・・・(一人路地裏で雨に打たれながらぼーっと夜空を見上げ、それがあきるとカチャカチャと手首の手錠を外そうと両手動かし何をしても外れないと分かればため息を吐いて外すのを諦め立てた膝に顔を埋め
レイランシュウヤ19歳、175センチ色白、黒いYシャツにジーパン、黒髪ウルフカット、瞳は金色の少しつり目、首には銀の十字架ネックレス、腕に銀色腕時計──、遅くなってしまった…(友に誘われ暫く誘われた友の家で色々と離しているがふと愛用の腕時計を見ればとっくに11時を過ぎていて。その後、帰り道を急ぎ何時も使用している近道の路地裏に足を運ぶとずぶ濡れになっている相手が己の瞳に写り、手首に付いている手錠に一瞬戸惑いながらも「…どうした?」と相手の頭上に傘をやり静かに問い掛けて。