主 2013-06-22 18:50:00 |
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ふぅん…まあお前の女装はそう簡単にはバレないと思うぜ。それに――…何だかんだで俺達の事は隠しておいた方が賢明かもな。他校の奴等にバレたら少し厄介だ。
(以前から所持さしていたのであればからかってやろうという気でいたが、それらしい理由を添えられてしまえば納得せざるを得なかったのか出来たのか相槌を打つだけにとどめ。何処か中性的で綺麗に整った元々の顔立ちに加え、その見事なまでの完成度の高さからいってもそう簡単に男だとバレる事はないだろう。現に己はそんな彼の女装姿に何の疑いも持たず一目惚れしてしまった程。しかし仮にバレて自分達の関係を公表したとして、校内の大抵の生徒達は黙らせられたとしても、他校の所謂柄の悪い連中はどうだろうか。文化祭の時のような己を良く思わない連中に相手が目をつけられてしまえば、相手を危険に晒す事になる。そういった危険も踏まえると、やはり関係性は伏せておくべきかもしれないと思い直し。あれこれ危惧していると、不意に何処と無く躊躇うような控え目な声音で“お願い”との声が掛かり。重なる手の温もりを感じつつ不思議そうに瞬きすれば「…何だよ、改まって。言ってみろ」と、後ろから相手の肩に軽く顎を乗せるようにして柔らかな響きで返し)
(/誤字だらけだったので修正しますね。申し訳ないですorz)
ふぅん…まあお前の女装はそう簡単にはバレないと思うぜ。それに――…何だかんだで俺達の事は隠しておいた方が賢明かもな。他校の奴等にバレたら少し厄介だ。
(以前から所持していたのであればからかってやろうという気でいたが、それらしい理由を添えられてしまえば納得せざるを得なかったのか相槌を打つだけにとどめ。何処か中性的で綺麗に整った元々の顔立ちに加え、その見事なまでの完成度の高さからいってもそう簡単に男だとバレる事はないだろう。現に己はそんな彼の女装姿に何の疑いも持たず一目惚れしてしまった程。しかし仮にバレて自分達の関係を公表したとして、校内の大抵の生徒達は黙らせられたとしても、他校の所謂柄の悪い連中はどうだろうか。文化祭の時のような己を良く思わない連中に相手が目をつけられてしまえば、相手を危険に晒す事になる。そういった危険も踏まえると、やはり関係性は伏せておくべきかもしれないと思い直し。あれこれ危惧していると、不意に何処と無く躊躇うような控え目な声音で“お願い”との声が掛かり。重なる手の温もりを感じつつ不思議そうに瞬きすれば「…何だよ、改まって。言ってみろ」と、後ろから相手の肩に軽く顎を乗せるようにして柔らかな響きで返し)
ーー…やっぱいい、止める。…女装も、しない。
(お願いの内容が内容だったのか、先に相手が口にした言葉に何かを言いたげにはくはくと口を緩く開閉するもののすぐに諦めたように唇を結べば視線を落とし。自分だって女装がバレたい訳じゃないものの、口にしようとしたお願いは一歩間違えれば自分が男だと知らしめる要因になりかねないもので。しかしそれでも相手がこれだけ女装を切望しこれだけそのクオリティーに太鼓判を押してくれるなら、と心を決めて思いを言葉にしようとしただけあって反動的に気持ちは一気に沈んでしまい。小さな声でお願いの件は勿論女装の件まで一方的に無しだと言い返せば自分でも幼稚だと感じつつも収まりきらない思いをどうにか消化しようとするように表情を歪めて。)
あ?何だよそれ…わけわかんねぇな。
(相手の我儘なら可能な限り聞いてやりたいと日頃から思う。より深い関係になった今、ますます愛おしさが膨らみ尚更そう思うのに。自分でもくすぐったくなる程甘い声音で問い掛けたつもりが、返された意外な言葉に疑問符が浮かび、眉を寄せながら相手の肩から顎を外し。何か不味い事を言っただろうかと己の発言を振り返ってみるが、その“お願い”が何なのか分からない以上、己のどの発言が彼の考えを変えさせてしまったのか分からず。それでも急に元気がなくなった事は明らかで気になって仕方なく。己の手に重ねられた手を上から握り、相手の頬に頬を寄せれば「なあ椿…、俺にして欲しい事あったんだろ?…聞かせろよ」聞きたいという懇願も込め、極力優しげな声色で囁いて)
ーー…女装してる時も、ちゃんと"椿"って呼んで欲しかった。…お前が散々バレないだのバレても構わないだの言うから…それならって思ったのに、でも他校にバレるのは気を付けようとか言い出すし…俺の覚悟返せ、ばか。
