─ Love at first sight ─【BL】

─ Love at first sight ─【BL】

主  2013-06-22 18:50:00 
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── それは、不本意な初恋 。



【Story】

主と貴方は同じ高校の同級生。
一匹狼で問題児の主はある意味有名で、貴方は余り近付きたくないタイプだと思っていた。

ある日、貴方は友人等との遊びで女装してコンビニで買い物をするという罰ゲームをする事に。
その帰り、歩道橋の段を踏み外し危うく落ちそうになる所を主に助けられる。
それまで恋愛面に興味が無かった主は、女装した貴方にまさかの一目惚れ。
『お前…名前は?』
その場で名前を聞かれた貴方。咄嗟に嘘の名前(下の名前のみ)を教えてしまう。
その後も主は下の名前しか知らない彼女(女装した貴方)の事が忘れられずにいた。

ある日、学校の屋上でたまたま顔を合わせた主と貴方。
《こいつ何処かで…》
貴方の容姿が誰かと重なる。それが先日一目惚れした女だと気付いた途端、その人物について貴方にしつこく問い詰める。
主を恐れてか、正直に告げられない貴方は咄嗟に嘘をつく。
『あー…、多分それ俺の妹。』

妹にもう一度会わせろと脅された貴方。本当の事が言えず、やむを得ず再び女装をし主とデートをする羽目に…!
貴方の中で苦手なイメージしかなかった主の印象は次第に変わり、いつしか貴方も主に恋心を抱くように…。

────

…と、まぁこんな風にツッコミどころ満載な上、何処かで聞いたような話ではありますが、目を瞑って頂けたら幸いです…orz
長々と申し訳ありません。


>1 主プロフ
>2 ルール/募集事項




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  • No.321 by 上原和瑳  2013-09-08 14:29:30 


(後ろから抱き着くように回される腕に行きと同じように心臓が反応し、ハンドルを握る腕に無意識に力が入る。慣れるどころか相手への想いに比例するように騒ぎ出す心臓、己の意思に従わないそれを煩わしく思うも、今更隠すつもりもないのかそのままの体勢で小さく呟かれる相手の声を聞き)
……例えどんな用事があろうがお前を優先してやるよ。
(了承の意味でそう返すと、行けとの合図のように背中を叩かれるがままにペダルを踏み走り出し。話の内容がどうあれ、放課後少しでも相手を独占出来る事の嬉しさに薄く笑みを浮かべながら、背中に感じる相手の温もりに意識を集中させ自転車を走らせて。やがて学校近くになり登校中の生徒達がちらほらと見えてくれば、周囲の目を気にする相手を気遣ってか緩くブレーキを掛けて止まり「…降りるか?」と、そちらを振り返りつつ訊ねてみて)

  • No.322 by 原田椿  2013-09-08 15:09:58 

(自分の合図で相手が自転車をこぎ始めれば風を切るたびに風で髪がさらさらと靡き、それが大分薄くはなったものの仄かに感じる自分と相手の同じシャンプーの香りを自身の鼻腔に届け。その香りが一夜限りの泊まらせてもらった記憶を鮮明にさせると共にただ同じ香りというだけだというのに言い知れぬ気恥ずかしさを感じさせて。そんなくすぐったいような思いを抱えたまま暫くすれば前方の彼からの一言が。)
ーーあ、ああ…そうだな、ありがと…。
(相手がこんなことを言い出したのは自分が他人の目を気にしているから、それを気遣ってのことだと分かってはいる。発端は自分の言動にあるのだと理解しているもののもう彼の背中から離れなければならないと思うと寂しさとは違うのだが名残惜しさに近い微妙な切なさのようなものを感じ。しかしここで断るのも可笑しいだろうと自分を叱咤するとゆっくりと自転車から降りて相手と並走するかのようにその傍に立ち。)
(/そろそろ大分前にお話しさせて頂いたモブ子の登場が近付いてきましたかね。モブ子の操作についてなのですが言い出しっぺの私がロル内ででも操作しましょうか?その際例えばモブ子から上原くんを呼び出す、だとか原田抜きでのアクションを取る際にだけモブ子用の単独レスをさせて頂くことになるかと思いますが…。どういたしましょう?)

