櫻花 2013-06-08 08:47:15 |
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私の前から、あなたは消えた。
私を、おいて…
なぜ、なの。
心の中で叫ぶ私の声。
あなたは、言ったはず。「俺はお前とずっと居る。心配するな。」って…
私は、谷岡 春歌。
高校二年、美術部に入っている。
まぁ、やることはそんなに無いのだが、近くの公園に行って、絵を書いたり美術館によくいく。
そして、私には彼氏が居た…
カッコ良くて、身長も高かいし、とっても優しい彼氏だった…
そんな、彼氏が私は大好きだった。
そう、大好きな彼氏、山本 隻弥。
「おーい。春歌!」はぁ、また来た…
いつも、明るくてうるさい男。坂浦 連。
はぁ。私、あんたの事苦手なのに、なんで話しかけてくんなかな…
「おい!聞いてんのか?」「何?聞いてるよ。あんたの声なんて聞きたくなくても、聞こえるよ。」
「それは、ヒドいだろ~」
「んで、どーしたの?」
「あー。そうそう、今日の放課後、隻弥が体育館に来てほしいだってよ」
「はっ?私に言ってんの?それ」
「いや、そーじゃなかったら、俺お前に言わないし。」
「まあ、そっか。分かった。ぁりがと」
「おー。絶対に行けよ。3時40分だってよ。」
そう言って、連は行った。
「つーか、来いって言ったから来たのに、居ないし」
もう20分もまってんだけど。
そー思って、私が帰ろうとした時、やっと体育館の入り口からやって来た。
「ごめん。部活の先生に呼ばれて遅くなった」
「大丈夫だけど。んで、何?」………………………………………………
「付き合ってほしい」………?
「はぁ?人をからかうにもいい加減にしてほしいんだけど」
「いや、本気だし。俺お前の事すきだったから」
こいつは、何を言ってるんだろ?ルックスが良いからって、ばかにしすぎ。
「してねぇよ。」
「はっ?何が?」
「だから、ばかにしてねぇよ」
「何で、人の気持ちよむんだよ。まじきもい」
「何でって、お前の考えてる事分かるし。で、つきあってくれんの?」
「じゃぁ、あんたとつきあって何のメリットがあるの?」
「じゃあ、お前はメリットがなかったら、人と付き合わないのかよ?」
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