(案の定困ったような様子を見せる相手にも悪いなどと思うことはなく、むしろ八つ当たりじみた"ざまあみろ"などという言葉が口から零れそうになる程で。ただそんな考えも相手の懇願するような言葉の前では無力なのか頬に触れ合った心地よい感触に暫し考え込むものの結局ほだされ思いを吐露する決意を固めると、一度するりと相手の腕から抜け出し。相手と向き合うように立ってから不機嫌そうにしかめられた表情を隠すように今度は正面から相手の膝に乗り上げ顎を相手の肩に乗せてから背中にぎゅっと腕を回し。甘えたようにすり、と微かに相手の首筋に頭を寄せてからもごもごと歯切れの悪い口調で言葉を告げるとそのまま大して感情も入っていない声で"ばか"という罵りを繰り返して。)
何だよ、そんな事か…。名前くらい幾らでも呼んでやるよ。
(彼がそれを口にするのは彼なりに覚悟が必要だった事は態度から窺えて。しかし改まっての願いとはどんな事だろうかと興味と期待で一杯だった為、可愛らしいその願いに拍子抜けし、ついついクッと小さく吹き出してしまい。こういった事にこだわる辺りが相手の可愛いところだと思うと共にまたも愛しさが湧き、甘えるように抱き着いてくる相手の髪を撫でてやり)
――確かに簡単にバレるとは思ってねぇし、バレても構わねぇ。ただ…お前も薄々感じてるだろうが、俺は他校の連中から嫌われてるからな。万一お前が目を付けられたら、お前を危険な目に遭わせちまう。勿論、お前は俺が守るけどよ。
(頭を撫でていた手を緩やかに止め、ぎゅうと強く抱き締めては少しトーンを落とした声音で、先の発言について説明し。相手が何であろうと腕の中の大事な存在を守りたい思いは強くあるが、守りたい存在など持ったことがない故、大事なものを危険に晒すかもしれないという可能性が不安や恐怖心にも似た感情を起こさせ。そんな感情が相手に伝わってしまわないように一度ゆっくり瞬きした後、すぐ隣にある相手の頭に唇寄せては「学祭の時みたく怖がらせたくねぇんだよ。お前、泣き虫だしな」と、ふっと柔らかく笑み)
…ばか。何が守るだよ、ふざけんな。俺だって男なんだから自分の身くらい守れるし、お前と付き合ってる時点でそのくらいの覚悟出来てんだよ。
(相手が所謂不良と言われるものに分類されることなど歩道橋で出会うよりも前から知っていたことで、そのくらいの覚悟は付き合う上でとっくの昔に出来ていて。それよりなによりまるで自分を女か何かのように守るなどという相手がどうにも癪で、頭に寄せられた唇を拒むように相手の頬を片手でぎゅっと掴めば少しだけ鋭さのある不機嫌そうな様子で見つめて。自分はそんなに脆くはないと、暗にそう伝えるように言葉を紡ぐと頬を掴んだ手を離すと同時に軽く触れ合う程度の口づけを相手の唇に送り。口付けてしまった恥ずかしさが襲ってこないうちにさっさと相手の膝の上から退くと腕を伸ばしながら相手に背を向け「…まあ、その…なんだ。名前のこと約束したし、女装してやる。…そこ、部屋の隅っこにある段ボールに適当な服入ってるから、お前の好みのやつ選んで。」などと告げると約束は約束としてきちんと果たすつもりらしく女装の準備を始め。相手に指示を出してから紙袋に雑に入れられていたウィッグを引っ張り出すと、それを持ったままそそくさと部屋を出ていき。)
――……男だろうが女だろうが、大事な奴を守りたいと思って当然だろうが。
(そそくさと退室する相手を視線で追った後、一人取り残された部屋でぽつりと呟き。己が想いを打ち明けてから、相手がどれだけ己の事で悩んできたかはこれまでの彼を見ていても分かる。所謂問題児で同性でもある己を受け入れるのに、彼なりに相当な覚悟や決意をしただろうという事も。先程の言動からするに、言葉の意味を多少取り違えて不機嫌になっただろう事は窺えるも、此方にも譲れない思いというものはある。小さく息を逃すと、示された段ボールに視線を向け、そちらに手を伸ばし引き寄せて。箱の中にある幾つもの女物の洋服の中には、明らかに彼の女装を楽しんでいると思われる物も多く、彼の友人であるあの騒がしい連中が彼に着せようと選んだかと思うと無性に苛ついてきて。アイツ等後で脅してやろうかと本気で思いつつ、不機嫌そうな面持ちで服を選び)
ーー服決まったか…って、なんつう顔で選んでんだよ。…女装しろっつったのお前だろ、なんか不満な訳?