  • No.323 by 上原和瑳  2013-09-08 15:41:35 


(/本体のみで失礼します。そうですね、モブ子をこう動かしたいというお考えがあるでしょうからモブ子操作についてはお任せ致します。単独も勿論です!此方の動きに何か希望がありましたらその都度何なりとどうぞ。
それからこの後の動きはどうしましょう?取り敢えずこのまま門に向かえばいいか自転車を置いて昇降口や教室方面に向かえばいいか等、お答えをお聞きしてからレスをお返ししたいと思います^^)

  • No.324 by 原田椿  2013-09-08 16:00:18 

(/ありがとうございます!モブ子は基本的に一人でがつがつアタック仕掛けるようなタイプの子にしようかな、と思っているので基本的に上原くんは自由に動いていただいて構いませんよ。まあがつがついく、とのことで色々と強引になるやもしれませんがそこはご容赦を。
そうですね、出来れば人の多い校門あたりでモブ子に大々的に告白してもらってという風にしたほうが後々原田を追い詰めてやりやすいかと…/←/
それとモブ子についてですがさすがになんの特徴もなしに始めるのも辛いかと思いますので軽いプロフィールみたいなものを下記に載せさせて頂きますね。

名前:茂庭 舞(モニワ マイ)
容姿:茶髪にハーフアップ、綺麗めな容姿で所謂女子高生らしい適度な着崩しや化粧も少々。かといって華美ではなく清楚なイメージ。
性格:それなりに明るくクラスの中心に立つようなタイプの少女。漫画なんかのヒロインらしいというか、マドンナ的な人柄のためそれなりにもてる。)

  • No.325 by 上原和瑳  2013-09-08 16:55:47 


浮かねぇ面だな。あのまま離れたくなかったか?
(相手がゆっくりと自転車を降りれば己も降り、ゆっくりと自転車を押しながら並んで歩き出し。しかし相手の表情には心なしか切なさを含んだような翳りが垣間見え、己と同じく名残惜しさを感じているのではないかとどうしても自惚れてしまう。今までのやりとりからしても大方否定されるだろうと想定しながらも、彼の慌てる反応見たさに少しの笑みと横目を送りながらからかってやり)


(/おお、ご親切にモブ子のプロフまで有難うございます!ちなみにこの子の学年なんかはお考えですか?マドンナ的存在という事ですが、上原は他人に興味が無いのでこの子の存在を知らなかった事にしても差し支えないでしょうか?プロフを拝見しましたところ雰囲気がちょっと棗ちゃんに近い気もするので、展開によっては椿君を追い詰めるのに使えるのかな、と/←)

  • No.326 by 原田椿  2013-09-08 17:28:09 

…かーもな。もしそうだったら、あんたはどうしてた?
(浮かない気持ちに少しだけ背中を丸めて歩み始めれば隣からからかいじみた言葉、思いっきり否定するだろうと予想しての言葉だろうがそんなからかいが今は何だか小さな苛立ちに火を着けてしまい。むっとする程度のそれだがここで怒ってしまえば正しく相手の思惑通りだろう、そう考えれば笑みをたたえる相手の肩をばしっと軽く叩いてから少し先に駆け出し。ある程度の距離を取ってから頭の後ろで腕を組み少しだけ唇を尖らせると、拗ねたような調子が伺えるいつもより幾らか低めの声で呟いてやり。)

(/出来れば上原くんと同じクラスに入れたいですかね?勿論顔見知りである必要はありません。クラスで孤立する上原くんをモブ子は一方的にずっと見ていて、対して上原くんの方はそんな彼女を顔すら覚えていないというような感じだと良いかと…。分かりましたか、やっぱり女の子を出すからには徹底的にわが息子を潰さん勢いでやってやろうと棗に似せさせて頂きました/←)

