櫻木 2013-06-16 14:53:52 |
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私の前から、あなたは消えた…
私を、おいて…
なぜ、なぜなの。
心の中で、叫ぶ私の声。あなたは、言ったはず…「俺はお前と、ずっと居る。心配するな。」って…
私は、谷岡 春歌。
高校二年、美術部に入っている…
まぁ、やることはそんなに無いのだが、近くの公園に行って絵を、書いたり…美術館によく行く。
そして、私には彼氏が居た。
カッコよくて、身長は高いし優しい彼氏…
そんな、彼氏が私は好きだった…
そう…大好きな彼氏
山本 隻弥。
「おーい。春歌!」
はぁ、また来たよ…。
いつも、明るくてうるさい男。坂浦 連。
はぁ。私は、あんたが苦手なのに…
なぜ、話しかけてくんのかな…。
「おい!聞いてんのか?」「何?聞いてるよ。あんたの声なんて、聞きたくなくても聞こえるよ。」
「それは、ヒドいだろ~」「んで、どーしたの?」
「あー、そうそう、今日の放課後、隻弥が体育館に来てほしいだってよ。」
「はっ?私に言ってんの?それ」「いや、そーじゃなかったら、俺、お前に言わんし。」
「まぁ、そっか。分かった、ぁりがとう。」
「おー。絶対に行けよ。3時40分だってよ」
そう言って連は、行った。
「つーか、来いって言ったから来たのに…居ないし」
もう、20分もまってんだけど。
そー思って、私が帰ろうとした時、やっと体育館の入り口からやって、来た。
「ごめん。部活の先生に呼ばれて遅くなった」
「大丈夫だけど。んで、何?」
……………………………………。
「付き合ってほしい。」
………?
「はぁ?人をからかうにも、いい加減にしてほしいんだけど」
「いや、本気だし。俺、お前の事好きだったから」
こいつは、何をいってるんだろ?ルックスが良いからって、ばかにしすぎ。
「してねぇよ。」
「はっ?何が?」
「だから、ばかにししてねぇよ。本気で言ってんだよ」
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