(散々させられてきた女装もそろそろ手慣れてきてしまったのか今日はどんな髪型にしよう、などと考えてしまった自分に気付くなり思わず頭を抱えて。徐々に侵されているような気がしつつも相手を待たせているためさっさと準備に取り掛かれば、髪の長いかつらを今日は緩い三つ編みにして縛った部分をリボンで飾り、母のメイク道具を拝借し男と分からない程度にナチュラルなメイクを施して。それから自室で待つ相手の元へと戻ると真っ先に飛び込んできたのは相手の不機嫌そうな表情で。正直彼が何を不満に思っているかなど見当もつかず困ったように眉を寄せるとその傍まで歩いていき。)
…何なんだよこれ。あの連中の趣味丸出しのもんばっかじゃねぇか。椿、お前…まさか奴等にご披露してやったのかよ。
(暫くして部屋に戻ってきた相手は髪型やメイクだけでも十分その辺の女性より綺麗で可愛らしく、己の心臓をドキリと跳ねさせるも、独占欲や嫉妬混じりのもやもやとした感情が薄れる事はなく。趣味だけでなく下心さえ含まれているのではと疑っても可笑しくない、所謂コスプレに分類されるような衣装を不機嫌そうに片手でつまみ上げては若干乱暴に戻し。眉間に皺を刻んだまま相手にじとりとした視線を向け問い質しながら、その中でも外出に使えそうな服のみ一通り取り分けて。手にした服と相手を交互に見、少し思案するような仕草を見せながら選んでいたが、「…この辺が妥当だな」やがて相手に押し付けたのは、ノースリーブで膝丈程の白のチュールワンピースと、後ろにリボンをあしらったベージュピンクのニットという甘めなもので)
んな訳あるか。そもそも、お前が嫌がると思ったからあいつらの前ではお前と会った時と昨日の文化祭でしか女装なんてしてねぇよ。…俺、結構信用なかった訳ね。
(明らかに機嫌の悪い相手がつまみ上げた所謂コスプレ衣装には正直此方もあまりいい感情は浮かばないらしく思わず苦い表情をするものの、続く相手の言葉に心外だとばかりに声を上げると少しだけ拗ねたように唇を尖らせて。勿論女装を進んでやる意思などないことは大前提だが、此方とて想う相手がいるというのに彼が気に入っているらしい女装姿を例え同性の友人だろうと易々見せるつもりなどなく、そうしてどうにか避けてきたことを疑われたことに不満と少々の悲しみが募ってしまい。ぶっきらぼうな言い方で応えてから相手より受け取った服と段ボール箱を抱えるとベッドの方まで歩いていき、相手に背中を向けるような方向でベッドの縁に座ってからばさりとトレーナーを脱ぎ去れば相手の方には視線をやらないまま「…着替えるから、あんまこっち見んなよ。」とだけ呟き着替えを始めて。)
そうじゃねぇよ。そうじゃねぇけどよ…。お前…あいつ等と仲いいじゃねぇか。
(反論して来る相手の声が悲しみの色を帯びている事に気付けば、返す言葉に思いの外熱が入り。信用してるとかしていないとかないとかそんなんじゃない。ただ、相手と彼等との間に信頼関係が築かれている事を理解している故、相手が彼等のリクエストに応える事は自然な事なのかもしれないと思ってしまう。そんな負の感情から思わずぽつりと溢れた言葉は自分でも戸惑う程酷く稚拙なもので。拗ねているとでもいうようなそんな発言に忽ち羞恥に駆られ、小さな舌打ち洩らしてはふいと顔を逸らし、羞恥に堪えるように視線を伏せて。そんなきまり悪さの中、此方を見るなと告げる相手から最初は顔を逸らしたままでいたが、やがて着替え中に生じる小さな音が耳に届く頃には平静を取り戻しつつあり。此方に背を向け着替え中の相手の背を少しの間眺めていたが、不意にそっと近寄れば「…全部見たのに今更なに言ってんだよ。見てて欲しいってことか?」と、背後から覗き込みながらデリカシーない一言を掛けて)
ッうわ!?…お前が化ける真っ最中見てても気分萎えないなら、俺は別にいいけど?