  • No.327 by 上原和瑳  2013-09-09 00:45:02 


そんなの言うまでもねぇだろ。お前が望むなら直ぐにでも実行するぜ?
(返ってきたのは己の予想とは別の言葉で自転車を押す速度が僅かに緩くなるも、昨日からの相手を見ていればそこまで驚くような答えでもなく、相手らしさが滲む細やかな仕返し染みた言動にふっと口許を緩めて。相手を離したくないという思いは此方の方が遥かに強い筈、離れるのが惜しいと相手が望むなら己が取るべき行動など一つしか無く。歩調を速め相手に追い付けば顔を近付け、正面から視線を絡めつつクスリと笑んで。そうしている間に校門近くまで差し掛かっており「…どうせならもう少し早く聞かせろよ」と、残念だといった調子でクツクツと笑いながら相手の頭を軽く撫でると、他の生徒達に混ざり門を潜ろうとして)


(/ですね、関係性はそれでいきましょう!あ、やはり故意にでしたか。では折角ですから大いに活用させて頂きましょうかね/←)

  • No.328 by 原田椿  2013-09-09 03:12:15 

ッばっか、お前…っ!
(勝手に反撃を食らわせたつもりになっていたが良く良く考えれば先程のような答えをしたところで相手を多少驚かせることは出来ても困惑、焦りなどをさせることは出来ないと分かり。しかしその理解も少しばかり遅かったために相手の行動に対処することが出来ずせいぜい取れたアクションといえばその場で固まってしまったことくらいで。別に嫌なわけではない、それでも今自分達がいるのは人の多い校門付近。照れ臭さは勿論恥ずかしさを感じることはもはや必至で、頬をかああっと真っ赤に染め上げると不満を口にしようと、調度相手の方を見上げようとしたところで前方から近付く影に気付き)

『あの、上原くん。ちょっと今、いいかな?』

(目の前に現れたのは確か相手のクラスで人気の少女、ふっくらとした頬を仄かに染めながら相手を呼んだ彼女はちらりと自分の方を一瞬気にするように見るもののすぐに視線を相手に合わせ。それだけなのに、何だかとても嫌な予感を自分に与えた。邪魔してはいけないような雰囲気にどうしようか迷うもののこのまま立ち去るのもまるで引き下がるような感じがして嫌で、こちらも相手を伺うように視線を向けると微かに困惑したような表情を浮かべて。)

(/了解です、ご賛同ありがとうございます。モブ子の操作についてですが取り敢えず分かりやすいように彼女の台詞には『』を付けさせて頂きました。こうした二人分の操作は初めてでして、色々と不手際な部分もあるかとは思いますがどうぞよろしくお願いします。)

  • No.329 by 上原和瑳  2013-09-09 09:43:12 


そういう反応されると今すぐ連れ去りたくな――…、
(先程と似たような反応を返されるかと思いきや今度は頬を染めながら反発でもするような勢いで見上げてくる相手、やはりこの反応は何度見ても悪くない。人通りが多い場所にも関わらず触れたくなる思いに抗えず、相手の頬へと伸び掛けた片手は己を呼ぶ声によって遮られ。声の方向を振り返れば見知らぬ女。隣から感じる視線にそちらを見やると困惑したような表情の相手と視線が合う。しかし目の前の女に声を掛けられるような覚えなどない故、俺にもわけがわからないと言いたげに相手に小さく首傾げてみせた後、彼女へと視線を戻し)
――…何だよ。
(短く答えると怪訝そうな表情で彼女を見つめ。初対面の筈だがよくよく見れば何処かで会ったような気もする。が、今はどうでもいい。気になるのは居心地悪そうに隣に佇む相手。彼の事だから話が少しでも長引けば余計な気を回し一人で去ろうとする可能性が十分ある。それを回避するべく、用事があるならさっさとしろとばかりに眉を寄せながら彼女を見据えて)


(/いえ、とても分かりやすい構成で流石です。展開を楽しみにしつつ一旦引っ込みますね。またお聞きする事があるかもしれませんがその際はお願いします!)

