掛けた時ですら靡いてくれなかった相手に対して、心の中では一部諦めのようなものも浮かんでいて。それなりに恵まれた容姿があったからこそ今まで味わったことのなかった失恋という感覚に今はまだ少し涙が滲みそうになるけれど、それでも吹っ切らなければいけない相手という存在に高ぶりそうになる気持ちを堪えふにゃりと表情を歪めると小さく呟きを漏らし。徐々に小さくなっていく二人の背中を見つめながら口元にそっと笑みを浮かべると、ひとりになってしまったけれどこの際甘いものでも食べて忘れてしまおうと目的地だった喫茶店へと緩やかな歩みを進め始めて。))
(/ではではお言葉に甘えて早速上原君を攫わせて頂きました(笑)
同時に茂庭ちゃんにも退場して頂きました。お話の流れなので仕方ないのですが、やはりサブキャラでも失恋させるというのは少し悲しい気持ちになってしまいますね。とは言え茂庭ちゃんは芯の強い子というイメージでやらせて頂いていますので、また今後も元気な姿で登場させてあげたいな、なんて思っています!
それではとうとう記憶喪失編(?)の山場に差し掛かってきましたが、この盛り上がりを無為にしてしまわないよう努力したいと思います!
新年を迎え、このサイトでのお付き合いもとうとう3年目となりましたが今なお数年前初めてお相手させて頂いたときと変わらぬときめきを感じさせて頂いております(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします!)
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