(男同士という問題に一度は悩めども結局転がり落ちる形となった自分を、もしや他の男でもイケるような所謂尻軽として相手が見ているのではと勘ぐってしまい少しばかり気分が落ち込んだものの、耳に届いた相手の半ば拗ねたような言葉に自分の考えが誤解だったことを知ると同時にうっかりきゅんとときめいてしまい。思わず緩みそうになる口許をぐっと堪えながら、先程のことは一先ず着替えを済ませてから謝ろうと思い着替えのスピードを早め。ところが偽胸のパッドが入った下着を着用するのに思った以上にてこずってしまい困ったように首を傾げてから背中を見ようとしたところ、丁度此方を覗きこんできた相手とばっちり視線がぶつかってしまい思わず驚きの声を上げ。女の化粧の最中と同じく今の自分は正直人に見せられる姿ではなくて、羞恥心云々よりそちらの感情の方が強いのか苦笑混じりに相手のからかいをかわすと寧ろ好都合とばかりに「あ、背中のホックつけてくんないか?なんか上手く引っ掛かんなくてさ。」などとお願いを口にして。)
萎えるも萎えねぇも…女装したお前だけが好きなわけじゃねぇだろうが。
(相手の心境はどうであれ、そんな事を気にする相手が可愛くも可笑しくも思え、口元に控え目な笑みを浮かべながら言われた通り背中のホックに手を掛け。その間、ふと彼の肩に残ったままの赤い痕に視線が向かえば、狂おしい程の愛しさの中幸福感に満ちた昨夜のひとときが思い出され、トクンと胸が鳴って。ホックを器用に引っ掛けた後、着替えを遮るように後ろから腕を回し抱き締めては、相手を見詰め愛しそうに笑み、心情を語る事なく柔らかく唇を食むように口付けてゆっくり離し。「――…愛してる」至近距離を保ったまま告げた言葉は、昨夜も幾度となく伝えたもの。こうして相手を見つめ、触れているだけで自然と溢れるようになってしまっている事実にまたひとつ愛が膨らんだ事を感じ、温かな気持ちに包まれて)
ッ、…お、れも…愛してる、よ…。
(背中でホックが掛かったのを感覚で察知し礼を言おうかと顔を相手の方に向けようとした時、動きを遮るように体に回された腕の感触を感じたかと思えば目前で微笑む相手と目が合って。その意味を考えるよりも早く優しく触れ合った唇に思わず呆けた顔をしてしまうものの続く愛の囁きにじわじわと羞恥に顔を染め、戸惑ったように視線を暫し揺らした後こつんと軽く額を合わせるようにすると恥ずかしさから伏せ目がちになりながらも小さな声で相手に囁き。相手からの言葉を聞くだけでも十分恥ずかしかったというのに自分からのお返しも重ねてしまえば平常心でなどいられるはずもなく、真っ赤に染められた頬を隠すように腕を振り上げがてら拒否、というよりはやんわりと逃げるような素振りで相手の腕を外すと「…も、ほんとに着替えるから…そういうの、ちょっと待って…。」などと呟いてからかばりと相手の選んだニットを少々雑に頭から被って。)
わかった。
(こうして見つめ、口付けや愛の言葉を贈ってからの彼の恥じらいや何処か嬉しさが滲む初々しい言動が彼への愛しさを膨らませる。思いのまま愛でてしまいたくなる衝動をどうにか鎮め素直に相手から離れれば、近くのベッドに腰を下ろし相手が着替える様子を大人しく眺め。男を魅了してしまうどころか、その辺の女達まで羨む程の容姿を持つ彼が一人っ子だという事を思い出し、彼の幼い頃をふと思う。「…お前、ガキの頃親に相当可愛がられただろ。こんな風に女物の服着せられたりしたんじゃねぇの」今も両親に大切にされている事が窺える相手、幼い頃は余程だったのではないかと、改めて相手に見入りながら頭に浮かんだ事を何の気なしに口にして)
…俺、産まれるまで女の子だと思われてたらしいんだよなー…。
(ニットを被ってから相手に渡されたスカートがワンピースタイプのものだったことを思い出すと間違ってしまった恥ずかしさのようなものを僅かに感じながらワンピース、ニットの順に着直して。ニットの裾をお腹の辺りまで下ろしてからほっと息をついたとき相手からの問い掛けがあり、少しだけ間を置いてから無言の肯定とばかりに深い溜め息をついて。ゆっくりとベッドに腰掛け直し寒さ対策にと用意してあったタイツを足先からするすると履いていくと、その最中漸く黙りっぱなしだった口を開き半ば言い訳のような、それでも言い訳にすらなっていないような余談を呟いて。話し終わる頃にはタイツも履き終わり、ベッドから立ち上がって少しだけ居心地が悪そうに自分の格好を見つめながらくるりと一度回ってみると待たせていた相手に視線を向け。「…どーですか。」散々繰り返した女装と言えど相手が選んだ服を着てこのままデート、というシチュエーションが照れ臭さを増させるのかほんのりと頬を染めながら表情を固くするとぶっきらぼうな問い掛けと共に緩く首を傾げて。)
(/貴方は本当に上原様ですか?なんの意図があるかは分かりませんが、私は貴方が上原様であるようには思えません。上原様であれば、例え私との関係を切る際であっても必ずきちんとお話ししてくださるはずだと思っています。悪戯か何かなのであれば、このようなことは止めてください。)
(すみません、あなたには私よりもっとお似合いで、幸せにしてくれる人がいると思ったからです。
正直いいますと、いろいろ疲れました。他の人と幸せになってください、お願いします
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