  • No.330 by 原田椿  2013-09-09 20:11:56 

…あ、のさ…俺、先に行って…ーー
(少しだけ恥ずかしそうにもじもじとしながらも視線を相手から逸らさない彼女、他から見れば自分はどう考えても邪魔者とされるだろうし自分自身気を使うべきだろうと感じていて。タイミング的には遅いかもしれないがそれでも今からだって居座っているよりかは立ち去った方が良いだろう、そう思いそっと相手にだけ聞こえるような小さい声で囁こうとすれば調度その言葉に被るように彼女がまた口を開いて)

『…ッ、私!上原くんのこと、ずっと好きで…私で良かったら付き合って貰えませんか!』

ーーッ、ぁ…、え……?
(彼女の口から発せられた言葉は緊張に僅かに震えながらもその想いを伝えようと一生懸命なところが伝わってくるような正に恋する乙女そのものといった言葉で。頬を染める彼女を暫く時間が止まったかのようにぴたりと静止したまま見つめ、そうして体はおろかその頭すら暫しの間全く正常に働かなくなってしまい。しかしすぐにはっとしたように意識を取り戻す、そうすれば例え理解したくなくとも彼女の言葉を頭が勝手に理解していき。此処に来るまで彼と一緒で浮かれていた頭を冷やす彼女の言葉は今の自分の相手に対する異常な恋愛的な感情とは違い、世間一般の青春らしい正しい恋愛を目の前で見せつけられ、立ち去ろうとしていた先程よりも明確に"逃げたい"という感情が生まれる。かたかたと歯が音を立ててしまうのを唇を血が滲みそうなほどに唇を噛み締めることで抑え込み、それから2、3歩後ずさってから足にぎゅっと力を込めるとそのまま走り出してしまおうと身を捻って校舎の方に向かい。)

(/了解しました、ではこちらもこれにて一旦引っ込みますね。)

  • No.331 by 上原和瑳  2013-09-12 18:44:20 


(見据えた先の彼女の口から溢れたのは己に対する想い。突然の告白に眉間に寄せた皺を更に深めながら此方を見上げてくる彼女をただ見つめて。彼女の言葉からすると以前から己を知っているようだが心当たりはなく、己の良くない噂を知りながら告白なんて物好きな女もいるものだと呆れ半分に息をつくと、さっさと断るべく口を開く。と、同時に己の隣から後退するや否や駆け出す相手を咄嗟に呼び止め)
―――椿……!
(何か勘違いしたのかマイナス思考にでも陥ったのか逃げるように走り去る相手を直ぐ様追おうとするも、気付けば周囲から注目されており。目の前の彼女を放置し相手を追いたい気持ちは山々だが、自転車を投げ置いてまでその行動を取るのは己の想いを自ら公にしているようなもので。己の気持ちを他人に知られようが構わないが相手に迷惑が掛かる事だけは避けたい。校舎の方に掛けていく相手を拳を握り締めながらただ見送る事しか出来ず、暫く立ち尽くした後彼女に向き直り。「…無理だな、諦めろ。そもそも俺はお前なんか知らねぇよ」淡々とした口調だがきっぱりと言い放てば彼女をその場に残し自転車を押し始め)

  • No.332 by 原田椿  2013-09-15 10:07:14 


『…なら、これから私のこと知ってもらいます。私、まだ諦めませんから!』
((少し悔しそうにするもこう発言すると相手の背中見送り))

