福沢さん。 2013-06-10 09:14:56 |
通報 |
皆さん、皆さん。イケメンはお好きですか?
_____________
私のクラスには超が二個つくほどのイケメン男子がいる。
名前は柚木 峻(ゆずき しゅん)。
顔、ルックス、全て完璧。
確かに私も此奴がイケメンなのにも同意出来る、する。
でも。私はこのイケメン(柚木)が大ッッッッ嫌いだ。
弟よりウザい。弟は半端無くウザいけど柚木は其れを上回っている。
「 おい、」
ほら、きたきた。
「 ………」
「 おい! 」
「 ……何ですか。」
「 何回読んだと思ってんだよ!」
「 え、二回。 」
「 ‥てめえ、ぶっ「 峻〜。クリスマス夏華と一緒に過ごそぉ 」
早速クリスマスの話を持ち掛けに来る女子達。
此奴の何処が良いんだか。
「 嗚呼、一緒に居よう 」
「 本当⁉嬉しい〜。じゃあ夏華ん家来てねぇ。」
「 え〜、ずるーい。私も〜 」
「 俺は良いけど?」
「 やったあ〜 」
見てあれ。見てよあのスマイル。
……………気持ち悪。(←
「 どうせブスはクリスマスも1人なんだろ〜なぁ 」
ニヤけながら言う柚木。
そう。私は彼奴からは「 ブス、お前、てめえ 」などと呼ばれている。
いや呼ばなくても良いんだけど。
「 はぁ?あたしだってクリスマスに行く予定ありますー。なのでご心配無く 」
にこにこ笑顔で言ってやったぜ。
「 誰がブスの心配なんかするかよ 」
「 黙れ性悪男 」
「 黙れブス 」
あー、もう、イライラする。
皆には営業スマイルみたいな事してさ。あたしには毎日毎日悪口ばっかり。
ほんとウザい。
「 おい、何処行くんだよブス 」
「 うっさいわ!ほっとけ! 」
「 ほっとくし。だって俺お前の事嫌いだし〜♪ 」
イライラ度が増して来たのでドンッと席を立てば教室を出た。
あたしも嫌いだっての。
柚木と私の出会いは入学式。
偶然にして席が隣になった私達。
「 宜しくね!柚木くん 」
そう笑顔で言った。
すると柚木はまるで嫌いなものを食べる時みたいな顔をして
「 ……俺なんかお前嫌い 」
と言った。
それから私はずっと柚木に嫌われている。
私もだけど。
別に他の子には普通なのに、私には異様に悪口を言ってくる。
柚木に嫌われた原因も不明だし。
てか何もしてないし。ただ笑顔で挨拶しただけだし。
はぁ。入学式で隣になったのが運の尽きだったようだ。
よって私に非は無いね、うん。
________________
「 峻くーん。クリスマスは絢香と一緒に居てくれるよねえ?」
「 嗚呼。勿論だよ。」
「 きゃあー、ありがとお。」
今日も私の前でいちゃつく柚木。
いちゃつくに関しては全然良いの!ただ。柚木の顔が見たくないだけ。
「 おい、ブス。そういやお前クリスマス行く予定あるとか言ってたけど嘘だろ?」
馬鹿にするような顔をしながら言ってくる柚木。
「 ほんとだし!中学の時の人等と会う約束があるんだし 」
「 それって男居んの? 」
「 当たり前でしょ。女子校じゃないし。」
「 吉岡と居ろよ 」
「 由梨は彼氏と居るの 」
「 そか、お前彼氏居ねえもんな。」
「 黙れ 」
「 お前がな 」
「 喋りかけたのそっちでしょ 」
「 うっせー、ブス 」
「 黙れ、性格ブ「 痴話喧嘩やめろよ〜 」
と其処に柚木の友達岡本が来た。この人も柚木くらいにイケメンだ。
「 痴話喧嘩じゃないし、変な誤解しないでよ。」
「 峻と羽原お似合いだぜ〜?」
「 やだよ、絶対やだ!死んでもやだ!生き返っても生まれ変わってもやだ!」
そう言い切れば急に不機嫌になる柚木。
「 てめえ…。俺だってやだしこんなブス 」
