落霜ノ箱 オトシモノバコ- 2013-06-10 21:19:39 |
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伽羅pf
(簡単な大まかな設定です。不備や漏れ等アリアリですがそこはあまり気にしないで!....
主人公
加賀美 雛乃/カガミ ヒナノ/牝/高校一年生/明るく前向き・天然馬鹿で勉強が×・考え込んだり落ち込まない(バカなので←)一途/ジッと出来ない性格
他伽羅
尾崎 桐戸/オザキ キリト/牡/高校一年生/性格は極悪・オーラ的に問題児!・人をからかうのが好きで特に雛乃に・問題児のくせしてクラスのリーダー核で成績優秀/雛乃の小学校からの幼なじみ
九條 慶/クジョウ ケイ/牡/高校一年生/優しく温厚で知的・ほほ笑みが絶えずにまるで天使←・頼れる性格で普段からセキニン重大な事をまかされている/季節外れの転校生であり、学校近くのコンビニでバイト中
栗山 志津加/クリヤマ シヅカ/高校一年生/何事にもそこまで深く入り込まずわりとあっさりしていてなじみやすい・自身が大切だと思った事優先・多少ブリブリ感あり/雛乃の親友で彼氏持ち
他はクラスメイトやら先生やらの伽羅だします! それでは本編書きますね!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄....,
教室で一つ、欠伸が漏れる。
たいして楽しくもつまらなくもない平凡な日常を送るのはこの私、加賀美雛乃。
「ヒーナノ! 今日さ? 近くのコンビニで新しいカッコイイアルバイト店員見つけたんだ!
見に行かない?」
そう呼びかけに来たのはニコニコほほ笑みながらこちらを見つめる親友の志津加。
志津加は流行やら最近やらの流れにノルタイプ、てか作るタイプだから噂とかなんだかと色々な情報を持っている。
この前は....,確か、猫のコスプレ衣装大会だかなんだかで←、
「別に良いけど、志津加には必要なくない? 彼氏持ちなんだし、」
「そーじゃないの!」
は? じゃあ何? みたいな← もしかしたら私に似合う彼氏になるかもとか?
「違うの、なんとなく雰囲気的に雛乃に合いそうなの!」
うわ、予想は的中! とか言って、実際見に行きたいだけってのがバレバレ。
まぁ、暇だし、予定もないから付き合うか,
「おい、どっか行くのか?栗山とバカヒナちゃn、」
うぉい、出た―、この声は、もしやもしやの...!
「「尾崎!」」
志津加と言葉がハモル。相手はハ?みたいな顔でこちらを見る。
こいつは尾崎桐戸。私の小学校時代からの幼なじみでde luxe問題児。
「てか、聞いてれば何? バカヒナに合いそうな彼氏がいる?
笑わせんなっての、こいつに彼氏が出来るとか、俺が真面目になる確率より低いわワラ」
うぉい、今の言葉、何なんだぁ?
「ちょいちょい、それ、言いすぎんじゃねえの? 確かにお前が真面目になる確率は0だけどさぁ、結構、中学時代はもてたもんよ?」
「ハ? フっ、それはお前の友達がお前よりも10000倍もの可愛さがあるお前のいとこの画像を間違えて男子にぶちまけたからだろ?」
ムッカー! そんなんだったらとことんやってやろうじゃない!
「じゃあ私、そのアルバイトの人を落として見せる! それが出来たら私の勝ちだからね!」
そう言い残せば志津加に手を力いっぱい握り締めて教室を出る。
ホント、アイツの言葉には一々ムカツク!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄....,
それにしても勢いであんな事言っちゃったけど...
どうしよう! そんな簡単に出来るもんじゃないし、ましてや話しかけることすらできないかもしんないじゃん!
「ヒナノ―、ねぇ、あの言葉、本当??」
志津加が目を輝かせて聞く。
そんなマンガのヒロインみたいなウルウル瞳で言われても...,ハァ
「志津加、あの言葉に凄く感激したの! 見なおしたよ! 意気地なし!」
ハイ?いや、待てよ、意気地なしってナニ!?
え...え、えぇぇええ!?←
そんな事をしている間に目的の場所へついた。
中に入れば音楽が流れ出す。
「えっ、あ、ヒナノ! あの人じゃない?」
志津加が指差した。その先には確かに凛々しい顔をした同年齢くらいの高身長の男性がいた。
確かにカッコイイかも?
その人の胸元には[九條]と書かれた名札があった。
へぇ、あの人、九條って言うんだ。
「ねぇ、志津加、あの人...って、アレ? 志津加?」
横にはてっきり志津加がいるのだと思って話しかけていればそこには志津加はいない。
どこいった! アイツ!
「あのぉ、これぇ、くれますかぁ??」
レジの方から志津加に声がした。
急いで振り向くとそこには九條クンになれなれしく接近する志津加の姿が!