ーーーーーーーーーー

ーー…俺、何してんだろ…。
(あの場に居るのが辛くなり思わず駆け出した後、結局こんな気持ちのまま教室に入るのも何だか気が進まなかったためにひとり鍵が開けっぱなしになっていた使われていない空き教室に身を潜めていて。誰も来ないようにと引き戸式の扉に適当に放置されていたほうきを立て掛け簡易的にながら扉を開かないようにする。それから扉にもたれ掛かるようにしてずるずると床にへたりこむと顔を両手で覆いながら一言呟き。今度こそ自分の気持ちをきちんと相手に伝えようとそう思った矢先の出来事、異性恋愛の場においては闘争心の火種にもなったかもしれないが自分の場合は燃え始めたところに大量の冷水を浴びせられたに等しいもの。悶々と迷い直させるだけの物事に気圧される以上に妙に泣きたくなってきてしまう。同性の分際で相手に独占欲やら嫉妬やらを抱くなんて図々しいにも程があるというのに、押し込めようとすればするほど気持ちは倍に膨れ上がって自分の心を圧迫していき。やっと答えが出たはずだったのにその答えを見失うあまりか、余計に深い難題に飲み込まれていることすら今は自覚できずに、一人きりの教室で今はただただ込み上げてくる悲しさを押し込めるように嗚咽が漏れかける唇をきつく噛むことしか出来ずにいて。)

  • No.333 by 上原和瑳  2013-09-16 08:04:55 


(背中越しに彼女の声が聞こえるが振り返ろうともせずそのまま自転車を押す。先程の出来事を目撃していたのか此方をちらちらと見て来る連中から「まじで?羨ましー…」「茂庭を断るとかどんだけだよ」「勿体ねぇ、代わってくれ」との声が次々に溢れる。その煩わしさに睨み付けてやれば忽ち己から視線を逸らし去っていく。奴等の話から察するに彼女は男から見て目を引く存在なのだろう。整った顔立ちに加え明るくも女らしさを失わない雰囲気は確かに男受けするのかもしれない。椿以外興味はないとはいえ、ああいうタイプは嫌いではない。初対面の筈だが何故か既視感を覚えたのはその辺にあるのかもしれない。…が、何故このタイミングなのか。少しずつだが己に打ち解けてきた椿、二人の関係性は悪くない方向に確かに進んでいた。まさにこれからだという時に。タイミングの悪い先程の彼女、騒ぎ立てる連中、そして思うまま追う事の出来なかった己に次第に苛立ちが増し舌打ちを一つする。借りた自転車を乱暴に停めれば不機嫌そうに校舎内へと向かって)
――……何処行きやがった…
(逃げるように走り去った相手の様子が気にかかり、先ずは彼のクラスへと足を向け教室を覗くもそこに姿はなく。思い当たる場所を順に当たってはみるがやはり見付ける事が出来ず苛立ちは増すばかりで。気付いたように携帯を取り出せば“棗”として会っていた際に教わった番号を表示し呼び出してみて)

  • No.334 by 原田椿  2013-09-16 21:40:48 

、ッ…ーー!
(高ぶりすぎてこのままでは我を忘れかねない程に興奮してしまった自分の感情を必死で抑えようとしていればそんなところに場違いな明るいメロディの着信音が鳴り響き。ポケットから携帯をつまみ出し画面を見れば自分が先程の彼女と置き去りにしてきた彼からの着信、その名前の表示を見た途端収まり始めていたはずの思いがまたかあっと熱を上げながら自分の胸に込み上げてきて。なんで今自分に電話を掛けてくるんだ?あの女の子はどうしたんだ?折角マトモな恋愛になりかけていた筈なのに、なんで自分を探す?…あの時は追い掛けて来なかったくせに、今更何の用だ?そんな一方的で押し付けがましくて、ガキ臭い嫉妬に身を焦がされたその瞬間に理性が焼け切れてしまったのか後のことなど考えずに手にした携帯を思いっきり教室の隅に向けて叩きつけるように力強く投げつけると塞きを切ったように瞳から大粒の涙がぼろぼろ溢れだし。朝にした相手との放課後の約束も漸く話そうと決めたはずの答えも、何だかもうどうでも良くなってしまった。相手の女の子だって美人だったし、何より異性だったし、自分にまで彼を好きという気持ちが伝わってくるほどの想いを持っていたし、きっと付き合えばお似合いなんだろうし、そうすれば彼だって自分のことなんてすぐに忘れるだろうし。思考はマイナスに傾くのを止めることはなく、膝を抱えて小さく丸まる背中はまるで殻にでも閉じ籠ろうとするように頑なで。)