「 うっさい。あたしあんたより性格良いし 」
「 だとしてもブスじゃん 」
「 人間大切なのは中身だし!」
「 外見だし 」
「 中身だし 」
「 外見だし 」
「 中身だし 」
「 間をとって外見で。」
「 いや頭可笑しいでしょ 」
「 お前よりは可笑しくない 」
「 はぁ。もう良い、さよなら〜 」
呆れて棒読み混じりに言えば教室を出た。
此奴と喋って良い事が無い。
時間経つのって早い。
だってもうクリスマスだもん。
「 よし、行くかあ。」
中学の時の友達等と会うんだからちょっとオシャレしちゃおうかな、とマキシワンピなんて着て行った。
……げ。あれは柚木だ。
目線の先には柚木と腕を絡ませてる女子等と柚木が居た。
会ったら面倒、と違う道から行った。
「 あ、実月やっと来たー! 」
「 ごめんごめん、ちょっと道混んでて 」
ほんと。あの時柚木が居た道から行けばすぐ着いたと思う。
わざわざ違う道から行ったから約束より10分も遅刻した。
…だって柚木に会いたくなかったんだもん。
「 じゃあ全員集まった事だし!始めよかー。」
「 俺麻奈ちゃんの隣〜 」
「 俺は里穂で! 」
「 ちょっとあんた達。合コンじゃないんだからさー!外見で決めるのやめよ?」
同意。合コンみたくなってるし。それに選ばれない人の気持ちも考えろっての。
「 じゃあ俺は羽原さんで。 」
「 え 」
「 えー、じゃあ俺香菜しか余ってないじゃん 」
「 あからさまに嫌そう言い方すんな!」
待って待って。ストーーップ。
今、学校でも勉強勉強勉強!って云う山崎くんが私指名した⁉
いや、指名とかじゃないけれど。
皆スルーして良くわかんなかったけどしたよね⁉羽原さんって言われたよね。
皆、数分後各自選んだ人と話し始めては私も山崎くんと話した。
「 羽原さん宜しく 」
「 あ、うん。宜しくねー。…って。初対面かあたしらは!」
「 改めてって意味だよ 」
「 あー、うん。そうゆうことね。」
「 羽原さんってさ。柚木と仲良いよな。」
「 ぶっ 」
思わずジュースを吹き出してしまった。
私はハンカチで吹きながら
「 何言ってんの?仲良くなんてないってー!お互い嫌い同士!」
と言った。
「 俺にはそうゆう風には見えなかった 」
「 え、そう?……っていやいや、ほんとに違うから。変な誤解しないで 」
「 ん、分かった。羽原って彼氏居る?」
「 え?いや居ないけど。」
居ない。居ないけども。山崎くんのキャラが変わってるように見える。
羽原さんから羽原になってるし。なんか…山崎くんよく喋るんだなあ。(←
「 そっか。良かった 」
「 へ? 」
「 何でも無い 」
「 ??あ、うん。」
変な山崎ー。山崎が羽原って呼ぶなら山崎って呼んでやる。
って何敵対心燃えてるんだろ。
「 実月おっはよー!」
「 あ、由梨。おはよー 」
結局昨日のクリスマスはただの合コンみたいになった。
クリスマスじゃねえじゃんかよー!
「 羽原。ちょっと良いか?」
「 え?あ、うん?」
振り向けば其処には山崎が居て。
山崎の後を着いて行ってれば、
「 おい、ブス。何処行くんだよ山崎と。」
と云う悪魔の囁きが。ブスが余計何だよこの性格ブスが!
よし。こうゆうときは…………
無視!!!!
「 何?山崎どうしたの?」
「 あのさ。昨日楽しかったな。其れだけだから 」
「 あ、うん。私も… ? 」
そう言って教室に帰っていく山崎。
一瞬の出来事で良く分からなかったけど。
こんな些細な事だけで呼び出すなんて……ビックリした。
「 おい、ブス 」
後ろから声が。
いや。これは幻聴だよ、幻聴。うん、きっと幻聴!
