この世界には「ヒーロー」が実在する───
彼等は超人的な能力を駆使し世界の平和を守っていた。
その一方、一個人が強大な力と民衆からの絶大な支持を得ている「ヒーロー」達が、クーデターを企てる事を危惧した政府は、ある法案を成立させた。
─ 「スーパーヒューマン登録法」 ─
これはヒーロー達、超人類を政府の管理下に置くことで、それまでの自警団的な活動を政府の正規の活動として認めるもの、また、公務員と同じ様に給与や利益を受け取ることが出来る(但し、登録には当局と公に自分の正体を明かさねばならない)というものである。
だが、それは表向きのものであり実際は超人類達を24時間体制で監視するものであった。
これにより、ヒーロー達は二つの派閥に別れることになった。
「強大な力を持つ者の責任と義務として、政府の方針に従う者」───
「一個人としての権利と、所謂「秘密の正体(シークレットアイデンティティ)」が持つ防御力を削ぐものだとして、方針に逆らう者」───
更に政府は「従う者達(LAWside)」にある辞令を公布した。それは、「抗う者達(OUTside)」の拘束と法案の勧誘、従わない場合はテロリストとして処理も辞さないというもの。
かくして二つの派閥は、激しく衝突することになる───
─ whose side are you on? ─
>>1ルール説明