  • No.335 by 上原和瑳  2013-09-17 06:47:06 


(呼び出してみるもなかなか電話に出ない相手、簡単に応答しないだろう事を予想していたとはいえ自然と溜め息が溢れ。次は屋上の方へでも行ってみるかと思った次の瞬間、直ぐ近くで何か小さな物音が耳に入り。その方向へ視線を向けると使われていない空き教室。確か普段は扉が開放されていた筈だが何故か今日に限って閉まっていて。まさか、と扉に手を掛け開けようとするも中から鍵でも掛かっているのか開く事なく。力を加え何度か試している内、鍵ではなくつっかえ棒のような物で開かなくなっている事を悟り。中に居るのは恐らく椿で間違いない)
―――…おい、開けろ椿。居るのは分かってんだよ。
(ノックとは掛け離れた強さで何度か扉を叩き、中に居るであろう相手に声を掛け。昨日一緒に過ごしただけで、彼が今どんな体勢で何を思いこんな場所に閉じ籠っているか何となく察しがついてしまう。「まさかとは思うが…お前、下らねぇ誤解してんじゃねぇだろうな。さっきの女なら直ぐ様断ってやったよ。…聞こえてんだろ?さっさと開けろ、話はそれからだ」こうなると頑固な相手の事、取り敢えずの不安を拭ってやらなければ扉を開かないだろうと考え、先ずは先程の経過について報告すると相手の反応を待ち)

  • No.336 by 原田椿  2013-09-19 17:03:51 

(背凭れにしていた扉を叩く大きな音にびくりと体を震わせればその瞬間ばかりは涙も止まり、そのまま床を這って扉から離れ何事かとでも問いたげな疑念の表情でそちらに目をやり。聞けば相手は自分を探しに来た彼らしい、彼が自分を追ってきてくれたのは嬉しかったのかそのままゆっくり立ち上がり一度は扉を開こうかとつっかい棒代わりのほうきに手を掛けたものの、次の相手の一言で動きは固まってしまい。)
ーー…何それ。下らない誤解って何、さっきの告白について?誤解なんてしてないよ、ちゃんと正しく認識してる。そんなことわざわざ言いに来たなら、苛つくから今は教室行ってくんね?
(誤解、彼はそれを解くために此処に来たらしい。その言葉はまるで付き合っている彼女に告白現場を見られた彼が言い訳をしにくるような、そんな情景を彷彿させると同時にその情景と明らかに違うこと、つまりはその彼氏彼女にあたる自分達が同性であるという違和感を際立たせてしまい。異性なら例えまだこちらが返事をしていないにしてもそれなりの言い分をもって一言二言刺して終わりなんてことも出来たかもしれないが自分はどうだろうか、男が女に告白されるのは普通のことだしそれを男の自分がどうこう言える筋合いなんてない。きっと彼はそんな当て付けめいた考えなどなくただ純粋に自分を心配して来てくれたのかもしれないが、卑屈な考えに支配された脳みそにそんな言葉が染み入る訳もなく代わりにただただ何とも言えないような苛立ちと憎々しさと、少しの悲しみが増長されただけで。こんな状態で扉を開けることなど出来るはずもなく苛立ちを露にするように握った拳を扉に一回強く打ち付けると額をこつ、と扉に当てない交ぜになった負の感情から酷く低い声で言葉を返せば先程驚きで止まった涙がまた流れ出すのを頬を伝う感覚で感じて。)