そのまま教室へと歩き出す。
「 おい! 」
私の腕を掴めばグイッと自分の方へ向かせる柚木。
「 ちょっ、離してよ 」
「 やだ。山崎となに話してた?」
ヤダって……子供か!
てかそれより………………
「 あの。近くないですか?」
これはまさに至近距離。
「 答えねえと離さねえから、」
なんつー自己中な。
「 …昨日のクリスマス楽しかったね、って話。」
「 お前…山崎とクリスマス過ごしたのか?」
「 違うよ。いや、違わないんだけど、中学の時の友達等と会うって言ったでしょ?山崎も来たの。」
「 何で山崎が来んだよ!」
「 中学が一緒だからに決まってるでしょ 」
それ以外何があるんだ、阿保。
「 付き合ってんの?」
「は? 付き合ってないよ。てか言ったんだからどいてよ 」
そう言うと柚木は退けてくれた。
面白いです!!
特に主人公と山崎クンの距離感が半端ないくらい萌えまs←(
イヤ、別に柚木クンとの距離感も好きなんですが、なんとなく山崎クンとの距離が気になる原口さん←です。
はい、こんな汚物コメ、失礼しました!
期末テストが近付いた。
「 あ゛ー!!! 」
と叫ぶ。周りの視線は痛いけれどそんなの気にしている場合じゃない。
「 どうしよ…勉強やばいよ…。由〜梨!勉強教えてー♪ 」
にこにこ笑顔で頼んでみる。
「 やーだ☆ 」
「 ぇえー!親友でしょ?」
「 其れと此れとはー…別っ 」
「 うー… 」
「 あ!たっちゃんからだぁ。…もしもーし 」
おのれ由梨め。親友がテストで悩んでる時も彼氏かよ…。
「 俺が教えてあげようか?」
「 え?山崎!?」
「 え、なに。」
「 いや、何でも 」
ままままさか!学年2位の優等生山崎に教えてもらえるなんて!
「 喜んで!ありがとう!」
「 いえいえ。」
其れから毎日放課後教室で山崎との勉強会をした。
教え方がとても上手で。
「 あ!つまりxを2倍すれは良いって事?」
「 お、正解。そゆ事。」
「 山崎教え方超上手い!分かりやすいし!ほんとありがとー」
相手の手を握ればぶんぶんと上下に振って。
「 あはは。俺で良ければ此れからも勉強会やるけど?」
「 いいの!?」
「 うん。暇だし 」
神……神様だ!!
柚木もちょっとは山崎を見習え!
なんか山崎かっこ「 明日からは俺がこいつに教えてやる 」
「 …………は 」
「 柚木お前まだ居たのか?」
「 いちゃ悪いか!」
悪いわ!!
「 別に、」
「 ちょっとどうゆう意味よ 」
「 そのまんまの意味だよ、勉強教えてやるっつってんだよ。そんなのも理解出来ねえのかよ。馬鹿だな 」
「 あんたに言われるのが一番ムカつくんですけど。」
「 とにかく!行くぞ 」
「 ちょっ 」
腕を掴まれ歩き出す。
「 はあ。…何処行くのよ… 」
「 送ってくんだよ 」
「 いや良い。」
「 てめえ、即答で返すんじゃねえよ 」
「 事実を言ったまでだし。」
「 良いから行くぞ。」
「 なっちょっ 」
どさくさに紛れて手を絡めてきた柚木。
こここここここれは!まさか!少女漫画で出てくる恋人繋ぎと云うやつですか!?
「 ちょっと何してんの 」
「 こ、恋人繋ぎだよっ 」
「 いつ恋人になった?!なったつもり無いし 」
「 こ、細かい事気にすんな!」
「 気にするわ!!」
「 …お前そんなに俺と恋人嫌かよ 」
「 え、うん。勿論 」
「 ……あーもう良い 」
何その拗ねてるような感じ。
「 何拗ねてんのよ 」
「………………」
「 ちょっと 」
「 ………… 」
無視かよ!
「 柚木 」
「…… 」
「 柚木くーん。」
「 ………… 」
「 おーい、柚木さ〜ん ? 」
「 ……… 」
イラっ。
「 おい、性格ブス 」
「 黙れ、顔面ブス 」
そこは即答かい!!