お、オヌシ、なかなかやるな... てか、彼氏いんのに良いのかっつの!
福沢さん様+*~
見つけてくれましたか!
閲覧、感謝です。 御上手なんてもんじゃありません,下手です←
ありがとうございます! 私も応援します!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.......,
「ちょ、何してんの! 志津加!」
急いで志津加の元へ寄る。いや、どう見ても九條クンに迷惑すぎるわ,
「えっ? あぁ、九條クンね、最近引っ越してきた高校一年生なんだって!
ねぇ、どこ校? どこ校!?」
志津加の押しにドン引きする九條クン。でもどこの高校かは事実私も気になるかな?
「あぁ、高校は...」
とまで九條クンが言いかけた時、店の奥から別の声が聞こえて九條クンはそちらに行ってしまった。
あぁ、気になったのにな? でも、もしいっしょだったら...,
「あぁ、もし一緒だったらいーいな♪」
横で志津加が言う。ま、まさか志津加までもかっ!∑
ちょっと思考が志津加にズレたのはショックだったけど、でもあんなキセキの人に会えたのは嬉しかったかな?
で...も..., うーあーどうしよう!
勢いであの人を彼氏にするとか言っちゃったけどさ、まず、あんなにカッコイイんだったら彼女いるかもしれないんだよ!?
頭を抑え込む私の隣では志津加はうっとり。
ったくイケメン依存症が親友だと苦労するわ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄....
朝の新鮮な空気の中、私から吐き出るのは眠気まじりの欠伸だけ。
特に変わりない私の背後から近寄るのは幼なじみの尾崎。
「っわっ!」
後ろから背中を勢いよく驚かせる。けど私は呆れた顔で尾崎を見る。
もっと驚かせたいなら上手くやれっつーの!
尾崎は物足りなさそうに私を見る。
「おい、あんま、元気ねーのかよ,てか、アイツは?」
「ハ? アイツ? あぁ、アルバイトの...」
やっぱ聞くと思ったわ!何? 気になるの? キンモー!
そこであの志津加登場。
「ねぇねぇ! 速報! 今日ね、うちらのクラスに転校生が来るんだって!」
転校生? まぁそれは良いけど何で今?
今は6月。だったら4月の入学式からくれば良かったんじゃないの?2か月遅れの季節はずれの転校生ってどんなヤツだろう?
「「季節はずれじゃね?」」
私と尾崎の言葉がハモル。ったく、なんで私と尾崎の思考が似てんだよ!
「んー、そだね。なんで今? もしかしたら尾崎みたいに問題児だったりして!」
尾崎が志津加を睨む。いやいや、お前の普段からの行動がおかしいだけだからな←,
そんな事をしている間に担任が入ってくる。それを見ると自然に皆自身の席に戻る。
「今日は転入生が来る。おい、九條、入れ。」
先生が廊下から相手を呼ぶ。
く、九條? 今、九條って言った?
廊下から入って来たのはまさにその九條クンだった。
「九條慶。田舎から来ました。父親の転勤都合で越してきました。また、入学式に出られなかったのは入学希望用紙の〆切を大幅に過ぎて出したからです。以上で...、」
ぬぉぉ、イケメン!!クラス中の女子が歓声を上げる。うん、まさにその笑顔は神ってr←
「せ、先生ー! 質問大会の時間とってよー!」
ある一人の女子が手を挙げて発言する。担任は困った顔。
あぁ、質問大会かぁ、“彼女居るんですか??”
そんな言葉が私の頭上を通る。イヤイヤさすがにそれは無理だわ、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...,
「質問大会かぁ、まぁ、慣れるには相手を知ることが第一だな。よし、じゃあこの時間は使って良いぞ。」
先生が言い終わる前に真っ先に手をあげたのは..., し、志津加!?
「はいはーい、九條クンは彼女いるんですか??」
女子の瞳がすぐさま九條クンの方へ向く。
やっぱ皆気になるんだなー。
「え...えっと...」
九條クンが焦っている。助けてあげたい...けど、実際私も聞きたい...,
「い、居ます...」
「「「「「えぇー!!??」」」」」
えー、 私も皆に交じれてブーイングを起こす。
まぁ、だいたいあんなイケメンがfreeな訳ないっか...
休み時間、女子が九條クンの元で群がる。
「ねね、志津加ー、九條クンの事、ケイクンって呼びたいな?」
け、ケイクンだと!? 転入初日から下の名前ってどんだけ気になってるんだよ志津加!
彼氏持ちのクセに二股か!?
他の女子はそれを止めもせず全員が私も呼びたい等とほざいている。
全く、何なんだしー、
「おい、雛乃。アイツが例のアルバイトのヤツか? どーも気に入らねーなー、」
そう言ってきたのは尾崎だった。
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