  • No.337 by 上原和瑳  2013-09-20 14:35:58 


(中に居るのはやはり相手で間違いない。しかし返されたのは普段よりもずっと低い声とまるで苛立ちをぶつけるかのように扉を強く叩く音で。優しく繊細な心を持つ相手だからこそ持つ高い感受性から深く悩み、時に卑屈な考えに至ってしまうような部分がある事を何となく感じるようになって来た。扉の向こうの相手は少なくとも傷ついているだろう。そんな相手にどう接すればいいか、己の中の答えは一つしかなく)
――…正しく認識してる…?何をだよ?誤解してねぇなら何でこんな場所に閉じ籠る?お前は俺がさっきの女に靡くんじゃねぇかと少しでも思ったんじゃねぇのか?自分よりお似合いだとか、俺はどうせ男だからとか下らねぇ事考えて一人で卑屈になってるんじゃねぇのかよ?告白されて浮かれて受け入れるとでも思ってんならてめぇ…ふざけんなよ。俺が好きなのはお前だ、お前しか見てねぇ。誰に何を言われたところで揺るがねぇ。これだけはっきりしてんのに他に何が要る?……椿…、お前は何にそんなに怯えてんだよ…?
(扉に腕を置くと極力感情的にならないように努めつつ、扉越しに感じる相手の気配を便りに言葉を投げ掛けて。例えそこに相手を逆撫でするような言葉が含まれようとも、己の中にある正直な気持ちを口にしなければ何も伝わらないと思う必死さが普段より幾分早口にさせ。何度か訊いたが未だに答えが曖昧なままの問いを再度静かに口にし)


  • No.338 by 原田椿  2013-09-20 21:07:42 

(これ以上相手に余計なことを言いたくなくて、重たい感情を吐露したくなくて帰れと言ったというのに追求を続けてくる彼のその言葉ひとつひとつに感化される如くどくどくと鼓動がどんどん早くなっていく。そうして何度目かももう分からない相手からの問い掛けを切っ掛けにぷつりと何かが切れてしまったのかいきなり顔を上げるなり拳を振り上げ八つ当たり紛いに思いっきり扉を殴りつければけたたましい音と、少し遅れてつっかい棒代わりになっていたほうきが先程の衝撃で床に倒れる軽い音が響いて。)
煩い、煩い煩い煩いッ!!人の気も知らないで、馬鹿みたく好き好き言って…っ、どうせ、大した覚悟もないくせに!何に怯えるだ?何もかもに決まってんだろ!?お前を好いてる女も、クラスメートも、親も、社会も、何もかも…お前、も…自分自身だって、全部…ッ!
(正に吐き出すようにという言葉が見あうほどの勢いで悩み溜め込んだ言葉をずらずらと並べ立てるとぐしゃぐしゃと頭を掻き乱しながら顔を両手で覆って。自分勝手な汚い感情をとうとう相手にぶつけてしまった、そんな後悔とこのあとのことを考えれば考えるほど沸き上がるほの暗い恐怖にみっともなく体を震わせながら涙するとそのままずるずると床に座り込んで。もうこんなに悩むほどに相手を好いてしまっている、自ずと表れる自覚は既にこの先のことを想定している。今でさえこんなになっているのにもし付き合ったら?大人になったら?社会に出たら?もし、いつか別れが来たら?そんなもの耐えきれないと思ってしまうほどにもうこの感情は十分過ぎるほどに重たく成長してしまっていて。)

