佐野香 2013-06-15 12:18:43 |
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登場人物
高野 みか
親が離婚し母の実家に住むことに
まきのいる学校に転校する
渡瀬 まき
六年一組をひっぱるリーダー的存在
明るく元気で思ったことはすぐ口に出す
宮家 すずな
かわいくてお金持ち
六年一組では女王様的存在
胡桃 ゆうな
まきと親友だった
しかし自殺をし3年前亡くなった
ストーリー
みかは親の離婚で母の実家青森に住むことに
転校した学校でゆうなにいじめにあいまきに助けられる
いつも明るいまきだが秘密があり!?
「えぇ離婚?」
「そうよ離婚することにしたの」
「ほらみかもはやく荷物つんで」
「どうし…」
「はやく!いまものすごくムカついてるのよ」
「はぁ、わかった」
三日後
「おかーさーん」
「おおみきこよぉきたねぇみかちゃんもよぉきてくんさったねぇ」
「どうも…」
「ごめんねみか内気なの」
「そうだねぇみかちゃんとあうの一歳の時以来じゃけぇしょうがないね」
「ほらみか返事!」
「そうです…ね…」
「もぉ!」
「そういえばこの家なつかし~」
「みきこもいいお母さんになったね~」
「うわ!」
「この柱なつかしー小6の時こんな背低かったんだ」
「お母さん」
みかは恥ずかしそうに母の顔を見た
「トイレ」
「トイレはそこを右に行って台所があるからその左よ」
「うん」
ギシィギシィ
「この床こわれそうで怖いな…」
みかは古びた床を見てゆっくり歩いている
ギシィッッ
「きゃあ」
ズボッ
みかは恐る恐る目を開けたそこにはランドセルをからって学校が目の前にあった
「どこ…ここ」
「あら?もしかしてみかちゃん?」
「あ、はい」
「職員室まで来てくれる?」
「?…はい」
「おお高野みかさん」
「今日からあなたは六年一組に入ってもらいます」
「私が担任の中川よよろしくね」
「は…はぁ」
「今日から転校生を紹介するから早く席につきなさ~い」
「はーい」
クラス中のみんなが中川先生の声に返事をした
「えと高野美香ですよろしくおねがいします」
「よろしく~」
とおっきい声で女の子が言った
「私渡瀬まきだよ~まきって言ってね」
「は…はい」
「それではみかちゃんそこの席に座ってね」
「はい」
みかはもう頭の中が真っ白でどうなっているのかわからない
「み…さんみか…みかさん!」
「はい」
「私宮家すずなよろしくおねがいします」
にこっと笑った宮家すずなの顔が「楽しいおもちゃ見つけた。」と言っているような怖い顔をしていた
一時間目が終わりみかの席には渡瀬まきが立っていた
「ねぇねぇ今日の昼休み学校案内しようか?」
「あ、うちらもいれてー」
「オッケー」
「ねぇ高野さんみかってよんでもいい?」
「いいよ」
「じゃあ、あたしはななみでいいよ」
「うん、よろしくねななみちゃん」
「ちょー私もまきでいいよー」
「ちょっとあなたたち!」
まきの隣で胡桃ゆうなが起こった表情でこっちをにらんだ
「うるさいのよだまってくださる?」
「あ…ごめん女王」
「ちょっとぉ言い方ってもんがあるでしょぉー」
「あ~ん?わたしとやる気?まき」
「あ~?3年前のことわすれてないわよね?」
「3年前?」
「あ、ううん何でもない」
「?」
「で、ここが保健室」
「それで~隣が図工室!」
「ね!結構広いでしょ?」
「うん」
「あ、うちら委員会でよばれてるんだったばいば~い」
「ななみ隊ガンバルノダ~」
「うっせー」
ななみたちの背中が見えなくなりまきは言った
「ねぇ」
「みかには親友っていた?」
「あ、ううんいなかったよ」
「そっかー」
「いきなりどうしたの?」
「私さ3年前に胡桃ゆうなと親友だったんだよね」
「なんで過去形になってるの?」
「死んじゃったから」
まきはいつもとはちがう明るい顔じゃなくさみしい顔になった
「なんかごめん」
「いいよ、この話し始めたの私だし」
「でね、ゆうなはね、いじめで自殺しちゃったの」
「そ…なの?」
「しかも、すずなにいじめられてたんだ」
「あ…さっき言ってたのってその話?」
「うん」
「私いじめられてたの見てたのでも止めれなくて」
「あー」
まきはみかを見て笑みを見せた
「人に話すとスッキリしたー」
「ありがとみか」
「うん」
2人が話していることを聞いていたすずなは悲しそうな顔をして二人の背中を見た
「私だっていじめたくていじめたんじゃないわよ…」
つづく
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