「 此処だから。」
「 ……嗚呼。じゃあな 」
「 うん。」
「 …早く行けよ 」
「 はぁ。…手! 」
「 あ!ご、ごめん。」
柚木は手をパッと離す。
そして私に背を向け元の道を帰っていった。
次の日。その次の日。
あれから毎日、柚木との勉強会が始まった。
「 此処違うだろ!馬鹿か 」
「 ………嗚呼これか!」
「 それも違う、どんだけ馬鹿なんだよ 」
「 えー?じゃあ……こう?」
「 馬鹿、違う。此処は代入してやるんだろ、馬鹿 」
もうあったまきた!
「 あー、もう!馬鹿馬鹿煩い!集中出来ないよ!」
「 あ、ごめん 」
「 はあ。」
「 俺さ。好きな奴居んだよね 」
え、何々急に。
「 で?」
思わずどうでも良いような言い方をした。
どうでも良いもん。(←
「 てめえ。……でもさ、そいつ俺の事嫌いなんだよなー 」
え!?私以外にもこいつの事嫌いな人居るんだ!
その子…仲良くなれそう!
「 その子紹介して〜。」
「 やだ 」
「 良いじゃん。協力してやるからさぁ 」
「 ブスの協力とかまじ要らね。てか会ってどうするんだよ 」
イライライライラ (←
「 勿論!仲良くなる!だって柚木嫌いもの同士だもん!」
「 てめぇ、ぶっ殺すぞ 」
「 はいはい、すいません。…で?何で嫌われてるの?」
まあ分かり切ってるけど。
「 分かんねえけど多分俺が原因なんだろうな 」
いや多分じゃないから。絶対だから、
「 だろうね。」
「 否定しろよ、ブス 」
「 事実だし 」
「 黙れ、ブス 」
そうゆうとこだよ……
「 柚木も恋するんだね。」
「 おかしい事じゃねえし。」
「 いや、おかし…」
い。めっちゃ可笑しい。笑える(←
「 まあガンバ☆」
「 ウザい 」
「 知ってる♪ 」
「 うざ。きも。」
「 てかさ。そんなに好きなんだ ?」
「 すげー好き。」
「 へぇ。」
柚木ってこんな顔するんだ。
なんか…、って!何考えてた今!?
「 乙女なんだね。」
「 は!?黙れ!」
「 顔赤いよ。可愛いね〜☆」
「 赤くねえし!!」
「 可愛いー♪」
「 て、てめぇ、おちょくってんのか?!」
やばい、なんか楽しくなってきた…
「 まあ良いや。帰ろ、じゃあね。」
「 待てよ、一緒に帰れよ、」
「 え、やだ。」
「 命令だし!」
「 私はあんたの召使いじゃないんで!」
「 帰れっつってんだろ」
「 やだから。」
全速力で逃げる。逃げまくった。
「 おい、待てブス!!」
「 ぎゃーー、こーなーいーでー 」
追いかけてくる柚木。
なんか……なんか気持ち悪い。(←
「 ふぅ、逃げ切れた… 」
バタンっと勢いよく家に入ればまず一息。
意外と足遅かったなあいつ。
「 ほんと。振り回せれるの懲り懲りなんだけど 」
なんて呟けばベッドに寝転がり眠りについた。
こんばんはー
初のオトシモノバコです。
私も今日から恋愛小説を書き始めました。
良ければ見て下さい!
中中面白い設定やストーリーですね。
私も原口様のコメント同様、山崎サンと主人公の距離感が凄くスキです。
とても見ていて楽しくなります。
頑張ってくださいね!応援してます。
落霜ノ箱様
まじですか! そのトピ何処ですか??
山崎くんとの距離感実は福沢も好きなんですよ←
でもねー、これから呆気なく山崎くんとの関係は終わりますかr ←
福沢さん。
コメント、自トピでも福沢様トピでもコメントの程、ありがとうございましたー!
とても感動して涙が←
ホントウですか! 福沢さんも好きなんですね!
でも呆気なく終わっちゃうんですかorz
ぬぉぉ、悲しい(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
これからもコメントさせていただきます!
ありがとうございます!
トピック検索 |