  • No.339 by 上原和瑳  2013-09-22 16:48:20 


(静かに問い掛けた後、扉への衝撃と共につっかい棒となっていた物が床へと倒れる音がし、空かさず扉に手を掛ければ勢いよく開けて。まさに勢い任せに言葉を放ちながら頭を掻き乱す相手を目の当たりにし、小さく目を見開いたままその動向を眺めていたが、相手が一通り口にし終えれば教室に足を踏み入れ静かに扉を閉め。相手の正面へと屈み、手で覆われたままの顔を見据えながら、ぽんと頭に触れれば軽く髪をわしゃわしゃとし)
――…やっと吐き出したか。お前がそこまで真剣に先の事を考えていたとはな…。元々俺が一方的に惚れたんだ、お前の言う通り覚悟なんてもん正直考えてなかったよ。お前さえ手に入ればそれで良かった。俺にとっては体裁なんざ大した問題じゃねぇからな。…けどお前は違った。
(相手が不安だったのは直ぐ目の前の問題だけでなく、関係を続けていく当たって避けて通れない、普通に考えればこれから悩まされるであろう問題。想いをぶつけるばかりで相手の心の奥の気持ちを理解してやれなかった事を悔やみながら、相手の髪に触れていた手を後頭部に回せばそのまま軽く抱き寄せて)
お前は俺の気持ちに真剣に応えようとする余り、知らず知らずプレッシャーになっちまってるんだよ。お前が心を決めるまで待つつもりが…結果的に負担をかけちまったのは悪かった。けど先の事ばかり考えてたら何も出来ねぇだろうが。そんなに他人の目が気になんなら欺いてでも隠し通せ。俺から逃げたくなったら逃げろ。投げたくなったら投げ出せ。罪悪感に堪え切れなくなったら俺にぶつけろ。その時その時お前がしたいようにすればいい。…今もそうだ、俺の想いに応える気がねぇなら振り払ってでも蹴り飛ばしてでも拒め。体裁云々は知ったこっちゃねぇが…お前に惚れた時点でお前を受け止める覚悟くらいは持ってんだよ。
(己とは何もかも違う彼と解り合うのは容易な事ではないだろう。相手を救ってやりたい気持ちはあるのに今もほぼ己の考えを押し付けているだけに過ぎない。それでも言葉にしないと伝わらない思いもあるとばかりに小刻みに震える身体を抱きながら落ち着いた声音で諭すように告げて)


  • No.340 by 原田椿  2013-09-23 06:02:31 

(いつの間にか彼の腕で抱かれるだけで酷く落ち着くようになってしまった自分、それだけ彼に変えられた以上この感情は恋以外の何物でもないと自覚したのだがしたらしたで重たくなる一方になってしまった自分の感情が自分自身でも上手く制御できなくてこんなことになってしまった。しかし相手はそれを責めることもなくただただ自分を優しく抱き締め諭すように真剣な言葉で返してくれて、そんな真摯な態度を見れば彼の言う通り自分のしたいままにすれば、なんて甘えが生じ。今はその言葉に甘んじて少しだけ駄目な自分をさらけ出してみよう、そう思えるようになったのか目の前にある相手の胸板に額を擦りつけるように寄せ、軽くしわのよったシャツをぎゅっと片手で掴むと残りの床についた手でかり、と床に爪を立てて。)
ーーそ、なこと…言われたら、本気にするぞ…?…お、れ…初めて、だから、どこまで好きでいいのか分かんないし…絶対、重くなると思う。付き合ったりなんてしたら、きっと…一生、あんたのこと離せなくなる…それでも、俺のこと受け止めてくれんの…?
(今でさえ相手が誰かに告白されただけでこんなに大騒ぎしていて、少なくともこれから相手への思いが重くなることはあっても軽くなることはないだろう。そんな重苦しい自分をいつか投げ出されないか、ずっとその重さに拘束されていいのか、相手にはずっと聞きたかった。けれどもし拒否されたらなんて思ったら告白の返事をすることも、この質問をすることも怖くなって一人で溜め込んでしまっていて。この極限状態になってやっと吐き出したそれに相手がどう答えるか、甘えを出そうと決めたところでそれが怖いことには変わりはなくどんな答えが返ってきても大丈夫なようにと耐えるように下唇をきつく噛み締め、瞳を閉じて相手に寄り掛かるとほんの少しだけ相手に擦り寄るように額を動かして。)

(/すいません、何だか急展開を迎えたお蔭か大して茂庭さんを出さないまま原田に腹を括らせられそうですね;;変に場を長引かせるのもアレですから、このまま流れに任せてしまおうと思います!まあそうなると茂庭さんの出オチ感がはんぱないんですが…まあ、彼女にはその内また活躍してもらうと言うことで!←
一応流れが変わってしまい、所謂嫉妬もやもやというのが無くなりそうですがそれでもこちらは大丈夫ですよ、ということだけお伝えに顔を出させて頂きました。)

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